レイオニクスウィーズ   作:暗愚魯鈍

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今回は「ある怪獣」が現れます!そして…主人公の意外な一面が見れます…お楽しみ下さい!


第十二話海底の戦い

神無視点

 

僕達はヴィンセント島へと向かって暫くの間飛行している時

 

バチスタ「複数の飛行物体確認!人工的な熱源を確認した!」

 

ヒュウガ「生存者か!?」

 

オキ「いえZAPの選別コードは出てきていません…恐らく地球のメカではありません」

 

クマノ「こちらに近づいてきています!」

 

僕は画面を見ると十六機の円盤がこちらに向かってきた、その円盤を僕は知っていた

 

クマノ「形状が異なる四機編隊の円盤か…どこかで見たような…?確か古い映像で…」

 

オキ「なんか過去の侵略記録に似たような件が…えっと何星人だっけ?」

 

ヒュウガ「オキが名前を知らないなんてな」

 

オキ「当然です、僕の専行は怪獣学、れっきとした生物学者なんですからこう言うのはクマさんの専売特許なんです」

 

ヒュウガ「取り敢えず…円盤に対話を…」

 

神無「逃げるんです!早く逃げてください!

 

僕は円盤に自分達のことを通信しようとしているボスに大声で叫ぶ

 

レイ「どうしたんだ!?」

 

神無「あれはペダン星人の円盤!来ないだキングゴルドラスが言っていた円盤です!」

 

クマノ「…!思い出した!確かにあれはペダン星人の円盤だ!」

 

するとミサキが騒ぎ出す

 

ミサキ「ペダン星の円盤!?あいつらには会話なんて通用しないわ!?いくつもの星の文明を七つ滅ぼしたヤバい奴らよ!?」

 

神無「取り敢えず逃げて!?」

 

だが円盤は光線を何発も撃ちハルナさんの巧みな操縦で避けつずけるが十六機のうち四機が同時に放った光弾が当たりペンドラゴンは海底に沈んでいき、更に落ちる先には深い谷底があった

 

オキ「落ちる!?」

 

ドッペル「ヤバい!ヤバい!ヤバい!!?」

 

カリスト「ウソダァァァァ!こんな所で!!!?」

 

バチスタ「ウワァァァア!?こんなところでフィニッシュ!?」

 

サデス「おいおい!現実逃避するなよ!諦めるなよ!もとポジティプに行こうぜ!」

 

ハルナ「うるさい!!集中できないわ!」

 

「「「「すみません……」」」」

 

うるさくなった船内をハルナさんが叱責すると静かになる…そんな中でもハルナさんはレバーを下げて止めようとするもペンドラゴンは止まらない、助けに行こうと思った矢先、レイさんとミサキさんが飛び出してハルナさんの手と一緒にレバーを引きペンドラゴンはバウンドして谷底ギリギリで止まる

 

ハルナ「ありがとう、レイ、ミサキ」

 

レイ「・・・・・・・・ああ」

 

ミサキ「困ったときはお互い様よ」

 

すると照明が消えてしまう、電源が落ちたのだろう、僕は手から光を作り出し照明の代わりにする

 

クマノ「便利だなその能力」

 

神無「まあ、火水土風光闇氷雷毒金と言ったエレメントが作り出せますからね…便利と言っちゃあ便利ですね」

 

すると予備電源が作動しクマさんが機関室へ向かう、レイさんとミサキも向かうが僕はいっても出来ることはないので怪獣達とテレパシーで会話することにした

 

神無(しっかし、バルタン星人の科学力でも僕が知らなきゃ意味ないしな…)

 

別にバルタン星人の科学力ならすぐに故障ぐらい直せるだろうが、僕自身がその使い方を知らないし確か原作では修理した後ジェネレーターの出力が上がらずエンジン作動の電力が足らないんだけ?電力なら自分から電気出せばいいだけだし、酸素の方の問題も僕が風から酸素を作り出せばいいだけだ…もちろんエネルギーが底を尽きるまでだが…まあ持って一日中使えると思うから酸素が持つ六時間までに電力流せば助かるだろうね…その時に助ければいいか…

 

キングゴルドラス(流石は皇帝…そこまでお考えになるとは…)

 

神無(まあね…で前から思っていたけど…バトルナイザーの中でどうなの?居心地悪くない?)

 

キングゴルドラス(そうですな…心地良いのは確かでしょう、ギガダークナイザーは傷ついた体を癒しますし、その気になれば他の怪獣達とも会話ができますから退屈はしないでしょう)

 

神無(そうか、それなら安心だ…僕はお前達を縛り付けているのじゃないかと心配してね)

 

キングゴルドラス(優しいお方ですな、皇帝は…安心してくだされ、皆皇帝の事を誰も嫌ってはおりませぬ、むしろ慕っています、前の戦いで仲間になった者共も既に貴方の眷属となった事を喜んでいます上…)

 

神無(それは嬉しいな…ん?…アリゲラの群れか…)

 

ペンドラゴンの周辺を驚異的な速さで動く怪獣達の群れに囲まれていた、宇宙有翼怪獣アリゲラ達であった、おぉ!かっこいい!…だが僕はオキさんの方向へ顔を向ける

 

神無「オキさん、超音波を頼む」

 

オキ「うん、神無はよく知っているね」

 

ペンドラゴンから特殊な超音波をだしてアリゲラ達を誘導しどこかへ飛び出していく、何故なのか?それはアリゲラには実は目がなく肩にあるパルス孔から超音波を出し周囲を認識する蝙蝠のような怪獣なのだ、

 

神無「でもアリゲラは仲間にしたかったな…早いし強いし空でも海でも陸でも戦えるオオタチのようなオールラウンダーだからな…」

 

すると修理が終わったのかクマさん達が戻ってきた

 

ヒュウガ「治ったのか!」

 

クマノ「ええ!」

 

ハルナ「じゃあすぐに発進させる「ドゴン!!」!?何!?」

 

すると何かがペンドラゴンに当たりペンドラゴンが揺れる、見るとそこにはゾアムルチと先程追い返した筈のアリゲラがいた

 

レイ視点

 

神無「やれやれ、相手をするか…」

 

ミサキ「私の怪獣の中で水中戦が得意な怪獣でいないから貴方達に任せるわ」

 

レイ「俺も戦う」

 

オキ「え!ゴモラじゃ無理だよ…そうか!この前仲間にしたエレキングを出すんだね!」

 

ーーーバトルナイザー・モンスロードーーー

 

ーーーキィィイイィィ!!ーーー

 

ーーーグワゥゥゥゥゥ!ーーー

 

神無が召喚したのは魔海獣ダガーラ、神無の話では空中マッハ10、水中速度百五十ノットという凄まじいスピードで行動する海の中では神無の怪獣の中では最速のスピードの持ち主だ

 

オキ「そう言えばさあの怪獣…ダガーラてどんな怪獣なの?」

 

オキが神無にそう尋ねた、すると神無は遠い目でオキを見てオキに話した

 

神無「そうですね…簡単に言えば人間のエゴによって生み出された可哀想な怪獣ですね」

 

ヒュウガ「人間のエゴ?」

 

神無「…ええ、彼は元々は小さな魚でした…ですが古代ニライカナイ文明が自分達が海を汚してしまった為、汚染除去のために生み出された人口生命体……ですが暴走してしまいニライカナイを滅ぼしたのです…まあそれも元はと言えば自分達が汚した海をダガーラに浄化してもらおうと考えた人間どもが悪いのですが…ですが琉球ではダガーラが倒すべき存在…つまり人間の身勝手で生み出された挙句に要らない子扱い……ははは…巫山戯るなよ人間!!!」

 

「「「「「「「!!!?」」」」」」

 

すると突然神無が叫ぶ、今までの神無からは想像できないような…怒りを込めてその中性的な顔を歪ませて叫ぶ

 

神無「勝手に作り出した挙句要らなくなったら殺すだと…巫山戯るなよ!ダガーラのことを考えろよ!糞共が!…すみません取り乱しました…」

 

オキ「え…あ!うん、別にいいよ!ダガーラの事がよく分かったから!」

 

すると神無は一瞬間を空けてダガーラの方へ顔を向ける…先程の表情とは違い優しい表情をダガーラへと向ける

 

神無「…だけどなダガーラ、僕はお前を…いやお前達を決して見捨てたりはしないからな…お前達は僕の大事な仲間であり家族でもあるのだから…だから安心して戦ってくれ」

 

ーーーグワゥゥゥゥゥ!ーーー

 

するとダガーラは嬉しそうに鳴き声をあげる…さっきは怯えてしまったが…やっぱり神無は優しい奴だな…だけど時々見る神無の暗い顔…特に人間の醜いところを喋るときはいつも暗い顔になる…あいつは人間を憎んでいるのか?…だけどあいつはボス達には普通に接している…俺の気のせいなのか?

 

レイ「…今はそれよりあいつらを倒さないとな…行けエレキング!」

 

何にせよ俺達レイオニクスは怪獣に自分達の代わりに戦ってもらっているんだ…大切にするのは当たり前だ…前の俺はゴモラ達を唯の道具か何かと思っていた…だが神無を見て気づいたんだ…怪獣達も生きている事に、今の俺はゴモラ達を道具では無く仲間と思っている、自分の代わりに戦ってくれる大事な仲間として……怪獣達を信頼している…

 

第三者視点

 

エレキングはゾアムルチへダガーラはアリゲラに向かっていく

 

ーーーキィィイイィィ!ーーー

 

エレキングはゾアムルチに三日月状の放電攻撃を放つ、それはゾアムルチに当たりゾアムルチは光線を吐く

 

レイ「避けろ!エレキング!」

 

ーーーキィィイイィィ!ーーー

 

エレキングはそれを華麗に避ける、更にエレキングはゾアムルチに尻尾を巻きつけ電流を流すエレクトリックテールを放ちゾアムルチはそのまま倒れ伏す

 

レイ「よし!良くやってくれたなエレキング

!」

 

ーーーキィィイイィィ!ーーー

 

レイはそう言ってエレキングを労らう

 

ーーーグワゥゥゥゥゥ!ーーー

 

一方アリゲラはパルス孔から電磁ビームを放ちダガーラへ向けるがダガーラはそれを高速で避ける、ダガーラは両肩から放つ超重龍爆炎をアリゲラへと放ちアリゲラは高速でそれを避け、アリゲラは尻尾から追尾能力がある電磁ビーム弾でダガーラを攻撃しダガーラはそれを避けるが追尾能力で追ってくるため口からベーレム毒素を光線化した噴灼毒撃破を放ち電磁ビーム弾を打ち消す

 

ーーーグワゥゥゥゥゥ!ーーー

 

更にダガーラはアリゲラに背を向け背中から縦列毒撃砲弾を放つアリゲラはすぐさまそれを避けアリゲラはダガーラに向けてスパイクのついた翼でダガーラを切り裂こうとするがアリゲラがダガーラに近づいた瞬間…

 

ーーーグワゥゥゥゥゥ!!ーーー

 

ダガーラは口から噴灼毒撃破を放ちアリゲラはそのまま光線を当たって倒れる

 

ーーーグワゥゥゥゥゥ!ーーー

 

ダガーラは咆哮を上げゾアムルチとアリゲラはそのまま回収される

 

神無「アリゲラとゾアムルチ…うんうん、水中戦の怪獣達も増えてきましたね…まあ水中戦で一番強いのは…ガタノゾーアですがね」

 

レイ「よし後はジェネレーターの出力を上げればいいだけだな…「フシュオオオオオオォォォォォ!!」何だ!?」

 

すると遠くから巨大な叫びが聞こえ画面を見ると体高180m以上はある怪物が現れる

 

ヒュウガ「なんて大きさだ!?」

 

神無「あいつは…大魔獣帝スラターン!?カテゴリー5「kaiju」最強の存在です!」

 

レイ「そんなにやばいのか…!」

 

神無「エレキングとダガーラでは不安ですね

……ならばこちらも数を増やしましょう」

 

ーーーバトルナイザー・モンスロードーーー

 

ーーーグルルル!ーーー

 

ーーーグゲェ!ーーー

 

ーーーバオオオオォォォォォォォ!ーーー

 

神無はガグゾム強化体とコダラーを召喚し、神無の中で一番海中戦で強いガタノゾーアを出す…そして神無はダークリングを出しレヴィベジスに変身する

 

レヴィベジス「さて…あいつは水爆にも耐えイェーガーの自爆を二発同時に食らっても戦闘を続けられるほどの防御力、そしてあの怪力、そして尻尾の三叉、電撃…うわ手強すぎ…流石カテゴリー5…」

 

神無視点

 

そう言いながらも僕はライトニング・レゾリュームを放ちスラターンの尻尾を破壊する

 

ーーーフシュオオオオオオォォォォォ!?ーーー

 

スラターンは自分の体が破壊された事に驚いていた…まああんだけの防御力があったら殆どダメージ食らわないから…一撃で尻尾を破壊されたのは驚くか…

 

ーーーフシュオオオオオオォォォォォ!ーーー

 

スラターンはお返しにとばかりに腕をふるって攻撃するが僕達はそれをひたすら避ける

 

レヴィベジス「まあ、尻尾が無くなっただけありがたいな…尻尾に電撃纏われて攻撃されたら非常にめんどくさい」

 

そう言ってる間にもコダラーは右腕の一撃を何と受け止めた!

 

ーーーフシュオオオオオオォォォォォ!?ーーー

 

それにはスラターンも驚きで残りの左腕もガタノゾーアに攻撃した際ガタノゾーアの体に受け止められ触手を巻きつけられて動けなくなっていたのでスラターンは両腕での攻撃が出来なくなりスラターンはコダラーを離そうと振り回そうとするがコダラーは一歩も引かず走行しているうちにエレキングとガグゾム

ダガーラがエレキングは三日月状の放電光線

、ガグゾムは両腕と頭部から発射する破壊光弾、ダガーラは両肩から放つ超重龍爆炎と口から噴灼毒撃波を放ちスラターンを攻撃する流石のスラターンもダメージを受けるが決定打とは行かずこのまま攻撃しようとした次の瞬間「ある物」が体についているのがわかった…それはベーレムだった、ベーレムはスラターンの皮膚につき毒を体内に流していく

 

ーーーフシュオオオオオオォォォォォ!!?

ーーー

 

スラターンも皮膚を溶かされては堪らないとベーレムを破壊しようとするがコダラーが手と目から電撃球を放ちスラターンを怯ませガタノゾーアが貫通レーザーを放ちスラターンに穴を開ける

 

レヴィベジス「トドメだ!ハアァァァァ!」

 

僕は体から凄まじいエネルギーを放つ

 

レヴィベジス「…皆、早く離れて…巻き添えを食らうよ…」

 

すると全員スラターンから放れガタノゾーア達も拘束を外して避ける、そして僕はスラターンへ突進する

 

レヴィベジス「ジャッカル…」

 

スラターンへと抱きつきスラターンを押す進める

 

レヴィベジス「ダイナマイトォォォォォォォォォォ!!!!!」

 

ジャッカルダイナマイト…ジャッカル破壊光線は凄まじい威力だが本家は範囲が地球を消滅してしまうほどの威力で劣化レプリカとはいえ使えば日本が消滅してしまうためそのエネルギーを一点に集中し敵のみを攻撃するそれがウルトラダークキラーのダークキラーダイナマイトの組み合わせた…それがジャッカルダイナマイトだ!

 

ーーーフシュオオオオオオォォォォォ!??ーーー

 

大爆発、そして大音声…煙が無くなった後に立っていたのは…無くなった体を再構築しているレヴィベジスだけだった…スラターンは倒れ伏して動かなかった

 

レヴィベジス「ふう…これを使うとだいぶエネルギーを使うから嫌なんだよな」

 

そう言いながらもスラターンとガタノゾーア達を回収し人間体に戻る

 

神無「あ、もう動けます?」

 

クマノ「だけど電力が…」

 

神無「ならばレイさん、エレキングを回収して再び小さいサイズで出して下さい」

 

レイ「小さいサイズ…?わかった…」

 

するとレイさんはエレキングを回収し再び召喚するとリムエレキングがオキの前に現れる

 

オキ・ミサキ・サデス「うわぁ、可愛い!」

 

クマノ「そうか小さくすれば必要最低限まで抑えられる、よし!電力受け入れ準備オッケーだ!」

 

レイ「エレキング…頼むぞ」

 

エレキング「ピィィィ!」

 

ジェネレーターの出力は上がり飛べる準備が出来る…だが瓦礫が今にも壊れそうになっていた…

 

神無「早く発進して下さい!」

 

ハルナ「ええ!」

 

するとペンドラゴンは海溝に落ちてしまう…がペンドラゴンは上昇し海から脱出した!

 

サデス「よっしゃ!助かったぜぇ!」

 

ドッペル「死ぬかと思った…」

 

ヒュウガ「よし!ヴィンセント島へ向かう!」

 

全員「了解!」

 

こうして僕達は再び目的地であるヴィンセント島へ向かう!…そこで巻き起こる争い、そして強敵達との戦いをまだ僕達はまだ知らなかった…

 

 




本当にバトルナイザーの中てどんな空間なんでしょう?…そして今回主人公の暗い一面が見れましたね、次回もお楽しみに!

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