レイオニクスウィーズ   作:暗愚魯鈍

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さあ、vsトレギア戦でごさいます。今回はトレギアさん無双…からのタイガ達に新たな力が!

で、早速ですが新作を書き始めました。

タイトルは『祟神 旺里(すがみ おうり)は魔王である』です!

結城友奈は勇者であるシリーズとカンピオーネのクロスオーバーです。時々「とある」や「Fate」「鬼滅」「屍姫」の要素があるよ(全体的には鬼滅と屍姫要素が濃い)。ゆゆゆの世界にやって来た主人公の魔王がゆゆゆの世界に現れたまつろわぬ神と殺し合いする物語。殺した神様は崇徳院、能力は祟神魔縁(屍姫の大ボス)を参考。中々ダークな主人公でイメージは勇者の対、真逆。簡単に言えば勇者と魔王が協力して悪い神様を退治するお話。二時間程前に投稿しているのでもし宜しければ読んでください!

では本編どうぞ!


百十話 ウルトラマンと怪獣と精霊と人間

トレギア(神無)タイガ(士道達)が睨み合いながらお互いの動きを警戒する

 

「…くそ、神無さんと戦うことになるなんて…」

 

『迷ってる場合じゃないぜ士道、相手が知り合いでも…トレギアと一体化してるんだ。見逃せない!悪いけど俺はトレギアと戦わなきゃいけないんだ』

 

「……分かってるさ、分かってるけど…けど!」

 

『……複雑なんだな。味方だと思ってた奴と戦うなんて…』

 

士道は神無と戦うことになるなんて…と呟きタイガはその事を複雑に思い、士道に悪いと思いながらもトレギアを倒す決意をする

 

『いいのかい君は?タイガと一体化している子達は君の知り合いなのだろう?』

 

「ん〜、まあ殺す気は無いですし…士道君と折紙ちゃんは怪獣好きですから殺す気は無いですし、十香ちゃんは人間じゃ無いから殺す理由もない…ただそれだけなので、別に戦ってもなんとも思いませんよ?」

 

『……いい感じに狂ってるねぇ、それでこそだよ神無』

 

トレギアは流石は自分が選んだ闇の力とマイナスエネルギーに溢れる怪獣の如き存在だと笑う

 

『さあ始めようかタイガ、そしてフーマにタイタス…あの時の様に遊んであげよう』

 

『舐めるなよトレギア!俺達はお前に負けない!』

 

タイガがそう言ってトレギアに突撃しようとしたその矢先、オーブがタイガの肩を掴んで止める

 

『まてタイガ、お前はさっきの戦いでエネルギーを消耗し過ぎた筈だ』

 

『止めないでくださいオーブさん!俺はあいつに…『最後まで話を聞け』!』

 

オーブにそう強く言われ、言葉を止めるタイガ。それを見てオーブはジードの方を向く。ジードは肯定する様に首を縦に振り、オーブも頷き返す。そしてタイガの方へと向き直し彼にこう言った

 

『『俺/僕達のエネルギーを持っていけ(・・・・・・・・・・・・・・・・)。お前/君に全て託す』』

 

『え?』

 

オーブとジードはそう言うと自分達のカラータイマーから光の粒子を流しタイガに力を注ぐ、呆気にとられるタイガを置いてオーブおジードは光となって消えていきガイとリクの姿になる

 

「頼んだぞタイガ!」

 

「後は君に全て任せる…神無君を…トレギアは任したよ!」

 

『オーブさん…ジードさん……ありがとうございます!』

 

タイガが先輩ウルトラマン達にありがとうと頷く、そしてトレギアと向かい合う。ガイはそんなタイガを見て笑い…自分の後ろに誰かが立っている事に気付き背後を見ると後ろに美九が立っていた

 

「……男だったんですねレナさん」

 

「ああ……あ!攻撃するなよ」

 

「もうしませんよ、貴方の歌を聴いたら…もう男とか女とか…どうでもよくなっちゃいましたから」

 

美九はもう二度と男だからという理由で攻撃しないと告げる、それを聞いて安堵するガイ。そんなガイに美九はニコニコと近づく

 

「え?美九?」

 

「いやぁ、あの時は酷い事言いましたが…よく見るといい顔してますねぇ…レナさんから男のアイドル歌手になれるんじゃないですか?」

 

「そうか?後俺の名前はガイだ、レナは偽名だよ」

 

「ガイさん…ええ、覚えました。覚えちゃいましたよ〜ふふふ」

 

「?」

 

ガイがさりげなく自分の名前を言うと美九はニッコリと笑う、それを見て首を傾げるガイにジャグラーは鈍い奴だと笑う

 

「リク、怪我はありませんか?」

 

「うんレム…じゃなくて鞠亜。大丈夫さ…僕よりもあったの戦いに集中しなきゃ」

 

「ですね…」

 

リクと鞠亜はトレギアとタイガを見る、二人はにらみ合ったまま動こうとしない

 

「………神無」

 

鏡花がそう言った直後、タイガがスワローバレットを放ちトレギアはそれをイスキュロス・イーバで防ぐ

 

「中々やるねぇ…じゃあこっちも本気でやりますか…」

 

『その通りだよ神無、相手が本気なのに私達も本気でいかないのはフェアじゃない。だろう?』

 

「それもそうだ…じゃあ…いくぞ」

 

そう言ってトレギアは目から撃ち出す破壊光線 オプトダクリスを、両手先から放つ破壊光線 トレラアルディガを、全身のエネルギーを両腕に集めて打ち出す技 トレラアルティカイザーをタイガに放ちタイガはジャンプする事でそれらの攻撃を回避。そのまま上空からのタイガキックを放つがトレギアはそれを片手で足を掴む

 

『なぁ!?』

 

「甘い、チョコレートよりも甘い!」

 

トレギアはそのままタイガを大地へと叩きつける、ひび割れ亀裂が入るコンクリートに飛び散る破片。タイガは呻き声を上げて地面に倒れ込む、トレギアは余裕の笑みを浮かべる

 

『おや?どうしたんだ?私を倒すんじゃなかったのか?』

 

『こ、いつ……!その余裕面出来なくしてやる!』

 

『お〜怖い怖い。最近の若い子てのは短気なんだねぇ』

 

余裕綽々とばかりに挑発するトレギアに挑発に乗ってしまうタイガ。これは変身者である士道もため息を吐いた

 

「安っぽい挑発に乗るなよ…」

 

『それが彼の悪い癖なのだ』

 

『血の気が多いんだよなタイガは』

 

タイタスとフーマもそれに賛同し溜息を吐く、そんな仲間達を無視してタイガはスワローバレットを発射片手でそれを薙ぎ払うトレギア。トレギアは手をクネクネさせながら挑発し右手を空に伸ばすとギガダークナイザーを召喚する

 

「ギガダークナイザー、トレギアの姿でもこれを使える様で何よりだ」

 

『ギガダークナイザー…ギガバトルナイザーを改良した武器か…いい闇の武器だ』

 

トレギアはギガダークナイザーを一振りする、それだけで性能が分かったのかニヤリと笑う。それを見てタイガはギガダークナイザーの事を知っている為ヤバイと理解する

 

『あの武器はまずいな……』

 

『ならば私が行こう、十香君』

 

「分かったのだ!行くぞのだ…バディゴー!」

 

変身を遂げると自慢のパワーで殴りかかるタイタス、トレギアは笑いながらギガダークナイザーでそれをガード。ギガダークナイザーを放電させてタイタスは呻き声を上げながら背後へと下がる

 

『ぬぅ…やはり一筋縄ではいかないな…』

 

トレギアに向かって拳を振り上げるタイタス、何度もその山をも砕く拳をトレギアに放つタイタスにそれを紙一重で躱すトレギア

 

『くっ……流石にこの力の賢者の拳は喰らうと結構痛いな…』

 

「だからこそ楽しんですよ、ウルトラマンはこれくらいの強さはないとウルトラマンじゃない。でも…僕には届かない」

 

トレギアはギガダークナイザーを振り回しダークデスサイズを周囲一帯に放つ。ダークデスサイズに吹き飛ばされビルに激突するタイタス

 

『ぐぅ!?』

 

筋肉のお陰でダメージを軽減できたがそれでも痛みと衝撃は打ち消せず痛みに呻くタイタス。トレギアは一切の容赦をせずダークウィップを出してタイタスの身体を縛り付け電流を流しながら空中へと持ち上げ勢いよく地面へとぶつける

 

『くっ!星の一閃、アストロビーム!』

 

『ふん』

 

額のアストロスポットから放つ黄色い光線 アストロビームをトレギアは片手で防ぐ。タイタスはトレギアへと突進し右腕に赤い電撃、左腕に青い電撃を宿し、両手を組んで黄色い電撃を発生させ3色の電撃を纏ったダブル・スレッジ・ハンマーをトレギアの脳天に決める

 

「『タイタスプラネットハンマー!』」

 

『がぁぁ!?』

 

流石のトレギアもその一撃は効いたのか脚をふらつかせながら後退する、その隙を逃さずタイタスは拳をトレギアへと何度も何度も放つ

 

『くっ……調子に…乗るなぁぁぁ!!』

 

ダークジェノサンダーをギガダークナイザーから放ち、タイタスを黒き電撃で焼き尽くす

 

『がぁぁぁぁぁ!!!?』

 

『旦那!?くそ、十香!折紙と変われ!』

 

「分かったのだ!折紙!」

 

「分かった、バディ……ゴー!」

 

タイタスの姿からフーマへと変身し、フーマは光波手裏剣を放ちトレギアはそれを片手で粉砕。ならばと四方八方から手裏剣を放つフーマ

 

『セイヤッ!』

 

『無駄な事を…この程度の攻撃が私に効く筈もないのに…愚かだなぁ』

 

ギガダークナイザーで手裏剣を破壊していくトレギア、だかフーマは手を休める事なく手裏剣を放ちトレギアはそれを鬱陶しそうに破壊し続ける

 

『喰らえ!極星光波手裏剣!』

 

光の手裏剣をトレギアへと投擲、それをオプトダクリスで迎撃しようとするが、当たる瞬間で分裂しトレギアの身体を斬り裂いた

 

『っ…!?』

 

「まだ…終わらない!」

 

フーマは空中へと飛び立ち、超スピードで敵にハイキックを食らわす疾風光波脚をトレギアの腹に叩き込みトレギアを吹き飛ばす

 

『いってぇなぁ……』

 

トレギアは思わずそう呟く、何度も光波手裏剣をトレギアに放ち鬱陶しそうにトレギアは両手で破壊、スラッシュソードでトレギアへと斬りかかるフーマ

 

「だから……調子に、乗るな!」

 

『ぐぅ!?』

 

神無が叫ぶとギガダークナイザーをフーマの腹部に叩きつけ、呻き声を上げるフーマ。更に電撃を流しフーマは更にもがく…そんなフーマの腹に蹴りを叩き込むトレギア

 

『がああぁぁ…!?』

 

ゴロゴロと地面を転がるフーマ、だがすぐに立ち上がりトレギアを睨みつけ、それを見てトレギアは嘲笑う

 

『強がるなぁ……私に殺された時はピーピー泣いてたくせに』

 

『泣いてねえよ!この野郎舐めやがって!』

 

『フーマ!それは挑発だ!乗ってはいけない!』

 

『上等だよ!もう一度喰らわしてやるぜ!喰らえ、極星光波手裏剣!』

 

挑発に乗ったフーマは必殺技である極星光波手裏剣を放つ、だがトレギアはそれを難なくかわしダークジェノサンダーを放ちフーマを吹き飛ばした

 

『うわぁぁぁぁ!!?』

 

「ぐぅ!?」

 

フーマと折紙が同時に悲痛の声を上げる。フーマはスピードが高い分防御力が低い。ヨロヨロとフーマは立ち上がるがトレギアは追撃とばかりにトレラアルティカイザーを放ちフーマを大きく吹き飛ばした

 

『が、ぐ……』

 

『フーマ!?くそ!俺に変われ折紙!』

 

「了、解……!」

 

フーマでは部が悪いと踏んだのかタイガが自分に変わるように叫ぶ。折紙はそれに頷き市道にウルトラマンの身体の動きを任せる

 

「バディゴー!」

 

タイガへと姿を変えタイガはスワローバレットを発射、それをギガダークナイザーで防御するトレギア

 

『さあ、神無。君の新たな力を見せてあげよう』

 

「ええ、そうですね」

 

神無はインナースペースにて両手を上へと掲げる。そして十指に指輪が顕現する

 

『怪獣リング…私が平行世界から集めた怪獣達の力を凝縮したものだ…さあ使うといい』

 

「ああ…ヘルベロス…力借りるよ」

 

ヘルベロスリング、セグメゲルリング、ゴロサンダーリング、ナイトファングリング、ギガデロスリング、マジャッパリング、ルーゴサイトリング、ギーストロンリング、スネークダークネスレット、ウーラーリング…トレギアが使役する怪獣達の力が凝縮した指輪を十指にはめ、神無はそのうちの一つ、ヘルベロスリングの力を解放する

 

【ヘルベロスリング!エンゲージ!】

 

ーーーカァクゥウウゥゥゥゥ!!!ーーー

 

最凶獣 ヘルベロスの力を解放し、トレギアは両腕から赤黒い光刃 ヘルスラッシュを二つ放ち、タイガの身体を回転する二刃が切り裂いた

 

「『グアァァァ!?』」

 

大地を振動させながら地面に倒れるタイガ、だがトレギアと神無は攻撃を止めない

 

『セグメゲル…力借りるよ』

 

【セグメゲルリング!エンゲージ!】

 

ーーーキョロロロロロ!!!ーーー

 

毒炎怪獣 セグメゲルの力を解放し、両手を重ね合わせ痺れ毒が混ざった強力な火炎 セゲルフレイムを放ちタイガを吹き飛ばす。更に麻痺毒でタイガの体の自由を奪う

 

『ガァ……くそ、痺れ、毒…か……!』

 

『ふふふ、どうだタロウの息子。これが私と彼の力…君達の言葉を借りるなら…絆、というものだよ』

 

嘲笑うトレギア、だが神無は一切の容赦はしない

 

【ゴロサンダーリング!エンゲージ!】

 

ーーーガボォォォォ!!ーーー

 

雷撃獣神 ゴロサンダーの力を解放し、両腕から雷撃 サンダースパークを放ち身動きの取れないタイガを更に吹き飛ばす。もはや呻き声すら出せず仰向けになり倒れるタイガ。そんな彼に追い打ちをかける様にトレギアは容赦なくタイガのカラータイマーを踏みつける

 

『グアァ!?』

 

『無様だなぁタロウの息子…見ているかNo.6!お前の息子の無様な姿を!』

 

『お、れ……は…タイガ、タイガだ!ウルトラマンタイガだ!』

 

ぐりぐりとカラータイマーを踏みにじり、空を見上げ叫ぶトレギア。彼にとってタイガはなんの興味もない。ただ、自分の元 親友の子を痛めつけたいだけだ

 

「タイガ君…負けちゃダメだ!君はここで負けるわけにはいかないんだ!」

 

リクの叫びがタイガに届く、タイガの腕がゆっくりと動き始める

 

「…そうですわ!士道さん!折紙さん!十香さん!貴方方三人の絆の力で…!」

 

リクの一言を聞き、狂三がタイガに向かって叫ぶ…そして絆という言葉を言おうとしたその瞬間、トレギアが狂三に顔を向ける。そのトレギアの顔から滲み出る深い憎悪の顔に狂三は蛇に睨まれた蛙の様に動きがとれなくなってしまう

 

『絆だと…?下らない。そんなもの圧倒的な力の前には無力だ…そう、あの頃の私の様に…所詮絆などゴミ以下の塵なんだよ』

 

「まあ、僕と怪獣達の絆は別だけどね。怪獣達と僕の絆は本物だ。血の繋がりだとか、家族だとか関係ない…僕と怪獣達の絆は断ち切れないのだから」

 

『………そうだな、そういう事にしておこう』

 

トレギアは神無の言葉に何か言おうとしたが、やめておいた。せっかくのビジネスパートナーだ。本人の癇癪を買ってここで失いのは不味いと考えご機嫌をとるため同調しておいた

 

『さあ、トドメといこうか…神無、ルーゴサイトリングを使うんだ』

 

「分かりました。ルーゴサイト…力借りるよ」

 

【ルーゴサイトリング!エンゲージ!】

 

ーーーヴゥゥゥォォォォォォッ……!!ーーー

 

コスモイーター ルーゴサイトの力を解放し、トレギアが両手を近づけると紫のガス状のエネルギーが両手に収集していく。そして巨大な球体状のエネルギー弾となりタイガを消し去ろうとした、その瞬間

 

『ブルーレーザー!』

 

「『な!?』」

 

ウルトラホーンから青い熱線を放ち、トレギアの身体をほんの僅かに後退させる。その隙に右手の手先を突き出してハンドビームという赤色の光弾を連続して放つ

 

『くっ……無駄な足掻きを!』

 

『はぁはぁ……このままじゃヤバイな、士道!必殺技を使うぞ!』

 

「おう!」

 

タイガは腕をX字に組み、タイガスパークが激しく光り、全身を輝かせる

 

「『ネオ・ストリウムブラスター!!』」

 

ストリウムブラスターの何倍もの威力を誇る光線 ネオ・ストリウムブラスター。タイガスパークの力がなければ放てないそれは普通の怪獣だけでなく、ゼットンのバリアやキングジョーの装甲を貫通する程の威力を誇る

 

『ほう……?』

 

トレギアは防御する事なく、ネオ・ストリウムブラスターに命中。大爆発、大炎上が起こり爆煙がトレギアの周囲を包み込む

 

「……やったか?」

 

そう呟いた、まさにその瞬間。トレギアが腕を大きく振るい煙を吹き飛ばし、片方の掌から放つ青黒い稲妻の破壊光線 トレラケイルボスを放ちタイガを派手に吹き飛ばす

 

『ガァアアアア!!?』

 

建物を押し潰しながら倒れこむタイガ、カラータイマーが音を鳴らして点滅し始める。それでもタイガは反撃にとなけなしのエネルギーでストリウムブラスターを放つが、トレギアはギアギタージという身体を高速回転させ突撃する技を行い、黒い竜巻を纏いながらタイガへと突進しタイガはトラックに跳ねられたかの様に宙を舞い地面に大激突する

 

『『タイガ!?』』

 

「シドー!?」

 

「士道!?」

 

フーマとタイタスがインナースペースから相棒の名を叫ぶ、折紙と十香もタイガと一体化している士道の身を心配し叫ぶ

 

『が……ぐっ…だ、大丈夫だ…まだ、戦える。そうだろ…士道?』

 

「当然だ、これくらいじゃ…終わらない」

 

タイガと士道の戦意は消えない、それを見てトレギアが鬱陶しそうな顔をする

 

『絆の力…とでも?…何かあれば絆、絆…五月蝿えなぁ。二言目には絆…本当気持ち悪い…』

 

トレギアは絆という単語に強い嫌悪感を滲ませる。余程絆という言葉が嫌いなのだろう。もう茶番は終わりだと言いたげに両腕にエネルギーを集める

 

『まだだ、まだ俺…俺達(・・)は倒れない!俺達 トライスクワットの絆と!士道達の守りたい気持ちがある限り…俺は、俺達は!倒れるわけにはいかないんだぁぁぁぁ!!!』

 

タイガのそんな叫びなど聞きたくもないと言わんばかりに、トレギアは両腕を広げてエネルギーを集め、両手を捻りながら前に突き出して稲妻状の破壊光線 トレラアルティガイザーを放つ。その光線によりタイガは穿たれ死ぬ…筈だった

 

 

 

 

 

タイガのその叫びに同調する者が…いや、怪獣達(・・・)がいた

 

ーーーバオオオオォォォォォォォォォォォ!ーーー

 

ーーーギィィィ!グガァァァァァ!ーーー

 

ーーーキュオオオオォォォォォォン!ーーー

 

ーーーゴォオオオオオォォォォン!!ーーー

 

ーーーピュアァァァ!ビュアアァァァァァ!ーーー

 

ーーーギィガアアオォォォン!ーーー

 

ーーーキシュィィィ!ーーー

 

ーーーグギィギキキキィィィィ!!ーーー

 

ーーーキシュィィィイイィィ!ーーー

 

ーーーピギャオオオォォォォォォン!ーーー

 

ーーーグルルルルン!グワッ!ーーー

 

ーーーゴアアアアアアァァァァ!ーーー

 

ガタノゾーア、Uキラーザウルス、ミズノエリュウ、ギルバリス、鎧モスラ、スペースゴジラ、デストロイア、グランドギドラ、マザーレギオン、ワイバーン、ネオバルゴン、ガメラ…ギガダークナイザーに収められし12体の怪獣達がタイガの叫びに共鳴したのだ

 

『我らの主人は皇 神無…我らはあの王の優しさに惚れ込んで忠義を誓った身…されど、今の主人は昔の主人にあらず』

 

告げたのはグランドギドラ、彼等は神無の怪獣に対する優しさに惚れ込み彼に仕えた。だが今の神無は憎悪と復讐に囚われ何も見えていない…更に悪魔(トレギア)との取引で更に闇に、底知れぬ闇と絶望に身を堕とそうとしている…そんなの許せるか、それは許さない。何が何でも止めてやる

 

『そう。我らは主人の家族であるが故に』

 

その言葉に11の怪獣が賛同の咆哮を上げる、いや、彼等だけでない。他の怪獣達…スーパーグランドキングを除く怪獣達が賛同の咆哮を轟かす

 

『故に!我らは主人の為に、主人の敵 ウルトラマン タイガに力を貸そう!』

 

ーーーバオオオオォォォォォォォォォォォ!ーーー

 

ーーーギィィィ!グガァァァァァ!ーーー

 

ーーーキュオオオオォォォォォォン!ーーー

 

ーーーゴォオオオオオォォォォン!!ーーー

 

ーーーピュアァァァ!ビュアアァァァァァ!ーーー

 

ーーーギィガアアオォォォン!ーーー

 

ーーーキシュィィィ!ーーー

 

ーーーキシュィィィイイィィ!ーーー

 

ーーーピギャオオオォォォォォォン!ーーー

 

ーーーグルルルルン!グワッ!ーーー

 

ーーーゴアアアアアアァァァァ!ーーー

 

そう宣言すると同時に、グランドギドラ達の身体が光り輝く。それは正義の光、かつてティガに光となった人間達が入り込んだ時の様に…彼等は光となりて本来は宿敵たるウルトラマンに力を貸すのだ

 

 

「……この光は?」

 

アレクの懐に入れていた何かが光った。それを取り出す…それはかつて死したはずの戦士の遺品…メビウスブレス。それが光を放っているのだ…メビウスブレスは熱を帯びているかの様に温かく、まるで何かをアイクに伝えたがっている様に感じた

 

「……そうか、貴方も彼の力になりたいのか」

 

アレクはそう言って笑うとメビウスブレスを頭上へと掲げ…メビウスブレスは光となってタイガの元へと向かった。そんな光景を見てアイクはただ、ただ昔を重ねて笑った

 

「……お願いします、ミライさん」

 

 

令音は倒れ伏すタイガを見つめていた。彼女の手には白く光る宝玉…霊結晶だ

 

「……受けってくれ鳶一 折紙。これが私なりの誠意だ」

 

霊結晶は白く光ってタイガへと飛んでいく。そして人知れず彼女は精霊達の力をタイガへと集める

 

「……負けるな、ウルトラマン」

 

そう呟いて踵を返す令音、そんな彼女の姿が一瞬だけ、ほんの一瞬だけだが…少女の姿になり…そのまま消えていった

 

 

『!こ、この力は…!?』

 

タイガは気づいた、自分に今膨大なエネルギーが、力が集まっている事に

 

『こ、これは一体どういう事だ?あの光は怪獣の力なのか…?それにあの白い光は十香君と同じ力の波動を感じる』

 

『おいおい、どういう事だこれは!?あの黄金の光は…メビウスの旦那の光か!?どうなってんだ一体!?』

 

タイタスもフーマも困惑した様に集まっているエネルギーを見て慌てふためいている。そしてその三種類のエネルギーは士道、折紙、十香の順に集まる

 

「「「こ、これは……」」」

 

士道の元に集まったのは怪獣達の力が込められた腕輪(レット) モンスレット。ガタノゾーアレットやガメラレット、鎧モスラレットなどの怪獣達の力を解放できる腕輪

 

折紙の右腕に現れたのはウルトラブレス。かつてこの地球で命を落とした戦士 メビウスの力とメビウスと融合し、共闘した戦士達…ウルトラ兄弟やティガ、ダイナ、ガイアの力を解放するアイテム

 

十香の前に出現したのは黄金の装飾と紅、蒼、紫の宝玉が嵌め込まれた美しき弓 フェアリーズボウ。全精霊の…士道が封印した精霊限定だがその能力が使える精霊の力が宿った弓

 

「……あれは」

 

折紙の手元に白い霊結晶がゆっくりと落ちてくる。折紙は直感で理解した。これは自身を精霊へと変化させる物などだと、これを胸の中に入れて仕舞えば自身は人間として死に、精霊として生まれ変わる…つまり鳶一 折紙という人間は死んで精霊 鳶一 折紙として生まれ変わるのだ

 

「…………」

 

それを知った上で折紙は霊結晶を自分の胸の中に入れた。精霊になってしまうだからなんだ?自分には士道が十香が、仲間達がいる。仲間を守れる力が手に入るならそれで充分だ

 

「……これが、精霊の……力」

 

自分の身体が変わっていくのを肌で…いや、生身で感じる。分かる、自分が宿した天使がなんなのか、どんな力なのか、これで誰を守れるのか…だが、このままではダメだ。故に彼女は士道の元へ近づく

 

「……士道」

 

「?折紙……!?」

 

士道が何か言う前に、折紙の唇と彼の唇が重なった

 

「!?」

 

『あ、タイガの奴向こう向いてやがる』

 

『…………』

 

『いや、旦那もかよ!』

 

約2名のウルトラマンがその光景を見ないようにあらぬ方向を向いていた。フーマはなんで戦闘中に口付けしてんだとツッコムよりも先に二人にツッコミを入れた

 

「……ん」

 

「〜〜〜〜!!!?」

 

「お〜〜、そんなキスのやり方もあるのか」

 

折紙がキスした理由は自身の霊力と精霊の力を封印するためだ。元々士道との好感度が高いので即封印可能だが…どうせなら舌も入れておくかと折紙は考えた

 

『……あの、そろそろいいですかね折紙さん』

 

「………ん、これで充分」

 

「は、はぁはぁ…キスは何度もしたけど、舌も入れるのは初めてだ…流石折紙だな」

 

「………(無言のグーサイン)」

 

『ねえ、俺そろそろ本気でツッコんでもいい?』

 

『お、おいフーマ…もう振り向いていいか?』

 

『何故かは知らんが、今ここと外の世界の時間は極端に遅くなっているが…いつトレギアが光線が当たるか分からないんだ…早くしてくれ』

 

そんなコントじみた事をした後、改めて士道達は自分達に託された力を見る

 

「……この怪獣達は神無さんの…そうか、お前らも自分の主人の暴走を止めないんだな」

 

12の腕輪がその問いに答えるように強く震えた。士道はそれを見て頷くとガタノゾーアレットとミズノエリュウレット、ネオバルゴンレット、スペースゴジラレット、ガメラレットとマザーレギオンレット、グランドギドラレット、Uキラーザウルスレット、鎧モスラレットとデストロイアレット、ギルバリスレット、ワイバーンレットが士道の手へと集まった。

 

「おお!残念ながらシルバゴンはいないが…お前達の力お借りするぞ!」

 

「……力、借りる」

 

『うむ!この怪獣達の力は私のウルトラマッスルと合いそうだ!』

 

『へ、アンタらの力…お借りするぜ!』

 

それぞれ四つのモンスレットを受け取り、フーマとタイタスも自分と合いそうだと頷く

 

『……誰かを守りたい。それは人間でも、ウルトラマンでも、怪獣でも変わらないんだな』

 

「…そうだ、怪獣だってヒーローになれるんだ」

 

タイガは力を貸してくれるヒーロー達に感謝する。これでまだ自分達は戦えると

 

『タイタス!フーマ!メビウスと怪獣達、そして精霊達だけじゃねえ!俺達も力を合わせるぞ!』

 

『うむ!これだけの者達が力を貸してくれるのだ、ここで私達も限界を超えねば立つ瀬がない!』

 

『当たり前だ!俺達の絆の力…見せてやろうぜ!』

 

その時だった、その三人の意思に同調し士道達の左腕に絆の紋章…トライスクワットレットが出現する

 

『これは…俺達の力を一つにするアイテムか…いいや、俺達だけじゃない。諸先輩方に怪獣達、精霊達、そして人間と絆の力を一つにするんだ!』

 

トライスクワットだけでない、士道達の絆、怪獣の力、精霊の力、ウルトラマンの力…それを一つにする…その時、タイガ達は新たな力の扉を開くのだ

 

『『『行くぞ士道/十香君/折紙!!』』』

 

「「「バディ……ゴー!!!」」」

 

【【【トライスクワッドレット!コネクトオン!トライスクワッドミラクル!】】】

 

三人は同時にトライスクワットレットをタイガスパークでスキャン。それぞれのタイガスパークから虹の本流が生まれ一本の剣を象る。いや、それだけでない。十香はエンスフォールアルクを、折紙はウルトラブレスを、士道はその剣…タイガトライブレードを掴み取りタイガ達と共に叫ぶ

 

「「「燃え上がれ!仲間との絆と共に!」」」

 

『『『怪獣の力とウルトラマンの力、精霊の力を一つに!』』』

 

『『『「「「バディゴー!!!!」」」』』』

 

怪獣、ウルトラマン、精霊…それらの力を纏め上げ、今ここに最強無敵の勇者が爆誕するのだ

 

 

『!?な、なんだこの光は…!?』

 

「なに……!?」

 

神無とトレギアは困惑する。突如としてタイガの身体が光り輝き強烈な光を纏ったのだ。それだけでない、力の質も遥かに上昇…今尚力は溢れていく

 

「なんて凄まじい光なんだ…」

 

「……綺麗」

 

思わずガイと美九はそう呟いてしまった、その幻想的で力強い光に誰もが圧倒され、トレギアでさえもその光に見入ってしまうほどに

 

「!」

 

そしてその光が収まると、そこには一人の巨人が立っていた。それはタイガであってタイガではなかった

 

ウルトラホーンは長く伸び、全身は黄金を基準とした色合いとなっており、赤青黄の装飾が施されている。タイタスの様な筋肉隆々な逞しい身体にフーマの背中の水棲生物の様な背びれが長く突き出ていた。額には星型のビームランプ アストロスポットが出現し、フーマの様にトサカは後方に突き出ている。右腕にはメビウスブレスに酷似したアイテム ウルトラブレスが、右手には両刃の大剣 タイガトライブレードが握れれていた

 

『なんだその姿は…?何が起こったんだ……!?答えろウルトラマンタイガ!』

 

怒鳴るように叫ぶトレギア、その顔に今までの余裕は一切ない…そしてそのウルトラマンは自身の名を高らかに宣言するのだ

 

『『『「「「我等の名はウルトラマンタイガ・トライガイスト!絆の力で悪を断つ!」」」』』』

 

ウルトラマンタイガ・トライガイスト。最強の光の戦士が今ここに、悪の巨人に刃を向けるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ウルトラマン タイガ・トライガイスト。コンセプトはノア、レジェンドを除くチートラマンを超えるチートラマン。トライストリウムはタイガ要素ばっかりだったのでタイタスの筋肉、アストロスポット、フーマのトサカと背びれの要素を入れてみました。そして所々金色なのはフォトンアースから、フォトンアースの力は地球の力なので同じく地球の力から生まれた精霊=地球の力と関連づけて金色モチーフにしました

因みにエンスフォールアルクのモデルは映画デート・ア・ライブ万由里ジャッチメントの万由里の天使である『滅殺皇』の大剣の宝玉と色合いを元ネタにしており、また万由里の『滅殺皇』は本来は弓だったらしいのでそれをモデルにしています。ウルトラブレスはギンガビクトリーのウルトラフュージョンブレスが元ネタです

精霊の力とも融合してるから、霊結晶の無限のエネルギーで実質活動時間がない。つまり無限に戦える。怪獣の力が使える(原作だとリングだけどこの小説だとレット、つまりウルトラマンの力の代わり。だから闇に囚われる心配なし)。それにメビウスとメビウスと融合したウルトラ兄弟、映画で力を貸したティガ、ダイナ、ガイアの力も使用可能…ん?なろう系主人公かな?さあ、次回はタイガ無双。反撃開始です

ステマみたいですがもう一度だけ…新作「祟神 旺里は魔王である」よろしければ呼んでください。何卒お願いします!

次回もお楽しみに
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