今回のお話は正月という事でギャグパートです。この話はウルトラシリーズとは関係ないとあるゲームを題材にして書きました…いやね、最近そのゲームにハマってて(自分は遊んでないんですけど)。そのゲームにウルトラシリーズに出て来そうなボスやウルトラセブンをオマージュしたキャラが最近出てきたので書こうと思いました。久しぶりの投稿なので書き方がおかしかったり、描写が意味不明かも知れませんが読んでくれたら嬉しいです!
なお、今回出てくる宇宙人が4人いますがその宇宙人達の声は
3面怪人ダダ CV 森川智之(ウルトラマンパワード、二代目野原ひろし等)
ボーグ星人 CV 杉山紀彰(NARUTOのサスケ、BLEACHの石田雨竜等)
ピット星人 CV 斎藤 千和(まどマギの暁美 ほむら、ケロロ軍曹の日向 夏美等)
スラン星人 CV中田譲治(ケロロ軍曹のギロロ、HELLSINGのアーカード等)
で想像して下さい。
後余談ですがウルトラマンZ、ウルトラ最高に面白かったですよね!エースの客演とかギルバリス・グリーザ・バラバ再登場…いやぁギャグもいいし、最後のセレブロの因果応報にスカッとしました。では、改めまして新年明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!
これは神無が自分の地球に戻る少し前、宇宙警備隊隊長であるゾフィーはとある平行宇宙の地球に訪れていた。
「ここか…セブンが行方不明になったのは」
彼がここに訪れた理由は行方不明になったセブンの行方を追ってだった。この宇宙で異変を感知した宇宙警備隊がセブンを派遣したのだがそれ以降連絡が入らず、何かあったのかと思いゾフィーが調査に向かう事になったのだ。
「……何なんだこの地球は」
ゾフィーはそのセブンが降り立ったと思われる地球を眺め、そう呟いた。
「何故……海も大地も…何もかも
そうこの地球は何もなかった。地表からはあらゆる建築物や動植物…更には砂漠や海すらも消失し白い地平線のみが存在していたのだ。
「一体……この地球で何が起こったんだ?」
生命の痕跡も、死の跡もなく、ただただ何もない白い世界のみが広がる地球。大気はそのままで永遠に太陽光が降り注ぐ昼、細菌すら存在しない…宇宙線も存在しない宇宙から切り離された一人ぼっちの星、それがこの地球。
「これは明らかに侵略者の仕業だ…まさかセブンは侵略者の手によって……?」
もしやセブンは地球をこの様にした侵略者の手によって排除されたのでは?と考えこむゾフィー。
「とにかく、まずは出来るだけこの異変の情報を集め、直ちに宇宙警備隊を集めこの異変を解決しなければ」
ゾフィーは宇宙警備隊隊長として冷静に判断し、急いで光の国に戻りこの異変を解決する為の人員を集めねば…そう考えていた矢先、彼の元に一筋の光線が襲い来る。
「!……お前は!?」
上を見上げ、上空に佇むその人物を見て驚愕するゾフィー。それは真っ赤な身体に銀のプロテクター、エメラルドに輝くビームランプに頭に装着したブーメラン アイスラッガー…その特徴的な姿…そう、彼の名は。
「セブン!?」
『…………』
そう、ウルトラ兄弟の一人でありゾフィーの弟であるセブンだった。ただ少し、いつもと違う所があるとすればウルトラマントに似たド派手な金色と銀色のマントを着ている所だろうか。
呆気にとられるゾフィーに対しセブンはゾフィーに向かって勢いよく飛行し連続でビームランプからラビット光線を放つ。ゾフィーはそれを回避して避けるもセブンがアイスラッカーを抜き、ゾフィーは剣を取り出しそれを防ぐ。
「くっ……」
目の前にいるセブンは、ザラブやババルウが化けた偽物でも、幻覚でもロボットでもない。それにかつてダンカン等に操られている様子もない…なのに何故セブンはゾフィーに攻撃を仕掛けたのだろうか?
「どうしたんだセブン!?何故私を攻撃する!?」
『……セブン?誰だそれは?私はそんな名ではないぞ巨人』
セブン、否。セブンに取り憑いた何者かは鬱陶しげにゾフィーを吹き飛ばす。そして大きく両手を広げ自らの名を告げる。
『我は地球国家元首
「………自分でセブンて言ってるじゃないか」
地球国家元首と名乗ったU-セブン、ゾフィーは困惑しながらU-セブンから間合いを開ける。
『私はこの惑星とは異なる惑星より降臨した、この星を漂白する為に。そして思惑通りこの星から人類史を白紙化した…愚かな
「やはり貴様が元凶か……!」
『そうだ、愚かな
この存在はゾフィーが訪れる前…更に言えばU-セブンがこの地球に来る前に自らの能力を使い、人類史に切り捨てられたあり得たかも知れない歴史を復活させその全てを喰らったのだ。
「有り得ざる歴史…どういう事だ?」
『簡単だ、歴史とは少しの違いであらゆる可能性が生まれる…だが世界とは残酷だ。その少し歴史が変わった世界が過剰な滅び、若しくは過剰な進化を遂げ結末が決まってしまえば…切り捨てられる。そんな世界は必要ないとな』
『だが、その様な人類史は通常の人類史…汎人類史よりも遥かに強い歴史でもある。その分美味いんだよ、ちっぽけでくだらない汎人類史より、有り得ざる歴史の断片…そう
そう言って高笑いするU-セブン…そう、彼は自分が復活させた歴史を全て喰らったのだ。
マイナス百度前後の永遠の凍土になり、民衆はその環境に耐える為、狼に似た
世界統一を成し得、民から戦や病気という概念さえなくし、不老不死となった始皇帝の完全支配によって知恵を人から奪った
インドの神々をほぼ全て吸収した最後の神により、創世と滅亡が輪廻し万物の存在を奪われ続ける
全ての人々が不老不死となり、発展した科学を誇る理想郷。だがその全てを
数多くの魔獣が蔓延り、人間狩りが行われ、更には世界の果てとされる
文明が死に絶え、巨獣が住まう黄金の樹海、そしてその地下に存在する広大な冥界を擁する南米
その全てをこの存在はブラックホールの如き巨大な重力圏を形成し喰らい尽くし、後にやって来たセブンを依代とする事で完全に現界したのだ。
『さて、食事も済ませ依代も得た…それにこの星の侵略も既に終わった…ならば次はこの宇宙を侵略し尽くすか』
「そんな事はさせない!セブンの身体も返してもらうぞ!」
ゾフィーはそう言ってU-セブンにZ光線を放とうとする…だが、その瞬間。第三者の声が響く。
「油断をォ!しましたねェエエエエ! 喰らえいレギオノイド ダダカスタマイズ!」
ーーーギギギギギ!!ーーー
「なに!?」
突如、光弾がゾフィーに放たれ咄嗟に防御するゾフィー。そしてゾフィーの目の前に一体のロボットが現れる。
「ダダダダダ!ここは拙僧にお任せくだされサタン様!」
『うむ、後は任せたぞ。我が使徒よ』
そのロボットの名はレギオノイド。それも三面怪人ダダが改造した個体 レギオノイドダダカスタマイズがゾフィーにガンポッドを向ける。U-セブンはそれを見て何処かへと去って行く。
「待てU-セブン!」
「ダダダ!おっと、貴方の相手は拙僧ですゾ!サタン様への元にはこの拙僧、リンボが行かせませんよ!」
ーーーギギギ!ーーー
自らの名をリンボとゾフィーに告げ、右腕をアームドリルに変え襲いかかるレギオノイド。ゾフィーはそれを避けながらZ光線を放つがレギオノイドはそれを上空に逃げる事で回避する。
「ダダダダ!そんな攻撃など無為、無駄、無謀!拙僧には効きませぬゾ!」
そう叫び、ガンポッドから光弾を放つリンボ。ゾフィーはそれを回避しつつレギオノイドに迫り接近するもレギオノイドは両腕を5本の指を持つ腕に変えゾフィーと互角の接近戦を行う。
「ダダダダ!やりますねェ!流石宇宙警備隊の隊長殿!このリンボ、昂っておりまする!」
「悪いがお前に構っている時間などない!」
「ダダダダダ!まさに!正論!だが、ここは通させませんぞォ!」
拳を掴み合い、接戦を繰り広げる両者。このままでは拉致が開かぬと考えたゾフィーは先程の剣を再び手に取る。
「ダダ!その様な剣でこのレギオノイドに勝てるとお思いで!?」
「ああ、勿論さ」
嘲笑うリンボ、だがゾフィーはその剣を地面に突き刺さすと二人を包み込む様に黄金のオーラに包まれた空間が広がっていく」
「ダダダ!?これは一体…?」
「この剣はウルトラの母より借り受けた聖剣 ウルティメイトブレードだ」
「ダ!?ウ、ウルティメイトブレード…ウルティメイトブレードとはなんぞや!?」
「ウルティメイトブレードとはウルトラの母の一族が受け継いできた聖剣で、あのエンペラ星人を退けたウルトラの父が武器として使った剣の事だ」
「ダダ!説明、感謝します!だが、死ねぇ〜い!」
ーーーギギギギ!ーーー
リンボは素直に礼を叫ぶとアームドリルを携えて襲いかかる。だがゾフィーは剣を振るいアームドリルを叩き切った。
「な、何ィ!?」
「これで終わりだ!」
驚くリンボに目もくれず、ウルティメイトブレードの剣先から光線を発射し剣の長さを伸ばすゾフィー。
「ま、待て!取引をしましょう!拙僧を見逃してくれたらあのU-セブンの情報を…」
「M87光剣!」
「ダダダダダダダダ!!!?」
ーーーギギギギギ!?ーーー
リンボの命乞いに耳を傾けず、剣を斜めに振るいレギオノイドを切り裂くゾフィー。リンボの悲鳴が響き、レギオノイドの機体から火花が散る。するとリンボの笑い声が聞こえてくる。
「……く、く、く…見事。見事です。まさかこの拙僧が破れるとは…完敗です、流石は宇宙警備隊隊長!このリンボ、感服いたしました!」
(等と言いつつ、このまま無駄話を続け、レギオノイドを自爆させ道連れにしてくれるわ!)
ゾフィーを褒め称えるフリをしつつ、レギオノイドの自爆の準備をするリンボ。だがその様な小癪な手はゾフィーには通用しなかった。
「……最初に言った筈だ。私はお前に構っている時間などないと」
そう告げゾフィーは七体に分裂、そしてリンボに向けて7体が同時に光線を発射・合体させ合体光線 レインボー光線をレギオノイドに向けて放ったのだった。
「ダダダダダダダダ!!!?ま、まさかこの拙僧めが!?ですが!これもまたよし!この痛み!まさに甘露!気持ちいィ!ダダダ!御馳走様ぁ~っ!!」
ーーーギギギギギギ!!!ーーー
断末魔を挙げ大爆発を起こすレギオノイド、ゾフィーはそれを見届け、急いでU-セブンの後を追うのだった。
「リンボがやられた様だな」
「ふ、所詮奴は我ら四天王の中で一番の嫌われ者」
「ぶっちゃけ、倒してくれたゾフィーに感謝してるくらいですよ」
白紙化した地球のとある場所にて、3人の宇宙人がやられたリンボの姿を見て鼻で笑っていた。
「さて…なら
そう言いながら、日本刀の様な剣を携えた甲冑姿の宇宙人…ボーグ星人 ムラマサはどんな硬い物体をも斬り裂く剣を振るい笑う。
「アハァ、いいですねぇ…私達があの
そう言って妖美に微笑む宇宙人…ピッド星人 コヤンスカヤは自分の手駒であるエレキング等の怪獣が小型収入された瓶を取り出す。
「ふ…この我々があの宇宙警備隊隊長殿に真の愉悦というものを教えてやらねばな」
そう言って邪悪にほくそ笑む宇宙人…スラン星人 ラスプーチンは短剣のついた右腕を軽く口元に当てて笑う。
「「「さあ、真の地獄はこれから……」」」
そう三人がゾフィーの元に向かおうとした瞬間、彼等の背後にテレポーテーションを使い現れる。そしてM87光線を三人に向かって放ったのだった。
「M87光線!」
「「「ギャアアアアアアア!!?」」」
出番のないまま呆気なく倒された四天王の三人、そんな彼等に目もくれずゾフィーはU-セブンがいる場所へと飛び立つ。
「ここか」
ゾフィーが辿り着いたのは…なんというか…色々とカオスな建築物だった。マックスが訪れた地球に存在した謎の浮遊島 サブジェクト・ファントム…の上に逆さまに刺さった古代ウルトラ人が南極の地下3000mに秘匿した全長300mの宇宙船 ウルトリア…の上にエンペラ星人の所有する大きさ50m程の赤黒い炎の姿をした宇宙船 ダークネススフィアが乗ったU-セブンの拠点 サブジェクト・ファントムウルトリアダークネススフィアだ。
「……駄目だ、ツッコミ切れない。ウルトラマンを連れてくれば良かった。私は長男だからツッコめなかったが次男ならツッコんでた」
ゾフィーは呆気に取られながらも建物に入ろうとする、だがその瞬間空から光線が放たれゾフィーは回転する事でその光線を防ぐ。
『ここまで来たか、巨人よ』
「!U-セブン!私の弟の身体は返して貰うぞ!」
『は、我が四天王を倒した事は褒めてやろう。だがあれは所詮前座、見るがいい。これが私が食べた食事達だ』
U-セブンが笑いながら指をパチンと鳴らすと虚空より一体の異形が姿を表す。
それは巨大な顔面の上下に翼がついた、マンボウや戦闘機を想起させる黄金と純白の身体を持つ神…星間戦闘用殲滅型機動要塞 ゼウス。とある神話にて主神と崇められている天空と雷を司る全知全能の神である。
「!……なんだこの異常な程のオーラは…これは、並の怪獣、宇宙人を遥かに超越している!?」
『当然、こいつは宇宙を焼き尽くす所か概念や時空まで滅ぼす宇宙船。巨人、貴様でも勝つのは容易ではないぞ』
ゾフィーがゼウスの肌で感じ取れる程の戦闘力に少し萎縮してしまう。そしていつの間にか建物の中へと戻っていくU-セブン。それを追いかけようとするもゼウスが立ち塞がる。
(くっ……私一人では荷が重過ぎる…どうすれば)
迫り来る二体、ゾフィーは仕方ないと応戦しようとしたその瞬間!
「おっと!ここはオレ達に任せときな!」
「!?」
突如、空より二つの大きな黒い影が現れゾフィーとゼウスの間に着地による轟音を轟かせながら二体のロボットが現れたのだった。
「行ってくれ巨人よ。ここは俺達に任せてくれ。俺の
そうゾフィーに語りかけたのは白き神鋼の装甲に青い目をした巨人の様な姿をしたロボット。実はこのロボット、かの有名なトロイア戦争にてトロイアを滅したあの「トロイの木馬」が通常の木馬形態から殲滅形態と呼ばれる巨人型ロボットに変形した姿なのだ!
「おうよ、アンタが誰だが知らねえが敵じゃねえ事は分かる。だからここはオイラ達に任せな」
燃え盛る炎の如く紅い巨体に、肩には「源」の一文字が記され胸元には村上源氏の家紋である笹竜胆が描かれた鎧武者を連想させる人型ロボット…ゴールデン・ヒュージ・ベアー号がゾフィーにそう告げる。
「君達は、一体……?」
「オレ達か?オレ達はただのゴールデンなヒーローだ。な、
ベアー号からそんな親しげのある青年の声が響き、二体のロボットがゼウスと向かい会う。
「……シェアッ!」
ゾフィーはこの場はこのロボット達に任せようと考え、U-セブンが待つサブジェクト・ファントムウルトリアダークネススフィアの頂上まで向かう。
「よし…じゃあやるとするか!」
「ああ!行くぞ木馬!」
二体のロボットが眼前の強大な敵に立ち向かって行く。紅蓮の機体から激しいスパークが周囲に飛び散り、全身から強烈な電撃
その並の怪獣すら屠る一撃をゼウスは防御せずにその身で耐える。轟音と爆煙が巻き起こるもゼウスは悠々と宙に浮き何事もなかったかの様に反撃を行おうとする。対して二機は更なる攻撃をゼウスに与えようとする。
ゾフィーはその光景を横目で見た後、U-セブンの元へと急ぐのだった。
サブジェクト・ファントムウルトリアダークネススフィア 頂上。U-セブンは仁王立ちのままここまで辿り着いたゾフィーを見つめていた。
「U-セブン、弟の身体は返してもらうぞ」
『よく、ここまでこれたな。それは褒めてやろう。その褒美として貴様はここで我の野望の礎となって死ぬ名誉をくれてやろう』
向かい合う二人、お互いに睨み合いつつ戦闘体勢を取りあう。U-セブンはマントを脱ぎ捨ててアイスラッガーを右手で握る。
『実はな、私はこの肉体を捨て更なる強い器を求めていたのだが…やめた』
「やめたのか」
セブン以上に強い肉体を求めいたが、もうやめたというU-セブンにゾフィーはそうかと頷く。
『後、私の肉体は貴様の光線など受け付けないと思っていたが…そんな事はなかった』
「そうか」
『さあ、行くぞ巨人!私の力を見せてやろう!』
「ああ、徹底的にやるぞ!かかってこい!」
そう言ってU-セブンはワイドショットの類義技 ウルトラワイドショットを、ゾフィーはM 87光線を放つ。二つの光線がぶつかり合い、その余波で建物が悲鳴を上げる始める。
『「ウオオオオオオオッッッッ!!!」』
果たしてゾフィーはU-セブンに勝てるのか?気になる続きは来年まで!
「おい、起きろゾフィー」
「……ん?ヒカリ?……なんだ夢か」
ヒカリに背中をさすられゾフィーは夢から覚めた。そう、先程の出来事は全て夢だったのだ。
「凄くうなされていたが…悪い夢でも見たのか?」
「ああ…セブンがダサいマントを着て地球国家元首と宣言したり、ギリシャ神話のゼウスがロボットだったり日本とギリシャの英雄がガ○ダム擬きのパイロット…不思議な夢だった」
「なんだその滅茶苦茶な夢は……」
ヒカリはゾフィーが見た夢の内容に呆れた様に息を漏らす。そしてふと思い出した様にゾフィーがある記憶を思い出す。
「なら……あのサブジェクト・ファントムウルトリアダークネススフィアも夢か、良かった」
「……ゾフィー、お前は疲れているんだ。ゆっくり寝て休め」
ヒカリは心底心配する様にゾフィーの肩を叩く。
「……因みにヒカリ、君はどれくらい寝てないんだい?」
「私か?そうだな…前に寝たのは…大体三十年前ぐらいじゃないか?」
「本当に睡眠時間が必要なのはヒカリ、君だよ」
ヒカリは人間時間で言う9日も寝ていないと呟き、休むのはお前の方だと返す。
「丁度いい、一時間前にゼットが帰って来てな。今、皆で地球でいう「お正月」の行事を真似て行っていた所だ、お前も来るといい」
ヒカリが今、ゼロの"自称弟子"の宇宙警備隊の新人ウルトラマンゼットが帰還し、その祝いで地球の行事を真似て歓迎していると告げる。
「ゼットが?確か怪獣 ゲネガーグに奪われた「ウルトラゼットライザー」を奪還に行ったきり帰ってこなかったが漸く帰って来たのか」
「ああ、それも地球人の変身者と一緒にな。ついでに最近多発していたベリアルの細胞…「デビルスプリンター」に関する騒動やそれに伴う怪獣暴走の事件の主犯 セレブロを撃破したようだ」
「セレブロ?何者だ?」
「文明自滅ゲームという悪趣味な遊戯を行なっていた悪党らしい。最近やけに多かった惑星の自滅はこいつの仕業だったんだ」
「……成る程、我々宇宙警備隊が文明に干渉しないのを利用したのか…これは我々の落ち度だな」
ゾフィーが自分達が他の惑星に接触しないのを逆手に取られ、多くの星をそのセレブロに滅ぼされていた事を知り、もう二度とセレブロの二の舞はしないと誓う。
「ゼットには後で勲章を与えねばいかんな。それでそのセレブロは完全に倒したのか?」
「それがな、地球人の研究者二名がそいつを捕まえて生きたまま解剖したらしくてな。まあ、多分死んだと思うぞ」
「……そうか」
文明やその星に住む人々をゲームの駒の様に扱い、尊厳を弄ってきた悪党の自業自得過ぎるその末路を聞き安堵するゾフィー。
「それにあのジャグラーがゼットを手助けしていた様だ。なんでもゼットが一体化した地球人の防衛チームの隊長をやっていたらしい」
「あのジャグラーか…彼にも礼を言わないとな」
会話をしているうちに正月の行事を真似た祝いの場にやって来たゾフィー達。やって来た二人を見て餅をついていたタロウが声を上げる。
「あ、ゾフィー兄さん!」
「お!ゾフィーの旦那。オレっちとタロウがつくった餅食ってくかい?」
タロウが餅をついていた臼はなんと月に住む怪獣 うす怪獣 モチロンで、タロウが杵でモチロンの頭に置いた餅を叩き子供達に餅を配っていた。
「それ、ぺったん。ぺったん。頭痛くないかモチロン?」
「大丈夫だ!まあ、少し痛いけど…盗んだ餅より自分で作った餅の方が美味いからな!」
そう楽しげに会話するモチロンとタロウ。それを見てゾフィーは微笑みながら見つめていた。
「うおおおッ………!チェストぉ!」
「わぁ!またハルキさんの勝ちだ!これで十連勝だよ!凄い凄い!」
ある場所ではゼットと一体化した地球人であるナツカワ ハルキがハルキと同じ身長になってくれた宇宙警備隊のウルトラマン達と腕相撲を取っており、ハルキが何度も勝利し続けそれを見たウルトラマンボーイが歓声を挙げる。
「おい、グロッケン!見ろよ!ミラーナイトにこの餅を持たせたら…鏡餅だぜ!
「ぷっ!おいおいグレン、それミラーナイトの鏡と餅合わせただけじゃねえか!あはは!」
「……私で遊ばないでください」
「グォーグォォ…」
グレンファイヤーがミラーナイトの頭の上に蜜柑を乗せてグロッケンと大笑いし、呆れたミラーナイトの肩を叩くデスローグ。
「ヒョホホホ〜!陛下〜!殿下〜!ゼロ〜!ペガ殿〜!お雑煮出来ましたよ!」
「ありがとうジャタールさん」
「わぁーい!お雑煮だ!美味しそうだねリク!」
「お、気が利くなジャタール」
「雑煮か…そういやケイの奴は今なにしてんだろうな」
ジャタールが作った雑煮を食べ始めるベリアル達。他にもピグモンと独楽回しを楽しむタイラントとそれを見て癒されているジャンナインとヴィラニアス。円谷ッターを見ているダークゴーネ達。寝正月してしまったグラシエ。スキーに行くか初詣に行くか相談しているスライとジャンボット。
「面白そうだな、あれを斬ってみるか!」
「お、おい!アレはダメなの!俺達ウルトラマンにとってウルトラ大事なものだから!」
「べ、ベリアル……?」
「な、なんなのですかあの剣は?」
「ほっほほ、何やら面白い奴が増えたものだな」
面白そうだからと遊びに来ていた酔っぱらい怪獣 ベロンから貰った酒を飲んだ勢いでプラズマスパークタワーを斬ろうとする幻界魔剣 ベリアロクを止めようとしているゼットに、自分達の知り合いの頭部が鍔になっている事に驚くウルトラの父と母。そしてそれを見て軽く笑うキング。
他にも野球をやっていて、誤って光の国の建物の窓をウルトラフォークで割ってしまいユリアンに怒られているダイナや、野球を一緒にしていたティガ、ガイア、アグル、コスモス、ジャスティス。銀河をさすらていた途中でやって来たオーブ。エックスやギンガ、ビクトリーと話し合うロッソ、ブル、グリージョ兄妹。思い出話に花を咲かせるリブットとソラ。新人達と一緒に喋っているマックスとゼノン。カレーを食べるメビウスとゾフィーを除いたウルトラ兄弟達。
「あれ、別宇宙のウルトラマンがちらほらと…」
「ああ、またキングが平行世界を繋げたらしい」
「そうか」
ゾフィーはもう一度楽しんでいる皆を見つめる。そして空を見上げてこう呟いた。
「……この様な平穏な日々が続けばいいな」
「……ああ、そうだ。我々が平和を守っていかないとな」
「そうだ…だが、その前に休まないとな」
そう言ってゾフィーは久しぶりに皆にコーヒーでも淹れるかと足を向かわるのだった。
「……トレギアにもこの餅を食わしてやりたいなぁ。何処に行ってしまったんだ、トレギアは」
そうタロウはここにいない自分の親友に向けて呟くのだった。
どうでしたでしょうか?笑って貰えたら嬉しいです。はい、知ってる人は知っているかも知れませんが今回クロスオーバー…というかこの話のオマージュは大人気のスマホゲーム「Fate/Grand Order」です。あのアーサー王や織田信長、源頼光が女体化してたり項羽や呂布がロボットだったりするとんでもゲームです。自分はプレイしてないんですけど動画見たりCM見たりして楽しんでます。え?本当にウルトラマンと関係ない作品じゃないかって?…それがそうでもないんですよね、実は…まあ、それは下記で説明したいと思います
では今回の元ネタの解説を紹介したいと思います。
U-セブン…元ネタはFGO第二部 第五章後編 「星間都市山脈 オリュンポス」にて唐突登場した黒幕 異星の神が限界した姿「地球国家元首 U-オルガマリー」から…登場した瞬間、シリアスからギャグに変えた見た目ラスボス(笑)な存在…まあ、どんな攻撃でも通用しないし、グランスフィア並みの重力操作できる強キャラなんだけど…まだ描写が少ないのと見た目の所為でそんな絶望感がない
因みにどうしてこのU-オルガマリーがウルトラマンと関係あるかと言うと、U-オルガマリーは七騎いるビーストというクラスの最後、つまりビーストⅦ…そしてU-オルガマリーのUはウルトラ。このUとビーストⅦのⅦをくっつけると…ウルトラセブン。いや偶然だろと思ったそこの貴方、U-オルガマリーのデザインはウルトラ怪獣をデザインモチーフにしてるて原作者が語ってるんで…絶対隠す気ないな
なお、何故こんなウルトラセブン擬きが出てきたかと言うと第二部の七章にORTというウルトラ怪獣みたいな化け物がいるから…曰くコンセプトはどうしようもない絶望、RPGで例えるとラスボスより強い隠しボスというアルティメット・ワン。原作者の那須きのこ氏がこのO RTに関して「だ、誰かウルトラマンを連れてきてー!」とネタ発言を言った…まさか本当にウルトラマン呼ぶなんて誰が予想していただろうか
3面怪人ダダ リンボ…元ネタは上記の異星の神ことU-オルガマリーに使える異星の使徒が一人 キャスター・リンボこと芦屋道満。実装された日には今まで行ってきた悪行をするプレイヤー達からネットで「どの面さげて左向いてやがる」と言われた男(左側で自機の味方キャラが戦う)。それに対し劇中の台詞にて「拙僧のこの面にて」、宝具が顔面宝具と色んな意味で腹筋を破壊する男。また言動も面白く
「拙僧の。この口にて」
「ンンンンン!!」
「ーーーしようと思いましたが…やめました。」
「隙を見せましたねえええ!!急急如律令!喰らえい!地獄界曼荼羅!!」
「まさに!!正論!!」
(等と言いつつ)
等々…他にもクリスマス時期に実装されたから実質サンタじゃんとか、清少納言に服を脱がされたりだとか未だ話題に尽きない人物。なお身長が2mた本当に日本人なのかとツッコミたくなる身長
残りの四天王…ラスプーチンと村正はリンボと同じく異星の使徒、コヤンは同盟者のビースト。全員豪華キャストで実力もリンボ以上…だと思うがまだ戦闘描写がないのでソードマスターヤマトにしました。元ネタのコヤンは上記で説明したU-オルガマリーと同じビーストで玉藻前の分身「タマモナイン」の一人で村正とラスプーチンは初代Fateの主人公の正義の味方とそのライバルの麻婆神父なのに…申し訳ない
サブジェクト・ファントムウルトリアダークネススフィア…元ネタはFGOのイベントの一つ「チェイテピラミッド姫路城」。自分も最初に知った時はなんだ、このゲームと思いました。今でもハロウィンに邪馬台国やったり冬に実質水着イベントやる運営には驚きます
星間戦闘用殲滅型機動要塞 ゼウス…型月においてギリシャ神話のオリュンポス12神は別宇宙の文明が生み出した宇宙航行艦の船団で全ての艦の祖であり母船である「カオス」により、型月の宇宙に送りこまれ何万年の時をかけて地球に辿り着いた。ゼウスはその旗艦でありカオスから全機能を統括されたがゼウスは各艦に一部の機能を譲渡したらしく、例えばポセイドンは惑星改造用プラント船、デメテルは物資生産艦…と言った風に。地球に来た本来の目的は母星を再生させる事だった…なのだが彼等は地球人に神と呼ばれる様になり、それに喜びの感情を得てしまい、その目的を放棄。地球人とコミニケーションをとる為にアバターを作りだした。因みに本体は
あのアトランティス大陸は彼等のコロニーであったが一万四千年前に宇宙より遊星ヴェルバーが飛来し、尖兵として白き滅び セファールが襲来し文明や人類、神々を蹂躙し尽くした。このセファールもウルトラマンに出てきてもおかしくない強さで文明による攻撃を吸収して無効化する能力を持つ。それによりゼウス達は真体を破壊された、因みにそのセファールは聖剣使いに敗北しその死体からオーディンがセファールを模した存在 ワルキューレを生み出した。なおメソポタミアの神々はこいつに土下座する事で見逃して貰ったとか…恥て概念ないの?
なおこの十二機神達、イデオンやゲッターロボよろしく合体する事が出来るのだが…当然ゼウスは巨大な顔面な為頭部…ではなくまさかの股間部(つまりチ○コがある場所)…流石下半神
金時とオデュッセウス…オデュッセウスのトロイの木馬(木馬…?)と金時のベアー号は上記の機神の真体から出来ているとか。オデュッセウスの場合はアカイア軍と神々の協力によって、金時の場合は海から流れてきた破片から作り上げた…なお、源氏側にはこれと同じロボットが後2機あって酒呑童子側にも巨大ロボットがあるとか…あれ?平安時代てゲッターロボだったけ…確かゲッターロボでも源頼光が女だったから案外そうかも…
……正月だからて結構暴走して書きました。殆どウルトラマン要素がなくてすみません。これからは早く投稿できるようにしたい…でも仕事が忙しくて帰りも遅いから書く暇が…こんな作者ですがこれからも読んでくれたら嬉しいです。では次回もお楽しみに!