レイオニクスウィーズ   作:暗愚魯鈍

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さあて今回はウルトラセブンの宇宙人が多いですよ!お楽しみに!


第二十二話レイオニクスバトル

レイ視点

 

ワームホールに吸い込まれてから少し経ってようやく時空の穴から抜け出る事ができた。そして前方に大きな惑星が見えた

 

神無「ハルナさん、あの星が惑星ハマーです、着陸お願いします」

 

レイ「あれが惑星ハマー…」

 

これが惑星ハマー…何も無い砂と岩の更地だった…確かに決戦の地に相応しいが…ここまで無いと寂しすぎるな…すると突然血が滾るような感覚が起きた

 

レイ「!今のは!?」

 

神無「…レイオニクスの闘争本能に火がついてしまったようですね…もっと自分の意識を強く持たなければ…皆さんもお気をつけて」

 

アドバイスを受け俺は深呼吸をし意識を高める、すると気持ちが落ち着いていく

 

神無「これで暴走しないでしょうね…」

 

レイ「暴走?」

 

神無「ええ、レイオニクスの力が高まりすぎると暴走してしまう可能性があるので」

 

そうか、神無にアドバイスを貰わなければ暴走していたかもな…そう考えていると…

 

オキ「!?怪獣が四体います!」

 

ケイト「何!?」

 

俺達はモニターを見ると四体の怪獣が争っていた、一体は羽の生えた怪獣、もう一体はあの怪獣王ゴジラに少し似た怪獣、もう一体はイカに酷似した怪獣、惑星ボリスで見たテレスドンが争っていた

 

神無「レイオニクスの反応がありますね…となるとレイオニクスの手持ちか…それにしてもあのドラコとゴメス、テレスドン、それに大イカ怪獣ゲゾラか…オキさんレイオニクスの正体が知りたいのでモニターアップできます?」

 

オキ「うん任せて!」

 

オキはそう言ってもモニターの映像を大きくする、あのダイルはレイオニクスという言葉を聞き目を見開いていたが…

 

オキ「あ!いたよ!丁度四人いるから四人のレイオニクスだね…えっと何星人だっけ?」

 

神無「フック星人にガッツ星人、ゼットン星人、イカルス星人…ゼットン星人以外セブンの宇宙人か……」

 

そう神無か言っていると四体による岩の打ち返しが何度も続きテレスドンがゴメスの投げた岩をこちらに手で弾き返したため、岩がペンドラゴンに当たりそうになる

 

ヒュウガ「いかん!撃ち落とせ!」

 

ハルナ「了解!」

 

ハルナが岩をペンドラゴンの対アステロイド砲で破壊するがそれに四体が気づいてしまう、そしてこちらに向かってくる

 

神無「迎え撃ちましょう!僕はテレスドンと戦います」

 

レイ「ああ!あのイカ…ゲゾラを倒す!」

 

ミサキ「任せなさい!ゴメスは任せて!」

 

ケイト「なら私はドラコだな」

 

ーーーバトルナイザー・モンスロードーーー

 

ーーーキュイイィィィ!ーーー

 

ーーーピポポポポポポ!ゼエットォーン!ーーー

 

ーーーギャオアアァァァァ!ーーー

 

ーーーフィシャアアアァァァァ!ーーー

 

ゴモラ、ルディアン、ゼットン、そしてガギが現れる…ガギか…あの時はキングシルバゴンに倒されたからあまりよく覚えていないがそんなに強く無いイメージだな…

 

フック「我々の戦いの邪魔をするとは!」

 

ガッツ「許さんぞ貴様ら!」

 

ゼットン「ボロボロにしてくれる!」

 

イカルス「泣いて謝ってももう遅いじゃなイカ!」

 

四人の宇宙人はそう言う

 

ミサキ「泣いて謝るのはそっちよ?今のうちに降参したら?」

 

「「「「舐めやがって!?ブッ潰してやる!(じゃなイカ!)」」」

 

怒った宇宙人達は怪獣達に命令し攻撃を仕掛ける…さあ久しぶりの戦いを始めよう!

 

第三者視点

 

レイ「いけゴモラ!ゲゾラを倒すんだ!」

 

イカルス「イカカカ!ゲゾラ、ゴモラを倒すんじゃなイカ!」

 

ゲソラはゴモラに向かって触手を叩きつけようとするが…

 

ーーーギャオアアァァァァ!ーーー

 

イカルス「なぁ!?ゲゾラの触手がぁ!?」

 

何とゴモラはゲゾラの触手を腕で掴み引きちぎってしまう!そしてそのゲゾラの触手を食べてみる…意外と美味かったのか全部食べてしまったゴモラであった

 

イカルス「馬鹿な!?私のゲゾラが!?ならお前達助けに行くんじゃなイカ!」

 

するとイカルス星人はさらに二体の怪獣を召喚する、一体はレイキュバスの様なカニの様な怪獣、もう一体は亀の様な怪獣だった

 

イカルス「イカカカカカカカ!こいつらは大ガニ怪獣ガニメに大カメ怪獣カメーバだイカ!こいつらに勝てるわけないイカ!」

 

レイ「だったら行けリトラ!エレキング!」

 

ーーーバトルナイザー・モンスロードーーー

 

ーーーキィィィ!ーーー

 

ーーーキィイイィィィ!ーーー

 

エレキングとリトラが召喚しエレキングはガニメへとリトラはゲゾラ、ゴモラはカメーバに向かっていった

 

ーーーキィィィ!ーーー

 

ゲゾラはリトラに触手で攻撃しようとするがリトラはそれを避けるため全く当たらない

 

イカルス「何をやっている!さっさと近づいて倒すイカ!」

 

そうイカルスはゲゾラにリトラに近づく様な命令する…しかしそれがリトラの目的だった

 

レイ「リトラ!火球を連発しろ!」

 

ーーーキィィィ!ーーー

 

イカルス「イカぁ!?」

 

リトラはゲゾラに火球を連発する…するとゲゾラは段々と弱っていく…そうゲゾラは火や熱に弱いのだ、そしてゲゾラは火球に焼き尽くされて文字通りの焼きイカとなった…(その後スタッフ(ゴモラ)が美味しく頂きました)

 

イカルス「ゲゾラァァ!?」

 

レイ「焼きイカか…ゲゾラて人間でも食えるか?」

 

「「「やめろ(なさい、下さい)」」」

 

イカルスはゲゾラがやられたことに嘆きレイはゲゾラを食おうと考えたので神無達がそれを止める

 

ーーーキュイイィィィ!ーーー

 

エレキングはガニメと戦っていた、エレキングは三日月状の放電光線を放ちガニメはそれをハサミで防ぐ

 

イカルス「そうじゃなイカ!まだガニメがいるじゃなイカ!?いけガニメ!エレキングを倒すんじゃなイカ!」

 

イカルスはまだ自分にはガニメとカメーバがいると思い出しガニメにエレキングを倒す様に命令する…が

 

ーーーキュイイィィィ!ーーー

 

イカルス「ガニメ!?」

 

エレキングが尻尾を当てるとガニメは吹き飛んでいく…それもそのはずガニメは二十メートルしか身長がなくエレキングの方がデカイのだ…明らかにサイズが違う、だがエレキングは攻撃をやめない、尻尾を巻き付けガニメに電流を流す「エレクトリックテール」を出し、それだけでなく尻尾の巻き付ける力も強いためガニメは蟹だけに口から泡を吐く…

 

イカルス「ガニメェェェ!?」

 

ゲゾラに続きガニメまで倒されてしまいイカルスは頭を抱える

 

イカルス「こうなったら私のエースたるカメーバに任せるしか…」

 

イカルスは「もうこうなったらカメーバに三体倒す様に命令しよう」とそう考えた時

 

ーーーギャオアアァァァァ!ーーー

 

イカルス「イカ?…カメーバ!?」

 

そうカメーバがゴモラに吹き飛ばされたのだ

!吹き飛ばされたカメーバは起き上がってゴモラに突進するがゴモラはそれを避けカメーバを殴りつける、カメーバは炎を吐くなど特殊能力は持たないが甲羅はカメだけあって硬い…だがゴモラはその甲羅を砕く!カメーバは首を引っ込めてゴモラに首を出して頭突きをするがゴモラは少し後退りした程度ですぐに攻撃を再開する、それによりカメーバはもうボロボロだった

 

レイ「ゴモラ!超振動波だ!」

 

ーーーギャオアアァァァァ!ーーー

 

ゴモラはカメーバに角を突きつけ超振動波を放ちカメーバを放り投げてカメーバは爆発する

 

イカルス「カメーバァァ!?…そんな私の怪獣達がぁ!?」

 

イカルスは手持ちが全てやられ発狂状態だった

 

レイ「どうする!もうお前の戦える怪獣はいないぞ!」

 

レイはイカルスにそう言う…すると

 

イカルス「…覚えていろじゃなイカ!いつかお前を倒すじゃなイカ!」

 

そう言ってイカルスは四次元空間に逃げ込む

 

レイ「よし!ゴモラ!リトラ!エレキング!よく頑張ったな!ありがとう!」

 

ーーーギャオアアァァァァーーー

 

ーーーキィィィーーー

 

ーーーキュイイィィィーーー

 

嬉しそうに鳴き声を上げて三体はネオバトルナイザーに戻っていく

 

ミサキ「いけぇ!ルディアン!」

 

ーーーキュイイィィィ!ーーー

 

ガッツ「馬鹿な俺のゴメスがぁ!?」

 

ルディアンはゴメスを倒していたが…ルディアンの腕はいつもと違いガトリングガンではなく回転するドリルに変わっていた、そうこのルディアンは特殊な個体で腕をインペライザーの腕の様に変化するのだ、

 

ミサキ「さあ?あなたはどうするの?」

 

ミサキはガッツ星人を睨む

 

ガッツ「!?落ち着け…な?………覚えてろ!」

 

そう言い残しガッツ星人は消えていった

 

ケイト「いけ!ゼットン!」

 

ーーーピポポポポポポ!ゼエットォーンーーー

 

フック「なぁ!?ドラコ!?」

 

ゼットンはドラコを接近戦で叩きのめした後火球を放ちドラコはそのまま爆発した、ドラコは弱いと思われがちだが、宇宙怪獣な為地球の怪獣よりは強い、実際ギガスには互角以上だった…だが一言で言うと相手が悪かったのだ…地球怪獣の中でもかなり強いレッドキングに敗れるのも仕方がなく、今までウルトラマンとは一回しか戦ったことがないのだ、それも手で突き飛ばされそのまま退場という倒されたかたで…今回ドラコと戦かったのはゼットン…ウルトラマンを倒した相手なので部が悪すぎたとしか言いようがない…哀れドラコ…

 

フック「チクショウ!覚えてろ!」

 

フックもそう言って逃げていった

 

ゼットン「そんな怪獣など倒せテレスドンよ!」

 

神無「ガギ!テレスドンを倒せ!」

 

ーーーフィシャアアアァァァァ!ーーー

 

テレスドンはガギに突進するがガギは動かずに角から透明な光線を放つ、それに気づかないテレスドンは攻撃を仕掛けるが…テレスドンは何かに激突し押し返されたのだ!

 

ゼットン「何ぃ!?どうゆう事だ!?」

 

神無「ふ!ガギのバリヤーはかなり硬いですよ!破りたかったら冷凍攻撃するやつかシルバゴン連れてこい!」

 

そう、ガギはバリヤーを作る能力を持っているのだ!そしてそのバリヤーは強固を誇る!…まあシルバゴンの剛力には敵わなかったし冷凍攻撃する奴には弱いと言う弱点もあるが並みの怪獣や攻撃では壊せない!それに加えガギはあのウルトラマンティガもパワータイプにならなければ圧倒していたほど強いのだ!そうガギは超獣クラスの実力者なのだ!

 

ゼットン「…中々やるようだ!俺の最強の怪獣達で相手をしてやろう!いけゼットン!キングジョー!」

 

するとゼットンはゼットンとキングジョーを召喚する、そしてゼットンは火球を連続で放ちキングジョーは分離してデスト・レイを放ち更にはテレスドンのデプス火炎も放たれ拮抗した末ガギのバリヤーを破りガギにダメージを与える…

 

ーーーフィシャアアアァァァァ!!?ーーー

 

神無「!?大丈夫か!?ガギ!」

 

幸いゼットンの火球は防げ、デスト・レイもバリヤーが破られると同時に発射をやめたのでデプス火炎だけがガギにダメージを与えたのだ

 

ゼットン「フハハハハハハ!これが俺のエースこと宇宙恐竜ゼットンと侵略ロボットキングジョーだ!」

 

神無「侵略ロボット…マックスの個体か…面倒な怪獣を…」

 

侵略ロボットキングジョー…ペダニウムではなくゼットンニウムでできたキングジョーの事だ、マックスに登場した個体なら普通のキングジョーより強いと思われる

 

神無「…成る程マックスのキングジョーにゼットンか…ならこいつらを出すか!」

 

ーーーバトルナイザー・モンスロードーーー

 

ーーーキュイイイイィィィィン!ーーー

 

ーーーグガァァァァ!グオァァァ!ーーー

 

召喚されたのはサイバーゴジラと三式機龍《改》だった、二体はガギに「大丈夫か?」とでも言うように近づく、それに対しガギは元気そうに鳴き声をあげる…どうやら怪獣達は仲間と仲が良いようだ

 

神無「よおし!お前達!ゼットン達を倒せ!」

 

ーーーフィシャアアアァァァァ!ーーー

 

ーーーキュイイイイィィィィン!ーーー

 

ーーーグガァァァァ!グオァァァ!ーーー

 

三体は叫びながら敵に向かっていく

 

ーーーフィシャアアアァァァァ!ーーー

 

ガギはテレスドンに鉤爪で引っ掻き傷を負わせるナパーム弾でもビクともしない皮膚であるがそれすら切り裂きテレスドンはデプス火炎を放とうとするがガギが腕から収納していた触手を出して巻き付けて締め上げる!暴れるテレスドンに対しガギは角から赤色破壊光線を放ちテレスドンはとうとう力尽きるのであった

 

ーーーグガァァァァ!グオァァァ!ーーー

 

サイバーゴジラはキングジョーに義手からのレールガン、背鰭からのミサイルランチャーを放ちキングジョーを攻撃しキングジョーは軽く吹き飛ぶ

 

ゼットン「ええい!キングジョー!分離して攻撃するのだ!」

 

するとキングジョーは分離し頭(キングジョーアルファー号)、胸(キングジョーベーター号)、右下半身(キングジョーガンマー号)、左下半身(キングジョーデルタ号)に分離して攻撃を放つ!

 

ーーーグガァァァァ!?グガァァァァ!ーーー

 

サイバーゴジラは攻撃を受けるがそれでもなお闘志は消えずレールガンを放つが避ける為中々当たらない…そして頭がサイバーゴジラに体当たりしようとしたその瞬間!

 

ーーーフィシャアアアァァァァ!ーーー

 

キングジョー(頭)が何かに当たりサイバーゴジラに攻撃できなかったのだ、しかもそれの何かはキングジョー(頭)を捕獲するかのように取り囲んでいた…そうこれはガギのバリヤーでキングジョー(頭)をバリヤーに閉じ込めたのだ!そしてガギとサイバーゴジラは三機になったキングジョーを攻撃し頭以外破壊する!そしてバリヤーから頭を解放しサイバーゴジラはパワーブレスを放ちキングジョーを完全に破壊した

 

ーーーキュイイイイィィィィン!ーーー

 

一方機龍は右腕部を可変式ドリルアーム「スパイラルクロウ」に変えてゼットンに接近戦を挑む…ゼットンはテレポートですぐに逃げてしまい遠くから火球を放たれそれを避けて二連小型メーサー砲を放つがそれをゼットンは吸収して跳ね返して来る為機龍は厄介と考えつつ対策を考えていた

 

ゼットン「フハハハハハハ!いかにテレスドンやキングジョーを倒そうと俺のゼットンには勝てない!ゼットンこそが最高の道具なのだ!キングジョーやテレスドンのような使えない道具はいらない!」

 

ゼットン星人はそう言う…すると機龍と神無の中の何かがキレた

 

神無「……巫山戯るな!相棒を道具扱いするな!」

 

ーーーキュイイイイィィィィン!!!ーーー

 

ゼットン「何い!?」

 

機龍と神無がキレた理由それはゼットンを道具扱いし挙げ句の果てテレスドン達をいらない道具扱い、これに怒っているのだ…特に機龍は自分が同族を倒すための道具扱いされたこともありその為自分や他の怪獣を道具扱いするのは許さないのだ、それが初代ゴジラの骨がメインフレームおよびDNAコンピュータの基幹である機龍の気持ちだった

 

神無「よし!機龍!武装解除!高機動型へ移行!」

 

すると機龍はバックパックユニットを分離させ高機動型に移る…すると機龍が一瞬でゼットンの元に現れる…そう機龍は高機動型になると凄まじい速さになるのだ!そしてスパイラルクロウをゼットンに叩きつけゼットンを地に倒れさせる…そして自身の必殺技である「三式絶対零度砲」…通称アブソリュート・ゼロを放ちゼットンは超低温レーザーを発射することでゼットンを凍結し、分子レベルにまで破壊した

 

ゼットン「ゼエットォーン!?…ウワァァァ!?」

 

ゼットンを倒されゼットン星人は途方にくれるがアブソリュート・ゼロの余波で凍結し消滅した

 

神無「よし!みんなよく頑張ったね!偉い偉い!」

 

ーーーフィシャアアアァァァァ!ーーー

 

ーーーグガァァァァ!グオァァァ!ーーー

 

ーーーキュイイイイィィィィン!ーーー

 

そう怪獣達を褒め、褒められて怪獣達も嬉しそうに鳴き声をあげる

 

ダイル「……………………………」

 

ダイルはそれを複雑な顔をして見ていたのだった…

 

 




ちなみにこの小説の機龍はアブソリュート・ゼロが使えます!ではまた次回もお楽しみに!ちなみにこの小説のダイルさんは他の小説と異なる点があるのですが…それもお楽しみに!

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