さて今回は僕が個人的に好きな魔王様とその方の宿敵…そしてその二人が苦手とする魔王様が出てきますよ…更に後書きには魔王様達のCVを書きます
ここはアレキサンドリア…ここは今、嵐だった…暴風が吹き荒れ、豪雨が降り、雷が鳴り響く…神無が起こした嵐より激しかった…そんな嵐の中に二つの人影があった
「ふははは…どうした羅濠?もうお終いか?このヴォバンに勝負を持ちかけながら…もうお終いかね?」
「戯事を、この羅濠がこの程度で終わりとでも?この羅濠たる私があっさりとくたばるわけがないでしょう」
「フ、よく申した!それこそ私の宿敵だ!ここで殺して我が下僕に加えてくれよう」
一人は白髪の翠の目をした年老いた老人…一見すると大学教授然とした知的な老人の風貌だがその瞳は獣の様に敵を見つめていた…名をサーシャ・デヤンスタール・ヴォバンと言う
もう一人がその外見は神すらも美しいと認める程の絶世の美貌を持つ中華風の服を着た美少女…こちらも老人を見つめている…字は羅濠といい、本名は羅 翠蓮と言う
だがこの二人は両方とも人間では無く神無と同じ…魔王…カンピオーネなのだ…
ヴォバンは欧州で最も悪名高き魔王であり力の信奉者で戯れで人を殺す正に魔王の中の魔王な性格であり冷静沈着かつ理性的な人物を装っているが、実際の所の本質は獣のようであり、自身の闘争本能を満足させる為だけにまつろわぬ神と戦っているのだ…何より昔にダルマチア地方の港町ヤーデルを暴風の権能で壊滅させ三匹の子豚に酷似する伝承を作り上げた程の権能を持ち、実はこの嵐もヴォバンの権能の一つ「疾風怒濤(シュトルム・ウント・ドランク)」という古代朝鮮の嵐を司る三身一体の神風伯・水師・雷公より簒奪した権能だ…だが有名ゆえ神からも遭遇を避けられると言うことから…相当な実力者である事がわかる…
羅 翠蓮は一見すると単なる美女に見えるが…彼女もヴォバンとあまり変わらない…彼女は寝てても無意識に触れた相手の首を引きちぎれる」「水や空気無しでも生存可能」という実力を持ち、自身を地上で至高の存在と信じて疑ておわず、そのことを満天下に示すためなら周囲の存在を一切考慮しない「腕力至上主義者」であり、自分と同族か自分が認めた人物以外は例え配下であろうとその姿や声を見聞きした場合、その両目や耳を削ぎ落し償いとする非情を強いるヴォバンと何ら変わらない魔王である…
さてこの二人であるがこの二人の間には因縁があり互いに宿敵と取られ何度かぶつかり合っている…だが羅濠がヴォバンを殺してもヴォバンは灰から蘇り、ヴォバンが羅濠を殺そうとしても逃げられてしまう…一度は別の神殺しのせいで引き分けになってしまったが…今回こそは互いに殺すとばかりに殺気を充満させる…がそこに乱入者が現れる
神無「お〜う!凄いなぁ!あの二人は神様とは違う気配がするし…同族かなぁ?ねぇサラマンダー」
ーーーギャオオオオオ!ーーー
ヴォバン「む?」
羅濠「…?」
二人が頭上を見上げると艶々とした漆黒の鱗に覆われた鞣革のような皮膚を持ち、腕が変化したであろう巨大な翼に獰猛な縦開きの瞳孔を持つ目、そして全長はゆうに10mを超えるであろう巨体を持った「ドラゴン」が空を飛んでおりその背中には一人の青年…神無が乗っていた、すると神無は鳥から降り地面に降りる
羅濠「何です?私の勝負に水を差して…」
ヴォバン「魔術師か…?ふん、我等の邪魔をしおって…私の下僕にその鳥の式神と共に加えてくれよう」
二人は邪魔者を見るかのように…だが同時に魔王の邪魔立てをする不届き者を珍しがるように見る…何せ魔王の邪魔をする=死と同義なのだから…それを邪魔するとは腕がよほど立つのか、それとも魔王の事もあまり知らない三下か?三下と判断したヴォバンは鼠色の体毛を持つ馬並みの大きさの魔狼を三体程召喚する…これがヴォバンの最初の権能「貪る群狼」である…これで神無と竜…サラマンダーを殺そうとするがこの二人はまさか乱入者が自分達と同じ魔王と知らずすぐに死ぬと思いすぐに視界から外し神無の顔も忘れようとした次の瞬間にヴォバンの使い魔たる魔狼の断末魔が聞こえる
ヴォバン「何?」
二人は神無の方を見ると神無がミダースを破った権能…クロウ・クルワッハの権能「黒竜の大災厄(ブラックドラゴーン・カタストロフ)」で魔狼を切り裂いたのだった…その権能を見た瞬間にヴォバン達は神無の正体を新しい魔王と察知する…何故気付かないのだと思うかもしれないが、神殺しと言うのは神の気配には敏感であるが同じ同族である神殺しの気配は非戦闘時には分からないのだ…先程の神無は戦う気が無かった為バレなかったとしても不思議はない
ヴォバン「…………………ほう?新しく生まれた魔王か…なればその竜も権能か…面白い」
羅濠「……竜とあの黒い龍の様な物は別の権能と考えると……少なくとも二つ以上の権能を…少なくとも二柱神を殺していますね…」
神無「……やはり貴方方も僕と同じ魔王…いえ諸先輩方で御座いますね?僕は新しく生まれた魔王の皇 神無と申します…以後お見知り置きを…」
そう言って頭を下げる…それを見た二人は一瞬…神無が何をしているかわからなかった…何故ならカンピオーネの本質は非常に我が強く自己中心的、派手好きのお調子者もいれば激情家等、良くも悪くも周囲を狂わせるなどといった共通点がいくらかある。その中の一人が同族の先輩とは言え頭を下げるなど…二百年以上生きるヴォバンと百五十年生き続ける羅濠は初めてみたのだから
ヴォバン「……貴様珍しいな…確かに私達は先達だが貴様の様に礼儀正しい神殺しは初めてだよ…」
神無「そうでしょうか?目上の者には敬意を払う…それが僕の流儀でして…それに兄と姉には敬語を使うのが基本と思いますが」
ヴォバン「兄…?……………私か?」
羅濠「………………まさかとは思いますが私の事ではありませんよね?」
一瞬二人は神無が言った姉と兄の言葉が分からずフリーズするが…自分達の事を言っていると遅れて理解する
神無「いえ貴方方の事ですが?」
ヴォバン「…………馬鹿か貴様?確かにパンドラの義息だが貴様と兄弟になったつもりは無い」
羅濠「それは同意です」
すると神無は悲しそうに
神無「そうですか……いや期待してまして…実の兄妹達からは真冬に水かけられたり蹴られたり、左脚を切り落とされたりと嫌な記憶しかないもので…もしかしたら貴方方ならあのクソみたいな兄妹と違って…弟扱いされるかと…いや忘れて下さい」
ヴォバン・羅濠「………何かゴメン…」
あの非道な魔王であるヴォバンと羅濠ですら神無に同情し、何故か頭を下げる…後に生まれてくる魔王達や悪行をしる人がこれを見たら「明日は世界が終わるのか?」と思う程驚く事だろう…
ヴォバン「……まあそれはそれとして…私と羅濠の勝負を邪魔をして生きて帰れると思うなよ…我下僕に加えてくれるわ」
パチンと指を鳴らすとヴォバンの辺りに沢山の人…いな血の気が無くなった生気のない…否すでに死んでいるのだ…彼等はヴォバンに殺された魔術師や騎士達……これがヴォバンのオシリスから簒奪した権能「死せる従僕の檻」である、彼等を殺しても魂がある限り何度でも蘇る…つまり殺せば殺すほど増えていくのだ
神無「凄いバイオハザードだ…冥府の神か何かかな?」
神無はそれを見ても驚かずどの神から奪ったのか考察していた、一方呼び出された死者達は神無に襲いかかるがサラマンダーが焔を吐き死者を全て焼き尽くす…実はこの焔はただの焔ではなく、神無が吐く炎を放射線を含む様にしているのだ…つまりこのサラマンダーは劣化版ゴジラと言うことになる
ヴォバン「……その竜…中々やるではないか…いいだろう…貴様はこのヴォバンが直々に殺してやろう!」
するとヴォバンの姿が変化し、ヴォバンは灰色の五十メートルはある巨狼に変化した…それを見て神無はサラマンダーに乗り直ぐに飛ぶ様に命令する、すると次の瞬間口から雷を放つ
神無「危ない…危ない…避けて「油断するのは早いですよ?」うぉっと!?」
神無が安心するとサラマンダーの背中に羅濠が現れる、そして拳を神無に突きつけるが神無は咄嗟に拳を避ける
神無「あれぇ?さっきまであそこにいたはずなのに…瞬間移動?それとも貴女は中国人みたいですから…縮地?」
羅濠「ほう?一発で気付きますか?」
神無「それはあれ程距離が開いていたのに一瞬で来られたら…ねぇ?…まあ術の原理は…見させていただきましたので…もう通用しませんよ?」
羅濠「そうですか…」
羅濠はなら試してみろとばかりに拳を叩きつけるがその直後神無の姿が消え、羅濠の後ろに現れる
羅濠「……!縮地…ですか」
神無「ええ…と言っても覚えたてで、貴女が使ったのを見たお陰で使えるようになりましたよ」
アジ・ダハーカの権能「殲滅の大いなる術(デストリュクシオン・アルス・マグナ)」は自分がイメージしただけで魔術が使えるだけでなく、相手が使った術を一瞬にして理解し自分も使用可能にするという権能なのだ、羅濠が縮地を使用したから、神無もそれを覚えて縮地を使える様になったのだ
羅濠「成る程…見ただけで技が使える様になるのですか…些か厄介ですね…ですが所詮は覚えたての技…羅濠には追いつけないと言っておきましょう」
すると羅濠は縮地で再び神無の後ろに現れるが神無も縮地で地上に降りる
ヴォバン「私を忘れるな!」
ヴォバンも口から雷を放ち神無に放つが神無は空間断絶でガードする
ヴォバン「中々いい権能だ…それでこそ楽しみがいがあると言うもの…」
そう言いながらヴォバンは下僕と魔狼の数を増やし神無を包囲させる…しかも下僕の騎士達を魔狼に乗せ騎兵の軍団として指揮しているのだ
神無「この程度サラマンダーで逃げれま…んん?サラマンダーの足が固まって…いやこれは塩になってる?」
神無はサラマンダーに命令し空から騎兵を焼き尽くすとするかサラマンダーの左脚が塩となって固まり、動けないのだ…これがヴォバンの権能が一つ「ソドムの瞳」といいローマ神話の隻眼の軍神ホラティウス・コクレスより簒奪した権能であり神殺しや神では一時体の一部を塩化させるだけだが、一般人や神獣程度なら塩の彫刻へと変えてしまう…この権能の副作用で神無の左眼がオレンジ色に変わった様にヴォバンは『虎の瞳』と呼称されるエメラルド色の瞳となっているのだ、これによりサラマンダーもじわじわ左脚から塩の柱に変わっていくが、神無はそれを見てサラマンダーの左脚を風の刃で切断する
神無「……魔眼系統の権能か…取り敢えず騎士達を焼き尽くすには…紅玉法陣(ルビー・サークル)」
神無は周囲にルビーを騎兵達に放り投げ、ルビーが騎士達を囲み炎の円陣を展開し、騎士達を焼き焦がす
ヴォバン「…………ほう?見たことのない術だな…実を言うと私は魔術には疎くてね…だがそんな私でもその術は珍しいとわかるぞ?」
神無「ご名答、これは僕だけしか使えないと思いますから…これの名前は宝玉式結界術…予め魔術を組み込んだ宝石を使って結界を構築する…ロクアカのクリストフさんの魔術を真似て見ました…恐らく一番硬くない結界でも羅濠さんの拳を一瞬止めるほどと自負しておりますゆえ」
そう神無はヴォバンに告げる、羅濠はその言葉を聞いて「なら試してみようか?」とばかりに神無に意識を向けるが、羅濠にも騎兵が襲いかかっているのでうまく近づけないのであった
神無「僕の戦い方は呪力の無駄遣いをせず、アイテムをうまく使って相手を追い込み、罠を張ったり…そんな事が好きでして…何より魔術で敵を倒した方が美しいですし……何より動かなくていいし…(ボソ)」
ヴォバン「いま本音が出たぞ…だが確かに魔王らしくない戦い方だ…大抵はそこの脳筋の様にガサツだと言うのに…まあ私も人の事は言えないがね…貴様は智慧者と言うか臆病者と言うか…戦い方が私達と違う…昔殺してやった智慧の王とか言う老人より余程智慧を駆使しているではないか…貴様の様な魔術にたけた下僕が欲しいと思っていたのだよ」
神無「いやぁ…褒められても…魔術しか出ませんよ?あと銃もね!」
89式子銃を取り出しヴォバンに乱射する…ちなみにこれは黒竜の大災厄の権能で生み出した子銃なので一応普通の銃よりは威力は高いが神や神殺しには精々ゴム弾を当てている様な威力だが、その証拠にヴォバンは弾丸を当てられても鬱陶しそうにしているだけで大したダメージは食らっていない様だ、次に神無はMK2破片手榴弾を放り投げヴォバンの口の中に投げ入れ、ヴォバンの口の中で爆発し、口から煙が出る
ヴォバン「ゴホゴホ…貴様…!魔術師では無かったのか!魔術師が銃火器を使うな!魔術を使え!」
神無「…ええ…魔法少女でも銃使いますよ…(主に暁美ほむらや東郷美森)…狼…獣にはデザートイーグルかな…?」
神無が手を横に出すとデザートイーグルが頭上に数十個現れ、ヴォバンに向かって弾丸を放ちヴォバンはそれを大きく飛び弾丸を避ける…すると羅濠が目の前に現れヴォバンを殴る
ヴォバン「グォ!?」
羅濠「私を忘れていませんか?」
ヴォバンは体制を整え、雷を羅濠に放つがそれを羅濠は拳一つ放つだけで霧散する
神無「さて…そろそろ大技を決めさせてもらいましょう!先程の銃火器は単なるテスト…何も仕掛けをしていない銃で何処まで効くのか?結果は駄目でしたが…これならどうでしょうか?」
さっと左手を上に上げると空に無数の銃火器とルーンが刻まれている大小の剣やら斧、槍が浮かんでいる
神無「発射!」
無数の銃火器が弾丸の雨を降らし、武器が雨の様に降り注ぐ、それを羅濠は拳で武器を破壊し、弾丸は羅濠の最初の権能金剛力士から簒奪した「大力金剛神功」は剛力となるだけでなく溢れ出る黄金のオーラを鎧のように纏い弾丸を防ぐ、ヴォバンは口から雷を放ち弾幕を破壊し、当たった弾丸は肉体で防ぐ…先程の弾丸より効いたらしく、ヴォバンは血を流し、羅濠の身体に焼け跡があった
ヴォバン「……先程の攻撃、弾に細工をしたな?」
神無「ええ、あの弾丸一つ一つにレーヴァテインと刻んでありまして…勿論武器も刻んでありますよ?…でもあれだけ撃っても傷がほんの少しついただけか……傷つくな…頑張って作ったのに」
そう言いながら指を鳴らし武器を魔術で回収し神無は残念そうにしながらも少しは効いてホッとしていた
神無「ならお次はフレア」
頭上に太陽の火を出現させヴォバンに放つがヴォバンはそれを口を広げ吸収し、地面を掘り、地中に潜り掘り進んで神無の真下から喰らい尽くそうとするが神無はそれを風を巻き起こしそこから離れ避ける
神無「あれ?…太陽の攻撃は威力か高いのになぁ?」
ヴォバン「この姿での私は太陽の攻撃には耐性がある、生半可な太陽では私に傷を付けることすら不可能だ」
ヴォバンはそう狼の姿で得意げに話すが神無は太陽の攻撃を吸収した事からこの権能について考える
神無「狼…太陽に対する耐性、地中を掘り進む…ああ!アポロンか!貴方の権能はアポロンの権能ですか!?」
ヴォバン「………!?」
羅濠「………ほう?」
ヴォバンは驚愕で口をヒクヒクさせ、羅濠は興味深げに神無とヴォバンを交互に見る
神無「アポロンは元々は東方より来たる光の神でもあると同時に、ギリシア北方の遊牧民には狼の神…つまりアポロン・リュカイオス(狼のアポロン)とも言われアポロン・スミンテウス(鼠のアポロン)とも言われている神なのです、先程の地中での移動は地底の洞窟で生まれた事から…違います?」
ヴォバン「…まさか私の権能がこうもアッサリとバレるとは…素晴らしい観察眼だ…貴様を侮るのはやめだ…全力を持って滅ぼそう」
するとヴォバンの頭上に六十メートル程の巨体な狼の頭蓋骨が現れる
ヴォバン「これは私がフェンリルから簒奪せし二つ目の狼の権能「ラグナロクの狼」だ…太陽神に最もよく効くが地面に激突させれば直径数百メートルのクレーターを穿つほどの破壊力を誇る…我が権能の中で一、二を争うほどに威力が高い権能でな、小回りが利かぬが…お前達は防げるかな?」
そう言ってヴォバンはラグナロクのは狼を地面に向かって落とし始める、神無と羅濠はこれを受けては不味いと直感で感じ、防御する事を余儀なくされた、羅濠は金剛力士を召喚し盾代わりにし、神無は宝石をいくつも取り出す
神無「翠玉法陣(エメラルド・サークル)五重奏(クインテット)及び金剛法印(ダイヤモンド・サイン)七重奏(セプテット)、海竜の揺り籠、それと空間断絶……これで大丈夫かな?でもねぇ…これでも防げないだろうねぇ…あははは!」
神無は結界を無数に張るが…これでは防ぎ切れないことが分かり、乾いた笑いを上げ…そのままフェンリルの頭蓋骨が地面に衝突した
ヴォバン「……これでくたばってくれば…無理だろうがな…」
そうヴォバンが呟くと頭蓋骨が衝突した場所は数百メートルのクレーターが出来上がっていたが誰の死骸も見当たらず、羅濠は堂々と仁王立ちしてヴォバンを睨みつけており、神無は結界が全てを壊れながらも五体満足で生き残っていた
羅濠「…あれ程の切り札を隠していたとは…流石と言っておきましょう…それを防いだ貴方も素晴らしいです…では私の二つ目の権能である竜吟虎嘯大法を使うとしましょう」
そう言うと羅濠は詩歌を歌い出すと辺りにある物が吹き飛び始める…超音波で吹き飛んだのだ…これがインド神話の賛歌を司る歌の女神ガーヤトリーから簒奪した権能である、これは吟じる時間が長いほど超音波の破壊力が増すため羅濠は詩歌を歌い自身の武術を組み合わせているのだ…
ヴォバン「やれやれ…私の新たな権能…それも第三の狼の権能をな…」
するとヴォバンの姿が消え羅濠の目の前に瞬時に現れる、それを羅濠が超音波を放ちヴォバンを迎撃する、神無も羅濠を援護するかの如くヴォバンにプラズマ・カノンを放つが、するとヴォバンはプラズマ・カノンの時を止め避ける
神無「ええ…空間…距離を無視して移動し、時間も止める狼の権能…何があったかなぁ…そんな狼いたかな?」
ヴォバン「これだけでは無いぞ!」
するとヴォバンは空から焔を落とす、これは中国の火神祝融から簒奪した権能「劫火の断罪者」と言う神すら焼き尽くす劫火である…本来は遠くから放つ権能である為、神や神殺しには殺しきる確証は無く、実質焦土戦向けだが牽制のためにヴォバンはこれを放った
神無「…羨ましいな…これだけの高威力て…サラマンダー!」
神無はサラマンダーを盾にして劫火の断罪者を防ぐ、サラマンダーは消滅するが、サラマンダーは神無の魔術の一つなので、また蘇るだろう、羅濠も再び金剛力士を召喚し盾にする、そして防ぎきった所で二人はヴォバンを睨みつける
神無(……新しく手に入れた切り札の権能を使おうかな?)
羅濠(………ヴォバンは兎も角…この新しい神殺しも手強い…さてどう切り抜けるか…?)
ヴォバン(羅濠を倒す前の本の軽い運動と思っていたが…まあ良い…ここで全力を出して殺すのも面白かろう…)
(((……そろそろ倒す(殺す)としましょう/やろう))))
そう言って三人が攻撃を仕掛けようとした次の瞬間
???「お二人…いや三人ともやめて下さいぃぃ!!!!!」
ヴォバン「ゲェ…この声は…まさか…アイーシャか…」
羅濠「……最悪です…この良い所に…邪魔者というか…ジョーカーがきました…」
神無「?」
声が聞こえた所にはたおやかで優しげな雰囲気を持つ褐色の肌の美少女がおり、神無は誰だとばかりに見つめるが、他の二人は若干怯えた様にその少女を見つめる
神無「誰です?」
ヴォバン「あいつは…アイーシャ…三人目の神殺しだ…あいつか…嫌だ…何であいつがここに来るのだ…」
彼女はアイーシャ、三人目の神殺しにして…ヴォバンと羅濠が恐れる唯一の魔王…別に彼等より恐ろしい性格とかでは無く、聖女と言われ、カンピオーネの中では弱い部類に入る神殺しである…がその権能からジョーカーとみられる厄介さを持つ…ある意味恐ろしさではヴォバン以上なのだ
アイーシャ「皆さん喧嘩はいけません!話せば分かるはずですよ!さあ殺気を納めて話し合いましょう!」
神無は思った…この人メンドくさいタイプの人だ…と…ヴォバンと羅濠も興を削がれた気分になりイラつきながらアイーシャを睨みつける
ヴォバン「アイーシャ…私達は今命燃える戦いをしているのだ…邪魔するな…殺すぞ」
羅濠「その通りです……この場から消えなさい」
神無「悪いですが、今は勝負中でして…帰ってくれません?」
アイーシャ「お兄さま!そんな人の話を聞かないから友達が少ないんですよ!お姉さまもそんな喧嘩腰だから百年以上恋人が出来ないんです!貴方もそんなに綺麗なんですから喧嘩なんかしないで彼女でも探したらどうですか!良いからここに集まって話し合いましょう!」
ヴォバン・羅濠・神無(…こいつ殺そう)
プチ…と三人の魔王が殺気を向けながらアイーシャを睨むが怒っても仕方がないと思う…そしてアイーシャが手招きしてここに来いと言っているのをみて、この時だけは三人が協力してアイーシャを血祭りに上げようと歩み寄る…アイーシャは三人の殺気に気づかず、このまま…血祭りに上げられる…かに思えたが…アイーシャに近づいた瞬間に四人の中心に漆黒の穴が開く
アイーシャ「あれ!?これって…!?」
ヴォバン「………アイーシャァァァァ!!?貴様、妖精卿の通廊を広げたのか!!?」
羅濠「またですか!?良い加減にして下さい!もう何回目ですか!?」
アイーシャ「また勝手に開いたんですよ!悪気はないんです!…テヘペロ?」
ヴォバン「お前…巫山戯るなよ!」
神無「……コレなんですか?」
アイーシャ「あ、これは私の権能でして…過去の世界に繋がる門を開くんですよ!まあ私もこの権能を完全に使いこなせなくて勝手に開いたり、後から開いたりするんですよ…今回は前者です!」
ヴォバン「そして私もこれにもう五回落ちたがな!」
羅濠「私は三回目です!」
神無「へぇ…過去の世界…恐竜時代…に行けるかな…て吸い込まれてる…様な…」
アイーシャ「あ、これ、私も抗えないんですよ…テヘペロ」
この時三人は思った……アイーシャ絶対に殺す…そう思って神無達は漆黒の穴に吸い込まれていった…
魔王様達のキャラが違う…書き分けが出来てないのと原作をハーメルンとブックオフで立ち読みした分しか知らないからだと思います…すみません…それと今回の妖精卿の通廊は過去では無く異世界です…何故ならこれが怪獣物とのクロスオーバーだからです(意味深)アイーシャ夫人の能力て本当二次創作で他の世界に行かせる時に便利、ちなみにサラマンダーは映画『サラマンダー』に登場した怪獣というかドラゴンの奴をモチーフにしております…怪獣要素がなかったので無理やり…
では魔王様達のCVですが既にでている護堂君とドニさんヴォバンさん以外の魔王様達の声優はこちらです
羅濠(羅 翠蓮)CV 川澄綾子…Fateのアルトリア・ペンドラゴンの声
アイーシャ CV 伊藤かな恵…神のみぞ知るセカイのエルシィの声
アレクサンドル・ガスコイン CV …高橋広樹ロクアカのアルベルトの声
アニー・チャールトン(ジョン・プルートー・スミス) CV 甲斐田ゆき…テニスの王子様の不二周助の声
…若干誰も知らない様なキャラが…さて感想で怪獣物とカンピオーネを別にした方がいいと教えて下さったミッチ様…次回は怪獣が出てしますから…ご勘弁を…さて次回登場するのは…あの映画に出てきた脇役怪獣です…皆さん忘れてるだろうなぁ…では次回遅れるかもしれませんが…頑張って書きます…それとカンピオーネ編を早く終わらせてギャラクシー編(ギャラクシー編て言うか、別物のストーリーだけど…)見たいて人…何人いますか…場合によっては早めに終わらせますので…ブッチャケ言いますと…カンピオーネの人に怪獣の魅力を、怪獣ファンにカンピオーネ(神話)の魅力を知らせたからクロスオーバーしたので…ある映画とクロスオーバーさせたかっただけなので…皆さんが願うなら…早めに終わらせますよ…?…と言うか僕も早く怪獣を出したい(そこでじゃあクロスオーバーさせんなよ、と言うかカンピオーネ!の二次創作出せば良いじゃん、とは言わないで下さい…)ではまた次回