神無「疲れました…誰か僕を担いでくれませんか?」
ヴォバン「まだ歩いて十五メートルもあるいてないぞ?体力のなさすぎるぞ…」
神無は十メートルの程歩いた程度で息を荒げ地面に横たわり…呆れた目で見るヴォバンと羅濠…神無は致命的なまで体力がない為一メートル走るだけでも息切れを起こすのだ…
アイーシャ「あの…大丈夫ですか?」
神無「無理無理…動けないです…僕はそこの脳筋さん達と違い…頭脳脳筋派なんです…頭使うけど最終的には魔術でごり押し…あの人達は力でごり押し…その違いだけです…後は体力のないゴミなんです…」
羅濠「……情けない…とか言うレベルではありませんよ…」
神無「は、ははは…僕は魔術を考えるのが好きでね…昔見た漫画や小説の記憶を頼りに術を作るのですよ…まあ流石にエリクシールが作れたのは驚いでしたが…」
ヴォバン「エリクシール…エリクサーか…錬金術で生み出す不死の薬…全ての魔術師が喉から手が出るほど欲しがる物をアッサリと…貴様の権能は恐ろしいものよ…」
ヴォバンはアッサリとエリクサーを生み出してしまう神無の魔術の才能を恐ろしく感じる…元々ヴォバンは魔術の才能がなく魔術が使えないので…神無の魔術の才能を羨ましがった…
神無「僕としては貴方の権能の方が羨ましいですねぇ…狼ですよ…可愛いじゃないですか…モフモフし放題じゃないですか…それにあれでしょ?下僕に命令して自分は上から獲物眺めてワイン飲みながら敵が弱った所をグサ!でしょ…?羨ましいなぁ…安全圏からの攻撃て…」
ヴォバン「私はそんな趣味の悪い事はしないぞ…」
ヴォバン若干神無の言葉に引きながら喋る…
神無「…誰か僕を担ぐ名誉を…あ、嘘ですから行かないでください…頼みますよ本当に」
神無は偉そうに命令するが三人とも神無を放置して歩き出したので、神無は助けを求める
ヴォバン「……自分が歩かなくてもいい魔術はないのか?」
神無「…そう言われても…白鯨は大きすぎるし、サラマンダーはまだ使えない…雷鳥は…形だけだから自分が一々命令しないといけない…奔走する物臭車はこれから先も怪獣と出会う事を考えると呪力は残しておきたい…」
神無は必死に自分が動かずにヴォバン達について行く方法を必死に模索する
羅濠「悩むのなら歩けばいいのでは?」
至極真っ当な事を言うが神無は聴こうとしない…
神無「……仕方ない…白鯨にするか…皆様も乗れるだろうし…」
そう呟くと神無は立ち上がり手をかざし空に魔法陣を出現させそこから白い鯨…サンダーゲイを召喚する…
ーーーホエエエェェェ!!!ーーー
神無「……乗りましょうか…」
するとサンダーゲイは口を開き、口から舌を伸ばしサンダーゲイの体内に入るよう神無はヴォバン達を手招きする…そして舌に乗った途端に舌を戻しサンダーゲイの体内に入る…入るとそこはテーブルがあったりと白鯨というより鯨の姿をした空中要塞と言った方が信じられる程だった…
ヴォバン「……もう突っ込まんぞ…」
ヴォバンは魔術て何だっけ?と思いながら神無を見つめていた…
サンダーゲイの中に入り村を目指す神無達…サンダーゲイの体内に外を写す機能があり更にステルス機能搭載付き…すると村がある方角から火が登って降り…そこには巨大な遮光器土偶が暴れたいた
神無「…ドグーフ…いやデグーフか?」
そうこの土偶は遮光器土偶魔神デグーフといい遥か前に光の巨人に飛び蹴りを食らっただけで死亡した魔神(笑)である、デグーフは今村…否ティガの里を襲っているのだった
アイーシャ「…デカイですねぇ…あのゴーレムさん…村の人達は大丈夫…あれ?何かあそこ光りましたよ?」
アイーシャが指をさしたところには眩い光が現れ、そこから二十メートル程の巨人が現れる
ヴォバン「………何だあれは?」
羅濠「巨人…?」
当然ヴォバン達はかの巨人の名を知らない…だがこの場に知っているものが一人いた
神無「…光の巨人…ウルトラマン…ティガ」
ティガ「ヘヤァ!」
巨人はデグーフに飛び蹴りをかます…がデグーフは五十メートル程あるのだ…その分重たい…その為デグーフは飛び蹴りを喰らってもノーダメージに等しかった
ーーーオオォォ…オオオォォォ!ーーー
デグーフは目から破壊光線を放ちティガを吹き飛ばす…ティガは何とか立ち上がるがもう既に肩で息をし形が薄れ、胸の中心にある宝石の様な部分が音を立てて赤色に点滅していた
神無「…あれ?まだ三分たってないぞ?」
アイーシャ「ほえ?三分?」
神無「あの巨人は三分しか戦えないのです…でもまだ現れて一分も経っていない…」
ヴォバン「三分だと…ロクに戦えないではないか…」
神無「兎も角…あの土偶擬きどうします?」
神無がティガの説明をした後ヴォバン達に質問する
ヴォバン「…まだ戦い足りぬからな…遊ぶとするか…」
羅濠「…先程とは違い戦いがいがありそうです…」
アイーシャ「困っている人は見過ごせませんよ!」
神無「なら…先制攻撃ですね…主砲発射用意」
三人は戦う事を肯定し神無はサンダーゲイを操作する…するとサンダーゲイの口から巨大な砲塔が現れる
「「「……………………………………………」」」
三人は鯨て…何だけ?と言う表情をしながら神無とサンダーゲイの砲塔を交互に見る
神無「…発射」
サンダーゲイから光線が発射され、ティガに襲いかかろうとしたデグーフに命中し、デグーフがよろける、そこでティガがステルス機能が消えたサンダーゲイを見る
神無「横になって…砲塔だして!」
サンダーゲイは横向きになり背ビレや皮膚から砲塔を無数にだしデグーフに撃ち放つ…
ーーーオオォォ…オオオォォォ!?ーーー
デグーフは苛立ちサンダーゲイに光線を放つがそれを避けられ、光での目くらましもサンダーゲイが目を塞ぎ神無達に届かない様遮断する
ティガ「………」
ティガはそんなサンダーゲイを凝視していた
ヴォバン「…我等もそろそろ楽しましてもらおうか!」
神無達はサンダーゲイの口から飛び出しデグーフに攻撃する、神無は劫火を浴びせ、ヴォバンは巨狼になり口から雷撃を、羅濠は飛び蹴り…アイーシャ?サンダーゲイの舌に乗ってゆっくり地面に降ろされています
ヴォバン「ゴーレムよ!私を愉しませてくれよ!」
神無「映画では出番が少ない上瞬殺だったけど…どこまで持つかな?」
ティガ「ヘヤァ!?」
ヴォバンは魔狼と下僕を呼び出し自身は雷撃を放ちながらデグーフを切り裂く、羅濠は竜吟虎嘯大法でヒビをいれる、神無は魔術で攻撃しサンダーゲイからの援護射撃を命令させる
羅濠「この程度で苦戦するとは…不甲斐ないですよ巨人」
羅濠は瓦割りの様にデグーフの身体を粉々にする…デグーフは目くらましとばかりに光を放とうとするが神無がヴォバン達を囲むように闇を纏わせ、光を防ぐ
ーーーオオォォ…オオオォォォ!ーーー
デグーフはこのままではやられると思い逃げて出すが…魔王からは逃げられない…神無は指に鋼糸をたれ流しデグーフに巻きつける
神無「燃えろ…インフェルノ・フレア」
すると鋼糸が燃えだし、デグーフを炎の糸で体を切断する、デグーフの首が落ち、その首をヴォバンが噛み砕く
ーーーオオォォ…オオオォォォ!!!ーーー
デグーフは断末魔を叫びながら黒い靄を出して消滅する…それと同時にティガも光子となり消滅する、その消えた所に神無は歩いていく、それをみたヴォバン達も後を追う様に歩く…
神無「ここかな?…ううん…違うか…何処だ?彼は…」
ブツブツ神無が誰かを探す様に森を徘徊し、それを見ながら後を歩くヴォバン達…彼が何を探しているのか全くわからないが先の巨人に関係する事だと直感で分かっていた
ヴォバン「…何を探している…」
神無「…変身者を…」
そう神無しかわからない事を喋りまたブツブツ言いながら探し出す…すると
「動くな!」
ガサ!と音がしたと思うと一人の少年が銃を抜いて神無達に向けていた
アイーシャ「ええ!!?」
アイーシャだけは驚くが神無達は気にも留めない…所詮銃等愚者の武器…魔王には傷をつけられない…それが常識だ
「君達は………お前達は何者だ!」
少年は分かりやすいほどのは上ずっているものの、かなり怖い顔で少年は手にした光線の出る銃を目の前にいる…少年は見たからだ、彼等の恐ろしさを間近で…あの恐ろしい力を人間とは思えない凄さを…
羅濠「…そんな玩具で羅濠を倒せるとでも?」
ヴォバン「小僧が…殺してやろうか?」
アイーシャ「ちょま!?やめてくださいよ二人とも!?」
アイーシャはその少年を殺そうとする二人を宥めようと近寄るが少年は銃を握る手を緩めない…とそこで
神無「うわぁ!この銃ガッツブラスターかい!?素晴らしいなぁ!?これ後で錬成していいかな!?」
「うわぁ!?」
神無が食い入る様に銃を…ガッツブラスターを見つめ、その近さに少年が驚き、他の魔王も驚愕する…
神無「いやぁ…素晴らしいよ…ガッツの技術は…ねぇマドカ ツバサ君…いやこう言うべきかな?ウルトラマンティガの変身者マドカ ダイゴの息子で先程のウルトラマンティガの変身者、マドカ ツバサ君?」
ツバサ「!?…何でそれを…?」
そう驚き少年…ツバサは銃を落とす
ヴォバン「…おいこの小僧が先の巨人だと言うのか?…大きさが違いすぎるぞ?」
神無「…これで変身するんですよ」
すると神無はツバサの服のポケットから青銅で出来たトンカチの様な物を取り出す
神無「スパークレンス…ティガに変身するための道具です」
羅濠「…こんか物で巨人に…もしや神具ではありませんか?」
神無「それに近いものかな?…はっきり言うとこれは古代人の遺伝子を受け継いでいなければ変身不可です…ですが彼の父親は光であるより人でありたいと望んだ事が彼にも影響しているのかあの小さい姿で戦うしかなかったんですよ」
アイーシャ「え!?あれで小さいんですか?でも確かに土偶の方が大きかったですし…」
そう本来の姿なら五十メートル程の大きさでデグーフと変わりないサイズなのだ…それをツバサの中の遺伝子が光に抵抗しているため上手く変身出来ないのだろう
ツバサ「貴方達は…暗黒超能力者…敵じゃないのか?」
神無「あの程度の芸しか出来ない手品師達と比べられるのは不本意だ…僕達は魔王…神をも殺したこの世で最も罪深い生物です…」
そう得意げに話しツバサはますます困惑するが、取り上げず自分が何もしなければ敵にはならないと感じる
ツバサ「申し訳ありません…敵とばかり…」
アイーシャ「いえいえ!分かればいいんですよ!」
アイーシャは手を降るがヴォバン達はあの巨人がこんな若造と信じにくそうに見つめていた
神無「…取り敢えず…村に入らせてくれません?…立ってるの疲れた…」
神無が小さい声でボソと喋る…それをきっかけにツバサが村の方へと案内する
ツバサ「オサさん!イザレさん!」
オサ「おお!ツバサ!無事じゃったか!」
イザレ「無事で何よりです」
ツバサが声をかけたのが壮年の男性「オサ」と、巫女ような服を着た「イザレの巫女」と呼ばれる男女で、二人はツバサを見つけ安堵の息を漏らすが二人は神無達を見つけてツバサに尋ねる
オサ「彼等は?」
ツバサ「……彼等は…先程の巨人が戦っていた怪獣を倒した戦士の方々です」
それを聞いた二人は驚愕し神無達に駆け寄る
オサ「何と!あの怪物を!?マホロバ殿やティグルーの戦士達でも苦戦し巨人様も苦戦なさったのに…何という強さじゃ…」
ヴォバン「ふん…あの程度例え百体いたとしても返り討ちにしてくれるわ」
イザレ「何と頼もしい御仁でしょう…オサよ…彼等ならば…あの元凶を倒せるのではないでしょうか?」
オサ「むむむ…しかし巫女よ…無関係の人達に面倒事に巻き込むのは些か…」
アイーシャ「元凶て何です?教えてくれませんか?」
オサとイザレの話し事にアイーシャが首を突っ込む…最初は二人とも話すかどうか悩む節を見せるがアイーシャに話し出す…これもアイーシャの権能イシュタルから簒奪した女王の呪縛で微笑んたりお願いしたりしただけで相手の敵意などを消し狂信者を生み出す権能であり今回は悩み事を話すようにした
オサ「実はこの里…「ティガの里」に大いなる災いが起きようとしているのです…」
イザレ「闇の超能力者がこの里を破壊し世界侵略を目論んでいるのです」
ヴォバン「…今時古いな……」
イザレ「しかも超能力者の親玉は怪獣を使役し召喚する能力を持っています…それにマホロバ殿…最近になって訪れた女戦士様やティグルーの戦士でも勝てるかどうか…」
アイーシャ「だったら私達が退治しましょう!」
ヴォバン「おい!何を勝手に…」
羅濠「巫山戯ないで下さい!」
ヴォバンと羅濠がアイーシャに文句を言おうとすると神無に服を引っ張られ、神無の方を向き神無が小声で喋り出す
神無「ヴォバンさん…その闇黒超能力者を倒せば下僕にして手札が増えるますよ?あいつら結構役になると思いますよ、羅濠さん…強い怪獣を呼ばれれば貴女の相手になると思いますよ」
ヴォバン・羅濠「「よし、引き受けるとしますか」」
神無の言葉に納得して、超能力者を退治(殺す)事を引き受ける
オサ「本当ですか!?ありがとうございます!」
すると里の奥の方から悲鳴が聞こえ、爆音が鳴り響く、すると奥から少年が飛び出してくる
アムイ「大変だじいちゃん!里の向こう側から超能力者が!」
オサ「何じゃと!?」
アムイ「今、マホロバさんとツバクロさん達が戦ってるんだけど…相手が強くて…」
神無「…ほう?強いね…」
ヴォバン「…面白いではないか」
羅濠「………」
三人はゆっくりと音が聞こえた場所に歩いていく…それを見たアイーシャが超能力者達が無残な姿になる事を想像して手を合わせた…
オロッチ「グハハハ!どうだ俺の怪力は!」
ダイダラ「私達に勝とうなど無駄なのだ!」
マホロバ「…チ…」
この場には闇黒超能力者の二人…オロッチとダイダラがティグルーの戦士ツバクロ、トビタカ、カザハヤが戦っていたがティグルーの戦士は全員瀕死、マホロバも傷を負っておりどう見てもダイダラとオロッチの方が優勢という事がわかる
ダイダラ「女戦士よ!このまま死ぬが良いわ!」
ダイダラが火を操りマホロバを焼き尽くそうとするが…突如放たれた炎に相殺される
ダイダラ「何と!?私の火遁が…何者だ!」
ダイダラが炎が飛んできた方を見ると神無がそこに立っていた
神無「はは!楽しませてくれるよね!」
そういうが早いが神無が手から白い粉を撒き散らすと、粉が振りまかれた場所に白い物体が現れる
ダイダラ「何と!?」
神無「どうです?人工精霊(タルパ)は?」
これは人工的に神や悪魔、精霊を生み出す禁呪に近い錬金術であり、「等価対応の原則」を逆手に取った深層意識に暗示認識させ、疑似霊素粒子(パラ・エテリオン)をスクリーンに空想存在を現実世界に具現化させるという荒業であり、生み出したのは黄金の剣を握る左手という天使…彼女の左手(ハーズ・レフト)を無数に召喚しダイダラに襲わせる
ダイダラ「チィ!オロッチよ!お前も手つ…何!?」
ダイダラはオロッチの方を向くがオロッチも羅濠と戦闘を繰り広げておりとても共闘できなかった、仕方なくダイダラは火遁で左手を破壊するが背後に処刑人の剣を持った天使、その名も彼女の御使い(ハーズ・エンジェル)・斬刑で風の刃を生み出してダイダラを切り刻む
ダイダラ「ギャァ!!?」
ダイダラは傷を負ったことに驚き念動力を止めてしまい地面に落ちる
ダイダラ「おのれぇ!」
ダイダラは火遁を神無の後ろに出し焼き尽くそうとするが…
神無「…読んでたよ…」
神無はそれを魔法の盾を生み出して防ぎ彼女の御使い・銃刑でダイダラを撃ち続ける
羅濠「この程度ですか?貴方の怪力は?」
オロッチ「おのれぇ!女!」
オロッチは自身の怪力より強い剛力で羅濠に純粋に力で負け劣勢になっていく…オロッチは岩を投げるが羅濠はそれを簡単に砕き羅濠はオロッチに近づく
羅濠「…この程度ですか…もういいです」
グサ…とオロッチの腹に拳を貫通させ、羅濠はそれを興味なさげに引き抜く
オロッチ「…馬……鹿な……」
オロッチはドサ、と地面に倒れ二度と動かなくなった
ダイダラ「オロッチィィィィィ!!!?よくも私の可愛いオロッチをぉぉぉ!!」
ダイダラは怒りに身を任せ火炎の波を生み出して神無と羅濠を焼き尽くそうとするが…それさえも…
神無「それも読んでいたよ…さようなら…」
グサ…と神無はダイダラの後ろに縮地し、ライトニング・ピアスでダイダラの脳天を撃ち抜く
ダイダラ「……オロッチ…」
ダイダラも地面に倒れ超能力者二人は呆気ないほど早く倒された
神無「…このユースティアの天秤は凄いな…相手の行動できるんだから」
ユースティアの天秤は自分の目に映るあらゆる事象・現象・具象を数値化・数式化して取得し未来予測を行う魔術であり先程からダイダラの攻撃を避けたのはダイダラ行動を予測していたからだ
マホロバ「…凄い…あんな強い超能力者達を簡単に倒すとは…」
マホロバは純粋に神無達の実力に感心し、ヴォバンは自分は戦えなかった為不満げに神無達を見つめる、その頃村人達は神無達の戦いを見てあの超能力者が一瞬でやられた事から大はしゃぎしていた…そんな中ツバサが羅濠達に近づきある事を口にする
ツバサ「あの…こんな事を言うのは…申し訳ないんですが……僕に稽古をつけてくれないでしょうか…」
一方水晶玉でダイダラ達が死亡したのを確認したドグラマグマ達
ドグラマグマ「ダイダラとオロッチが死んだか…まあいい…所詮は道具だ…他の道具を使えばいい」
ドグラマグマは素っ気なく言い、ダイダラとオロッチの死を嘆くでもなく役立たずを見る目で水晶玉を見つめていた
魔頭「それならば次は私と鳴海が行こうか!私の呪術で生み出した百目と…それと融合された怪獣でな!」
鳴海「……確かに…魔頭が持ってきた金属の生命と私の芸術作品の究極の美たる怪獣であの里を滅ぼしてみせよう」
魔頭と鳴海は高らかに宣言し洞窟から出ていく…出た先に…日本の妖怪百目の様なプヨプヨした目が無数にある物体と金属の光沢が光る巨大な塔、そして先程倒したはずのデグーフに似た土偶があった
ドグラマグマ「まあ良いさ…デグーフも改良した個体がある上…あいつらは所詮は捨て駒だ…なあキリエルの巫女よ…」
キリエル「全くだ…。愚かな光の巨人と闇の邪神め…光の巨人のせいで我等は信仰をなくし…闇の邪神はこの星の為消去したがる…全く奴等は正反対の属性を持ちながらこの星を守ると言う点では同じだから嫌なのだよ」
ドグラマグマ「まあ良いさ…これより作戦は最終段階に入る…抜かりはないさ…」
そう言ってドグラマグマは赤い繭の様な心臓の様に動く物体を…魔王を統べる大魔王の完全体が目覚めるのを待っていた…
面白くないなぁ…最後に出てきたのは何なのか?(モロバレ)…いやあ…出して見たかったんですよ、魔王対魔王て…それと次回は銀色の怪獣様がご提案された怪獣が出てきますよ!銀色の怪獣様ありがとうございます!さて…銀色の怪獣様の素晴らしい怪獣を表現できるか…無理だろうな…サンダーゲイは宇宙猿人ゴリに出てきた奴です…魔術としてはリゼロの白鯨や文豪ストレイドックスのハーマン・メルヴィルの異能力白鯨に近いですね…それと第三の権能ですが倒した神のヒントは日本神話とギリシャ神話に関わりを持ち、神から神格を奪った竜です…さてもう正体が分かってしまいましたね…次回も頑張ります