レイオニクスウィーズ   作:暗愚魯鈍

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はい…今回の作品は僕の好きな作品のほぼパクリなんですよねぇ…てかテスト期間なのに小説書いてる僕て馬鹿…今週送れるかな?(その前に勉強しろよ…)


五十七話白狼

河川敷…ここに赤い着物を着て、右側だけ着物の袖をたくし上げている黒髪黒目の長い髪を二つに結わえた少女が膝を落としていた

 

少女「……もう何日もご飯食べてない…」

 

彼女は人に【忌み嫌われる能力】を持っておりしかも生まれついた家庭がただの裕福な家だった為化け物扱いされ一ヶ月ほど前に家を追い出され食べ物も寝る所もなく、当然の如く金もない、だが盗みを働く度胸もない…その為餓死寸前であった

 

少女(ああ…家で隠れて食べてた茶漬けと湯豆腐は美味しかったな…)

 

少女は家で食べた茶漬けと湯豆腐の味を思い出す…そして家を追い出した時の記憶を思い出す

 

 

「出て行け!この疫病神めが!」

 

「何処でもいいからのたれ死ね!」

 

複数の大人が少女を門から放り投げ、少女は地面に倒れる

 

父「お前の居場所などここには…いや世界の何処にもない!」

 

母「この家に居場所はない!この化け物が!」

 

 

少女「五月蝿い!……五月蝿い!五月蝿い!五月蝿い!!!…全部あの【白い狼】の所為だ!私は悪くない!あの狼の所為で!」

 

大人達の幻聴が聞こえた少女は頭を振るって大声で叫び…そして少女は意を決した様に顔を上げる

 

少女「……こうなったら…金品を盗んで生き延びる!次に通りかかった人の金品を盗んででも生き延びる!」

 

すると少女は自分の直感で後ろに誰か来たのが分かった…そして後ろを向くと……バイクが凄まじい速さで駆け抜けていった

 

少女「あれは…追いつけない…次…!」

 

次に来たのは……警察官が列を組んで走っていた…

 

少女「…警察官が訓練中に財布を持ってるわけがない…今度こそ!」

 

少女が自分の後ろを向くと…紫色の髪の少年が川からぷかーと流れて来た…

 

少女「………へ…?これは流石にノーカン?」

 

そう少女が言っている間にその少年からブクブクと泡が水面に出ている

 

少女「ノーカンにさせて下さい…お願いします…頼みますから…」

 

少年は足だけしか川から見えなくなった

 

少女「ノーカン……に…させて…」

 

少年の足に鴉が止まり少年の足を突く

 

少女「ノ、ノーカンにさせ……て…あぁもぉぅ!」

 

結着、川に飛び込んでずぶ濡れになりながらも少年を助けた少女…盗むとかいいながら人を助ける始末である

 

少女「ハアハア…これでも運動はいい方…でもお腹が余計空いた…」

 

すると少年はゆっくりと立ち上がる、それを見てビクッとする少女

 

少女「お、溺れてましたよ?」

 

少年「……………チ!」

 

少女(舌打ちした!?)

 

少年はまるで何かを邪魔されたかの様に舌打ちをし、それを見て絶句する

 

少年「君かい?僕の入水という遊びを邪魔したのは?」

 

少女「私なただ助けた…て入水!?」

 

入水…自殺である

 

少年「僕は自殺ぐらいでは死ななくてね…だから遊び感覚で自殺してるんだが首吊りは痛いし…入水も息が苦しいから…もう二度としない」

 

少女(じゃあしないでよ!?てか遊び感覚で自殺をしないで!?)

 

少年「とは言え…僕を助けたのは事実…僕は人は嫌いだが…助けられた恩を返さない程ではない…何かお礼を…」

 

キュルルルル…と少女から可愛らしい音がお腹からなり少女は顔を赤く染める

 

少年「お腹空いてるのかい?」

 

少女はブンブンと首を縦に振って食べ物を恵んでもらおうとするが…

 

少年「…あ、財布忘れて来た…」

 

少女は再び膝を落とした…これでは助けて損した…そう考えるが川から水飛沫が飛び川から一人の男が現れる

 

ラヴクラフト「…見つけた…」

 

少女「またぁ!?川から流れて来たり出てくるのが流行ってるの!?」

 

ラヴクラフトはずぶ濡れの服を然程気にせず少年…神無に喋り出す

 

ラヴクラフト「神無君…時間だ…」

 

少年「ああ、ラヴクラフト、済まないね…川を見つけたから…」

 

ラヴクラフト「いや……別に構わないが…そこにいる…少女の視線が…痒い…神無君…早く…正史編纂委員会に…」

 

神無「ああ…もう時間か…でもこの少女に何か奢らなければ…ラヴクラフト、先方に電話してくれこちらが今から指示する店屋に来て下さいと」

 

ラヴクラフト「…えぇ…面倒臭い…怠い」

 

神無は無理矢理指定場所を勝手に変更し少女に向き合う

 

神無「さて君…何が食べたい?」

 

少女「ええっと…茶漬けと……湯豆腐……」

 

神無「…ずいぶん質素だね…なら予定を変更する必要もない…悪いが僕達が今から行く場所で食べてもらうけどいいかな?(まあ後で正史編纂委員会や僕の事を忘れる様に脳をいじるけど)」

 

少女「はい!」

 

少女は安堵したのかホッと息を吐き、神無はラヴクラフトと共に歩き出す、それを焦って追う少女に神無がふと立ち止まり少女に尋ねる…

 

神無「そう言えば君…名前は?僕は皇、皇 神無だ」

 

少女「え…っと……鏡花…京極 鏡花…です」

 

 

 

正史編纂委員会…日本の呪術師や霊能者の中で特に都市部に住む呪術師達を統括し、彼らが関わった事件の情報操作などを行う政府直属の秘密組織であり例えるならばメン・イン・ブラックである…そしてここに今日本の魔王がいた

 

護堂「甘粕さん本当にその俺の先輩…魔王が来るんですか?」

 

甘粕「ええ草薙さん…もう時期来るはずです」

 

最初に喋った青年の名前は草薙 護堂…ペルシアの軍神 ウルスラグナを殺逆し権能を剥奪した【九番目の神殺し】である、そしてそれに答えたのがマスターニンジャこと甘粕冬馬…正史編纂委員会の苦労人である

 

護堂「…神殺してロクな奴がいないじゃないですか…ドニや爺さんみたいな奴なんですかね?」

 

護堂は以前にヴォバンやドニとも交戦しておりドニは引き分け、ヴォバンは軽く戦った程度でヴォバンに「まだまだ強くなれるな…今殺すのは惜しい」といった理由で目的の巫女を諦めそのまま帰っていった…原作と違い物分かりのいい少し優しいヴォバン侯爵であった

 

甘粕「大丈夫です、皇王はその様な王ではありません…まあ同族に限った話ですが」

 

護堂「今不安なこと言いませんでした?て言うかその皇て魔王はどんな人なんですか?」

 

護堂が尋ねると護堂の隣にいた金髪の少女が護堂に呆れて言う

 

エリカ「あのねぇ護堂前々から言っているけど…貴方て本当に知らなすぎるわ、元は一般人だからしょうがないけど…神や同族に対する情報は調べるべきよ」

 

彼女の名はエリカ・ブランデッリ…護堂の愛人を名乗るミラノの魔術結社《赤銅黒十字》に所属し、若くながらも『大騎士』の位階と組織のイタリア人筆頭騎士たる『紅き悪魔』(ディアヴォロ・ロッソ)の称号を持つ天才少女である

 

護堂「だから!俺はそんな物騒な事は知りたくないんだ!俺は神様から奪った権能をもってるだけの一般人だからな!」

 

と豪語する自称平和主義者(笑&嘘)の一般人(絶対無い)

 

祐理「いやそれだけでも凄いのですが…て言うか既に四人の恋人の様な女の人がいて…それにそう言いながらもアテナを退けたり、天叢雲剣を倒したじゃないですか」

 

恵那「うんうん、恵那もそう思うよ!王様て既に変人だよね!」

 

そう言ったのは万里谷 祐理と清秋院 恵那という日本の媛巫女であり祐理は護堂の正妻(誰が正妻ですか!?誰が!?)で唯一の常識人である、恵那は天叢雲剣の元所持者で天叢雲剣を護堂に寝取られた、野生児の残念系大和撫子の媛巫女最強(媛巫女の中では最強というだけでありカンピオーネやまつろわぬ神は勿論凄腕の達人には負ける最強(笑))である(あれ?!酷くない?!恵那の説明!?)

 

護堂「お前らなぁ…リリアナも何とか言ってくれ」

 

護堂は最後のハーレムの一人(ハーレムて言うな!)自称草薙護堂の騎士を名乗るいじられキャラのリリアナ・クラニチャール(誰がいじられキャラだ!)に助けを求める

 

リリアナ「……否定できませんね」

 

護堂「ここには味方はいないのか!?」

 

護堂の叫びが無常にも響き渡る

 

リリアナ「…でも皇王はまだ良心的ですよ四年前のまつろわぬ神招来の儀でも攫われた巫女達に被害がない様最低限に儀式の負担を抑えた魔王ですから…後あの時くれた手作りの飴が美味しかったです」

 

祐理「私もヴォバン侯爵の怖さよりも飴の事の方が印象に残っていて…攫われてよかったと思いました」

 

恵那「それ可笑しいよ?絶対…食べ物で釣られてるよこの二人」

 

因みに飴を食べた者達はあの飴の味をお求めて神無の組織に飴玉を買い求める様になったとか…それに味をしめた神無の部下が一個三百円で百個入りの袋 三万を売ったところ一ダースで買う程の中毒者が続発したとか…

 

エリカ「皇王は竜帝と呼ばれていて権能も護堂を凌ぐほどのバリエーションがある事で有名よ、相当な魔術の使い手でサルバートレ卿の魔術の達人版と考えればいいわ…」

 

祐理「噂では権能を無効化し相手の権能を奪ってそれで相手を攻撃する剣を出す権能やあらゆる物を喰らったり、黒死病にしたり見ただけで破壊したり武器を作ったり魔獣を生み出す権能、そして魔術神から簒奪した権能が有名ですね…他にも三個所持しているみたいです」

 

エリカと祐理が神無の情報を言い、護堂は顔を強張らせて喋り出す

 

護堂「随分反則的な能力だな…俺が言うのもなんだけど…竜帝て言うくらいは竜から奪った権能なのか?戦いたくないな」

 

護堂はそう言うが結局は戦いそうだなぁ…と心の片隅で考える…そしてエリカに問いかける

 

護堂「なあ、そいつの権能て判明しているだけでも教えてくれないか?」

 

エリカ「まあ!あの護堂が自分から知りたがるなんて驚きね!」

 

護堂「…いや…いつも見たいに戦うことになるんだろうな…と考えると…知りたくなってさ…ほら、カンピオーネとか神てロクな奴がいないし」

 

「それコロッセオ破壊したお前が言う?」という言葉がこの場にいる全員が思った、すると男装した女性…沙耶宮 馨が護堂の問いに答える

 

薫「それなんですがねぇ…草薙さん…残念ながらヴォバン侯爵等と同じく権能について詳しく分かっておらず、竜帝殿も権能が六個あると本人が言っただけで…まあこれは本当らしいですが…確認が取れているのは魔術の権能「殲滅の大いなる術(デストリュクシオン・アルス・マグナ)」と四つの能力を持つ権能「黒竜の大災厄(ブラックドラゴーン・カタストロフ)だけなんですよね…先日まつろわぬ黄竜を倒して権能を得た様ですが…まだ能力は分からないですし…古参の方々は権能の把握が難しいのです」

 

そう薫は残念そうに答えるが、代わりに甘粕が答える

 

甘粕「ですが彼の王を紹介する上で欠かせないのが四年前に起こった龍頭戦争でしょう」

 

護堂「龍頭…戦争?」

 

エリカ「ええ、サルバートレ卿と護堂がカンピオーネになる前以前に起こった戦争でたった一人の魔王に皇王を含むヴォバン侯爵、羅濠教主、アイーシャ夫人、黒王子、冥王そして皇王が呼んだ我等正史編纂委員会な古老のスサノオ様とラーマ様そして皇王が率いたポートマフィアという組織が当時ラスベガスに君臨した王 覇王「ハンニバル・チャウ」を討伐せんが為に魔王同士が協力し戦った戦争です」

 

護堂「カンピオーネや神が同士が共闘!?そんなこと有り得るんですか!?」

 

護堂が驚きのあまり甘粕に尋ねる

 

甘粕「ええ、それも皇王の人脈あってこそですが…そのハンニバル王は最低最悪の人物で、部下達も極悪そのもので下級構成員でも一般人に傲慢に振る舞い、毎日強盗、強姦は当たり前で魔術での殺人事件が多発していました」

 

エリカ「当時ハンニバル王は人々に「最悪の王」と呼ばれヴォバン侯爵が可愛く見えるほどの悪行を行い、ヴォバン侯爵達にも嫌われていたそうよ」

 

祐理「ええ、それに話を聞いただけであの戦闘狂ことサルバートレ卿も胸糞が悪くなったと言ったほどの邪悪です…」

 

護堂「そんな奴がいたのか…」

 

護堂はその同族を知ると嫌悪感を露わにした…これ程まで嫌悪した人物はいない、ドニにしても遊び感覚で斬り合いを申し込んできたがそれでもまだ可愛げがあり、あの祐理を拐おうとしたヴォバンすら護堂の決意を見るや祐理のことを諦めそのまま帰還したのだ…それらの魔王と比べると…まさに魔王そのものではないか…護堂はそう思った

 

リリアナ「しかもハンニバル王は魔王と神の連合に追い込まれ不利になるや否や部下を置いて逃走、部下も散り散りになり各地で悪行をしているという…しかも厄介なことに幹部達は異能者ばかりで…」

 

護堂「……なあ前から思ってたんだけど異能者て何だ?」

 

エリカ「貴方ねぇ…本当に勉強しなさいよ…異能者て言うのは超能力者みたいな物で貴方の知っている人物なら聖徳太子も異能者じゃないかと言う説もあるくらいよ?流石にカンピオーネには届かないけどそれでも一般人や魔術師にとっては脅威なの…その異能組織を率いたのがハンニバル王でそれに対抗した組織ポートマフィアも異能組織なのよ」

 

護堂「へぇ……そんな物騒な連中を率いてる奴と今から合うのか…戦争にならないといいな…」

 

恵那「大丈夫だって王様!その皇帝様て大の人間嫌いで以前ニュースになった北朝鮮の偉いさん方鏖殺事件の犯人だけど、同族には優しいて言ってたから!そのお陰でヴォバン侯爵も少し優しくなられたて聞いたことあるよ!」

 

護堂「……なんか不安だ…て此間ニュースになってた事件そいつの仕業か!?」

 

護堂はもうツッコミに疲れ項垂れる…

 

甘粕「ですが彼の功績はまだあります、怪獣被害の対応です」

 

護堂「怪獣て…来ないだ現れたタイラントとかゼットンて奴ですか?彼奴ら強かったですよね…アテナやメルカルト程じゃないですけど…」

 

薫「あれでも上位なんですけどねぇ…他にも妊婦の腹からマザリュースと言う怪獣を超えた超獣が現れ妊婦が死亡した事例や一つの村がツインテールという怪獣に襲われ壊滅した事例もあります…」

 

甘粕「この怪獣被害の時はヴォバン侯爵や羅濠教主でも積極的に動きます…何でもマガタノオロチという怪獣と戦った時の影響らしいですが…過去にはそんな怪獣は現れた形跡がないんですよねぇ…」

 

ヴォバンと羅濠はマガタノオロチの怪獣と戦うまつろわぬ神や神獣と違った楽しみを覚え積極的に戦っておりそのお陰で怪獣被害が軽く収まっているのだ…だが地形がガラと変わったりしているので修理や隠蔽する組織は涙目だが…するとコンコンと扉が叩かれる

 

甘粕「!来ましたね…どうぞお入り下さい」

 

「ノックはするのか…」と護堂が感心してると扉が開き扉から神無達が入ってくる…ラヴクラフトと先程の少女…鏡花を連れて

 

薫「ようこそいらっしゃいました皇王とその臣下ラヴクラフト様…とそちらは?」

 

薫が鏡花を見て神無に尋ねる

 

神無「先程僕を助けてくれてね(助けていらなかったけど)お礼に飯を奢ることになりここで食べさせようと思うのだが…構わないかな?」

 

甘粕「ここ基本一般人は…まあいいです」

 

甘粕は何か言おうとするがカンピオーネの為もういいやと諦める

 

鏡花「あの…何かすみません…」

 

ペコと頭を下げる鏡花、それをみたラヴクラフトは甘粕にこう言う

 

ラヴクラフト「大丈夫…後で神無君…が…後遺症…がないように…記憶を消す…から…」

 

神無「まあ片手でできるしね」

 

((((((((怖……))))))))

 

全員がラヴクラフトの見た目の怖さとその二人の発言に怖がる…

 

甘粕「ま、まあ世界一の魔術師たる御身にとっては記憶をなくすなど朝飯前からもしれませんが…程々にして下さいよ?」

 

神無「大丈夫さ、飯を奢ってくれたのを親切な老人に変えて自分はどうしてここにいるのかて偽りの記憶を植え付けるから…」

 

鏡花「…すみませんご飯まだですか…もう意識が朦朧と…」

 

ラヴクラフト「それなら…問題ない…すぐ持って来る…」

 

とラヴクラフトは一旦部屋から出ていき、再び戻って来るとワゴンを押して戻ってきた…そのワゴンには茶漬けと湯豆腐が大量に乗っていた

 

鏡花「……………(ジュル)」

 

鏡花はそれを涎を垂らしながら見つけていた

 

 

カラン、また一つ茶碗が重なる、もう既に茶漬けが入っていた空の茶碗が三十を超え、湯豆腐も既に五十程鏡花一人で食べていた、それをみた護堂達は少し引いていた

 

鏡花「モグモグモグ…」

 

神無「よく食べるなぁ…」

 

ラヴクラフト「…いくら…タダで…作ったとはいえ(ダグダの大釜の事)…食い過ぎだ…」

 

ラヴクラフトも半端呆れていた(表情は変わっていないが)

 

ラヴクラフト「それに…しても…この時間の所為で…仕事が…遅れるな…ああ…早く…帰って…アイスクリームと…チョコレートを…食べて…寝たい…」

 

鏡花「もがもがもぐがぁぁ?」

 

ラヴクラフト「…君の所為で…要件を…聞くだけで…こんな時間が…かかっている…」

 

鏡花「もぐもがぐぎゃうがぁ?」

 

ラヴクラフト「仕事?…ここにいる…痒い…視線を…向けてくる…人達が…依頼人だ…」

 

鏡花「もがもぐもがぁぁ?」

 

ラヴクラフト「内容…?…獣の…駆除…だ」

 

神無「…………何で君達会話できるの?」

 

ラヴクラフト・鏡花「…?」

 

ラヴクラフトは鏡花の口に食べ物が入った状態でも会話をしておりそれを不思議がる神無(まあ全員が同じことを思っていたが)

 

神無「まあいい…資料は見た…今から乱歩に連絡する」

 

すると神無は携帯を取り出し連絡し、神無は何かを喋り出す…そして暫くすると何故か鏡花の方を見ていた…それを見た護堂達は首を傾げるだけであった…そして神無は携帯電話を閉じる

 

鏡花「……美味しかった…もう茶漬けと湯豆腐はもう10年は見たくない…」

 

神無「君…よく言えるねぇ…」

 

鏡花はお腹をさすりながらそういい、神無は少しイラっとしながら言った

 

鏡花「…でもありがとうございます…私助かりました…家を追い出されてから久しぶりに人間らしい食事をとりました…」

 

ラヴクラフト「…追い出された?」

 

ラヴクラフトは首を少し傾ける

 

鏡花「私の家は裕福だったんですが…私、昔から変な力を持ってて…だから両親に虐待されたり、家の者や周りの人にも疎まれて…」

 

護堂(なあエリカ…その変な力て…もしかして?)

 

エリカ(ええ…恐らく異能力ね…)

 

護堂は彼女が異能者と判断しそれをエリカも肯定する

 

鏡花「それで追い出されて…今まで必死に生きていたけど…今日みたいに助けてもらったのは初めてです…ありがとうございます」

 

鏡花はニコと神無に向けて笑顔を向けて神無はそれを見て顔を背ける…神無にとって彼女の笑顔は痒かったのだ…

 

鏡花「所で…仕事てなんです?」

 

鏡花は首をカクンと傾ける…

 

神無「まあ構わないか…白い狼の駆除だよ」

 

鏡花「!?」

 

鏡花はそれを聞くとビクと身体を動かし、椅子から立ち上がり扉に向かって走り出す

 

ラヴクラフト「何故…逃げる…?」

 

ラヴクラフトはそれを片手で止め、鏡花を地面に叩きつける

 

鏡花「!?…痛い…」

 

鏡花は苦しそうに呻くがそれでも必死に逃げようとする

 

神無「…何故逃げるんだい?理由を言わないと飯代が腕一本になるよ」

 

鏡花「離して!白い狼に食い殺される!私は狼に追われてるの!」

 

神無「ほう…その話、詳しく聞かせてもらおうか…」

 

鏡花か曰く、家を追い出されて以来白い狼の影を何度も見つけたという、甘粕の調べた所によれば鏡花が白狼を見た場所は白狼の発見場所と日時があっていた

 

神無「そうか…所で君暇かな?」

 

と神無が薄く鏡花に笑いかけ鏡花は嫌な感じがした…

 

神無「白狼探しを手伝って「嫌ですよ!私は餌じゃないんです!」……報酬も出そう…」

 

鏡花の身体がブルンと震え少しずつ前を向く

 

鏡花「報酬…?そんな物…じゃ釣られませんけど…幾らぐらいですか?」

 

神無「これくらい…」

 

その後鏡花が二つ返事で了承したのを見て護堂はいくらで釣ったのか?と尋ねると立派な家が一軒たっても釣りが来るほどといい、護堂達は絶句した…そして神無はラヴクラフトにメモを渡しラヴクラフトはそのまま何処かに行った

 

 

さて時間は移り変わり今は深夜、ここはとある港の倉庫…神無曰く「ここなら被害が少なくする」と言い、護堂が「カンピオーネなのに被害の事を考えてる!?」と驚いていた

 

鏡花「あの…何してるんですか?」

 

神無「何、コレクションの宝石を眺めているだけだ…僕はコレクターだからね」

 

そう言いながら神無は宝石を眺めていた…エリカが小声で「あれ五百万ほどするわよ」と言い護堂は絶句した

 

鏡花「あのでも…そのカンピオーネ?て言う人達なら白狼を駆除出来るんですか?」

 

神無「ああ、問題無い…僕に任せ給え」

 

神無は素っ気なくいい、鏡花はそれを聞いて少し頭を下げる

 

鏡花「そうですか…いいなぁ…自信があって…

私なんて家でも疫病神て言われてて…それに明日の寝床も食い扶持も知れない身…いっそ私なんて狼に食われちゃえばいいんだ」

 

鏡花は泣きそうな声で下を向く…護堂達は何かを言いたげだったが自分達では彼女を説得できないと考え黙り込む…神無は倉庫の窓を見た…もう少しで雲から月が出てきそうである…すると風が吹いて何かが落ちる音が聞こえる

 

鏡花「?!狼!?」

 

神無「いや何かが風で落ちた音だろう…」

 

鏡花「違いますよ!?人食い狼だ!私を食べにきたんだ!」

 

そう鏡花は叫び地面に転ぶが神無は宝石を片付け鏡花に言う

 

神無「君の家の事は僕の部下が調べたよ…何でも…君の家は一度白狼に襲われ…君が追い出された日にまた白狼に襲われ皆殺しされて見たいだねぇ…君を除く三十五人が」

 

鏡花「…え?」

 

鏡花はその答えに唖然とするが神無は続ける

 

神無「…異能力で成功する者もいれば知らずにいる者もいる…君も異能者だが…その異能は今回は関係ない…それと白狼の件だが…もう既に白狼はいるよ」

 

護堂「はぁ!?何処にいるんだ」

 

神無「最初からだよ」

 

神無は指を鏡花に向ける

 

神無「君が白狼だよ」

 

鏡花「へ…?私…?」

 

神無「そう君だ…だから君がいた場所に狼が現れた…まあ全て僕の部下が推理した事だが…窓をみるといい」

 

鏡花が窓をみると雲から月が出てきてそれを見た鏡花の様子が変わり始めた…手首をガクンと落とし何か震えだした…まるで変身するの様に…

 

鏡花「あぁぁ…あああああああああぁぁぁぁぁ!!?」

 

鏡花は叫び声をあげ白い光に包まれ身体がダンダン変わっていく

 

神無「月下に狼に変わる…まるで人狼だ…またお前の仕業か…「ウルル」」

 

ーーーグルルルルゥゥ…ーーー

 

完全に変身した鏡花は人語を喋らずただの野生の狼と成り果てた…それを見た甘粕は言う

 

甘粕「ウルル…ハンニバル王と同盟を組んだ神祖…そうか彼女の能力は人に神獣の能力を与え身体と心を神獣へと変貌させる力…この一件の黒幕は神祖か!」

 

神無「そう言う事だろうね」

 

ウルルによる人の神獣化はかつてもハンニバルが活動していた頃に頻繁にあったが最近は鳴りを潜めていたが…この一件の黒幕こそがウルルと長年ウルルを追ってきた神無には理解できた

 

ーーーグルルルルゥゥ!ーーー

 

白狼は爪を唸らし倉庫の地面を抉る、それを神無は縮地で避ける…それと同時に緑色の雪が降る

 

神無「おお!人ぐらい…いや神獣くらいなら殺せるかもね…でもおイタはここまでとしようか」

 

神無は服を黒い刃に変えて白狼の肩に当て肩から血が吹き出る

 

護堂「おい!?元は少女だろ!?」

 

神無「少し黙ってくれ…戻す方法はあるのだから…少しでも抵抗を抑えるのさ…それにこの狼の正体も先程霊視を行ってわかった…フェンリルの一族最強、ハティ…これらから察するに神殺しの狼フェンリルの息子ハティと同一視されるマーナガルムか…厄介なものを生み出しやがって、あのクソ神祖め…」

 

護堂は文句を言うが神無はただ冷静に権能を使い白狼を追い詰める、神無は宙に無数の銃火器を出し白狼に乱射する

 

ーーーグルルルルゥゥ!ーーー

 

それでも白狼には銃弾が効かず銃弾を弾いて突進し神無は黒い刃で切り裂こうとするが…

 

ーーーグルルルアアァァ!ーーー

 

白狼は黒い刃を「切り裂いた」…しかもよく見ると傷口も再生しており先程切り裂いた傷口はもう既に塞がっていた

 

神無「何!?権能を切り裂いた!?それにあの超再生能力は…」

 

神無は思わずプラズマ・カノンを放つが白狼はそれを切り裂き神無に自身の腕を当て神無を吹き飛ばす

 

神無「がぁ!?」

 

甘粕「皇王!?」

 

白狼はそのまま護堂達を狙いに定め攻撃しようとするが…

 

神無「残念、さっきのは幻だ」

 

神無は白狼の後ろに立っていた…細雪で姿を消し幻を白狼に見せていたのだ

 

ーーーグルルルルゥゥ!ーーー

 

白狼は神無に突進するが神無は人差し指を白狼に向けるのみ…そして人差し指が白狼に当たると白狼が光に包まれる

 

神無「…どうせ誰も聞こえないだろうから教えてあげよう…僕の権能「竜の死の林檎(ドラゴニア・デットアップル)」は相手の権能を無効化し、更には奪い、奪った権能を使う剣を出す権能…簒奪さし神の名はイルルヤンカシュ…日本神話の八岐大蛇とギリシャ神話のテューポーンにルーツを持つ竜だ」

 

そして光が弾け白狼は霧散し狼化が解けた鏡花が落ちてくる、それを神無が受け止め…

 

神無「重い!」

 

そのまま手から離し鏡花は思い切り頭から地面にぶつかった

 

「「「「「「ヒドイ!?」」」」」」

 

神無「やれやれ…仕事は終わりか…「遅く…なった…」ん?ラヴクラフトか…もう終わったぞ」

 

神無はいきなり現れたラヴクラフトにさして驚かず(甘粕はいつの間に!?と驚いたが)ラヴクラフトに問いかける

 

ラヴクラフト「…終わったのか?…それは不味い…暇だった…皆を…呼んできてしまった…済まない…」

 

神無「えぇ?…済まないねお前達…」

 

ラヴクラフトが応援を呼んでしまった事を知り、神無は奥にいるであろう部下達に謝罪する…すると奥から三人の人影が現れた

 

乱歩「ええ…せっかく来てあげたのに…全く…ラヴクラフトめ…でもボス!僕の推理は役に立ったでしょ!何せこの少女が白狼なんて他の無能な人達は気付かなかっただろうね!」

 

そう自信満々に偉っそうに言う探偵のような服を着た童顔の青年

 

フィッツジェラルド「全く…一銭の価値もないのか…無駄足だったか…これならパズドラに課金していた方がマシだった…」

 

そう溜息を吐きながら悪態をつくスーツを着込んだ端正な顔立ちの男性

 

アガサ「…私達の出番は必要なかったようですね…しかしこの少女が例の白狼ですか…でこの少女の処遇は如何に?」

 

そう素っ気なく言ったのがレイピアを腰に下げた騎士の蠱惑的な女性

 

エリカ「…あの連中…ポートマフィアの構成員よ…」

 

リリアナ「…と言うことは…全員異能者なのか?」

 

そうエリカ達が言っていると乱歩達が鏡花の処遇について話していた

 

乱歩「普通に考えて処刑または動物園送りだね」

 

そう冷静に答えたのがポートマフィアの構成員であり自称名探偵 江戸川乱歩…能力 「超推理」

 

フィッツジェラルド「…何か見世物に出来ないのか?サーカスなら金になるぞ?」

 

金の話をしているのがポートマフィアの金の管理をしている課金魔ことフランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド…能力名 「華麗なるフィッツジェラルド」

 

アガサ「…慈悲深く殺すのが良いのでは?私なら楽に首をはねれますが…一応駆除指定猛獣(人間)ですし…」

 

そう腰につけたレイピアを抜こうとしているのがテンプル騎士団の末裔の騎士であるデイム・アガサ・クリスティ…能力名 「そして誰もいなくなった」

 

ラヴクラフト「皆…酷く…ないか?」

 

そう一人だけ鏡花を庇ったのがハワード・フィリップス・ラヴクラフト…能力名 旧支配者(グレート・オールド・ワン)…全員が異能者だった…すると部下達の発言を聞いていた神無が答える

 

神無「実はもう考えてある」

 

神無はチラと鏡花の方を向き鏡花の人生と自分の過去を重ねる…そして部下達に向かってこう発言をした

 

神無「僕の部下になってもらおうか」

 

アガサ・フィッツジェラルド「な!?」

 

ラヴクラフト「………」

 

乱歩「……流石ボス…面白いこと考えるね…」

 

そして神無は鏡花の方を向き大声で叫ぶ

 

神無「起きろ少女!」

 

その声で少女は目を覚ます…

 

鏡花「…ふゃあ?…あれ?」

 

神無「君…変身中の記憶はないのかい?」

 

鏡花「…?何のことです?」

 

ラヴクラフト「…あ、でも…右手に…残ってる…」

 

鏡花「右手?」

 

鏡花は自分の右手を見ると…狼の腕のままだった…鏡花はその腕を少し動かして叫ぶ

 

鏡花「……え?!何、何、何これ何これ!?どうなってるの!?」

 

鏡花が自身の右手を見て驚き叫ぶ…さて改めて紹介しておこう、彼女の名は京極鏡花…能力名 憑物落とし…そんな驚く鏡花に神無はゆっくりと近づいていき鏡花に手を差し出す

 

神無「まあそう言うわけで今日から君は僕達の仲間と言うことだ…と言うわけでよろしくね」

 

そう言った神無に神無の手を取りながらもこう思った

 

鏡花(…………私の意思は?)

 

無論魔王(カンピオーネ)には届かなかったが…

 

 




はい、今回説明が長いだけで全然つまらなかったですね、反省します…今回出てきたキャラは文豪ストレイドッグスのキャラクターでした…因みに江戸川乱歩とフィッツジェラルドの中の人はジャンボットとオーブリングの声をやってるんですよね…そしてヒロインは文ストの泉鏡花ちゃん(能力は中島敦君で異能力は京極夏彦の憑物落としだけど…)あの子本当に可愛いんですよね…だから出したかった…後悔は少ししてます(また人気下がったらどうしようという)…さて無理矢理マフィヤに入れられた鏡花ちゃんの運命はいかに…?

因みに第三の権能イルルヤンカシュから簒奪した「竜の死の林檎(ドラゴニア・デットアップル)」は太宰治の人間失格と澁澤龍彦のドラゴニア・ルームから…因みにこの二人も中の人はウルトラマンゼロ、ウルトラマンマックスの声をやっています…そして設定だけですがウルルはこれまでも鏡花ちゃんに起こした事件のような事をしており、怪獣被害も起こっており(主にウルルが生み出した怪獣かマーキンド星人チャリンジャ等から買った怪獣達)どんな世界でも怪獣て出てくるんですね…護堂君が倒したゼットンやタイラントは強いですが護堂君には叶わなかった模様…何げに怪獣被害で最も犠牲が出たのはツインテールらしいです…やったね、ツインテール!この世界では活躍できたよ!てなわけで次回もお楽しみに…
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