レイオニクスウィーズ   作:暗愚魯鈍

71 / 134
更新遅くなってすみません…テスト勉強毎日2時間くらいやってたら中々書かなくて…今度も遅くなるのですみません…そして今回のタイトルはクトゥルフ神話からとりました…これからタイトルがクトゥルフ神話に似たタイトルになりますよ(クトゥルフ神話はあまり関係ないですが)

さて新章スタート…お楽しみに!


地球編
六十四話無名都市


穴の中に入った後は暫くの間何もすることがなく鏡花はジャグラー達に神無の過去を聞き、神無は白鯨の武装に取り組んでいた

 

鏡花「レイブラット…そんな相手もいたんですね…」

 

ジャグラー「ああ…あんなデカイの未だ嘗て見たことがなかったよ」

 

ジャグラーはレイブラットとの戦いを話し、鏡花はそれを聞き、横でポオが「小説のネタになるである」と言いながらメモをする

 

鏡花「私が戦ったのはデッカくて六十メートル以上ぐらいですからね…」

 

ジャグラー「いや人間で戦うとしたら十分デカイぞ」

 

ジャグラーがそう言うと奥から誰かが歩いてくる…その男性は胸元が大きく開いたシャツを着ている

 

マーク「やあ、僕はマーク、マーク・トウェイン、宜しく」

 

マークはそうジャグラーに手を差し出すとジャグラーは少し間を開けたが握手をする

 

鏡花「マーク…さんでしたよね?何故白鯨に居たんですか?」

 

マーク「ああ留守番だよ…ジャンケンで負けてね…でも時空邸?て場所が壊れたから皆がここにきたから退屈しなそうだ!」

 

マークは笑いながら言い、鏡花の横に座る

 

マーク「いやでもボスについて来て正解だったよ…こんな面白いことになったんだから…僕の自伝執筆にこれほど唆るものはないよ!」

 

マークはそう言うと一冊の本を取り出す…それが例の自伝というやつだろう

 

ジャグラー「自伝執筆ね…新しく入った奴らは変な奴が多いな」

 

鏡花「私はその中に含まれませんよね?」

 

鏡花は心配になり尋ねるがジャグラーは目をそらす

 

マーク「まあ否定はしないさ、異能者てのは魔王様達と同じおかしい連中ばかりだから…でも僕と君はマトモな部類だよ…それよりも」

 

マークは笑いながら言うと真っ直ぐジャグラーを見つめる

 

マーク「あのメテオールていうやつ…あのボスでも完全に扱えるか不安だったんだ…完全にコントロール出来るか不安だね…何せメテオールの中でも危険なのを使うのは僕なんだから…」

 

ジャグラー「ああ…お前が狙撃手だもんな…大部分のメテオールは狙撃手が使うことになる…まああのヤプールとグローザムだ…あいつらはメテオールに敗れたり一泡吹かされたんだ…制御の仕方ぐらいできるだろ、地球人にとっては未知でも宇宙人からしたら未知じゃないからな」

 

ジャグラーはそう言ってからコーヒーを飲む

 

その頃神無はメテオール完全制御を求めてヤプール達と話し合いをしていた時

 

レジェンド(神無…聞こえるか?)

 

神無「!?」

 

神無はレジェンドの声が聞こえ上を見上げる

 

レジェンド(あの時は怪獣を無理矢理離してすまない…ギガダークナイザーは返した…がこれから行く場所を伝えようと思ってな…何せ…君と関わりがある世界だからな)

 

神無「僕と関わりがある世界?」

 

レジェンド(そうだ…それは……)

 

レジェンドが神無に話すと神無は驚愕の顔をしレジェンドに何か話す…それはどこか怒っている風にも見える…だがレジェンドとの会話は誰にも聞こえない…その為知らない人が見たらかなりヤバイひとである

 

神無「ヤプール…ちょっと席を外す…」

 

ヤプール「…ああ…もうすぐ出来上がる…我々でも大丈夫だ」

 

神無はそう言い部屋を出てしばらく歩きながらレジェンドと会話する

 

神無「何故…「あんな所」へ?」

 

レジェンド(何者かが侵略を始めたのだ…このままではその世界が崩壊する)

 

神無「滅べばいいんですよ…人間なんて…それにあんな世界…大嫌いだ」

 

レジェンド(…希望を捨てるな…もしかしたら…何か変わっているかもしれない…)

 

神無「そんな事ない!あの世界はクソの様な世界「あの…」ん?」

 

神無が少し怒った様に言い放つと目の前に鏡花がいた…如何やら話に夢中になりすぎて鏡花達がいる場所まで歩いてきてしまった様だ

 

レジェンド(…また話そう…それに偶には誰かに相談したり話し合う事も大事だ)

 

そう言うとレジェンドの気配が消える

 

神無「(……まあ一理あるな…)如何したのかな?」

 

レジェンドの言葉に納得し神無はなるべく冷静に鏡花に話しかける

 

鏡花「独り言言ってとうとう頭が逝ったんですか…?鴎外さんを呼んできましょうか?」

 

鏡花は神無を純粋に心配したように言ったが神無はその言い方に腹が立ち、手元にギガダークナイザーを召喚する

 

鏡花「あれ?何ですそれ……」

 

そして鏡花に思いきりギガダークナイザーをぶつけ鏡花を吹き飛ばす、ジャグラーやマーク、偶々その場居合わせた者達は呆然とする…だが神無は驚いた表情をしていた

 

神無「あれ?全身の骨をおるつもりだったのに…鏡花が強くなったのか、それとも機能が弱くなったのか…?」

 

神無は疑問に思いギガダークナイザーを調べるが次の瞬間神無に鏡花の脚(狼化)が当たり今度は神無が吹き飛ぶ

 

鏡花「何するんですか!?骨が折れるかと思いましたよ!?乙女にやる事ですか!?」

 

神無「乙女が蹴るのもどうかと思う…」

 

鏡花は神無の襟首を掴み神無を振り回すが神無は然程気にしなかった

 

ヤプール「制御終わったぞ…て何だこれ?」

 

グローザム「ほっとけ…どうせ皇帝が何かやったんだよ…」

 

ヤプールは鏡花が神無を振り回していることに呆然とするがグローザムはどうせ神無が何かやったんだろうと考えそのままマークの所へ行く

 

グローザム「後でちゃんと機能するか確認してくれ」

 

マーク「…ああ…わかった…じゃあ僕はいくよ」

 

鴎外「神無君、もう時期到着するてさ…何してるの鏡花ちゃん?」

 

鴎外と紅葉が入ってくるが二人は鏡花が神無を振り回しているのを見て動きを止める

 

鏡花「もう着くんですか?ならこの馬鹿を空から落としていいですか?」

 

鏡花は神無を離して鴎外に尋ねる、鴎外はそれを見て「入ってきた時と性格変わったな」と心の中で思っていた

 

鴎外「別に構わないが…そろそろ着くよ?」

 

鴎外はあっさり神無を見捨て異次元空間を抜ける事を伝える

 

神無「おいコラ鴎外…見捨てるなよ…普通落ちたら死ぬぞ?」

 

「「「「「「「「大丈夫、絶対死なないから、断言する」」」」」」」」

 

全員が同時に同じ言葉を言い、神無は少し傷ついた、そうこうしているうちに穴から抜け宇宙空間を漂い、目の前には青い星…地球があった

 

鏡花「綺麗…」

 

地球を見つめる鏡花に神無は嫌そうな顔で答える

 

神無「星はね…星に住んでる奴らは醜さの塊だけどね…」

 

吐き捨てるように言う神無に一同は違和感を覚えるが…すぐに忘れる…何故なら白鯨が着陸用意を始めたからだ、ステルス機能を使い姿を消し地球に向かって降りて行く白鯨

 

ラヴクラフト「…また…この星を…宇宙から…見るとは…思わなかった…」

 

ラヴクラフトは意味深げな言葉を言い、地球を見下ろす…

 

ジャグラー「しかし…あの穴が空いた場所が何故地球なんだ…?普通は侵略者の星やらアジトに繋がりそうなものを…」

 

ジャグラーは考え込むが一つの結論に達する

 

ジャグラー「…まさかあの地球はすでに侵略されている…馬鹿な…ウルトラマンが見逃すわけ…」

 

ジャグラーは自分が考えたか結論に頭を振って消そうとするが心の中では答えはもう決まっていた

 

ジャグラー「やはり…この星を既に侵略して俺達に怪獣を送り込んでいたやつがいるのか…?」

 

ジャグラーは確信したかのように呟く…一同もそれに賛同するかのように黙り込むが白鯨が上空千メートルに達した所で「あ」と鏡花が声を出し神無の襟首を掴んで窓際まで移動する

 

神無「………………………何するの?」

 

鏡花「さっき落とすていったじゃないですか、ここから落とそうと思って」

 

神無「へ?…ちょっと待て…おい窓を開けるのはやめたま…」

 

その後鏡花は神無を窓から突き落とし、鏡花は落ちていく神無を見た後窓を閉める…まさに有言実行…その行動にジャグラー達は呆然としていた

 

鏡花「あれ?着地しないんですか?神無が心配じゃないんですか?」

 

フィッツジェラルド「突き落としたお前が言うか?」

 

ドストエフスキー「それにあれくらいでは死なないから心配もしないね」

 

フィッツジェラルドとドストエフスキーは皆の心の声を代わりに言った

 

白鯨は着地し、町の光景を見ると…

 

ジャグラー「……ここ地球だよな?いつの世紀末だ?」

 

モヒカンがヒャッハーするような荒れ果てた街に変わっていたのにジャグラー達は驚き一瞬地球かどうかを疑った

 

ドストエフスキー「………本当に地球か疑うぐらいだね…そもそも人はいるのかな?」

 

乱歩「僕の見立てだと思ってしぶとく生き残ってそうだ」

 

グローザム「それより皇帝は無事…だと思うけど怪我してないか?」

 

グローザムは誰も心配していなかった神無の心配をする

 

鏡花「……怪我してるといいな…そしたら私が看病できるのに…(ボソ)」

 

鏡花は物騒なことを喋りながら皆と共に神無が落ちたであろう場所まで行くが神無はそこら辺で銃器の手入れをしていた

 

神無「遅かったね」

 

鏡花「チ…無事でしたか…」

 

ヤプール「舌打ちしたぞこいつ…」

 

神無は真顔で鏡花達に言い、鏡花は神無が怪我の一つもないことに舌打ちをし、ヤプールはそれを見て少し引いた

 

神無「…しかしこの殺風景は嫌だね…どうせなら緑豊かな風景が良かったよ…」

 

ポオ「全くである…いや世紀末風の小説のアイデアになるかもである」

 

国木田「お前ホントぶれないな…」

 

ポオはネタ帳を取り出しアイデアを書き綴り国木田はこんな時でもアイデアをかけるポオに呆れる、そんなおり地面が揺れ始める

 

ジイド「今度は地震か…?」

 

織田作「…いやこれは……!違う怪獣だ!」

 

ジイドは地震と感じるが少し先の未来を予測した織田作が叫ぶ、その五秒後に地面が膨れ上がり古代怪獣ゴモラ、宇宙怪獣エレキング、古代怪獣ツインテールが現れる

 

乱歩「こんな時に怪獣とは…僕達もついてないね…」

 

アガサ「この三体がこの地を荒地に変えたのでしょうか?」

 

ーーーギャアオオォォォォ!ーーー

 

ーーーキィイイィィィ!ーーー

 

ーーーギシェギシェエエエェェェ!ーーー

 

ゴモラ達が吠えこちらに迷わず向かってきている、その瞬間神無はポケットからネオバトルナイザーを(久しぶりに)取り出しスーパーグランドキング達を召喚する

 

ーーーバトルナイザー・モンスロードーーー

 

ーーーグゥエエエエエ!ーーー

 

ーーーギイャアアアアアアアッ!ーーー

 

ーーークゥウウウウ!ーーー

 

ラヴクラフト「……二十五話ぶりの登場だ(グラキ)…三ヶ月ぶりだ(ギドラ)…やっと出番が出てきた(イリス)…と彼女等は言っている…」

 

三体は久しぶりの出番に大喜びしラヴクラフトはスーパーグランドキング達の言葉を理解し通訳する

 

鏡花「……あれがジャグラーさんが言ってた…て何であなたは言葉がわかるんですか?」

 

鏡花はスーパーグランドキング達のことをジャグラーから聞いていたため驚かないがラヴクラフトが言葉を理解したことに驚く

 

神無「じゃあ頑張ってね」

 

ーーーグゥエエエエエ!ーーー

 

スーパーグランドキングは突進しゴモラに体当たりしゴモラを吹き飛ばし、ゴモラは超振動波を放つがスーパーグランドキングはそれを腕をクロスさせて防ぐ

 

ーーーギイャアアアアアアアッ!ーーー

 

カイザーギドラはエレキングの尻尾からの放電を避け尻尾に噛みつきエネルギーを送り込んでエレキングを攻撃しエレキングを投げ飛ばす

 

ーーークゥウウウウ!ーーー

 

イリスは触手から超音波メスを放ちツインテールの二又の尻尾の左側の鞭を破壊する

 

鏡花「強い…で神無から言うとどれくらいの強さなんですか?」

 

神無「うーん…ガメラやガタノゾーアくらいならいい戦いになってイリスぐらいならまつろわぬ神レベルかな?」

 

神無はスーパーグランドキングやカイザーギドラ、イリス一体と互角の強さと言い…スーパーグランドキング達はどんなけ強くなったんだよ…と心の中で思った

 

神無「何をしてるの?僕ならゴモラ達くらい六分いや五分ぐらいで倒せるぞ!翁なら二分もかからない!頑張れファイト!」

 

神無は五分以上経ったことに気づき叱責する神無…ヤプールは怪獣達を自分基準で測るなよ、そもそも勝てるんなら戦いを任せるなよと思った

 

ーーーグゥエエエエエ!ーーー

 

スーパーグランドキングはスーパーグランレーザーを放ちゴモラは超振動波を放ち相殺しようとするが少し拮抗した末スーパーグランレーザーに押されてゴモラは爆散する

 

ーーーギイャアアアアアアアッ!ーーー

 

ーーークゥウウウウ!ーーー

 

カイザーギドラは反重力光線デストロイド・カイザーを放ちエレキングは爆発し、イリスもオーバーブースト・プラズマを放ちツインテールを撃破する

 

ラヴクラフト「……素晴らしい…三体とも…特に…イリス君…私と息子と同じ邪神の名に相応しい強さだ…」

 

ラヴクラフトは手を叩きながら賞賛の言葉を送るが三体は「私と同じ邪神…?何言ってだこいつ?」と言った目でラヴクラフトを見ていた

 

鏡花「………聞きたかったんですけど…ラヴクラフトさんて何者なんですか…?」

 

ラヴクラフト「……邪神…」

 

鏡花はラヴクラフトに尋ねるがラヴクラフトは邪神としか答えず鏡花と怪獣達は訝しむ

 

鏡花「じゃあ…何歳なんですか?」

 

ラヴクラフト「………この肉体は二十八歳…生きた年月は三千万年以上…それ以降は年を数えたことがない…から忘れた…」

 

鏡花「三千万歳以上ぅぅぅぅ!?」

 

ーーークゥウウウウ!?ーーー

 

意外な年齢に全員が驚く、何とウルトラマンティガと同年代…又は年上であり本当ならばヤプール達より年上である

 

ヤプール「年上…だと…と言うか貴様宇宙人か?」

 

ラヴクラフト「……地球出身でないと…すれば…宇宙人…呼びも間違え…じゃない…でも…私は邪神…宇宙人ではない…」

 

ラヴクラフトは曖昧な答えを出し、鏡花、スーパーグランドキング、ヤプール達は疑問に頭を捻る…がその時ゴモラ達が敗れ去った場所から紫色に燃える炎が噴き出し上空に飛んでいく

 

神無「……炎…いや魂?…怪獣の魂か?」

 

神無がそう推察すると空が歪み穴ができ、そこに魂が吸い込まれていく…そして穴が広がり一人の巨人が現れる…その正体は…

 

キリエロイド「久しぶりだな…神殺し…あの時の借りを返しにきた!」

 

神無「……数十年ぶり…いや君にとっては何千年ぶりかな…?キリエロイド!」

 

炎魔戦士キリエロイドⅡが現れる…

 

ヤプール「…私と同じ異次元人…キリエル人か…」

 

ラヴクラフト「イースの…大いなる…種族か…」

 

イースの大いなる種族…又の名をイスの偉大なる種族ともいうクトゥルフ神話の旧支配者でありクトゥルフ達の様な神性ではなく人類が現れるまで支配していた種族はとてつもない科学力を持ち、互いに精神を交換する装置を使って時間と空間を超越し時間の秘密を唯一解き明かしたとされる…実は円谷はこのイースの大いなる種族をモチーフにキリエロイドを考えたという説もある

 

キリエロイド「忌々しいティガの力とガタノゾーアの気配を感じるぞ…丁度いい…全て焼き清めてくれる…」

 

神無「で?何しにきた?お前如きでは僕達は倒せないぞ?」

 

神無は挑発するがキリエロイドは怒るのでもなくただ笑った

 

キリエロイド「何…試練(クエスト)をやろうと思ってな…」

 

鏡花「クエスト……?」

 

キリエロイドの言葉に鏡花が疑問に思いキリエロイドがその問いに答える

 

キリエロイド「何…遊戯の様なものだ…ただし…貴様らが負ければ貴様らの命と…この星が消え失せるがな…」

 

キリエロイドはそう笑い神無はその言葉に眉を動かした

 

 




久しぶりのスーパーグランドキング達の登場回でした…そしてラヴクラフトの正体とは?(隠す気なし)そして他の小説ではヤプールの代わりにキリエロイドが悪役やってくれます、

テストが終わったら更新しますので…待っててください…次の話は…皆さんが予想外の奴が出てきますよ…

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。