レイオニクスウィーズ   作:暗愚魯鈍

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……今回からタイトルがクトゥルフ神話の用語から外れますねさて前話の後書きで今回登場する奴が分かってしまった人がいる様ですね…皆さんウルトラマンに対する愛がありますねぇ…後戦闘描写無しですね今回…すみません…


七十二話欲深き人間の業と宇宙商人

アウルム「ようこそ、私はここのオーナーのアウルムと言います…ああ逃げないでください!私は確かに宇宙人ですが、ここでは商売しかしません!…話を戻します…ここに来たということは…働きに来たのですね…なら質問です、貴方ならどっちらの仕事を選びますか?「きつくて時給が安いが、リスクのない仕事」か「きつくなく時給が高く、リスクがある仕事」…どちらを選ぼうが貴方の自由!強制はしません!…貴方はどれを選びますか?」

 

とある場所にて悪魔の囁きに似た宇宙人の声が響いた…その言葉を囁かれた人物が選んだ仕事とは…?それは誰にもわからない…

 

 

国木田「おい店主綿菓子二個くれ」

 

綿菓子屋の店主「あいよ!」

 

国木田と信子が今日の見回りが終わり綿菓子屋に寄り国木田が綿菓子を二つは買う

 

信子「ありがとう…ございます国木田様…」

 

国木田「構わん…これしきの端金いくらでも払ってやろう、ここに置いておく、後釣りはいらん」

 

国木田は懐から綿菓子代の千円札を取り出し店主に渡す…店主は両替しようとするが国木田がそれを拒否する、そのまま二人は綿菓子を食べながら帰ろうとするが

 

綿菓子屋の店主「ちょいと待ってくれるかいお兄さん、お嬢さん」

 

国木田「何だ?厄介事かか?」

 

綿菓子屋の店主「まあ…そう言えばそうだな…実はチョイとキナ臭い話があってな…実は前にもあんたらのお友達に話したんだがおいちゃんは仕事をしたら沢山食材を貰ったからこの仕事をしてるて…」

 

信子「あ…そう言えば鏡花さんが言ってました」

 

綿菓子屋の店主「そうだ…実はその仕事てな…「きつくて時給が安いが、リスクのない仕事」「きつくなく時給が高く、リスクがある仕事」て奴でよ…その仕事…あ、おいちゃんはその「きつくて時給が安いが、リスクのない仕事」だからな!だけどその時給が高い奴らの仕事を見たんだけどよ…その仕事が不気味でさ…」

 

国木田「どんな仕事だった?答えてくれ」

 

国木田は気になり店主に尋ねると

 

綿菓子屋の店主「ヘッドフォンみたいなのつけて一日中…俺の仕事が終わることに外すだけの仕事だったよ…それであんなけ俺達なんか目じゃねえくらい沢山貰ってるから裏があるんじゃねえのかなて思っちまてよ…それに何故か俺にだけ教えてくれない部分があったからよ…」

 

信子「貴方がその仕事しようと思わなかったんですか?」

 

綿菓子屋の店主「だってリスクがあるて言うしそんな仕事より汗水出して働いて稼いだ金の方がよっぽどいいじゃねえか」

 

国木田「……そうか邪魔したな店主、ボスに相談しておこう」

 

国木田はそう言うと信子を連れて店主に礼を言いながら歩き出す

 

国木田「…この街の人間は屑ばかりと思っていたが…ああいった人がいるのであれば俺も頑張らねばなるまい…兎に角この事をボスに知らせねばならん…信子、急いで白鯨に戻るぞ」

 

信子「はい…」

 

国木田達は白鯨に急いで戻る

 

ホープレス…カッコいい言い方だが簡単に言うとホームレス、フリーター…厳しめな言い方をすると夢を失った怠け者の負け犬…そんな連中が今の街に溢れている…家や財産を失った者、奪われた者、騙された者…そんな連中は街の影でなりを潜むしかなかった…あの商売が始まるまで…

 

「あはは…これで金持ちだ…もう食料に困らないぞ!…あははは…はぁ……」

 

男性は両手に持ちきれない量の食料と金を落としながら地面に倒れる……死んだのだ…言うなれば…過労死…働き過ぎて死んだのだ…その最近始まった仕事のリスクが高い方をやり過ぎたせいで……それを何処からか遠くで見ていた影は呟く

 

アウルム「………ああ…だから働きすぎるな…と警告したのに…ちゃんとリスクも説明しましたのに…残念です…まああの綿菓子屋をする人には説明しませんでしたが…まあ説明しなくてもああ言う仕事はしない人でしょう…いや私個人としては大変素晴らしい人と思いますが…これも仕事ですからね、口止めしないと…はぁ商売で大変てすねぇ…」

 

そう言うとアウルムはクルッと回転して消えていった

 

ヤプール「「きつくて時給が安いが、リスクのない仕事」と「きつくなく時給が高く、リスクがある仕事」だと?それはマーキンド星人の手口だな…まあその綿菓子屋の店主の心構えは素晴らしい…今度食べに行くか…」

 

鏡花「で、どんな宇宙人なんです?」

 

ヤプールは敵の僅かな情報を聞いただけで正体を見抜く、そして綿菓子屋の店主の話を聞くとその心構えに尊敬する、鏡花はそんなヤプールを見ながらそのマーキンド星人について教えてもらう

 

神無「マーキンド星人とはULTRASEVEN Xに登場した宇宙人であり商人でビジネスをしてスパークドールズを売ったり兵器を作ったりする奴だ」

 

ヤプール「流石に詳しいな…だが決してそれだけでなく、食品を売ったり星のテラフォーミングしたりしている…まああの星は何でも屋と同じだ、頼まれれば何でもする…それがその星の発展につながったり…破滅につながることもあるがな…」

 

鏡花「………つまり善にも悪にもなれる…中立的な宇宙人ですか…後テラフォーミングて何ですか?」

 

マーキンド星人は中立的な宇宙人であり光の国に様々なものを貿易したり情報を提供している…だがその裏では侵略者に兵器を売っている…だが悪人にとってもウルトラマンにとっても必要不可欠な存在のため中立を保てる宇宙商人なのだ、とここで鏡花がテラフォーミングの事を聞く

 

神無「はあ?そんな事も知らないのか?地球以外の惑星を地球の環境に近づけたりする改造事業て所だ…この場合はその星にあった改造て所だ?頭の悪い君でも分かったかな?」

 

鏡花「ムカつく…そんな偏った知識なんかより一般常識の方が大事です…あ、すみませんそんな事も知らなかったんですよね?ごめんなさい」

 

……一時白鯨内に険悪な雰囲気が流れる、そして

 

鏡花「やるんですか?ええ?」

 

神無「……魔王に勝てるとでも?」

 

二人の目から火花を散らしながら今にも殴り合う一歩手前までの雰囲気だ…

 

鴎外「…仲良いね…喧嘩するほど仲がいいが魔王に喧嘩を挑む物好き(馬鹿)は鏡花君だけだろうね…魔王を除けば…」

 

ジャグラー「……別に喧嘩するのはいいんだけどさ…白鯨壊れねえか?」

 

乱歩「大丈夫、この白鯨はヴォバン侯爵、羅濠教主、ボスが暴れても一時間持つ耐久度だから」

 

鴎外は喧嘩一歩手前の光景を見て笑いジャグラーは白鯨が壊れないが冷や汗をかき、乱歩はそれを否定する…そんな一発触発の中ポオが帰ってきた

 

ポオ「調べてきたである…て何である?この雰囲気?折角居場所を特定できそうな物を見つけたのに…兎に角喧嘩はやめるである!」

 

神無「…チ……ポオに免じて今は引こう…僕とて弱いものイジメはしたくないからね」

 

鏡花「……私はそこまで弱くないです…魔術とか遠距離しか能がないもやしの癖に…」

 

ポオが仲裁した事で喧嘩を止める神無と鏡花、ほっと胸を撫でるポオは探してきた情報を提供をする

 

ポオ「まず、最近原因不明の死体が多数見つかってるである…その中には以前樹海でボスが逃した人間もいたである…そしてホープレスとか言うホームレスの連中から聞くとある場所で例の仕事をするように眼鏡を紹介した男がいるらしいである…だがその居場所がわからないのである…」

 

フィッツジェラルド「おい…だらしないぞ探偵…」

 

ポオ「…すまないである…だから我輩のような探偵より優れた名探偵の出番である」

 

フィッツジェラルドは肝心な情報が抜けている事にポオに文句を言うがポオは笑いながら乱歩の方に行く…乱歩は大量のお菓子を食べながらキングシルバコンとドラゴリーの相撲を見ていた

 

ポオ「名探偵である乱歩君の知恵を借りたいのである」

 

乱歩「……ええ面倒くさい…それにこんな街の連中に助ける必要なんてある?そんな連中を助ける慈悲なんて僕はないよ…と言いたいけどポオの頼みなら聞いてやらんことも無い」

 

乱歩は最初は街の連中の為には使いたく無いと言うがそのまま立ち上がり眼鏡を取り出す

 

乱歩「異能力…超推理」

 

乱歩はそのまま眼鏡をかけ異能「超推理」を発動する、そして暫く固まった後地図を取り出しとある廃工場を指して言う

 

乱歩「ここにそのマーキンド星人はいるよ…そして明日の午前八時半頃にそこに集まる人達が来る…そこには街で声をかけて働いてる人がいるはずだ…僕の考えだと行くのはボス、鏡花ちゃん、国木田、信子さんが適任だろう…数が多いとバレる…まあ敵はバレても構わないと言うスタンスだと思うけど…」

 

乱歩はそう言った後ソファーに寝転がり眠りだす、ポオはそんな乱歩の横に買ってきた綿菓子を置く

 

神無「じゃあ明日そこに乗り込むぞ、鏡花寝坊するなよ」

 

鏡花「しませんよ…」

 

神無はそう言ってギガダークナイザーを取り出し明日戦いになったら呼び出す怪獣を考え鏡花は鴎外と一緒に特訓部屋に行く…フィッツジェラルドは手持ちのお金を確認しておく…そうして夜が明け朝になると

 

鏡花「…………むゃ?…今何時?………ええっと…八時五分か……じゃあもう一回寝よう…て、八時五分んんんん!?寝坊したぁ!?」

 

案の定寝坊した鏡花だった……急いで着替えご飯を取っといてもらい急いで廃工場へ向かう…その時神無に冷たい目で見られ申し訳なく思った鏡花だった…そんなことがあったが無事八時半前に廃工場へ到着した

 

鏡花「…はあ…間に合った…」

 

神無「寝坊するなとあれ程…十分前行動を維持しろ…だから最近の若者は…」

 

国木田「ボス、年寄り臭いです…だがボスの言っていることは正しい…と言うわけでこれからは早起きしろよ鏡花…」

 

信子「……流石に寝坊されては私も弁護できません…」

 

鏡花「……すみません…」

 

鏡花は謝ってそのまま廃工場へ入っていく、中に入ると中が綺麗な事もあり随分前から誰かがここに来ていたと考えられる…それがマーキンド星人だろう…と考えていると後ろから何か近づいて来た

 

アウルム「やあやあ皆様方!私をお探しですか?」

 

国木田「!?いつの間に!」

 

鏡花「…気配と匂いもしなかったのに…!」

 

国木田達は音もなくアウルムが現れた事に驚き、鏡花も気配は愚か匂いもしなかった事に驚いた

 

アウルム「ああ、私身嗜みも気をつけておりまして!無臭の香水をしているのですよ!おっと自己紹介がまだでした!私マーキンド星人のアウルムと申します!どうぞよろしくお願いします!今日は私の顔と名前と絵に描いたような怪しい人感だけでも覚えてくださいね!」

 

アウルムは茶目っ気を漂わせながら名刺を出す、その光景に一瞬毒を抜かれた顔をする鏡花達だったがすぐに気を取り直して国木田と信子は銃を向け、鏡花は腕を狼化させる…が神無が制止の手を向ける

 

神無「寄せ…こいつ結構強い…それに敵意はないから相手はしなくていい」

 

アウルム「そこまでわかりますか!流石最強クラスのレイオニクスにして魔王様!格が違いますなぁ〜!ええこのアウルム敵意はありませんぞ!」

 

アウルムは手をヒラヒラさせて何も武器を持ってませんよアピールをする…それにイラッと来た鏡花と国木田だったが堪えた

 

アウルム「ではどうぞこちらへ!どうせここを潰す気なんでしょう?丁度良かった頼まれたエネルギーは用意でき送りましたから潰してくれても構いません!私もこんな仕事は受けたくないのでこれを理由にこらからの仕事を断ることが出来ます!」

 

国木田「……こいつ、俺達を使って仕事を辞めようとしてやがる…何て奴だ」

 

国木田の言葉を聞いたアウルムは「アウルムです」と答え国木田はぶん殴りたくなるが信子が抑える…そんなアウルムについていくと最初にたどり着いたのは地下にある広い場所…その奥に大きな鋼鉄の装置が設置されており、そこから太いコードが何本も伸びている…ガラス窓から見える灯は火にも見える…が恐らく別の物だろう…そう鏡花は判断した

 

アウルム「こちらが安くてリスクがない仕事でございます!え?何を作ってるのかて?そんな事聞くお客様はあの綿菓子屋の店主様だけですよ!ハイ次行きましょう!」

 

アウルムは誰も聞いていないのに喋り次の場所へ向かう…神無もそれに黙ってついて行った為鏡花は何も言わなかったが…この場所で働いている人間達は機械的に動作を繰り返すだけだった…それがどこか不気味に思え鏡花は駆け足で神無の横に歩く

 

神無「………何で横にいるの?」

 

鏡花「な、何となくです!別にいいでしょう!何かあっても守ってくれるからですよ!他意はありません!」

 

アウルム「お熱いことでヒューヒュー!」

 

鏡花は目をそらしながら神無の横を歩き溜息をつく神無にアウルムは口笛を吹いて茶化すが扉がある所まで来ると真面目な顔に戻り扉を開ける…そこには 部屋には大きめなドーナツ状のテーブルがあり、その周囲に大勢の人間が椅子に座ってぐったりと寝ている…勿論全員ヘッドフォンの様な形をした生命力吸引装置が取り付けられている…そして円卓の中央には……黄色く輝く巨大なエネルギーが浮遊していた、これは人間達のエネルギーを吸い取ったものとすぐに理解できた、すると一人の男性が立ち上がりアウルムに寄ってくる

 

男性「ハハ…やったぞ…一日中これをやっていた…これで一生遊んで…」

 

とそこで男性は事切れる…死んだのだ…それを見たアウルムは「だからほどほどにしてと言ったのに…強欲な方」と蔑む目で男性を見つめた、ここであの生命力吸引装置の危険を改めて判断した鏡花達はこの部屋にいる人間達から無理矢理生命力吸収装置を外し叩き起こす

 

鏡花「起きて下さい!このままじゃあ死んでしまいます!」

 

国木田「しっかりせんか馬鹿たれどもが!」

 

信子「しっかり!」

 

三人は必死に人間達を起こしホッと息をつくが起こした人間達からの視線は鋭く睨んでいた

 

「巫山戯んなよ!まだ三時間なんだぞ!?」

 

「こっちは寿命削ってまで働いてるんだ!邪魔してんじゃねえよカス!」

 

人間達からは罵言が飛び交い鏡花と国木田、信子が驚きのあまり固まる

 

国木田「…はぁ?お前達…正気か?これで侵略兵器が生み出されるんだぞ!?この宇宙人にお前達の命を使われてもいいのか!?」

 

「それがどうした!こっちはそんなもん関係ねえよ!俺達の命で人殺そうがどうでもいい!その死ぬ奴が金を払うなら話は別だがな!」

 

「私は金が必要なの…邪魔するなら殺すわよ!宇宙人だろうが悪魔だろうが金を払えばいいのよ!」

 

「そうだそうだ!」「帰れ帰れ!」「死ね死ね死ね!」「偽善者!正義面するな!」「俺達を助けたいなら金を出せ!金を!」

 

……そう欲に塗れた愚者の声が部屋に響き渡る…アウルムでも蔑んだ目で彼らを見つめた後体にヒビが入りマーキンド星人の姿に戻る、その姿を見て恐怖の声を上げる人間達

 

アウルム「やれやれ…ここまで欲深いとは人間には見損ないました…人間にも綿菓子屋の店主や金城殿の様に素晴らしい人間はいますが…はぁ…もうこの仕事は下ります、給料はお払いします……よ!」

 

アウルムはいつの間にかアタッシュケースを取り出しその中から金を放り投げる…ばら撒かれる金を見て興奮し飛び交う金を必死に拾い奪い合う…その間に高速で逃げる、それを追いかける神無達…それを見て笑いながら逃げるアウルムだが外に出ると突然止まる

 

アウルム「やれやれ…ここなら話せますね…ではお話ししましょう…この仕事を依頼したクライアント…人間です…ただし元人間という言葉が付きますが…そしてそのバックにはかつてウェルテルさんが倒し切れなかった邪悪が潜んでいます」

 

鏡花「…元人間…?それに倒し切れなかった…邪悪…?」

 

神無「ウェルテルさんが倒せなかっただと…?」

 

鏡花と神無はアウルムが言ったことに呆然とする二人を他所にアウルムは手を広げ喋る

 

アウルム「くれぐれもお気をつけを…私実は貴方の様な人間が好きで…頑張る人間、切実な人間…いい響きですねぇ…そんな人ばかりが不幸になるこの星で悪事をする事は全く心が痛くなかったですよ…では御機嫌ようまた会えるときは良き商売をしましょう」

 

そう言うと霧の様に消えていくアウルム…国木田はそれを捉えようと銃から弾丸を放つがすり抜けてそのまま姿を消すアウルムに国木田は舌打ちしながら神無に頭を下げる

 

国木田「すみません…取り逃がしてしまいました…俺の失態です…ですから責めるなら俺だけに…」

 

神無「いや僕も迂闊だった…済まない…お前が謝罪するんじゃない…僕が謝罪する方だ…皆本当に済まない」

 

逆に頭を下げる神無、それに対し何か言おうとした国木田と鏡花に先程工場で働いていた人間達が出てきた…その顔は不満げだった…その中の何人かがこう言った

 

「あーあ…楽だったのに…」

 

「あんな奴らが変な事をしなければ…もっと稼げたのに…」

 

「何が助けに来ただ…あいつらの方が悪だろ…こうして自由に稼ぐこともできねえんだからよ…」

 

わざと聞こえる様に神無達を愚弄する言葉を吐き親の仇を見る目で神無を睨みつけ去っていく

 

国木田「あいつら…!ボスを愚弄しやがって…」

 

信子「………落ち着いて下さい国木田様…」

 

震える手で銃を握ろうとする国木田に抱きつく信子…そうして国木田が銃を握ろうとする事を防ぐ

 

国木田「………信子…」

 

信子「落ち着いて下さい……また神無様に会う前に戻るつもりですか?」

 

国木田はその言葉を聞くと手を抑え込み信子を見つめる…そして息を吐き信子から離れ信子に頭を下げる国木田

 

国木田「済まない熱くなりすぎた…少し頭を冷ましてくる…」

 

鏡花「国木田さん………」

 

国木田はそのまま神無に向けて頭を下げ信子も頭を下げ国木田の元に行く、鏡花はそんな二人を見た後改めてこの街の人間を本当に守っていいのか考える……神無は人間達が去っていった方向を睨みつけた後そのまま星空を黙って眺めた…星は人間達の心と違い美しく何処までも輝いていた……

 

 

 




はい、今回登場したのマーキンド星人でした!オリジナル設定に加え原作と違い死亡することなくそのまま消えて行きました…また出てくるかも?さてさて次回はウルトラマンタロウのトラウマとトラウマを掛け合わせた作品となります、次回もお楽しみに

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