だが今はその時ではないです。
何でだろ短編ならネタがホイホイ浮かんでくる。
聖なる雪、『Saint Snow』そんな彼女達を見守りたいと思った。
でもそれは僕にはできないことだった。
僕はベットの上で動画を見ていると扉が開けられ幼馴染が入ってきた。
「今日も学校サボって何してるの」
その目は呆れたように僕のベットの上にあるパソコンに向けられていた。
「目を覚ましたら昼過ぎだったんだよ、聖良」
僕は何時まで彼女に嘘をつき続けなければならないのか。
「今日は何を見てたの?」
そう言って聖良は僕のベットに腰かける。
「少し前に出たグループがあってね」
僕はパソコンを少し聖良の方に向ける。
「Aqours?」
「少し前に活動していたグループの名前に似ていたから復活したと思っていたんだけど違うグループだったよ」
僕はそう言って片方に付けていたイヤホンを聖良に付けてあげた。
「曲の出来は他のグループを抑えているよ」
「私は光の曲の方が良いと思うけど」
聖良は頬を少しだけ赤らめながらそう言っていた。
「お世辞でもありがたいよ、このグループは成長したら聖良達のライバルになるかもね」
「私達のライバルか」
僕はそう思う。
何よりもこの曲を作る子には負けたくないな。
「それよりも今日の練習はいいのかい?」
「私達のマネージャーが休んでいるのに練習の心配するんだ」
これはそうとう根に持っている。
「今日は詩の提出期限でしょ」
そう言って聖良は鞄からノートを取り出して僕に渡す。
「そうだったね、拝見するね」
僕は静かにノートを開いて詩を確認していく。
ノートを確認しながら僕はパソコンで音源ソフトを起動する。
リズムの速さを確認しながらギターの譜面を作り出す。
ギターの譜面を作ればその速さを確認しながら音のずれを確認していく。
詩を確認した時には仮の音楽データは出来上がっていた。
「いつ見ても早くない?」
「そうかな、聖良の詩を見たら曲調は浮かんでくるよ」
「ピアノで作曲しなくなったよね」
「パソコンが手元にあるし、ピアノは物置みたいになっちゃったかね」
部屋の隅にはピアノが置かれているがその上に写真などの物が積まれている。
「あれは光が片づけないからじゃないの」
「片づけはしているんだけどね」
僕は嘘をついている。
ピアノは弾けない。
それは僕の命を削ってしまうからだ。
「そうだね、聖良がラブライブ決勝に行ったら曲を送るよ」
そう言って僕は自分が出来もしないことを口にしてしまった。
Saint Snowの最後の曲になるのならそれは僕の人生をかけた最高の曲にしなければならない。
「約束ね、でも私も理亞も本気だから」
「だから僕もその本気にぶつかってるだろ」
そう言って笑いあえる日は何時まで続くのだろう。