太陽とひまわりの仲間達との暗殺教室   作:籠野球

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皆さんどうも籠野球です。

前回から遅れてすいません。内容を確認しながら書いていたので遅くなりました。

いよいよ修学旅行です。

果たして太陽達を含めた修学旅行はどうなるのか。

それでは、どうぞ!!


七時間目 修学旅行の時間①

太陽side

 

「太陽君達、どこの班に入るか決まった?」

「ん?」

 

 中間テストから数日後、登校していきなり片岡に話しかけられた。班?

 

「班って何のだっけ?」

「来週の修学旅行じゃねえのか」

「そうそう、決まったら私か磯貝君に伝えてね」

 

威月と片岡の言葉でやっと思い出した。そういや数日前に烏間先生も言ってたな、確か・・・

 

「プロのスナイパーに狙撃しやすい場所(ポイント)を選んでそこを観光するんだっけ」

「うん、皆はもう班作ってあるから4人はバラバラになってもらわなきゃいけないけど・・・」

「決めるの遅かったのは俺らなんだから、自業自得だよ」

 

大賀の言葉に俺ら3人も頷いた。皆と行けるなら俺達は充分だしな

 

「じゃあもうここで決めちゃおうよ、その方が僕らも片岡さんも楽だし」

「登志の言う通りだな。片岡、班のメンバーと狙撃場所を教えてくれねーか?」

「いいよ、えっとね・・・」

 

メモを見ながら、片岡は読み上げていった。

 

1班 嵯峨野トロッコ列車の途中の橋の上

メンバー 磯貝、木村、前原、岡野、矢田、片岡、倉橋

 

2班 映画村のチャンバラショー

メンバー 三村、岡島、千葉、菅谷、速水、不破、中村

 

3班 産寧坂の出口

メンバー 寺坂、吉田、村松、竹林、狭間、原

 

4班 京都の街中

メンバー 渚、茅野、カルマ、奥田、神崎、杉野

 

「こんな感じだけど、どうする?」

「3人が構わないなら、僕は2班がいいな。チャンバラに興味がある」

 

登志のその言葉に俺らは頷いた。登志が2班がいいって言うなら別にいいしな。

 

「俺は渚がいるし4班かな、街中とかすげえ楽しそう」

「構わねえよ、威月は?」

「いいぜ、なら太陽は1班に行けよ。そっちの方がいいだろ」

「いいのか?じゃあそうするよ」

「じゃあそれで決めちゃうね。本当にそれで大丈夫?」

 

片岡の言葉に俺らは頷いた。京都か・・・楽しみだな。

 

 

 

「1人1冊です。」

 

 帰りのHR、殺せんせーはそう言いながらクラス全員に分厚い本を渡してきた。なんだこりゃ?

 

「うわっ、重っ・・・」

「何ですか?これ」

「修学旅行のしおりです」

「辞書だろ、これ!?」

(広辞苑並だな・・・)

 

登志の質問に答えた殺せんせーに大賀がツッコんだ。2泊3日なのに何でこんな分厚いしおりなんだ?

 

その答えはしおりを読んでいた威月が教えてくれた。

 

「イラスト解説の全観光スポット、旅の護身術、お土産人気トップ100・・・まだまだあるし、どんだけ楽しみにしてんだよ・・・」

「当然です。皆で楽しみ、皆でハプニングに遭う。先生はね、君達と一緒に旅行に行けるのが嬉しいのです」

「フッ」

 

殺せんせーの言葉に、威月は笑みを浮かべただけだった。そう言われたら何も言えんわな。

 

(このE組での修学旅行は、普通の修学旅行よりも楽しそうだ)

 

俺はそう思いながら、来週を待った――――――

 

 

 

「うぃーす、俺らが最後か?」

「おお、太陽。それに3人もおはよう」

「すまんな、待たせて」

「大丈夫だよ。まだ集合時間五分前だしね」

 

 修学旅行当日の朝、集合場所に到着した俺達は磯貝と片岡に挨拶をしていた。どうやら俺らが最後らしい。

 

その時、片岡は登志の腰に差してある物に気づいたみたいだった。

 

「あれ?伊勢君、それって木刀?」

「はい、お守り代わりです」

「でも何かちょっと変わってるね。木刀なのに鞘に入れてるんだ」

 

登志の木刀は少し変わっている。刀身部分は普通の木刀なのに、鍔が付いてて、鞘に入ってるのだ。だから鞘もかなり太く、正直不格好だ。

 

「どっかに遠出する時はコイツを持って行くんです。電車乗る時は烏間先生に持っててもらうつもりですけどね」

「揃ったか、2人とも」

 

そんな話をしていると、ちょうど烏間先生が俺達の近くにやってきた。

 

「はい、全員揃いました」

「そうか、もうすぐ電車が来る。そろそろホームに移動してくれ」

「分かりました」

「あ、烏間先生これを預かってくれませんか?」

「む?・・・木刀か。分かった、京都に着いたら返そう」

 

そう言って烏間先生は登志の木刀を受け取ると、一足先にホームに歩いていった。俺らもさっさと行くか。

 

 

 

「うわ・・・A組からD組まではグリーン車だぜ」

「俺らだけ普通車」

「いつもの感じね」

 

 本校舎の連中が優先されるからなー、この学校は。

 

「別にいいさ。あいつらと一緒に旅行なんて行きたくねーし」

「ま、そうだな。さっさと乗ろうぜ」

 

威月や俺はそう言いながら乗り込んだ。さっさと席決めて少しでも()()()を寝かしてやりてえしな。

 

席に座ってから少し経った後、ビッチ先生が珍しく地味な服装で入ってきたと思ったら、座席でシクシクと凹んでいた。どうしたんだ?

 

「ビッチ先生、派手な格好で来て、烏間先生に怒られたんだよ」

「なるほど・・・」

 

車両に入ってきた渚が理由を教えてくれた。それはビッチ先生が悪いな、引率ならそれらしい服装で来ねえと。

 

その時、渚が窓際の席で寝ている()()に気がついた。

 

「あれ?九澄君、寝てるの?」

「ああ、コイツ今日寝たの2時で朝起きたのは5時なんだよ」

「えぇ!?じゃあ九澄君三時間しか寝てないの!?」

「ああ、大賀の奴1人で「ひまわり」の皆の3日分の着替えや朝ご飯を準備して、俺ら4人の朝ご飯と弁当作って、おまけに「ひまわり」の掃除も朝早くからやってたみたいだからな」

「勿論、俺らも朝は手伝おうと6時には起きたんだが、それよりも先に大賀はもう起きてたんだよ・・・」

「す、凄いね、九澄君」

 

俺や威月の言葉に渚はどん引きしていた。そりゃそうだろう。俺らが逆の立場なら完全に渚と同じ反応するしな。

 

「ま、そういうわけだから、京都に着くまで寝かしてやってくれ」

「う、うん分かった」

 

そう言うと渚は4班の皆の元に歩いていった。

 

それからも大変だった。スイーツ買ってて乗り遅れた殺せんせーが電車に張り付いたり、すぐ落ちる付け鼻を菅谷が新しい付け鼻を作ってあげたりと、既に普通の修学旅行じゃありえない現状に俺は苦笑いした。

 

 

 

渚side

 

「大丈夫か、大賀?」

「おう、もう大丈夫」

 

 京都の旅館で威月君は九澄君にそう話しかけて、九澄君は笑顔で返していた。本人がそう言っているなら大丈夫なのかな。

 

でも、殺せんせーは全然大丈夫じゃなさそうだ。まさか乗り物酔いとは・・・

 

「大丈夫?寝室で休んだら?」 シュッ

スカッ 「いえ・・・ご心配無く。先生、枕を忘れてしまったなので東京に戻らないと」

((((そんだけ荷物あって忘れ物かよ!!))))

 

岡野さんのナイフを躱しながらの言葉に、クラス全員がそう思った。逆に何を入れてきたんだろう・・・

 

「どう神崎さん?日程表見つかった?」

「・・・ううん。確かにバッグにいれてたのに」

 

すると、後ろで茅野と神崎さんが話していた。まだ見つかってないのか、日程表・・・

 

「神崎さんは真面目ですねぇ、わざわざ自分で日程を纏めておくとは感心です。ですがご安心を、先生手作りのしおりを持てば全て安心」

「「「「それ持って歩きたくないからだよ!!」」」」

 

特製しおりを出しながらの言葉にクラス全員がツッコんだ。それ持ってきたの僕と九澄君だけだもんね・・・

 

「ところで、太陽はどこいったんだ?」

「どうせ外で飼われてた犬の所だろ・・・」

「ええ、確かにお1人、太郎の元にいましたよ」

 

威月君が磯貝君の言葉にそう呟くと同時に、女将さんがそう言いながら僕達のいるロビーにやってきた。

 

「太郎はあまり他の人に懐かないんですが、あの子は凄いですね」

「アイツは異常ですから、気にしないでください」

「それで、何かご用ですか?」

「はい、今から30分後に夕食となります。ご飯はおかわり自由となってます」

「「「おかわり自由!?」」」

 

烏間先生と女将さんのやりとりに、誰よりも早くそう言った威月君達3人になぜか僕は嫌な予感がした。

 

 

 

「パクパクパクパク・・・」

「ガツガツガツガツ・・・」

「ムシャムシャムシャムシャ・・・」

「モグモグモグモグ・・・」

 

「「「・・・・・・・・・・」」」

 

 食堂で休まず食べ続ける4人に、僕達は誰もが無言になっていた。伊勢君は僕と同じくらいの身長なのに、いったいどこに入っていくんだろう。

 

「威月君6杯、太陽君5杯、九澄君4杯、伊勢君3杯・・・。4人っていつもこんなに食べるの?」

「いや、普段はせいぜい2杯だよ。これは俺ら4人のルールだよ」

「ルール?」

「あぁ、「食べれる時は限界まで食べる」ってな」

「アハハ、凄いなあ・・・」

 

そんなやりとりをしていると、テレビからニュースが流れてきた。

 

「続いてのニュースです。昨夜兵庫県で発生した女性殺害事件ですが、遺体には無数の斬られた後が残されていることから、使用された凶器は刃物の様な物であることが判明し、警察では女性連続殺人事件と関係があるとみて調査をしていますが、犯人グループは未だに逮捕されておりません」

「怖いニュースだね・・・」

 

そんなニュースに茅野はそう呟いた。兵庫県は京都の隣だもんね。

 

すると、烏間先生が話し出した。

 

「この事件は警察でも何ヶ月も前から問題になっている事件だ。だが、刃物となっているが、実際は日本刀でな、しかも複数人で犯行をおこなっている上、リーダーの男は平成の"人斬り抜刀斎(ひときりばっとうさい)"とまで言われる腕らしくてな」

「人斬り抜刀斎?」

 

烏間先生のそんな言葉に磯貝君はおもわず聞き返した。その答えを殺せんせーが教えてくれた。

 

「幕末に恐れられた最強の剣士の二つ名です。彼の振るう剣は陸の黒船とまで言われる程の影響力があったらしいですよ」

「そんな凄い人がいたんだ・・・」

「だが、あまりにも人間離れしている事から、後々庶民が作り出した架空の人物だとも言われている」

(でも、もしそんな人が僕らのクラスにいたら、暗殺も成功する確率が増えただろうな・・・)

 

烏間先生の言葉にそう思いながら太陽君達を見ると、

 

「パクパクパクパク・・・」

「ガツガツガツガツ・・・」

「ムシャムシャムシャムシャ・・・」

「モグモグモグモグ・・・」

 

四人とも全く変わった様子は無く、ずっとご飯を食べていた。興味無いのかな?

 

「念の為皆、夜間は出歩かずに、昼間も何人かで行動するように」

 

そんな烏間先生の言葉と共に1日目は終わった。




いかがだったでしょうか。

早速他作の単語です。もはや説明も要らない有名作品なので分かると思いますが、果たしてこれがどう絡んでくるでしょうか。

次回は大賀を含めた4班を書いていこうと思ってます。
何話構成で書くかは未定です。
楽しみに待っていてくれたら幸いです。

それと今作のUAが1000を超えました!!
これが多いのか少ないのかは分かりませんが、読んでくれているという事が作者のモチベーションに繋がります。
これからも地道に頑張っていくので、気長に待っていて下さい!!

それでは、また次回お会いしましょう!!

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