太陽とひまわりの仲間達との暗殺教室   作:籠野球

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皆さんどうも籠野球です!!

お待たせしました。読んでくれてる方には本当に申し訳ありません。
m(_ _)m

いよいよあの転校生がやってきます。果たして太陽達がいるE組ではどうなっていくでしょうか。

それとプロフィールを若干変更しています。作りが粗くてすいません。
m(_ _)m

それではどうぞ!!


十五時間目 転校生の時間

威月side

 

「いただきまーす!!」

 

 修学旅行も終わって今日からまた学校へと通う朝、「ひまわり」ではいつも通り朝ご飯の時間を迎えていた。

 

「うーん、やっぱり大賀兄ちゃんのご飯が一番美味しいなぁ!!」

「ありがとう、裕樹」

 

裕樹の嬉しそうな言葉に、大賀は笑いながら返した。確かに俺らもやっぱり大賀の飯が1番だな。

 

「うん、実徳さんのご飯よりずっと美味しいよ」

 

そんな裕樹の言葉に実徳さんは苦笑いを浮かべながら返した。

 

「おいおい、私だって頑張ったんだ。少しは認めてくれよ」

「えー、だって実徳さんの作ったカレー、お米がお粥みたいだったもん」

「ウッ!?」

「お肉も生煮えだったし、野菜も火が通ってなかったよね」

「ウウッ!?」

「おじさん、りょうりへたー」

「ゴフッ!!」

「じ、実徳さん!?」

 

裕樹・彩子・華(小学生以下3人)からの()()に、実徳さんはそんな声と共に後ろに倒れ込み、登志が慌てて駆け寄った。悪意が無い攻撃程恐ろしい物は無いな・・・

 

「3人共、実徳さんの料理が壊滅的なのは今に始まった事じゃないけど、一生懸命作ってくれたんだからそんな酷い事言っちゃ駄目だよ」

「「「はーい・・・」」」

(コイツが1番悪意無いんだよなー・・・)

 

3人に対してそんな少しズレた注意をしている大賀を見ながら味噌汁を啜った。ホント、退屈しない家だ。

 

「パクパクパクパク・・・」

「? 太陽お兄ちゃん?」

 

そんな中、無言でご飯を食べ続ける太陽に彩子は声をかけたが・・・

 

「ごちそうさま!じゃあ俺もう行くな!!」

「え!?お兄ちゃん!?」

 

太陽はそう言って食器を台所に持って行くと、鞄を引っ掴んで玄関へと走った。

 

「嬉しそうだね、太陽兄ちゃん」

「まぁいいじゃねえか、何せ初めて出来た彼女なんだからな」

 

湯飲みを持ちながら、俺は裕樹にそう返した。

 

 

 

太陽side

 

「ハァ・・・ハァ・・・フー・・・」

(もうすぐ待ち合わせ場所だな・・・10分前か、いい時間・・・えっ!?)

 

 息を整えている俺の目に入ってきたのは、明るい色の髪の毛の俺の彼女が待ち合わせ場所に立っている姿だった。

 

「陽菜乃!?」

「・・・あっ!!」

 

俺の声に気づき、陽菜乃は嬉しそうな顔でこっちを見てきた。

 

「太陽くん。おはよう!!」

「おはよう。随分早いんだな、まだ待ち合わせ時間よりも早いのに」

 

その言葉に陽菜乃は照れた様に笑うと、

 

「えへへ、何か待ち遠しくて早く来ちゃったんだ///」

「ハハ、陽菜乃も一緒か。嬉しいな」

(こんなしょうも無い話で楽しいんだから、彼女はやっぱりいいなぁ)

 

そう考えながら、俺は陽菜乃の手を右手で握りながら、

 

「さ、行こうぜ陽菜乃。遅刻するわけにはいかないしな」

「うん!!」

 

陽菜乃の返事を聞いて、俺達は歩き出した。

 

 

 

「そういえば太陽くん。今日新しく転校生が来るって知ってる?」

「あぁ、昨日の夜烏間先生が「ひまわり」に電話をかけてきてくれたよ」

 

 山道を登っている途中、陽菜乃のそんな質問に俺はそう返した。

 

「多少外見で驚くけど、余り騒がずに接してってどんな人なんだろうね~」 

「言い方からすれば多分殺し屋だろうな。遂に暗殺者の転校生が来たって事だろうな」

(でも、転校生って事は俺らと同学年なのか?)

 

中学生の殺し屋なんているのか?そんな疑問を陽菜乃にぶつけると、陽菜乃は携帯を取り出し・・・

 

「岡島くんが顔写真無いですか?って聞いたら、これが返ってきたんだって。太陽くんはもう見た?」

「いや、俺ら4人携帯持ってねえんだ」

「あ、そうなんだ。じゃあはい、これ」

「ん?女子なのか?」

 

見せてくれた携帯の画面には、女の子の顔が写っていた。

 

「うん、そうみたい。仲良く出来るといいな~」

「・・・」

「ど、どうしたの太陽くん?」

 

食い入る様に画面を見ている俺に、陽菜乃は少し焦った様に聞いてきた。

 

「ん?あぁワリィ、意外と人間じゃ無くてサイボーグか何かかと思ってさ」

「アハハ、それはさすがにないんじゃないかな・・・」

「ま、そうだよな」

 

そこで会話を打ち切って、俺らは教室に歩き出した。

 

俺らの想像が遠くはなかったのを知るのは、今から30分後だった―――――

 

 

 

「ノルウェーから来た自律思考固定砲台さんだ」

「よろしくお願いします」

(まさかマジで人間じゃねえとは・・・烏間先生も大変だな・・・)

 

 さっき見た女の子が写っている黒い箱と、その後ろに手を触れながら話す烏間先生に俺はしみじみとそう思った。

 

「プークスクス・・・」

「お前が笑うな、同じイロモノだろうが。言っておくが彼女は思考能力(AI)と顔を持ち、生徒として登録されている。「生徒に危害を加える事は許されない」それが教師としての契約のお前は彼女が銃口を向け続けても、決して反撃出来んからな」

(なるほど・・・契約を逆手に取って、無理矢理機械を生徒にしたって事か)

「いいでしょう、自律思考固定砲台さん。あなたをE組に歓迎します!!」

 

 

 

 一時間目・・・教室の前では、いつも通り殺せんせーが授業を教えているのを見ながら俺は威月に話しかけた。

 

「なぁ、威月。アイツ固定砲台って言ってたけどどうやって殺る気だと思う?」

「おそらくあの中に銃を隠し持ってるんだろうな。だが、その程度じゃ殺せないのは上の連中も分かってると思うんだがな・・・」

(確かにな・・・自律思考ってのが鍵なのか?)

「―――この登場人物の相関図をまとめると・・・」

 

そう考えていると、殺せんせーがそう言いながら黒板の方に向いた。その瞬間!

 

ジャキン! ボボッ!!

(やっぱ仕込んでたか!!てか危な!?)

 

一瞬だけ光ると箱の中から瞬時に銃火器が出てきて射撃を開始しし、俺は慌てて頭を下げた。

 

「ショットガン四門、機関銃二門。濃密な弾幕ですが、ここの生徒は当たり前にやってますよ」

 

しかし、やはりその程度の攻撃では殺せんせーには傷一つつかなかった。てか、チョークで弾く程余裕たっぷりに躱しきってるし、まだまだ余裕そうだな。

 

「それと、授業中の発砲は禁止ですよ」

「・・・気をつけます。続けて攻撃に移ります」

(チッ・・・気をつける気、ねえなコイツ・・・!!)

「・・・懲りませんねぇ」

 

転校生は一瞬だけ光ると、そう言いながら緑のしましまの(舐めてる)顔の殺せんせーに再び射撃を開始した。

 

(でも、さっきと一緒じゃまた躱されるだけじゃねぇか。所詮は機械か・・・)

バチュッ!! 「な!?」

 

そう思ったその瞬間、殺せんせーの指が弾け飛び俺は声を上げた。何が起こった!?

 

「・・・今の射撃、さっき殺せんせーがチョークで弾いた玉の後にもう1発だけ追加していた」

(! 登志は銃弾も見切る程の動体視力の持ち主だ。そんな登志がそう言ったって事は・・・)

隠し弾(ブラインド)か!!しかも、殺せんせーの動きを学習して当てたのか!?」

 

コイツまさか・・・相手の動きをどんどん取り入れる(学習する)事で進化していくのか!?

 

「次の射撃で殺せる確率0.001%未満、次の次の射撃で殺せる確率0.003%未満、卒業までに殺せる確率90%以上。よろしくお願いします、殺せんせー」

(見くびった・・・コイツは紛れも無く殺し屋だ・・・!!)

 

俺の推理を決定づける様に、転校生は笑いながらそう言うと次の進化を始めた。

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン・・・

「・・・これ、俺等が片すのか・・・」

「大丈夫か、陽菜乃?一番前はめっちゃ飛んでくんだろ」

「うん、別に怪我は無いけど・・・」

 

 床に散らばった大量のBB弾を見てそう言った磯貝の近くで、俺は最前列にいる陽菜乃に声をかけた。

 

(結局一時間目の間、ずっと射撃してたからな・・・)

「掃除機能とかついてねーのかよ。固定砲台さんよお」

「・・・・・」

「チッ、シカトかよ」

「やめとけ。機械にからんでも仕方ねーよ」

(確かにコイツは殺せるかもしれねぇ。だが、これじゃ皆が納得しねえだろうな・・・)

 

村松と吉田のやりとりを聞きながら、俺はため息をついた。

 

そして、二時間目、三時間目とその日は一日中ずっと転校生の射撃は続いた―――――

 

 

 

明後日・・・

 

「おはよー渚、杉野」

「二人ともおはよー。」

「あ、おはよう。太陽、倉橋さん」

「おはよー」

 

 今日も陽菜乃と登校中、前に渚と杉野が歩いているのが見えて声をかけた。

 

そのまま4人で登校する途中、杉野が思い出すように話し出した。

 

「しっかし、一昨日よりは昨日は楽だったよなー」

「そうだな、暗殺が一回も実行されなかったからな」

 

そう返事をしながら昨日の事を思い出した。

 

本当なら昨日も暗殺が実行されただろう。だが、寺坂が箱ごとガムテープで固定する事で、奴は銃を展開する事が出来なかったのだ

 

「まぁ、もし陽菜乃に何かあったら、箱ごとぶっ壊してやったけどな」

「よかった・・・実行されなくて・・・」

 

俺の言葉に渚は冷や汗をかきながらそう言った。

 

「ま、どっちにしろ奴の暗殺には俺らのメリットが無いからな」

「? どういうこと、太陽くん?」

 

陽菜乃の疑問に俺は頭の後ろで腕を組みながら話した。

 

「銃撃のせいで授業が出来ないのがまず1つ。そしてもう1つは、奴が殺せんせー殺したって報酬は俺らには回ってこない、開発者の連中に入る筈だ」

「あ、そっか・・・」

「だから昨日の寺坂のやり方に誰も文句は言わなかっただろ?」

「確かにね・・・」

 

そう話していると下駄箱についたので上履きを履いて、廊下を歩き出した。

 

「どっちにしろ、烏間先生に苦情言わねえか?アイツと一緒じゃクラスが成り立たないって」

「それもいいかもな」 ガラッ

 

杉野にそう返しながら俺は教室の扉を開けた。すると、

 

「ん?何か体積増えてね?」

「え?あ、ホントだ」

 

微妙に箱が大きくなっているように感じた。渚も同意してくれたし、勘違いじゃないだろう。

 

ブツッ・・・ 「おはようございます!!渚さん、杉野さん、それに太陽さんに倉橋さん!!」

「「「「!?」」」」

 

その時、そんな音を立てながら液晶が点いたと思ったら、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そのあまりにも突然の変化に俺達4人は固まっている俺らの後ろから殺せんせーが自慢気に説明を始めた。

 

「親近感を出すための全身表示液晶と体・制服のモデリングソフト。全て自作で8万円!!」

「豊かな表情と明るい会話術。それらを操る膨大なソフトと追加メモリ。同じく12万円!!」

 

(転校生がおかしな方向に進化しやがった・・・いいのか、これ?)

「先生の財布の残高・・・5円!!」

 

5円玉を指先に載せながらそう言う殺せんせーの説明を聞きながら、俺は心の中でそう思った。




いかがだったでしょうか。

1つだけ言っておきたいのは太陽が羨ましいです。
こんな学生生活が送りたかった・・・

まぁ気を取り直して、
次回はこの続きです。基本的にこの話にオリジナル要素は混ぜません。なるべくシンプルに終わらせるつもりです。

それと今更ですが、倉橋は男子でも「ちゃん」付けで呼ぶらしいですが、今作では全員「くん」で統一させてもらいます。
全員の呼び方分からなかったので・・・すいませんm(_ _)m

それでは、また次回お会いしましょう!!
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