太陽とひまわりの仲間達との暗殺教室   作:籠野球

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皆さんどうも籠野球です。

しばらくの間は、毎週日曜日に投稿したいと思います。
今回はいよいよあの転校生がE組にやってきます。
タイトルはいいのが思いつかなかったです。
申し訳ありませんm(_ _)m

それにしても・・・モン○ンといい、小説といい、影分身が使えたらいいのにな・・・

それでは、どうぞ!!


二十一時間目 転校生の時間・二時間目

太陽side

 

ザアァァァ・・・

 

「さて皆さん、今日烏間先生から転校生が来ると聞いていますね?」

「あー、うん。まぁぶっちゃけ殺し屋だろうね」

(ハァ・・・今日も雨か・・・)

 

 殺せんせーと前原のやりとりをボンヤリと聞きながら、俺は内心ため息をついた。

 

(・・・ホント、早く梅雨過ぎねえかな)

「律さんの時は痛い目を見ましたからね。先生も今回は油断しませんよ」

「そーいや律、何か聞いてないの?同じ転校生仲間として」

「はい、少しだけ」

 

原の質問にそう返した後、律は話し出した。

 

「元々は私が遠距離射撃、彼が肉迫攻撃と2人が連携して殺せんせーを追いつめる予定でしたが、2つの理由で同時投入はキャンセルされました」

「何で実行されなかったんですか?」

「2つは彼の調整に時間がかかったから。もう1つは、私が彼より圧倒的に劣っていたから」

(・・・大賀から聞いた話じゃ、ロブロさんもそんな事を言っていたらしいな。殺せんせーの指を飛ばした律より強いって、どんだけ強いんだ?)

 

登志の質問に答えた律の話に皆が唖然としたその時だった。

 

ガラッ ぬっ・・・

(・・・何だ、コイツ?)

 

その時教室の扉が開き、全身真っ白な格好をした奴が入ってきて、思わず身構えていると。

 

スウ・・・ びくっ・・・

ポン びくっ!!

(・・・何なんだ、コイツ?)

 

突然右腕を上げ、鳩を出したコイツに俺はますます拍子抜けしてしまった。てか、皆も分かりやすく動揺するなよ・・・

 

「ごめんごめん、驚かせたね。転校生は私じゃないよ。私は保護者・・・シロとでも呼んでくれ」

(フー・・・とりあえず、いきなり攻撃してきたりとかは無いようだな)

 

笑顔で懐に鳩をしまいながらそう名乗ったシロにとりあえず安堵しながら、何気なく天井の端っこを見た。

 

「・・・」

 

そこには、液状になった殺せんせーが無言で張り付いていた。どんだけビビってんだよ!?

 

「奥の手の液状化まで使うってどんだけビビってんだよ!?殺せんせー!!」

「い、いや・・・律さんがおっかない話するもので」

(へー・・・液状化するのは聞いてたけど、あんな風になるのか)

 

てか、ホントにビビりだよなー・・・そう思っていると、殺せんせーは元の姿に戻りながらシロに話しかけた。

 

「初めまして、シロさん。それで、肝心の転校生は?」

「初めまして、殺せんせー。ちょっと性格とかが特殊な子でね。私が直で紹介させてもらおうと思いまして」

 

羊羹を差し出しながらシロはそう言った後、渚の方を向いて何かに気づいた様子だった。何だ?

 

「何か?」

「いや、皆良い子そうですなぁ。これなら、あの子も馴染みやすそうだ」

 

殺せんせーの質問にそう返した後、シロは俺を指差しながら、

 

「席はあの子の後ろでよろしいですか?殺せんせー」

「ええ、構いません」

「では紹介します。おーいイトナ!!入っておいで!!」

 

シロのそんな言葉に、クラス全員が再び扉に視線を向けた。さあ、どんな奴だ・・・

 

「・・・!!後ろだ、太陽!!」

「!?」 バッ!!

 

その時、登志がいきなりそう叫び、俺は反射的に後ろを振り返りながら防御の構えをとった。

 

ドゴッ!! スッ

((((いや、何でそこから!?))))

 

次の瞬間、後ろの壁を壊しながら男子が入ってきて椅子に座った。何事も無かったかの様に座る転校生に、全員がツッコんだ。

 

「俺は・・・勝った。この教室のカベよりも強い事が証明された。それだけでいい・・・それだけでいい・・・」

(・・・何か面倒臭い奴が来やがったな。殺せんせーも変な顔になってるし・・・)

 

そう言いながら頷いている転校生や、それを見て殺せんせーが笑顔でも真顔でもない中途半端な顔になる中、シロが転校生を紹介し始めた。

 

「堀部 イトナだ。名前で呼んであげて下さい。ああそれと、私も少々過保護でね。しばらく彼の事を見守らせてもらいますよ」

(随分変わった2人だな。また一波乱ありそう「ザアァァァ・・・」! ちょっと待て。コイツ・・・)

 

そう考えていた途中、外から聞こえてきた雨の音で俺は新たな疑問が浮かび上がってきた。

 

その時、同じ疑問をカルマが聞いた。

 

「ねえ、イトナ君。ちょっと気になったんだけど、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

そうなのだ。イトナは傘どころから何も持っていない。なのにコイツは水滴一つ服についてないのだ、そりゃあおかしいに決まってる。

 

「・・・」

 

しかし、イトナはその問いを無視して辺りを見渡し、俺ら4人を見た後俺を見ながら話し出した。

 

「・・・おまえ達は多分このクラスの中でも群を抜いて強い。けど安心しろ」

 

そう言った後、俺の頭を撫で、

 

「俺より弱いから・・・俺はおまえ達を殺さない」

「・・・あぁ?」

 

その言葉に威月は若干キレた様子だった。やべえな・・・

 

ガタッ 「言ってくれるなテメエ。俺がお前より弱えだと?」

 

椅子から立ち上がりながら、そう話しかけた威月をうっとうしそうな顔でイトナは見た。

 

「やるまでもなく分かる。おまえでは俺には勝てない。簡単に殺せる」

「言ってくれるじゃねえか・・・殺せんせーよりも先にテメエから殺してやろうか?」

「ちょっ!?威月抑えて!!」

 

ゴキッと右手を鳴らしながらそう言った威月を、登志が慌てながら止めた。威月が出した本気の殺気に、クラスの殆どがビビっているしな。

 

「気持ちは分かるが、やめとけ威月。ホントに人殺しになる気か?」

「・・・チッ」

 

俺の言葉に威月は、苛つきながらもなんとか矛を納めた。

 

そんな中イトナは教室の前に歩きながら話し出した。

 

「俺が殺したいと思うのは、俺より強いかもしれない奴だけ。この教室では殺せんせー、アンタだけだ」

「ケンカの事ですか、イトナ君?力比べでは先生と同じ次元には立てませんよ」

 

羊羹を食べながらそう言った殺せんせーに、イトナは同じく羊羹を出しながら答えた。

 

「立てるさ。だって俺達、血を分けた兄弟なんだから」

「「「「!? 兄弟ィ!?」」」」

 

その衝撃のカミングアウトにクラス全員が口を揃えてそう叫んだ。

 

(・・・またややこしくなってきたな。やっぱり一波乱あるなこりゃ・・・)

 

そんな中、俺はそう思いながらため息をついた。

 

 

 

「まさか兄弟なんてな。てか本当なのか?」

「どうなんだろ・・・油断させる作戦かもしれないよ」

「まあ、放課後になりゃ分かるだろ」

 

 昼休み・・・俺らは空き教室で弁当を食いながらイトナについて話し合っていた。ちなみにわざわざ空き教室に来た理由は、威月がイトナと一緒の場所にいるのを嫌ったからだ。普段は冷静だが、キレたら1番ヤバいのが威月だからな。

 

「てか、大丈夫か威月?殴りかかったりとかしねえよな」

「ああ、もう大丈夫だ。悪かったな、お前ら」

 

一応威月に確認してみたが、笑いながらそう返した。まあ、本人がそう言ってるしとりあえずは一安心だな。

 

「イトナの話が仮に本当だとしたら、殺せんせーが何も知らないのは何でなんだろうだ?」

「ありがちなのは、幼い頃に生き別れたとかだけど・・・」

「片方が超生物の時点で、どんな想定も通用しねえよ・・・」

 

威月のその言葉に俺達は頷いた。突然変異とか言われても100%無いとは言い切れないからな・・・

 

「どっちにしろ、兄弟の事を語るなら、殺せんせーの過去も少しは分かってくるんじゃねえか?」

「・・・そうだな、イトナが放課後何を見せてくれるか。逆に楽しみになってきたよ」

 

そんな威月と俺のやりとりで会話が締めくくられた。

 

その後、E組全員に心配させたことを威月が謝ったり、2人の類似点を探したりしながら、俺達は放課後がくるのを待った―――――

 

 

 

 放課後・・・教室の真ん中に机のリングを作り、その中で殺せんせーとイトナが向かい合っていた。

 

(まるで試合だな・・・)

 

その異様な光景にそう考えていると、上着を脱いだイトナの肩に手を置きながらシロは話し出した。

 

「殺せんせー、1つルールを決めないかい。リングの外に足が着いたらその場で死刑!!どうかな?」

(なるほど・・・俺達生徒の前で決めたルールは、守らなければ()()()()()の信用が落ちる。単純だが、殺せんせーには有効な手だ)

 

そう考えていると、殺せんせーは予想通りの言葉を返した。

 

「・・・いいでしょう。ただしイトナ君、観客に被害を与えた場合も負けですよ」

「・・・」 コクッ

「では合図で始めようか」

 

イトナが頷いたのを確認すると、シロはそう言いながら右手を挙げ、

 

「暗殺・・・開始!!」

 

そう言いながら手を振り下ろした。

 

 

 

 

 

ザンッ

「なっ!?」

 

 次の瞬間、殺せんせーの左腕が切断され俺はおもわずそんな声を上げた。

 

ただし、それは斬られた左腕にではなく、切り落とした得物を見てだった。今も自由に動いている()()()()()()()生えたそれは、

 

「「「触手!?」」」

「なるほどな・・・そりゃ濡れるはずがねえわ」

 

皆の声の後、威月が呟く様にそう言った。触手で弾けりゃ傘なんて要らねえからな。

 

「・・・こだ」

ぞくっ!!

 

その時、殺せんせーが黒く染まりながらそう呟き、俺は背筋が凍った。殺せんせーの出す殺気は、さっきの威月とは桁が違った。

 

「どこでそれを手に入れたッ!!その触手を!!」

「君に言う義理は無いね、殺せんせー。だがこれで納得したろう。両親も育ちも違う。だが・・・この子と君は兄弟だ」

「・・・どうやら、あなたにも話を聞かなきゃいけないようだ」

 

どこ吹く風で返すシロに左腕を生やしながらそう言った殺せんせーに、左手の袖を見せながらシロは言った。

 

「聞けないよ、何故なら君はここで死ぬからね」

カッ 「!?」

 

次の瞬間、シロの左袖から出た光を浴びた殺せんせーが、固まったかの様に一瞬動きを止めた。何だあの光!?

 

「この圧力光線を至近距離で照射すると、君の細胞はダイラタント挙動を起こし、一瞬全身が硬直する」

 

そう説明しながら、シロは右手の親指を下に向けた。

 

「全部知っているんだよ。君の弱点は全部ね」

「死ね、兄さん」

 

そんなイトナの言葉の後、殺せんせーは全身を貫かれた―――




いかがだったでしょうか。

次回はイトナVS殺せんせーですが、少しだけ4人がちょっかいを出します。また、4人が使える技も少し使用します(これも有名な技ですが・・・)

それでは、また次回お会いしましょう!!
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