いよいよあの男がE組にやってきます。
個人的には暗殺教室で1番嫌いなキャラですね。というか、好きな人いるんですかね・・・
それと、そろそろ投稿ペースを戻していきたいとは思ってるんですが、仕事の都合上毎週2話投稿は厳しいかもしれません。
ストック自体は5話以上出来てはいるんですが、様子を見ながら投稿していくので、これからも是非読んでいただけたら嬉しいです!!m(_ _)m
それでは、どうぞ!!
烏間side
(4ヶ月目に入り、可能性がありそうな生徒が増えてきた。)
ナイフ術の訓練中、ナイフを避けながら俺は心の中でそう考えていた。
(磯貝 悠馬と前原 陽斗。運動神経が良く仲も良いこの2人は、2人がかりなら・・・俺がナイフを当てられるケースが増えてきた)
ピッ 「!
そう考えてる今も磯貝君を囮に前原君がナイフを掠らせ、俺はそう評価しながら次の生徒を呼んだ。
(赤羽 業。一見のらりくらりとしているが・・・その目には強い悪戯心が宿っている)
おそらく俺に足払いを仕掛けて赤っ恥をかかそうなどと考えているんだろう。だが、
(そう簡単にいくかな?)
「・・・チッ」
警戒する俺を見て、カルマ君は笑みを浮かべながら舌打ちした。
(そして、神木 太陽、水守 威月、九澄 大賀、伊勢 登志。この4人は文句無く主力と言えるだろう。九澄君は、並外れた機動力と卓越した足技を使い、切り込み隊長としても優秀だ。伊勢君は温厚な性格だが、一度刀型ナイフを持てば「飛天御剣流」の腕を遺憾なく発揮する)
2人に対して心の中で評価すると、目の前の威月君を見た。
(威月君は、筋力は凄まじいが4人の中では1番遅く、一見暗殺向きではないとは思うが・・・)
ザッ ビュン!! 「むっ!!」
(常に最短距離を通り、少しずつ相手との距離を詰める事が出来る頭脳でカバーしている。至近距離なら、かなり驚異な存在だ)
今も俺にナイフを当てかけた威月君を見て、俺はそう評価した。
(そして、太陽君。正直の所・・・彼はここまで目立った行動をしていない。修学旅行や球技大会での動きを見る限り能力は高いが・・・)
そう考えながら、前に本人が言っていた言葉を思い出した。
(「俺は本気を簡単には出せないんです。ですが、もし
そう思いながら、太陽君に対しての思考を打ち切った。
(女子は、体操部出身で意表を突いた動きができる岡野 ひなたと、男子並みの
そして殺せんせー。彼こそ正に俺の理想の教師像だ。あんな人格者を殺すなんてとんでもない!!)
「人の思考を捏造するな。失せろ
後ろでボソボソと耳打ちするタコにそう言ってから、俺は全体を見渡し、
(一部未だに積極性を欠く者もいるが、全体を見れば生徒達の暗殺能力は格段に向上している。この他には目立った生徒はいないものの・・・「ぬるり」) 「!!!」 バシッ
いきなり背後に感じた得体の知れない感覚を反射的に振り払った。
「・・・いった・・・」
「・・・!! すまん。ちょっと強く防ぎすぎた」
そこには、渚君が倒れており、俺は慌てて駆け寄った。何だったんだ、今のは・・・
太陽side
(烏間先生が反射的に振り払う程の気配・・・やはり渚には・・・)
烏間先生に大丈夫と返しながら立ち上がる渚を見て、俺は
「どうした?太陽」
「いや、別に」
俺の様子に疑問に思った威月が声をかけてきたが、俺はそう返した。わざわざ教える程の事じゃないしな。
その後は何事もなく、今日の訓練は終わった。皆が口々に話す中、陽菜乃が烏間先生に話しかけた。
「せんせー!放課後街で皆でお茶してこーよ!!」
「・・・ああ。誘いは嬉しいが、この後は防衛省からの連絡待ちでな」
そう言い残し、烏間先生は校舎へと戻っていった。私生活でも隙が無いな・・・
「いいのか~太陽~。彼女烏間先生に取られちまうぜ~?」
「俺はそこまで嫉妬深くはねえよ」
すると、肩を組みながら前原がそう言ってきて、俺は笑いながらそう返し、
「それに、男の俺から見ても、烏間先生は男として理想的だしな」
「あー、それは分かるかも」
俺の言葉に男子の殆どが頷いた。格好いいもんな、烏間先生。
「・・・でも、烏間先生って常に私達との間にカベっていうか、一定の距離を保ってるような」
「私達のこと大切にしてくれてるけど、それってやっぱり・・・ただ任務だからに過ぎないのかな」
「そんな事ありません」
矢田と陽菜乃のやりとりに殺せんせーが入ってきた。
「確かにあの人は・・・先生の暗殺のために送りこまれた工作員ですが、彼にもちゃんと素晴らしい教師の血が流れていますよ」
殺せんせーのそんな言葉に、俺は無言で烏間先生が入っていった校舎の方を見つめた。すると、
「・・・ん?何だあの人?」
何やら大荷物を抱えたデカイ男がこちらに歩いてきた。見た事ねえ人だな・・・
男はそのまま俺達の近くに歩いてくると、荷物を下ろしながら話し始めた。
「やっ!俺の名前は
「!! これ「ラ・ヘルメス」のエクレアじゃん!!」
「こっちは「モンチチ」のロールケーキ!!」
荷物の中身を見ながら、女子達がそんな声を上げた。どうやら、有名なお店のお菓子らしい。俺は当然知らんが。
「モノで釣ってるなんて思わないでくれよ。おまえらと早く仲良くなりたいんだ。それには・・・皆で囲んでメシ食うのが1番だろ!」
ヒョイ パクッ (旨!何だコレ!?)
鷹岡さんのそんな言葉を聞きながら、俺は一つを手に取って食べてみたらすげぇ旨かった。大賀がたまに作るデザートも旨いが、やっぱお店の奴は違うな。
「同僚なのに烏間先生とずいぶん違うんスね」
「なんか近所の父ちゃんみたいですよ」
「ははは、いいじゃねーか父ちゃんで」
木村と原の言葉に笑いながらそう言った後、
「同じ教室にいるからには・・・俺達家族みたいなもんだろ?」
(! 家族・・・ね・・・)
三村や中村と肩を組みながらそう言った鷹岡さんを見て、俺は違和感を感じた。
渚side
「いやぁ、これで裕樹達や華のおやつ代が2,3日浮いた。よかったよかった」
「良かったね、太陽」
帰り道、太陽は両手にお菓子を持ちながらホクホク顔で帰っていた。鷹岡さんにお菓子を孤児院に持って帰っていいかと聞いたら、快く許可してくれたからだ。
今日は太陽に僕に倉橋さん。それに杉野と岡島君が一緒に帰っていた。
「で、皆はどう思う?」
その時、杉野が僕達にそう聞いてきた。間違いなく鷹岡先生についてだろう。
明日から体育の時間は鷹岡先生が担当するらしい。烏間先生の負担を減らす為みたいだけど・・・
「えー・・・私は烏間先生の方がいいなー」
倉橋さんはそう返していた。まぁ、倉橋さんはそうだろうね・・・
そんな中、岡島君が口を開いた。
「でもよ、実際のとこ烏間先生って何考えてるかわかんないとこあるよな。いつも厳しい顔してるし。その点あの鷹岡先生って根っからフレンドリーじゃん。案外ずっと楽しい訓練かもよ」
(確かに、そうかもしれないな)
僕は口には出さなかったけど、心の中で同意した。杉野も同じ考えの様子だった。
「お前もそう思わねぇ?太陽」
「・・・ホントにそう思うか?」
岡島君の言葉に先頭を歩く太陽はそう返した。
「えっ・・・」
「あの人の目・・・最初は感じなかったが、その奥は酷く濁ってる。用心だけはしといたほうがいいぜ」
そう言いながら振り返った太陽の顔は、さっきまでとうってかわった様なとてつもなく真剣な表情で僕達はおもわず息をのんだ。
その後は、誰も何も言わずに帰り道を歩いた。太陽のその顔だけが僕達には凄く印象に残っていた―――――
いかがだったでしょうか。
太陽の本気シーンはこれから先に書いていきます。ちゃんとそこまで続けれたらいいんですけど(一応完結を目指してはいますが)・・・
まあとりあえず・・・今週は週の真ん中でもう1話。日曜日に1話投稿するつもりです。よかったらご覧になってください。
それでは、また次回お会いしましょう!!