太陽とひまわりの仲間達との暗殺教室   作:籠野球

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皆さんどうも籠野球です。

いよいよ一学期終了です。果たしてテストの結果はどうなるでしょうか・・・

それと、先日誤字脱字報告してくれた方がいました。ありがとうございます!!
m(_ _)m
作者自身見直しはしていますが、もちろん完璧ではありませんので本当にありがたいです!!
これからも気づいた方は是非報告して頂けたら嬉しいです!!

それでは、どうぞ!!


三十三時間目 反省&一学期終了の時間

大賀side

 

「さて皆さん。全教科の採点が届きました」

 

 テスト終了から3日経った今日、ついに届けられたテストの結果を持ちながらの殺せんせーの言葉に、全員に緊張が走った。

 

「では発表します。まずは英語。E組の1位・・・そして学年でも1位!!中村 莉桜!!水守 威月!!共に100点!!」

 

そんな殺せんせーの言葉に、皆が歓声を上げる中、中村さんは下敷きで自分を扇ぎ、威月は小さく息を吐いた。すげえな、2人とも100点って・・・

 

「完璧です。君のやる気はムラっ気があるので心配しましたが。威月君もさすがは元A組です」

「ふふーん。なんせ触手1本かかってるからね。忘れないでよ、殺せんせー?」

「どうも。ま、得意科目ぐらいはね」

 

○を浮かべながらそう言った殺せんせーに、2人はそれぞれそう返した。とりあえず、これで2本ゲットだな。

 

(それにA組との対決でも1勝だな)

「続いて国語。E組1位は・・・神崎 有希子!!97点!!・・・が、しかし、学年1位は浅野 学秀!!100点!!」

 

そう考えていると、殺せんせーはそう言った。97点でも充分凄いのに、何で皆100点取れるんだ?俺なんか5教科で100点なんて小学校でも1、2回だけなのに・・・

 

「・・・やっぱ点取るなぁ、浅野は」

「強すぎ。英語も99点だぜ」

「五英傑なんて言われてるが、結局は浅野を倒さなきゃトップなんざ取れねえよ」

 

前原と三村の呟きに威月は冷静にそう返した。とりあえずこれで1勝1敗か・・・

 

「・・・では続けて返します。社会!!E組1位は磯貝 悠馬!!98点!!そして学年では・・・おめでとう!!浅野君を押さえて学年一位!!マニアックな問題が多かった社会でよくぞこれだけ取りました!」

「よっし!!」

 

殺せんせーの声に、磯貝は大きくガッツポーズをした。よくあれで98点取れるな・・・何か最後首相の会談の回数は?なんて問題あったけど、そんなモン分かるか・・・でも磯貝は分かったって事だもんな、凄い・・・

 

「これで2勝1敗!!」

「次は理科・・・奥田か!!」

(理科は太陽の得意な教科でもあるからな。もしかしたら・・・)

 

不破さんと杉野の言葉を聞いて、俺はそう考えた。2人1位なら5本潰せる!!

 

「理科のE組1位は奥田 愛美!!99点!!そして・・・・・素晴らしい!!学年1位も奥田 愛美!!」

 

殺せんせーの声に皆が歓声を上げた。これで3勝1敗!!数学の結果の前にE組(おれら)の勝ちが決まった!!

 

(でも、同点1位では無かったか・・・残念だな)

「そして最後に数学!!E組1位は神木 太陽!!99点!!ですが・・・学年1位は浅野 学秀!!100点です!!」

 

その言葉に皆からは「あー」とか「惜しい-」といった声が漏れた。後1点足りなかったか・・・

 

「ちなみに太陽君は総合でもE組1位ですが・・・こちらも学年1位は浅野君です。わずか2点差でした」

(太陽・・・)

 

その言葉に俺は太陽の席を見た。そこにはカルマと太陽がいなかった。最初はいたが途中で出て行ったんだろうな・・・太陽が勝てなかった原因を「ひまわり」の3人は知っていただけに、慰めが無駄な事は分かっているけど・・・

 

「まったくアイツは・・・殺せんせー。ちょっと出ますね」

「にゅや?どこにです?」

 

その時、威月がそう言いながら立ち上がり、殺せんせーがそう聞いた。その言葉に威月はフッと笑うと、

 

「ちょっとばかし説教かましてきます」

 

 

 

太陽side

 

ヒュオォォォ・・・

 

 俺はテストを片手に持ちながら、校舎の近くの崖上にある岩に片膝を立てて座りこんでいた。もう夏だってのに風がやけに冷たく感じた。

 

(カルマも抜けてたし、あいつも満足いかない結果だったんだろうな・・・) ピラッ

 

神木 太陽

 

英語 99点 (学年2位タイ)

国語 96点 (学年3位タイ)

数学 99点 (学年2位)

理科 98点 (学年2位)

社会 97点 (学年2位)

総合 489点 (学年2位)

 

点数だけを見れば充分過ぎる結果だろう。だが、それでは意味が無かった。

 

「・・・1位じゃなきゃ・・・意味がねえんだよ・・・」

 

今回は1位を取れなきゃ何にも意味が無いのだ。2位を取ることに意味なんて無い。

 

「ちくしょう・・・」

 

そう言いながら俺は立てた膝の上に頭を落とした。悔しさと皆に対しての申し訳なさしか無かった。すると、

 

「こんな所でしょぼくれてやがったか」

「っ、威月・・・」

 

背後からそう声をかけられ、俺は後ろを振り返ると威月が歩いて来ていた。

 

そのまま威月は俺の横へと座り話しかけてきた。

 

「残念だったな、今回は」

「・・・あんだけ大口叩いといて、この様だ。皆に合わす顔がねえよ」

「・・・今回お前が負けた理由は勉強を頑張らなかったからじゃねえ。()()()()()()()()()()()()()()()

 

そう、テスト前日俺は華のおでこに手を当て、華に熱があることに気づいたのだ。そこから俺は急いで華を病院に連れて行ったり、夜まで看病をしたりしていた。その結果殺せんせーが作ってくれた問題集をやることが出来なかったのだ。その僅かな差が、この結果だろう。

 

「・・・華が熱を出したのも、岬さんが気づけなかったのも理由にはならねえよ、それら全部含めて結果だろう?岬さんには死ぬほど謝られたし、2人のせいにする気はもちろんねえ。俺がもっと頑張ればよかっただけの話「はい、ドーン」(ボカッ!!)痛っ!?」

 

話の途中でいきなり威月に殴られた。何だ!?

 

「お前さぁ。今回の件、全部自分が悪いと思ってんのか?」

「だ、だってそうだろ。俺が朝に華の様子に気づいてりゃよかったんだし、俺が悪「ボーン」(ボカッ!!)グハァ!?」

「今回の一件はお前だけの責任じゃねえ。お前1人に負担かけすぎた俺ら3人とE組皆の責任でもあ」

 

再び俺を殴った後、威月は立ち上がり、

 

「太陽、お前は凄えよ。頭だって良いし、戦闘でも本気じゃなくても俺や大賀と互角に戦うくらいだからな。紛れもなく天才だし、皆の先頭に立つ力もある」

「?」

「でも完璧じゃねえ。そんな人間いねえ。1人で解決出来ない時だってきっとある。そんな時は頼ればいいんだ。俺ら3人は家族だし、E組の皆は仲間だろ?今回の1番のお前のミスは、頼らなさ過ぎた事だ」

「威月・・・」

「少なくとも、誰1人お前を笑う者なんざE組にはいねえ。いつまでもへこんでんじゃねーよ、どアホ。そんな暇あったらさっさと作戦立てやがれ」

 

そう言って威月は戻っていった。

 

バチンッ!! (サンキュー、威月。殴らなくてもよかったと思うが・・・)

 

顔をバチンと叩きながら俺は心の中で礼を言った。威月の言う通り、頼っちゃいけない家族や仲間なんていねえよな。

 

(・・・さっさと戻るか。勝手に抜けて来ちまったもんな)

 

そう考え、威月の後を追いかけた。もっと皆を頼ろう、そう誓いながら―――――

 

 

 

「さて、皆さんが取ったトップは英語2人、社会1人、理科1人の計4人です。早速暗殺を始めましょうか。トップの方は4本どうぞご自由に」

 

 カルマと俺が戻ってきて、全員が揃ったのを確認して殺せんせーがそう言った。(カルマは殺せんせーが挑発したらしい)

 

「おい、待てよ。5教科トップは4人じゃねーぞ」

「にゅや?」

 

すると、寺坂、吉田、村松の3人が殺せんせーの前に出た。何だと思っていると、

 

「5教科っつったら(こく)(えい)(しゃ)()・・・あと()だろ。」 パサッ

 

寺坂 竜馬 

吉田 大成

村松 拓哉

 

家庭科 100点

 

そう言いながら、3人はテストを教卓に放った。

 

「ちょ、家庭科のテストなんて()()()でしょ!!何本気で100点取ってるんですか!?」」

「だーれも()()5教科なんて言ってねーよな。」

(た、確かに言っては無かった・・・でもまさかこんな抜け道を見つけるとは・・・)

 

殺せんせーと寺坂のやりとりを聞きながら、俺は驚きで言葉を失っていた。俺には思いつかない柔軟な発想だった。

 

「・・・()()()とか失礼じゃね、殺せんせー?5教科最強の家庭科さんにさ」

「そーだぜ先生、約束守れよ!!」

 

カルマがそう言った後に、クラス全員が追撃した。これじゃあ黙るしか無いな。

 

(結局7本か・・・殺せんせーも想定外・・・・・ん?待てよ、家庭科って事は・・・)

つんつんっ 「・・・にゅや?な、何ですか九澄君?」

 

その時、俺はある考えが頭によぎった。それと同時に、大賀が殺せんせーをつついた。

 

「いや・・・家庭科を認めてくれるなら」 パサッ

 

九澄 大賀 

 

家庭科 100点

 

「にゅあぁぁぁ!?く、九澄君も!?」

(やっぱり・・・大賀も100点だよな・・・家庭科は。)

「何だよ、九澄。俺らの計画知ってたのか?」

「あ、いや・・・家庭科だけは毎回100点なんだ、俺」

 

吉田の問いに大賀はそう答えた。大賀は洗濯とか料理とか昔から得意だからか、家庭科のテストだけは小学校から100点しか取った事なかったからな・・・

 

「・・・な、太陽。俺らも中々やるだろ?」

「・・・あぁ」

(俺やカルマが1本も取れなくても結局8本か・・・頼りになるな、皆)

 

笑みを浮かべながらそう聞いてきた威月に、俺も笑いながらそう答えた。

 

 

 

「1人1冊です」

「また出たよ・・・過剰しおり」

「アコーディオンみたいだね・・・」

 

 数日後、終業式が終わった後、俺達は殺せんせーからしおりを手渡され大賀や登志がそれぞれそう呟いた。国語辞典数冊分はあるぞ、これ・・・

 

「さて、これより夏休みに入るわけですが皆さんにはメインイベントがありますねぇ」

「ああ、賭けで奪った()()の事ね」

 

そう言いながら中村はパンフレットを掲げた。

 

―――椚ヶ丘中学校特別夏期講習 沖縄離島リゾート2泊3日

 

俺達E組が賭けで奪った()()()、本来A組に与えられる筈の特典だが、今回トップ50位の殆どをA組とE組で独占してる以上、俺達にも資格はあるだろう。

 

「君達の希望だと、この離島の合宿中に触手を破壊する権利を行使するという事でしたね」

 

その言葉に全員が頷いた。それは皆で決めた事だ。四方を海に囲まれた島での方が水殺がしやすいからな。

 

「触手8本の大ハンデにも満足せず、万全に貪欲に命を狙う。正直に認めましょう。君達は侮れない生徒になった。これは標的(せんせい)から暗殺者(あなたたち)への通知表です」

 

そう言って殺せんせーは二重丸の書かれた紙を大量にばらまいた。標的(ターゲット)からの嬉しい評価だな。

 

「一学期で培った基礎を活かし、夏休みも沢山遊び沢山学び、そして沢山殺しましょう!!」

 

―――――暗殺教室基礎の一学期、これにて終業!!

 

 

そんな殺せんせーの声を聞きながら俺達は家へと帰った。今年の夏は楽しくなりそうだ!!

 

 

 

 

 

・・・余談だが、しおりは全員が置いて帰り、後で殺せんせーが自分で配達していた。




いかがだったでしょうか。

出来る奴って結構自分で解決しようとしてしまう・・・だからこそ、皆を頼れという威月の説教でした。

ちなみに太陽以外の他の3人の点数ですが、

水守 威月

英語 100点
国語 95点
数学 92点
理科 91点
社会 94点
総合 472点  (クラス4位タイ)(学年11位タイ)

九澄 大賀

英語 68点
国語 69点
数学 71点
理科 67点
社会 68点
総合 343点 (クラス28位)(学年92位)

伊勢 登志

英語 67点
国語 83点
数学 79点
理科 78点
社会 85点
総合 388点 (クラス21位)(学年53位)

このような結果になっています。作者の中で剣士キャラは英語苦手なイメージがあったので、大分下げました。

神崎さん、磯貝君、奥田さんの3人の点数を1点ずつ上げたり(浅野と接戦にしたかったので・・・)狭間さんに100点を取らせませんでした(大賀に100点取らすと決めていたのでこうしました。)。

さて、いよいよ一学期終了です。遂にここまで書くことが出来ました!!
正直イトナや寺坂の話はうまく書けずに苦労したりもしましたが、少しずつ増えていくお気に入り登録数やUA数を見ながら頑張って書いてきました。

読んでくれる方々、本当にありがとうございます!!これからも是非暇つぶしと思って読んでくれたら嬉しいです!!

それでは、また次回お会いしましょう!!
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