夜勤中は仕事終わりに本屋とか行かないから、殆どゲームかパソコン触ってました!!虹六面白いです!!
・・・あ、勿論小説もちゃんと書いてますからご心配無く(笑)
それでは、どうぞ!!
太陽side
「なあ、ホントに大丈夫なのか?2人に行かせて」
「烏間先生が動けない以上はこうするしかない。2人を信じよう」
4階から5階に上がる階段の途中で、そう聞いてきた木村に俺はそう返した。
「それより、俺達は自分の身を心配しろよ。2人は一応の保険だが、俺達がいるのは敵陣のど真ん中なんだからな」
「! お、おう。」
そんなやりとりをしていると5階の入り口に辿り着いた。ガラス張りのここは確か・・・展望回廊だったか。
「烏間先生が動けない以上、前方は俺が守るから後方は頼むぜ、登志」
俺の言葉に登志が頷くのを確認してから俺達は慎重に進んでいった。周りは海が一望できた。
(全く・・・こんな状況がなかったら、リゾート気分を満喫できるのに・・・!!) スッ
その時、前方から強者の雰囲気を感じ、皆に止まれのサインを出した。
恐る恐る覗くと、1人の男が窓ガラスにもたれかかっていた。どう見ても殺る側の人間だな・・・
(こんな見晴らしの良い場所じゃ、奇襲も出来ねぇ。どうするか(ビシッ)!?
「・・・つまらぬ。足音を聞く限り、そこそこの奴はいるぬが、「手強い」と思える者が1人もおらぬ。精鋭部隊出身の教師がいるはずぬが・・・"スモッグ"のガスにやられたぬか、半ば相打ちぬか」
気づかれてるなら仕方ないと思い、俺達は男の前に出た。・・・てかこいつ、誰も怖いから言わないんだろうけど・・・
「"ぬ"多くね、おじさん?」
(言った!?さすがカルマだ・・・)
「つけるとサムライっぽい口調になると小耳に挟んだ。カッコよさそうだから試してみたぬ」
こういう外国人ってホントにいるんだなー・・・
「間違ってるならそれでもいいぬ。この場の全員殺してから取れば恥にもならぬ」 ゴキッ
「・・・その握力がアンタの暗殺道具って訳か」
「需要はあるぬ。身体検査に引っかからないのが何よりも大きい。近づきざま頸椎をひとひねり。その気になれば頭蓋骨も握り潰せるぬが」
男の言葉に岡野が青ざめた。おそらく想像したんだろうな。
「だが面白いものでぬ。力を鍛えるほど、強い敵との殺し合いをしてみたくなる。・・・だが、お目当てがこのザマではガッカリぬ」 パカッ
(チッ・・・仕方ねえ、ここは俺か登志で(ビキッ) !! カルマ!?)
いきなり観葉植物で男の取り出した携帯を窓ガラスに叩きつけたカルマにビックリしていると、
「プロって意外とフツーなんだね。ガラスや頭蓋骨くらい俺でも割れるよ。ていうか、速攻仲間呼ぼうとするあたり、おじさんって中坊とタイマン張るのも怖い人?」
「!! よせ、無謀「ストップです、烏間先生」何っ?」
その時、殺せんせーが烏間先生を止めながら話し出した。
「顎が引けている。以前の彼なら余裕をひけらかし、顎を突き出して相手を見下していました。ですが、今の彼は目は真っ直ぐ油断なく、相手の姿を観察してます」
(言われてみれば口の悪さは変わってないけど、以前のカルマとは様子が違うかも・・・)
テストが終わってからあんまり目立ってなかったが、どうやら考えが変わったみたいだな。
「カルマ、危なくなったら俺と登志が助けに入る。やっちまえ!!」
「オッケー、太陽」
俺にそう返しながら、カルマは観葉植物を振り下ろしたが、
ガシィ メキメキ 「柔い。もっと良い武器を探すべきだぬ」
「必要ないね」
振り下ろした観葉植物の幹をへし折りながらの男の言葉に、カルマはそう返しただけだった。やっぱり、あんなモンじゃ倒せんか・・・
「気をつけろよ、カルマ!!その握力だ、掴まれたら終わりだぞ!!」
「分かってるよ」
俺にそう返しながら観葉植物を捨てたカルマに男は突進しながら腕を突き出すが、
ビュッ スッ
ボッ パシッ
「すごい・・・全部避けるか捌いてる」
(確かにカルマは喧嘩が強かったが、いつの間にあんな防御技術を・・・)
「烏間先生の防御テクニックですねぇ」
(そうか・・・烏間先生が俺達のナイフを躱す時の技術を盗んだのか。やっぱカルマの戦闘の才能はE組の中では桁違いに高いな)
殺せんせーの言葉を聞いて改めてそう感じていると、男は一旦攻撃の手を止めた。
「・・・どうした?攻撃しなければ永久にここを抜けられぬぞ」
「どうかな~?あんたを引きつけてるスキに皆がちょっとずつ抜けるってのもアリかと思って。」
後ろにいる俺達を親指で指しながらのカルマの言葉に、男は無言でカルマを見つめた。まあ、それも作戦としてはありかもな。
「(ボキボキ)・・・安心しなよ、今度は俺から行くからさ。あんたに合わせて正々堂々、素手のタイマンで決着つけるよ」 スッ
(・・・カルマが正々堂々ねぇ)
正直カルマには1番似合わない言葉な気がするがな・・・ファイティングポーズを取るカルマに俺は心の中でそう思っていると、男は笑みを浮かべながら構えた。
「良い顔だぬ、少年戦士よ。(スッ)おまえとならやれそうぬ。暗殺稼業では味わえないフェアな闘いが」
ダッ ガキッ
カルマの跳び蹴りを男がガードをした後にカルマはそのままパンチや目潰しを繰り出していった。やっぱりカルマのセンスは抜群だな・・・男も回避と防御でいっぱいいっぱいの様子だ。
バチッ!! 「くっ・・・」
そして一瞬の防御の遅れでカルマのローキックが男の足に決まり、男は膝をつきながらカルマに背を向けた。
その隙を当然カルマは見逃さずに男へと突進し、皆が勝利を確信していた次の瞬間、
ブシュッ!!
男は背を向けたままカルマに何かを吹きつけ、カルマは崩れ落ちた。あれは・・・さっきの奴のか!!
「長引きそうだったので、"スモッグ"の麻酔ガスを試してみる事にしたぬ」
「き・・・汚ぇ。そんなモン隠し持っといてどこがフェアだよ」
「俺は一度も素手だけとは言ってないぬ。拘る事に拘り過ぎない、それもまたこの仕事を長くやってく秘訣だぬ」
「くっ・・・」 ガッ
吉田にそう返しながらカルマの顔を掴んだ男を見て、登志は刀に手を掛けたが
「待て、登志」
「!? で、でも・・・」
「少し気になるんだ。確かに不意打ちではあったけど、カルマにしては綺麗に喰らいすぎだと思ってな」
「えっ・・・」
もしかしたら、カルマの奴・・・そう考えたその時だった。
「至近距離のガス噴射、予期してなければ絶対に防げぬ(ブシュッ!!) !! な・・・なんだと・・・」
「奇遇だね。2人とも同じ事考えてた」
男の言葉を遮りながらカルマは男に同じガスを噴射して、無警戒の男はそれを簡単に喰らった。やっぱりかかったフリか!!
「ぬぬぬうううう!!」
膝を震わせながらも男は懐からナイフを取り出すと最後の力を振り絞ってカルマに突進したが、象も気絶させる程のガスを吸い込んだ状態では大した事ないスピードだった。
ナイフを持った腕を捻りながらカルマは男を地面に叩きつけ、
「ほら寺坂早く早く、ガムテと人数使わないとこんな化けモン勝てないって」
「・・・へーへー。テメーが素手で
ズズンッ 「ふぎゃッ」
(今、カルマが捻りこんでる腕の肩からミシッて音がしたような・・・)
俺と登志を除いた全員がのしかかり、男はそんな声を上げた。大丈夫か、あの人・・・
「縛る時気をつけろ。そいつの怪力は麻痺してても要注意だ。特に手のひらは掴まれるから絶対触れるな」
「「「「はーい」」」」
(・・・特に仲間が下りてくる気配は無いし、とりあえずは勝負ありだな)
上からの増援が無いことを確認し、俺は警戒を少しだけ緩めて皆が終わるのを待った。
「くっ・・・」
「毒使いのおっさんが未使用だったのくすねたんだ。使い捨てなのがもったいないな~」
手足をグルグル巻きにされながら男を前にカルマはガスの容器を手で弄んでいた。いつの間に盗んだんだか・・・
「何故だ・・・俺のガス攻撃・・・お前は読んでいたから吸わなかった。俺は素手しか見せてないのに・・・何故・・・」
「とーぜんっしょ。俺は
そこまで言った後、床に座り込み、
「あんたのプロ意識を信じたんだよ。信じたから警戒したんだ」
(・・・ホントに変わったな、カルマの奴)
「大きな敗北を知らなかったカルマ君は・・・期末テストで身をもって知ったでしょう。敗者も自分と同じ、色々考えて生きているんだと。それに気づいた者は・・・必然的に相手を見くびらなくなり、敵の能力や事情をちゃんと見るようになる。敵に対し敬意を持って警戒できる人。戦場ではそういう人を・・・
カルマはまだまだ強くなる・・・俺も負けてられねえな!!
「・・・大した奴だ、少年戦士よ。敗けはしたが楽しい時間を過ごせたぬ」
「え、何言ってんの?楽しいのこれからじゃん」
・・・え?わさびとからしのチューブを手に持って何すんだ、カルマの奴?
「・・・何だぬ、それは?」
「わさび&からし。おじさんぬの鼻の穴にねじこむの」
「なにぬ!?」
「さっきまではきっちり警戒してたけど、こんだけ拘束したら警戒もクソもないよね」
そう言いながらカルマは男の鼻の穴にフックを引っかけ、
「これ入れたら専用クリップで鼻塞いでぇ・・・口の中にトウガラシの千倍辛いブート・ジョロキアぶちこんで・・・その上から猿轡して処置完了。さぁ、おじさんぬ。今こそプロの意地を見せる時だよ」 ブジュッ!!
「・・・殺せんせー。カルマ君、特に変わってなくない?」
「正確には、変わらなきゃいけないとこが全く変わってないな・・・」
「・・・えぇ、将来が思いやられます・・・」
男の絶叫をBGMにしながら、俺達は生き生きとしてるカルマを見ながらそう呟いた。
いかがだったでしょうか。
カルマがガラスを割るこのシーンは原作の中でもかなり好きな部類です!!1回やってみたいです(笑)
・・・修理代いくらかかるんだろう。
それでは、また次回お会いしましょう!!