いやー暑い・・・昼間に寝るのはしんどいですね(笑)
皆さんも体調管理しっかりと頑張って夏を乗りきって下さい!!
・・・クーラー買おっかなー
それでは、どうぞ!!
太陽side
8階のフロアは映画館にあるような椅子が半円に並び、その先にステージがある造りとなっていた。
「ここは?」
「どうやらコンサートホールとなっているようです。あのステージの横にある扉から9階に行けるみたいです」
「サンキュー、律」
・・・敵の気配はしないな。ここにはいないのか?
「・・・!!太陽、誰か来る」
「(やっぱり簡単にはいかんか・・・!!)
全員椅子の影に隠れろ!!」
登志の言葉を聞いての俺の指示に、全員が散り散りに椅子の影に隠れた。
ガチャ スタスタ 「ハァ・・・俺がガキのお迎え。クソ不味い、やっぱり美味ぇのは銃だけだ・・・」 パク
そう言いながら入ってきた男はステージの上で銃を咥えた。・・・何かまた変な奴だな。
スタスタ・・・ピタッ 「・・・・・16、いや17匹か。驚いたな、動ける全員で乗り込んで来たのか」
(やはり気づかれるか・・・変人でも一流か)
男は口から拳銃を引き抜くと、後ろの照明に向けて一発撃った。途端に轟音が鳴り響き、殆ど全員が耳を塞いだ。
「言っとくが、このホールは完全防音だ。おまえら全員撃ち殺すまで誰も助けに来ねえ」
スッ (! 撃つのか、速水!?)
その時、俺の横で座席の隙間から速水は銃を構えた。でも確かに、まだ俺達が銃を持ってると敵が知らない今は絶好のチャンスかも・・・
「おまえら人殺しの準備なんてしてねーだろうし、おとなしくボスに頭下げとけ(バァン!!) なっ!?」
「う・・・銃を狙ったのに・・・!!」
言葉の途中で放たれた弾丸は男の後ろの照明に当たった。外したか・・・
「・・・なるほどな。下の連中の銃を奪ってきたって訳か・・・暗殺の訓練を受けた中学生・・・か」
「切り替えろよ、速水。こっからが本番だぞ!!」
「う、うん!!」
敵はもう油断なんかしねえ。ここからは、戦いだ!!
「(グイッ)いーね、意外と美味え仕事じゃねーか!!」
(眩しっ!?ステージの照明付けやがったな!!」
男の背後の照明が点灯し、逆光で一気に見づらくなった。銃持ち相手にキツいな・・・!!
「(チュバッ) 今日も元気だ、銃が美味え!!」
「!! 速水、危ねえ!!」
ドンッ!! 「キャッ!?」
口に咥えていた銃身が速水の方を向いたのが辛うじて見え、俺は慌てて速水を突き飛ばし、その勢いを利用して俺もその場を離れた。
ドンッ!! (!! 速水のいた場所をピンポイントに!!おまけにこんな座席の隙間を通しやがったのか!!)
「すまねえ、ちょっと強く突き飛ばしすぎた。大丈夫か!?」
「ありがとう、神木」
様子を見るに、特に怪我もしてないな。危なかった・・・
「一度発砲した敵の位置は絶対忘れねえ。お前ら2人は、もう一歩もそこから動かさねえぜ。
・・・さあて、お前らが奪った銃はもう一丁あるはずだが」
(コイツ・・・一対多数の戦闘に慣れてやがるな・・・!!どうする・・・!?)
明らかにさっきまでの2人よりも強いこの男に勝つ方法を考えていたその時だった。
「速水さんはそのまま待機!!今、撃たなかったのは賢明です、千葉君!!君はまだ位置を悟られていない!!先生が指示を出すので、チャンスがくるまで待つのです!!」
(これは・・・殺せんせーの声。いったいどこから見てんだ?) スッ
俺は静かに隙間から顔を出すと、最前列の座席が1つだけ開いているのが見えた。・・・まさかあそこに?
「テメー何かぶりついて見てんだ!!」 ズキュン!!ズキュン!!ズキュン!!
キン!!キン!!キン!! 「ヌルフフフ。無駄ですねぇ。これぞ完全防御形態の真骨頂!!」
男がその座席に銃を乱射したのを見て、俺は確信した。何であんな所に座ってるのかはこの際、置いとこう。
「中学生が射撃の名手に挑もうというのです。これくらいの視覚ハンデはいいでしょう?」
「・・・チッ、その状態でどうやって指示すんだよ?」
「では木村君、5列左にダッシュ!!」
殺せんせーの指示で木村は左へと素早く動いた。突然の動きに男が驚く中、殺せんせーは続けざまに指示を出した。
「寺坂君と吉田君はそれぞれ左右に3列!!」
ババッ 「なっ・・・」
「死角が出来た!!この隙に茅野さんは2列前進!!」
次々と指示を出して混乱させるのはいいが、名前で呼んでばっかりじゃいずれバレるんじゃ・・・?
そう考えていたその時、殺せんせーは指示の仕方をガラリと変えた!!
「出席番号18番!!右に1で準備しつつそのまま待機!!」
「へっ」 ササッ
「
(なるほど・・・俺達にしか分からない情報で。これなら分かるわけ無いわな)
「
ガンガンッ!! 「何で知ってんだテメー!!」
ガガガン!! 「タコ後で覚えとけよ!!それと皆、興味津々な顔で見るな!!」
俺と寺坂が若干ダメージを負った事以外は、順調に敵を攪乱していった。奴は恐らく千葉を見つける事に専念してるだろうな。
「・・・さて、いよいよ狙撃です、千葉君。先生の指示の後、君のタイミングで撃ちなさい。速水さんは状況に応じて彼のをフォロー、敵の行動を封じるのが目的です」
「・・・っ!!」
俺のいる場所からは、千葉がよく見えた。銃を握りしめてかなり不安そうだな・・・横にいる速水にも緊張しているのが雰囲気で分かった。
「・・・が、その前に感情をあまり表に出さない仕事人の2人にアドバイスです。君達は先程の先生への狙撃を外した事で・・・自分達の腕に迷いを生じている」
(・・・さっすが、よく分かってるな。)
「言い訳や弱音を吐かない君達は・・・勝手に信頼を押しつけられる事も、苦悩していても誰にも気づいてもらえない事もあったでしょう」
思うところがあるのか2人は黙ったままだった。そんな2人に諭す様に殺せんせーは続けた。
「でも大丈夫。君達2人が外した時は銃も人もシャッフルして、誰が撃つかも分からない作戦に切り替えます。君達の横には同じ経験を持つ仲間がいる、安心して引き金を引きなさい」
・・・こういう所がこの先生のズルいところだ。生徒が1番欲しい言葉を真っ直ぐに言ってくれる。
「お前ら2人で無理なら、誰も文句は言わねえ!!ぶちかませ、2人共!!」
「「・・・(カチッ・・・)」」
俺の言葉に千葉も速水も何も返さず、銃の撃鉄を起こしただけだった。腹括ったみたいだな!!
「では、いきますよ。出席番号18番!!立って狙撃!!」 バッ!!
「ビンゴォ!!」 ドオン!!
殺せんせーの声に反応して椅子から飛び出した影を、予想していたのか間髪入れずに男は額を撃ち抜いた!!・・・が、
「なっ、人形!?」
「ふー・・・音も立てずに作るのは疲れたぜ・・・」
その影の正体は菅谷が作った人形だった。この短時間で良く作れるな・・・
「分析の結果、狙うなら
「オーケー、律」 ドキュゥン!!
律とのそんなやりとりと共に、千葉の拳銃から一発の弾丸が発射された。
「・・・フへへ、外したな」
(!! 今の、銃を狙っていない?じゃあどこを・・・?)
「これで2人目の場所が・・・(ゴッ!!)!?」
男の言葉は最後まで発せられなかった。何故なら、天井の照明が男に直撃したからだ。
(つ、吊り照明の金具を撃ち抜きやがった!?千葉の奴、何て射撃の腕してんだよ・・・!!)
「く・・・そが・・・」
ズキュッ!! ビシッ
「ふーっ・・・やぁっと当たった」
その状態でも銃を構えた男の拳銃を速水が弾き飛ばしてそう呟いた。千葉といい速水といい、流石の仕事人コンビ!!
「よっしゃ!!ソッコー簀巻きだぜ!!」
それを見た寺坂はガムテープを手に、男に向かっていったが・・・
「ガアァァァ!!」
(拳銃!!まだ武器隠し持ってたか!!)「寺坂!!」
「うっ!?」
男は左手で腰から抜いた拳銃を寺坂に突きつけていた。やべえ、間に合わねえ!!
ドンッ!!
「ハァ!!」 バコン!!
ドオンッ!! 「何っ・・・!?」
しかし、そのピンチを救ったのは登志だった。一瞬で男の懐へと潜り込み、木刀の柄で男の腕を上にかち上げた事で寺坂に飛ぶはずだった弾丸は上に逸れた。
「フッ!!」 ゴッ!!
「う・・・ご・・・」 バタッ
登志はそのまま柄を一度戻し、今度は男の脇腹へと柄を突き刺した事でようやく男は倒れた。
「油断しちゃ駄目だよ、寺坂君。敵は殺し屋なんだから」
「お、おう」
流石、登志・・・頼りになるな。
「無茶をさせる・・・肝を冷やしたぞ」
「そうですねぇ、確かに最後は少し焦りました」
男をグルグル巻きにしている中、烏間先生は殺せんせーにそう話しかけていた。まあ、確かに危ない戦いではあったな・・・
「ですが、どんな人間にも殻を破って大きく成長出来るチャンスはあります。でも、1人ではそのチャンスを活かしきれない事はよくあるのです」
(まあ、確かに仲間がいるのといないのとでは違うかもな)
俺も「ひまわり」の皆やE組メンバーがいるから頑張れる、みたいな時があるしな。
「だからこそ、生徒の成長の瞬間を見逃さず、高い壁や良い仲間をすぐに用意出来る教師になりたいんですよ」
殺せんせーらしい考えだな、嫌いじゃねえ。
「・・・うし、出来た」
そう考えていたその時、男をグルグル巻きを終えた吉田がそう呟いた。
「伊勢、さっきは助かった。サンキューな」
「気にしなくていいよ。今、無事ならね」
寺坂の礼にも登志は笑ってそう返すだけだった。俺も同感だな、怪我するよりはずっといい。
「さ、済んだなら行こうぜ、皆。もう二十分くらいしか無いしな。」
「「「「おう!!」」」」
そう皆に檄を飛ばしてステージ横の扉を開けた。その先に死闘が待っているとも知らずに―――――
いかがだったでしょうか。
千葉と速水のスナイパーコンビはかなり好きです!!
いきなり本物の銃、使っての精密な射撃とか、どんだけ凄いんだよ!!と当時はツッコんだ記憶があります(笑)
それと、この話で「太陽とひまわりの仲間達との暗殺教室」も50話になりました!!
こんな小説を読んでくれてる方々、本当にありがとうございます!!
駄作なのは今も昔も変わりませんが、是非これからも読んで頂けたら嬉しいです!!
それでは、また次回お会いしましょう!!