まずは、謝罪を・・・日曜日に投稿出来なくて申し訳ありませんでした。
m(_ _)m
会社の都合で、今日まで8連勤で投稿する気力がありませんでした(笑)
そしてタイトルからも分かる通り、オリジナル回です。カップルらしく書けてれば幸いです。
それでは、どうぞ!!
太陽side
南の島での出来事から1週間が経った今日、俺は大賀と一緒に商店街を歩いていた。
「大賀~後、買う物は?」
「えっとな・・・」
俺と大賀は「ひまわり」の食料品の買い出しに来ていた。ちなみに威月は留守番&華達の子守、登志は稽古だ。
「米はまだあったし・・・せっかく2人なんだし、醤油とか味噌も買い込んどきてえな」
「あいよー」
重たい物は1人じゃ大変だもんな。2人の時とかに買っとかないと。
「んじゃ、さっさと行こ・・・ん?」
「どした?大賀」
「ほら、アレ」
大賀が指差した先を見てみると、そこには陽菜乃と神崎がいた。
(珍しい組み合わせだな、何してんだろ) スタスタ
「よっ陽菜乃」
「あっ、たーくん!!」
俺の呼びかけに、陽菜乃は嬉しそうな顔で返してくれた。神崎も大賀に気づいた様子だった。
「大賀くんも一緒だったんだ」
「有希子も久しぶり。随分、変わった2人組だな」
「うん、ちょっとそこの本屋で偶然ね」
なるほど、確かに2人の手には紙袋が握られているな。
「たーくん達はどうしたの?」
「食料品の買い出しに来たんだ。調味料とかは1人じゃ大変だからな」
「そっか・・・大変だね」
「まあ、もう慣れたからな」
神崎に大賀は笑って返した。低学年の頃から当たり前のようにやってきた事だしな。
「せっかくだし、私もついていこうかな。いいかな?」
「ああ、勿論。倉橋さんは?」
「うん、私も~!!」
というわけで、俺達は4人でスーパーに向かった。
「たーくん、お醤油ってこれでいいの?」
「おー、サンキュー」
味噌を手に取りながら、俺は戻ってきた陽菜乃にそう返した。
「・・・うし!!頼まれた物はこれで全部だな。レジ行こうぜ、陽菜乃。」
「うん!!」
俺と陽菜乃は、大賀に頼まれた調味料とかを買い込み、大賀と神崎は普段を食材を見て回るという役割分担だった。
「・・・しかし、夏休みも後2週間かー・・・」
「うん、終わりに近づくと短く感じるよね~」
最初は長く感じるのにというあるあるだよな。
「・・・1日くらい、どっか陽菜乃と一緒に行きたいんだがなあ」
「でも、たーくんあんまりお金、沢山は使えないでしょ?」
「まあな」
「私はこうやってたーくんと一緒にいれるだけで嬉しいんだから、気にしなくていいよ」
「うう、ありがとな」
俺に気を遣ってる訳じゃ無いんだろうが・・・
(単純に俺が行きたいだけだしなー・・・)
「(ピッ)以上で〇円になります」
「あ、はい」
そう考えていたその時、レジのお兄さんが値段を言ってきた為、俺は財布からお金を出した。
「・・・はい、ちょうどお預かりします。こちら、レシートとくじ引き券になります」
「くじ引き券?」
「只今、夏休みくじ引き大会を実施しており、一定金額をお買い上げのお客様全員にお渡ししております」
店員の指した方向には、確かに何人かが集まっていた。
「へ~・・・どうも、行ってみます」
「いえいえ、ありがとうございました」
「大賀達と合流する前に行くか?陽菜乃」
「うん、そうだね!!」
何が貰えるのかなー・・・そう思いながら、俺達は若い女性の店員さんに話しかけた。
「すいません、くじ引きってここですか?」
「あ、はい!!・・・はい、では1回どうぞ!!」
「陽菜乃、悪いが引いてくれるか?俺、袋で手が塞がってるし」
(重くはねえが、陽菜乃は両手開いてるしな)
「いいの?じゃあ任して!!」
陽菜乃はそう言って箱に手を入れると、その中の1枚を取り出した。
「はい、お願いします!!」
「ありがとうございます(ペラッ)・・・これは!!」
「「?」」
「おめでとうございます、2等です!!」
「お、マジか!?」
「やった~!!」
凄えな、陽菜乃!!俺こういうの全く当たった事ねえからな。
「ありがとな、陽菜乃」
「えへへ~///」
頭を撫でてやると、陽菜乃は満面の笑みを見せてくれた。うん、やっぱり陽菜乃の笑顔は落ち着く。
「フフフ、仲が良いですね」
「「はっ!?」」
そんな俺達を見て、店員さんは微笑ましい物を見た様な感じでそう言った。
「「す、すいません」」
「いえいえ、羨ましいですね」
「えっと・・・それで何が当たったんですか?」
恥ずかしさを紛らわす為に、俺は店員さんにそう尋ねた。
「はい、お2人は最近、港近くにオープンしたアクアパークをご存知ですか?」
「? ええ」
確か新しく出来た水族館だったな。綺麗な造りらしいし、興味あるんだよなあ。
(・・・ん?わざわざそれを言ったって事は・・・)
そう考えていると、店員さんは俺の予想通りの言葉を言った。
「2等はアクアパークオープン記念の割引券、4名様分です!!」
明後日・・・
「「着いたー!!」」
電車に乗って1時間程、目の前に見えたアクアパークに俺と陽菜乃はそんな声を上げた。
「結構遠かったなー」
「うん、でもすっごく楽しみ~!!」
「陽菜乃が当ててくれたから来れたんだよ」
陽菜乃も嬉しそうだな。いやー、来てよかった。
「でも、2人共。ホントに俺達も来てよかったのか?」
「うん、せっかく倉橋さんが当てたのに・・・」
俺達の後ろでは、大賀や神崎が不安そうな顔をしているが・・・
「せっかく4人分なんだもん、皆で楽しもーよ!!」
「陽菜乃がいいなら、俺も歓迎だぜ!!」
「ありがとう、2人共!!」
「・・・じゃあ、お言葉に甘えようかな」
そうそう、せっかく来たんだし楽しまないとな。
「そういえば、たーくんに九澄君。華ちゃん達は大丈夫だったの?」
「あー・・・流石にちょっとは不満そうだったかな」
「でも、好きなおやついっぱい買ってきてあげるって言ったら、ニコニコ顔で「いってらっしゃい!!」って言ってくれたよ」
「いいな~、私も華ちゃんみたいな妹欲しい!!」
とりあえず俺と大賀の今月の小遣い全部使うくらい買って帰ろっと。
「ま、とりあえずは中、入ろうぜ」
俺の言葉に3人は頷き、俺達は入り口へと向かった。
「うわぁ~!!」
「へえ、こりゃ凄えや!!」
中に入った俺達の目に飛び込んできたのは、円柱の形をした水槽の中を100匹以上の小魚が群れで泳ぐ光景だった。
「えーっと・・・海の回遊魚だって」
「なるほどなー・・・あの水槽は
小魚もこんだけ多いと圧巻だなー・・・
「凄いね、大賀くん」
「・・・」
「大賀くん?」
? どうしたんだ、大賀は。神崎の呼びかけにも返さずにじっと水槽を見つめて・・・
「・・・鯵は大きいのはたたきにして、小さいのは南蛮漬けに・・・鰯はフライが・・・」
「「「・・・」」」
もう完全に主婦の目線だな・・・
「と、とりあえず・・・ここからは別行動にするか?神崎」
「あ、うん。そうだね」
「(ペラッ)じゃあ、ここで待ち合わせようか?」
陽菜乃はパンフレットのある部分を指差しながら俺達にそう言った。
「おーいいな。じゃあ、そこに1時くらいに合流でいいか?」
「うん。じゃあ後でね、2人共」
「行こ、たーくん!!」
そんなやりとりの後、俺と陽菜乃は歩き出した。まあ、神崎はしっかりしてるし大丈夫だろう。
俺と陽菜乃は熱帯魚のエリアへと歩いてきていた。
「わ~!!やっぱり熱帯魚って綺麗だね~!!」
「だな、こういうのを家で飼ってみたいよな!!」
鮮やかな色とりどりの熱帯魚が泳ぐ水槽に俺も陽菜乃も興奮が止まらなかった。
「たーくんは熱帯魚は飼わないの?」
「バイトとかして、金に余裕が出来るまではキツいかな。いつか飼ってはみたいけ。」
「殺せんせーを殺せれば、大っきい水槽で飼えるよ!!」
「その手があったか!!」
周りに人がいない為、俺達は国家機密を交えながらテンション高く話し合っていた。
(・・・でも、いいよな、こんな雰囲気)
「これも綺麗だな~。」
唐突にそう思いながら、今も水槽を見つめながら呟く陽菜乃をチラリと見た。
(こんな可愛い彼女と一緒に水族館を歩くなんて、これってやっぱ「こういうのって、やっぱり"デート"って言うのかな?たーくん」 !!)
俺と同じ事を考えていたのか、少しだけ期待した様子で陽菜乃は俺を見てきた。
「ああ、立派なデートだと思うぜ。
・・・そう思うと、これが俺と陽菜乃の初デートだな」
「!! えへへ、そっか///」
俺の言葉に、陽菜乃は本当に嬉しそうな顔をしてくれた。
「私、デートなんてしたこと無かったから、すっごく嬉しい!!」
「ありがとう、俺もだ」
「(ギュウッ)行こ、たーくん!!初デート、思う存分楽しもーよ!!」
「ああ!!」
手を握りながら満面の笑みを浮かべる最愛の彼女に、俺は笑顔で返した。
大賀side
「すっげえー・・・ここが待ち合わせた場所なのか?有希子」
「うん。もうすぐ1時だし、2人ももう来てるかも」
ペンギンとかアザラシなどを見ながら(有希子は可愛い生き物が好きらしい、やっぱり女の子だなぁ)時間を潰した後、俺達は待ち合わせた海中広場と称された周りがガラスで覆われた空間へと来ていた。
(ガラスの向こうでは魚達が泳いでるし、本当に海中の中にいるみたいだなー・・・)
「んー・・・あ、いたよ大賀くん」
有希子が指差した方向には、太陽や倉橋さんが俺達を探すようにキョロキョロしていた。
「お待たせ、2人共」
「ん?おう大賀、神崎」
「ゴメンね、待たせちゃったかな?」
「ううん、全然」
「・・・あ、あそこベンチ2つ空いてるぜ皆」
お昼時なだけあって、かなりの人がいるが運良くベンチ2つが空いていた為、俺達は2人ずつ座った。
「ほい、太陽の弁当」
「サンキュー・・・ん?お前、自分のは無いのか?」
ここでなら飲食は大丈夫だったので、俺達は弁当を持ってきたのだ。なのに、俺の分が無い事に太陽は疑問に思ったらしい。
「大丈夫だよ。実は今日の朝、有希子から電話がかかってきてな」
「大賀くんの分は、私が作ったんだ」
「あ!私も作ってあげればよかった・・・」
有希子が2人分の弁当が入った重箱を見せながらそう言った事で、倉橋さんがハッとした様子でそう言った。
「また今度、作ってくれよ。とりあえず腹減ったし食おうぜ」
「そうだね。どうぞ、大賀くん」 パカッ
「うお、すっげえ!!」
そう言いながら蓋を外した重箱を見て、俺は思わずそんな声を上げた。
中には、色とりどりのおかずが入っていた。
「お母さんにも手伝ってもらったんだ。大賀くんが作った物より美味しいかは自信ないけどね」
「有希子が作ってくれた時点で美味いに決まってるさ!!」
いやあ、誰かに作ってもらったご飯食べるのって久々だなー。
「いただきまーす!!」
「召し上がれ。」
「えっと・・・箸もらえるか?」
「あ、そうだね」
流石に手で食べるような真似は俺でもしない。
「大賀くん、どれが食べたい?」
「へ?・・・じゃあ、玉子焼きで」
「うん、分かった」
(何でわざわざ聞くんだろ・・・?)
そう考えていると、有希子は箸で玉子焼きを掴むと・・・
「はい、あーん」
そう言いながら、俺の口元へと箸を差し出してきた。
(えっ!?こ、これって俗に言う「あーん」ってやつか!?)
「あのー・・・有希子?」
「えっと・・・実は私、好きな男の子に食べさせてあげるのにちょっと憧れてて・・・///」
恥ずかしさは感じているのか少し赤くなりながらも、有希子は箸を差し出したままだった。
「いや・・・こういうのは恋人同士でやるものじゃ・・・」
「私と大賀くんって恋人じゃないの?」
「・・・あ」
恥ずかしさから的外れな事を言ってしまった・・・
「ほーら、大賀くん」
「う、うん」
(ま、まあ減るもんじゃないよな)
それに、有希子から食べさせてもらえるなんて、凄い嬉しいしな。
そう思い、俺は恥ずかしさを感じながらも口を開け、
パクッ モグモグ・・・
「どう・・・かな?」
「・・・美味しい」
当然、俺の味つけとは違ったが、それでもかなりの美味しさだった。
「ホント?フフ、ありがと///」
「・・・でも、恥ずかしいから俺にも箸くれ」
「アハハ、ゴメンね、はい」
俺の言葉に、今度こそ有希子は俺に箸を渡してくれた。有希子め、ちょっと楽しんでるな。
(・・・やられっぱなしは、癪だよな)
俺にしては珍しく、仕返しをしてみようと俺は受け取った箸で煮物を掴むと、
「有希子、あーん」
「え?」
有希子にしてもらった様に、箸を差し出した。突然の俺の行動に、有希子は驚いた様子だった。
「有希子が俺にやってくれたんだし、俺にもやらしてくれよ」
「あー・・・そうだね。じゃあ・・・」
そう言うと、有希子はスッと目を閉じながら小さく口を開き、
「あーん・・・」
「!?」
な、何でだ!?俺の方がドキドキしてるような・・・!?
(お、おかしいな。仕返しのつもりだったのに俺のがやられてる気が・・・)
「大賀くん?」
「あ、ああ。はい」
俺は小さく深呼吸をしてから、有希子の小さな口に煮物を入れた。
モグモグ・・・「ありがとう、大賀くん///」
「・・・おう」
少し照れた様に笑う有希子は桁違いに可愛かった。こんな顔が見れたし、仕返しとかどうでもよくなったな。
「たーくん、それ何?」
「これか?ちくわの磯辺揚げって言うんだ。食べてみるか?」
「うん!!あーん・・・」
「はいよ」
そんな俺達の横では、太陽が当たり前のように倉橋さんに自分のおかずを食べさせていた。凄いなー・・・あの2人は。
いかがだったでしょうか。
大賀どんだけ羨ましい事されてんだよ!?(自分で書いといて何ですが(笑))
ちなみに何故、水族館にしたのかというと、単純に作者が子供の頃、大好きだったからです(笑)
また行ってみたいなー・・・
だったらまず彼女作れや(笑)
それでは、また次回お会いしましょう!!