太陽とひまわりの仲間達との暗殺教室   作:籠野球

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皆さんどうも籠野球です。

前回後書きで言った通り、今回は全校集会になります。

作中にも書いてますが、暗殺から一週間経って、ビッチ先生はその間にE組に来たという状況です。ビッチ先生好きな方は本当に申し訳ございません。m(_ _)m

それでは、どうぞ!!



五時間目 集会の時間

太陽side

 

 俺達の暗殺失敗から一週間、五月になり暗殺期限も残り十一月となった今日、俺達E組は昼休みを返上し、渚や杉野、茅野と一緒に全校集会の為に本校舎へと向かっていた。

 

「昼休み返上してまで行かなきゃいけないなんて、ホントに大変だよねE組って」

「この学校のルールだからな、仕方ねえよ」

 

登志の言葉に威月はそう返した。ホントE組を見下すのが好きな学校だ。

 

「カルマってサボりないんだろ?大丈夫なのか、渚?」

「カルマ君も成績良いからね、罰くらっても痛くも痒くもないって」

「カルマらしいな・・・」

 

大賀は渚の答えに苦笑いを浮かべていた。カルマも頭良いんだし、もう少しやる気になりゃいいのにな。

 

「そうなると、太陽君や威月君もサボっても問題ないんじゃないの?」

「そうなるだろうが停学明けだしな、不真面目な事ばっかやってらんねえよ」

 

茅野の質問に威月はそう返しながら俺を()()で指差し、、

 

「コイツがそんな事するわけねえさ。E組の皆がやってる事なのにな」

「・・・確かにな、太陽がそんな事するわけねえか」

 

そう言うと、杉野は笑いながら威月に同意した。そんな風に信頼されると嬉しいもんだな。

 

「・・・それはそうと、1つ聞きたいんだが威月?」

「ん?何だ」

「何でお前は、ずっと俺の服を()()で掴んでるんだ?」

 

そう、山を下りる時からずっと威月は俺の制服を右手で掴んでいた。ペットじゃねえんだから離してほしいんだが・・・

 

俺の質問に、威月は呆れた表情を見せながらこう言ってきた。

 

「お前はほっといたらすぐにどっか行っちまうからな。掴んどいた方がいちいち探す手間が省ける」

「何言ってるんだよ、俺がそんな事するわけ・・・」

「初登校の時も野良犬と戯れてたよな」 ギクッ!

「昼休みに動物探しにいって、何回か五時間目遅刻してるよね」 ギクギクッ!!

「そして今もそこら辺の虫や動物見つけては、目ぇ輝かせてるよな?」 ギクギクギクッ!!!

 

大賀や登志、威月の言葉に渚達も合わせた6人全員が呆れた表情で見てきた為、俺は無言で目を逸らした。

 

「分かったらさっさと行くぞ」

「・・・おう」

 

威月の言葉に俺はそう返すのが精一杯だった。

 

 

 

 無事、体育館へとたどり着いた俺達は決められた場所に出席番号順に並んでいた。E組は先に並んどかなきゃいけないルールだからな。

 

(やることねーな、すげー暇だ・・・)

「ねえねえ太陽くん。これ見て?」

「ん?」

 

その声に俺は後ろを振り返ると倉橋と中村がナイフケースを変わった模様にしていた。

 

「ナイフケースデコったんだ~可愛くない?」

「へーこんなん出来るんだ、すげーな2人共」

「そんな大したもんじゃ無いよ。そんなムズくないしね」

 

中村はそう言っているが、俺は素直に凄いと思った。俺こういうのってあんま得意じゃ無いしな。

 

「でも本校舎の奴らには見せねー方がいいと思うぞ?俺らの暗殺は機密事項だしな」

「分かってるって」

(絶対分かってないなアイツ・・・)

 

中村のそんな返しに俺は確信した、まったくアイツは・・・

 

ざわざわ・・・

「お、本校舎の連中入ってきたな。じゃあ俺戻るわ」

「ん、そーだね」

「ありがとう、太陽くん」

 

そう言って俺は自分の場所に戻った。

 

 

 

「・・・油断してると、どうしようもない誰かさん達みたいになっちゃいますよ」

 

そんな校長の話に、全員が爆笑しているのを見て俺はため息をついた。

 

全くこいつら勉強できるかもしれねえけど、心が腐った奴ばっかだな。だからこの中学は嫌いなんだよ・・・

 

「それにいくら勉強できても、人として間違った行動を簡単に取ってその後後悔する事になりますからね。皆さんも気をつけましょう」

「え?そんな奴いたっけ、カルマの事か?」

 

そんな校長の話に俺は、キョロキョロと辺りを見渡した。すると、近くにいた大賀が、

 

「多分、太陽の事言ってんじゃないか」

「はぁ、俺の事か?」

 

いいかげんカチンときた俺は無言で歩き出し、壇上に上がった。

 

「な、何だ君は!?(ギロッ)ヒッ」

 

俺が無言で睨みつけてやっただけで、校長はあっさり下がりやがった。こんなんでビビるくらいなら端から言うなっての。

 

俺は校長には目もくれず、マイクを掴むとこう言い放った。

 

「えーただいまの話に出てきた神木 太陽です。校長は俺が後悔してるとか言いましたけど、別に俺は後悔してません。少なくともテメエらみてえに人を馬鹿にして楽しんでる心が腐った奴よりも、E組の皆の方がよっぽど好きですしね。まあテメエらなんかどーでもいいけど喧嘩売るなら買ってやるぜ、いくらでも。じゃあ一年間よろしくお願いします。あ、マイクここ置いときますね」

 

そこまで言い切ると、俺はマイクを置いてスタスタと自分の場所へと帰った。あーすっきりした。

 

「言い切ったなー、太陽」

「あいつらには一度言ってみたかったしな、E組に落ちて初めて言えたよ」

 

笑いながら大賀は俺にそう言って、俺も笑いながら大賀に返した。

 

「神木君」

「へっ?」

 

その声に俺は振り向くと困った顔の烏間先生がそこにいた。よく見るとビッチ先生も後ろにいるな。

 

「全く君は・・・全校集会であんな無茶をしてどうする?」

「アハハ、すみません。でも後悔はしてませんよ」

「フッ、君はそうだろうな」

 

そう言って、烏間先生は後ろに下がっていった。あ、倉橋と中村がナイフケース見せて慌てて止められてる。だから言ったのに・・・

 

その後ろではビッチ先生が渚に何か話した後いきなり抱きついたと思ったら、烏間先生に腕を極められながら教師達の列に戻っていった。大変だな、烏間先生も・・・

 

 

 

「ん~!!やっと終わった。」

 

 ようやく全校集会が終わって俺は大きく伸びをした。やっとE組に帰れる。

 

あの後も大変だった、E組の分だけプリントが無かったが変装した(変装になってなかったが・・・)殺せんせーがマッハで手書きのプリントを用意したり、ビッチ先生がナイフで刺そうとして烏間先生が再び腕を極めながら退出させていた。烏間先生も苦労が絶えないな・・・

 

「いやーしかし太陽ホントにスカッとしたぜ、お前の宣言!!」

 

そんな事を考えてると、前原がいきなり肩を組みながらそう言ってきた。

 

「おっと、ハハ俺自身一度言ってみたかったしな。元A組の俺が言っても偉そうか?」

「んなことねーよ、サンキューな太陽」

 

前原だけじゃなく、E組の皆も賛同してくれた。うん、やっぱりこのクラスの方があいつらなんかより好きだな。

 

「よし、じゃあ帰ろうぜ皆」

「あ、渚がジュース買いに行ってるぜ。」

「ん、そうか。じゃあ俺が一緒に帰るよ」

 

磯貝と杉野の会話を聞くと、俺は自販機の方へと歩き出した。俺らは自販機なんて使ったことは無いけど、場所くらいは分かる。

 

「お、いたいた。なぎ・・・ん?」

 

渚を見つけたが、渚が本校舎の2人に絡まれている様子だった。ホントに弱い者イジメが好きな奴らだな。

 

とりあえず渚を助けようと声を掛けようとしたが、それよりも先に渚がクスリと笑いながら、

 

「・・・殺そうとした事なんて無いくせに」

 

そう言い放った。本校舎の2人組はそんな渚に臆した様子だった。

 

(今のは・・・殺気?まさか、渚が?)

 

「あ、太陽君。ゴメン、探してくれてた?」

「・・・構わねえよ。行こうぜ」

「うん」

 

そう言って俺の少し前の歩く渚を見つめながら俺は少し笑いながら、

 

(どうやら・・・俺達も含めて、一筋縄じゃいかないな。このE組は)

 

そんな事を重いながら渚と一緒にE組へと向かった。




いかがだったでしょうか。

次回はテストを予定しています。果たして4人はどんな成績を残すでしょうか。

気長に待っていていただけたら幸いです。

それでは、また次回お会いしましょう!!
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