今回は中間テストです。
果たして太陽達4人の成績やいかに!?
それでは、どうぞ!!
太陽side
「「「「さて始めましょうか」」」」
((((・・・何を?))))
テスト二日前の今日、教科別のハチマキをしながらそう言った大量の殺せんせーに、俺達4人を含めてクラス全員がそう思った。
その後、殺せんせーは迫る中間テストの為にクラス全員にマンツーマンで苦手教科を復習すると言って、分身が1人1人の前に現れた。なるほど、だから1人1人の苦手教科のハチマキか。
でも、何で寺坂は「NARUTO」なんだ?・・・あぁ、苦手教科が多いからか。
「でも先生、こんなに分身して体力もつの?」
「ご心配無く、1体外で休憩させてますから」
「それむしろ疲れない!?」
渚と殺せんせーのやりとりを聞いてたその時、いきなり殺せんせーの顔が歪んだ。
「うお!?」
「急に暗殺しないで下さいカルマ君!!それ避けると残像が全部乱れるんです!!」
「意外と繊細なんだな。その分身」
しかし渚に聞いた限りじゃちょっと前までは2、3人が分身の限度だったらしいが、凄い成長速度だな。
「・・・となっています。ここまでは大丈夫ですか、太陽君?」
「ええ、大丈夫です」
まあ何にしろ、テスト前には助かる存在だ。
そんな風に、今日1日は過ぎていった。
「さらに頑張って増えてみました。さぁ、授業開始です。」
((((増えすぎだろ!!))))
翌日・・・1人に3人が教えられるぐらいに増えた殺せんせーに俺達は心の中でそうツッコんだ。しかも何か分身が雑になってるな、別キャラになってるぞ。
「どうしたんだ、殺せんせー?昨日に比べて妙に気合入ってんな」
「渚に聞いたんだけど、昨日理事長に挑発されたみたいだよ」
「なるほど、それでか」
大賀のそんな返しに、俺は納得した。あの人の教育では俺達は落ちこぼれじゃないといけないしな。
「だ、大丈夫ですか、殺せんせー?」
「ゼーゼー・・・だ、大丈夫です。」
一時間目中ずっとそのままで授業を続け、肩で大きく息をしている殺せんせーに、登志がうちわでパタパタと扇ぎながらそう質問していた。
「さすがに相当疲れたみたいだな」
「なんでここまで一生懸命先生をすんのかね~」
確かに前原と岡島の言う通りだよな。地球破壊する超生物が何でなのかね?
「ヌルフフフ。全ては君達のテストの点を上げる為です。そうすれば、皆さんが尊敬の眼差しで先生を見てきて、評判を聞いた近所の巨乳の女子大生が先生に教えてもらいにきたりと先生には良い事づくめ」
「
威月は呆れた様にそう呟いた。少なくとも教師としては失格だな・・・
「でも、勉強できなくても百億あればその後の人生バラ色なんだし程々でいいよ」
「そうそう、私達エンドのE組なんだしね」
そんな言葉に他の皆も頷いていた。う~ん、間違っちゃいねえけど、そんなんじゃ駄目だと思うんだがな・・・
「なるほど、今の君達には・・・暗殺者の資格はありませんねぇ」
すると、顔に×印を作りながら殺せんせーはそう言うと、
「全員校庭に出なさい、烏間先生とイリーナ先生も呼んで下さい」
そう続けながら、教室を出て行った。
「何だ、いったい」
「まぁ、なんとなく分かるけどな」
大賀にそう返しながら、威月は歩き出した。俺も大体の想像はつくかな。
校庭に出てきた俺達に、ゴールを動かしていた殺せんせーは振り返りながらビッチ先生にこう切り出した。
「イリーナ先生。プロの殺し屋として伺いますが、仕事をする時用意するプランは1つですか?」
「? ・・・いいえ不測の事態に備えて、予備のプランを綿密に作っておくのが暗殺の基本よ」
「では次に烏間先生。ナイフ術を教える時、重要なのは第一撃だけですか?」
「・・・第一撃はもちろん最重要だが、強敵相手では第一撃は高確率で躱される。その後の二撃、三撃をいかに高精度で繰り出すかが重要だ」
殺せんせーの質問に2人はそれぞれそう答えた。2人の話に共通してるのは・・・
「先生方のおっしゃるように、自信を持てる次の手があるから自信に満ちた暗殺者になれる。しかし君達は自分達には暗殺があるからと勉強の目標を低くしている。それは、劣等感から目を背けているだけです」
クルクルと回りながら、殺せんせーは話を続けた。
「もし、暗殺という拠り所を失ってしまったら、君達にはE組の劣等感しか残らない。そんな君達に先生からの
どんどん加速する殺せんせーは、俺達にこう言い放った。
「第二の刃を持たざる者は・・・暗殺者を名乗る資格なし!!」
やがて竜巻を作り出したその姿を見ながら自分の予想が当たったと分かった。
(しかし第二の刃が勉強となると、明日のテストに何か条件出してきそうだな・・・どんな条件出すつもりだ?)
そう考えてると、やがて校庭を平らに"手入れ"してみせた殺せんせーは、
「もしも君達が自信を持てる第二の刃を示せなければ校舎ごと平らにして先生は去ります」
「・・・それが明日のテストって言うなら、どうすればいいんだ?」
俺の横にいる威月は腕を組みながらそう聞いた。威月もやっぱり俺と同じ考えみたいだな。
「明日の中間テスト、クラス全員50位以内を取りなさい。」
「!!?」
殺せんせーのその言葉に皆は衝撃を受けていた。そりゃそうだろう、いきなりそんな事言われたらな。
「随分高い目標だな・・・。この学校って何人いるんだっけ?」
「確か全員で190人だった筈だ」
(かなりキツいな・・・、いけるのか?)
威月の言葉に俺はそんな風に考えていると殺せんせーは、
「君達の第二の刃は先生が既に育ててます。自信を持ってその刃を振るってきなさい。自分達が
そう発破を掛けてきた。へえ・・・
「威月、お前はどう思う。この条件?」
「・・・ホントにいけるのかは分からねえ、ただそんな事あの理事長が黙ってるとは思えねえな」
威月の言葉に賛同した。そう、挑発までした人が俺達E組の成績アップを無視するとは思えんな。
「ま、何でもいいけどな」
「どういう事だ?」
威月の声に俺は、
「言われっぱなしは癪に障る。見せてやるさ、集会であそこまで言った俺の刃を。殺せんせーにたっぷりとな」
ニヤリと笑いながらそう言った。
大賀side
「・・・・・」
中間テストから三日後、俺達は分かりやすく落ち込んでいた。理由は簡単、明らかにテストの内容が変わっていたからだ。
どうやら理事長がテスト二日前に出題範囲を大幅に変えたらしい。俺達E組にはその伝達がなかった事により、大幅に点数を落としたのだった。
「ハァ・・・」
ため息をつきながら俺は自分の点数をもう一度見た。
九澄 大賀
英語 52点
国語 59点
数学 60点
理科 48点
社会 47点
総合 266点 (学年139位)(クラス26位)
いくら停学明けでも正直、良くはないだろう。俺に比べたらさっき見せてもらった登志の方が頑張っていた。
伊勢 登志
英語 51点
国語 70点
数学 58点
理科 60点
社会 72点
総合 311点 (学年110位)(クラス18位)
「・・・先生の責任です。君達に顔向けできません」
殺せんせーのその言葉にドキッとなった。
これでは第二の刃とはとても言えない。殺せんせーがE組が去ってしまうかもしれないが、それを止める事は俺達には出来なかった。
シュッ!! 「にゅやッ!?」
その時突然、背を向けていた殺せんせーにナイフが飛んでいき、殺せんせーは悲鳴を上げながらそれを躱した。
思わずナイフが飛んできた方向を見てみると、そこにはカルマと威月、それに太陽が立っていた。
「いいの~?顔向けできなかったら、俺らが殺しに来んのも見えないよ」
「カルマ君達!!今先生は落ち込んで「バサッ」・・・?」
殺せんせーがそう言いかけた途中で、カルマが答案を投げた。
赤羽 業
英語 98点
国語 98点
数学 100点
理科 99点
社会 99点
総合 494点 (学年5位) (クラス2位)
「俺達問題変わっても関係無いし。」
す、すげぇ・・・カルマって頭良いんだな・・・
「あんたが俺達に合わせて余計な範囲まで教えたからだよ。だよね、太陽、威月?」
そんなカルマの声に2人は、
「そーだな。俺らの力舐めてもらっちゃ困るぜ、殺せんせー」
「よく言うよ・・・お前らみたいなペースじゃ、俺はいつかパンクするっての」
神木 太陽
英語 99点
国語 98点
数学 100点
理科 100点
社会 99点
総合 496点 (学年1位タイ) (クラス1位)
水守 威月
英語 99点
国語 94点
数学 89点
理科 88点
社会 91点
総合 461点 (学年14位) (クラス3位)
そんな点数のテストを見せながらそう言った。さすが太陽と威月・・・
「だけど俺は
「当然、行かねーよ。本校舎に居ても百億のチャンスなんてあるわけねーしな」
「同じく。・・・てかよ殺せんせー、50位以内に入れなかったって理由で尻尾巻いて逃げんのか?」
3人はそれぞれそう言って、更に威月の言葉の後をカルマが引き継いだ。
「それってさぁ、結局怖いだけじゃないの?」
(チラッ)「!!」
その時、太陽が俺を見てきた。なるほど・・・
「そっかぁ、殺せんせー怖かったのかー。正直に言えば良かったのにー」
「! なるほどー"怖いから逃げたい"って言う事かー」
「「「そうか、そうかー」」」
俺の言葉にクラス皆が追撃した事で、殺せんせーがプルプル震えだした。
そこで間髪入れずに威月が、
「で、どうする負け犬。負け犬らしく、尻尾巻いて逃げっか?」 プチッ
そう笑みを浮かべながら挑発して、殺せんせーからそんな音が聞こえた。
「にゅやーーーッ!!逃げません、期末テストでリベンジです!!」
怒りながらそう言う殺せんせーに、おもわずクラス全員が大笑いした。
中間テストで俺達はおもわぬ壁にぶち当たった。
それでもこのクラスで刃を磨く。
俺は改めてそう決意した。
いかがだったでしょうか。
次回からいよいよ修学旅行編に入っていきます。
四人がどの班に入るかなどは楽しみにしてくれたら幸いです。
そして注意事項です。
これから4人の扱う技は基本的に他作の技ばかりで、オリジナル要素はほとんど無いと思います。
また、「こんなん中学生には無理だろ・・・」と思うような状況が山ほど出てくるかもしれません(ここまででも、結構出てる気もしますが・・・)。
そういうのが嫌いな方は、ここで読むのをやめた方がいいかもしれません。
それでもよろしいという方はぜひ更新を待っていただけたら嬉しいです。
それでは、また次回お会いしましょう!!