拙い文章で読みずらいかもしれませんがよろしくお願いします。
あと、感想やアドバイスをくださると嬉しいです。
「ごきげんよう、霊夢。」
その声に縁側でくつろいでいた私―博麗霊夢は思わず顔を顰める。
「さようなら、帰り道はあっちよ。」
「・・・・・・そこまで露骨に嫌な顔で言われるとさすがの私でも傷つくわ。それに今日はちゃんとした用があって来たのよ。」
こいつは吸血鬼のレミリア・・・・・・だったかしら。この間解決した異変の黒幕なのに、何故か、私の神社に毎日のようにやって来る迷惑な奴である。・・・・・・しかし、今回はちゃんとした用があると言っているけど、もしかして・・・・・・
「素敵な賽銭箱はすぐそこよ。」
「あいにくと、今私は現金を持っていないのよ。」
「帰れ。」
もしかしてお賽銭を入れに来てくれたのかと一瞬でも思った私がバカだった、と思ってると、
「どうした霊夢、ついに念願の参拝客でも来たか?・・・・・・って、レミリアじゃないか、久しぶりだな。」
「あら、魔理沙じゃない。あなたもいたのね。」
奥から出てきたのは私の親友・・・・・・でいいのだろう、霧雨魔理沙である。魔理沙とは昔からの付き合いなのである程度の勝手は許容している。
「それで今日は一体何の用でこんなところに来たんだ?また、いつもの暇つぶしか?」
「今回は違うわ。霊夢にも伝えたけど、ちゃんとした用があって来たのよ。」
「ちょっと魔理沙!こんなところとはどういう事よ!」
レミリアの用とやらも気になるが、それ以上に魔理沙の発言は無視出来ない。すぐさまボコれるように陰陽玉と札を取り出す。
「おいおい、冗談だぜ冗談。私が悪かったからそれを仕舞ってくれ。そ、そうだレミリア、お前の用って一体何なんだ?」
「え、ああ、用についてはもう既に解決したのだけれど・・・・・・「まーりさー♪」・・・・・・ああ、ちょうど戻ってきたわね。」
私と魔理沙が同時に声がした方を向くと、そこには七色の宝石をぶら下げた羽を持つ少女―いや、幼女がこちらに向かって飛んできた。
「おお!フランじゃないか!一体どうして此処に?」
「えっとね、お姉様や咲夜がぢんじゃ?っていうところに行ってるのをパチュリーから聞いたから私も連れてってくれるようにお姉様に頼んだの。」
「なるほど、よく分かったぜ。ちなみにフラン、ぢんじゃじゃなくて神社だぜ。」
聞こえる話からレミリアの妹であろう幼女―フランは、魔理沙と親しげに話している。
「用っていうのはあの娘のこと?」
「その通りよ。そういえば、霊夢は会うのが初めてだったわね。あの娘は私の妹のフランドール・スカーレット、もちろん吸血鬼よ。今日はフランが神社に行きたいって言ってきたから連れてきたの。」
「ふーん、なるほどね。」
発言が子どもっぽいフランを見るに、やはり魔理沙は子どもに好かれやすいのだろう。
「それで、用が済んだのならさっさと帰ってちょうだい。」
「あら、ひどい。せっかくやって来たお客様におもてなしの一つも無いのかしら?」
「お賽銭を入れてくれたら考えてあげないことも無いわ。」
こっちは一日のご飯ですら満足に食べられないほど貧乏なのだ、他の奴にやる物なんてこれっぽっちも無い。
「ケチねぇ。まあ、いいわ。今日はフランを連れてくる以外に用は無いもの。このまま帰らしてもらうわ。」
「あら、あんたにしては素直ね。」
以外にも素直に帰ろうとするレミリアに違和感を感じたが、まあ、帰ってくれるのだからどうでもいい。
「そうかしら。ほら、フラン、帰るわよ。」
「えー、もう?まだ魔理沙に遊んでもらってないのに。」
「安心しろフラン、また今度紅魔館に行った時に遊んでやるぜ。」
「本当!約束だよ!」
「ああ、もちろんだぜ。」
そう言ってフランはレミリアの元に走っていった。
「それじゃあ、霊夢、魔理沙さようなら。」
「バイバイ、魔理沙・・・・・・と、巫女さん!」
「おう、じゃあなフラン、レミリア。」
「はいはい、さっさと帰った帰った。」
私がそう言うとレミリアは私のことをじっと見つめてきた。
「・・・・・・何よ。」
「・・・・・・これから先、様々な苦難があなたを待ち受けている。それでもあなたはそのままで良いのよ、博麗霊夢。」
「はあ?何を言って・・・・・・」
「それじゃあ、今度こそさようなら、霊夢。」
そう言ってレミリアはフランを連れて帰っていった。
「今のはどういう意味なんだ?」
「さあ?私が知りたいわ。」
これだから妖怪はめんどくさいのよ、と思いながら私はいつもと同じように縁側でお茶を啜る。