人を辞めた俺がダンジョンに潜るのは間違いなのだろうか?? 作:絶望から這い上がる
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三人称視点
血にまみれた死屍累々の山の上で一人の少年が黄昏れていた。
血液の水溜まり辺りには鉄とオイルの匂いがしていた。
???「俺の力は、こんなことに使う為の物だったのかよ。」
少年は強かった。
たとえ自分以外の全てが敵となってしまっても滅ぼす程の力を持っていた。
???「こんな■■のいない世界に生きる意味何て有るのだろうか?」
そう少年は死ぬはずだった。
まだ少年が自らの■に目覚める前に。
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主人公視点
6年前
???「た...食べ.....物......」
とある森の中で一人の少年がさまよい歩いていた。
少年がこんな所にいる理由は、数ヶ月前IS(インフィニット・ストラトス)が発表されたからだこの世界ではISに乗れない男の価値が限りなくゼロまで落ち込んだからだ。
つまり少年は実の親にこの森に棄てられたのだ。
そんな時だ
???「君はどうしてこんな所にいる?」
美しい女性が、そして少年の未来を変える切っ掛けになる女性がいた。
???「すまない、私の名前は九重八坂(ここのえ やさか)だ。
君の名前はなんて言んだ?」
どうやらこの女性は名前を知りたい要だが今の少年に名のって良い名前などない。
だから少年はこう答えた。
???「すいません、二日前に親に棄てられたので名前がありません。」
憶えてはいるがあの親と二度とかかわりたくないのであえて名前を名乗らなかった。
八坂「そうか、
では君の名前は今から九重鬼鱗(ここのえ きりん)だ。今日から私が君の…いや 鬼鱗の母親になろう。」
そして少年は八坂鬼鱗という新しい名前を名付けて貰った。
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鬼鱗視点
それからの生活はとても素晴らしいものだった。
鬼鱗にとって八坂は母親であり初恋の相手でもあった、だが今のこの幸せな時間が壊れてしまうならとその思いを隠して親子として2人で生活していた。
だがそんな幸せな時間は長くは続かなかった
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それは鬼鱗という名前を貰ってからたったの
4年後のある夏の雨の日だった。
その日もいつも通りに起きて2人で朝食を取り八坂に勉強を教えて貰っていた。
そんな時、突然インターホンがなったのだが今日に来客などは無かったはずだ。
だからだろう八坂は俺に奥の部屋に行くように言った。
暫くして知らない女の耳障りな嗤い声が聞こえて俺は見てしまった。
鬼鱗「嘘だろ…
おい!起きてくれよ一緒に居てくれるって言ってただろ!!
俺を1人にしないでくれよ!
動かないのも何時もの悪戯なんだよなまた笑ってくれるんだよな!
なんとか言ってくれよ!!」
血溜まりに倒れている冷たくなった八坂の姿と2人の嗤っている女の姿だった。
誰が見ても分かるほど八坂の傷は酷かっただが鬼鱗は認めることが出来なかった、現実を受け入れることが出来なかった。
次の瞬間何が壊れるような音が聞こえた。
鬼鱗「お前らか………
お前らが八坂を母さんを殺したのか?」
???「そこの女が私達に逆らったのだから死んで当然でしょ、アンタも男だから殺すけど。」
鬼鱗「殺す、確実に殺す、だがただじゃ殺さない苦しめて酷たらしく醜く辱めて狂わせて発狂させて壊して壊して壊して死を懇願するまでプライドをグチャグチャにしてから俺の監視下の中で過激派の男共の所に連行して■■■■して苦しめられた人達にボロボロにされるようにして人として最上の絶望を味合わせてから水だけ与えて餓死させてやるよ。
あはははは! 苦しめ。 あはははは!!!」
それは俺の八坂と出会ってから消えたと思っていた鬼鱗の中にあった闇だった。
???「なっ 何よ私達の用な選ばれた人間なのよ!!!」
ああ此奴らが選ばれた人間なら俺は人間であることを辞めてやるよ!
鬼鱗「八坂…御免な……貴様らが人間だと言うのなら俺は人間を辞めて修羅となろう。」
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その出来事の後すぐだった。
俺は全国に指名手配された、なんせIS委員会に真っ向から喧嘩を吹っかけたのだから。
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鬼鱗視点
鬼鱗「こんな八坂のいない世界に生きる意味何て有るのだろうか?」
俺はIS委員会を1人で壊滅させたその時ふと思ったのが。
〖八坂に会いたい〗
鬼鱗はその時最後の殺害を決意した。
それは
鬼鱗「俺の最後にやるべき事は………………………………
人を辞めた俺を殺す事だ。」
その言葉の後鬼鱗は星を燃やしつくす炎で自分の体を消滅させた。
読んでいただきありがとうございました。
あきれるような駄作ですが楽しんでくれるかたがいたら光栄です。