陳寿著「呉書・徐盛伝」外伝補記―徐盛さんが頑張るそうですよ?― 作:八意 暮葉
美羽に相談した後・・・
数日後の話となるが私の死が伝聞した後の連合軍の話をしよう。
まずは袁術軍。
主犯格と考えられる張勲は処罰を受けることはなかった。
だが、実行犯である閻象は本来なら死罪となるところだったが紀霊の嘆願により死罪は免れた。
だが、将軍位を剥奪され一兵卒に落とされた。
次に袁紹軍。
袁紹は盟主であったため、私の死についての事後処理に追われ敵の防御を固める時間を与えてしまうことになった。
その後、文醜が大暴れして、袁紹軍の事務処理および苦情受付の顔良が涙目になりながら戦後処理に追われたらしい。
そして、董卓軍。
私が抜けた・・・孫堅軍を欠いた連合軍は大きく戦力を落とすこととなってしまったが呂布を撤退させた。
これは相手の戦意を大きく削ぐことに成功したが連合軍の方も袁紹軍副将愈渉、豫州太守孔紬など重要な人物を失った。
呂布を撤退させた連合軍は虎牢関を陥落させ、洛陽を伺っていた。
そして、董卓軍は呂布が撤退したことを受けて長安・涼州への遷都と再軍備・迎撃を模索していたらしい。
だが、洛陽を脱出する前に事件は起こった。
虎牢関で様子を伺っていた連合軍・・・いや、連合軍の一部が夜半に洛陽に潜入していた。
曹操・劉備の両軍は董卓を捕獲しようと動いていた。
曹操は功名を上げるため、劉備はある人の薦めに従い董卓を保護しようとしていた。
虎牢関が陥落して15日後。
董卓、賈駆は兵に命じてあらかじめ住民を避難させておいた区域に放火を行い一般人の服装に着替え避難する民衆に紛れて逃げていた。
しかし、董卓の服装は変えられても、彼女の高貴な雰囲気までは隠すことができなかった。
曹操軍に見つかればさらし首、劉備軍に見つかれば何をされるか分からない。
二人はそう考えながら路地裏をいくつも経由しながら逃げていた。
少女は、少女たちは洛陽の西門の近くの路地を抜けたとき知った。
この世には希望が残っていたことを。
少女たちは一人の顔立ちに幼さが残る少年、桃色の髪をもった陽だまりのような少女、黒い艶やかな髪をもった凛々しい少女に出会った。
彼女らは、この少年―本郷一刀―たち、劉備軍に保護された。
だが、対価はあまりにも大きすぎた。
彼女たちは生きていくために名を捨てた。
病死し、身代わりとなり、晒し首となっているもののために。
真名だけで生きていくこととした。
世に混乱と騒乱を招かないために。
それはあまりにも残酷だったが、董卓の命と笑顔を守れたのだから仕方ない。
この後、劉備は平原県の太守に、曹操は豫州刺史となった。
そして、孫堅軍・・・
大将であった私が表向きには戦没したことにより、軍は孫策が引き継いだ。
しかし、孫策は若年であることを理由に袁術軍に軍を併合(実際には強奪である。)され、客将とされた。
もちろん、洛陽に入城もしている。
そしてこのとき、あの娘の運命を大きく左右するものと接触したのであった。
おはようございます。
10月に2話分投稿できるかもと思いながら書いて失敗した八意です。
今回の物語は反董卓連合編の最終話。
なのに、相変わらずグダグダな薄い文章になってしまいました。
今回のは董卓たちのところだけ時間軸は離れています。
これは劉備軍と同盟を締結したときに彼女たちから聞いたという設定にしているためです。(回想している方は本人と会うまでは死んだと思っています。)
そして、次回。
孫堅さんがいないため、荊州のことはなにも触れられない状態です。
そのため、次章は7年ほど時間が飛びます。
それでもいい方はゆっくりしながら待っていてください。