Fate/chaos 作:逸環
で、拠点のでっかい貯水槽的なとこに戻ったんだが、
「ぁぁぁぁ……後、もう少しで座に還ると…こでしたよ……………」
「zzzzzzzzzzzzzzz」
ジルに釘を刺してたことを、すっかり忘れていた。
しかし、この坊主すぐ近くに両手を釘で固定された人間がいるのに、気持ち良さそうにぐっすりとは。
「ジャンヌ、『
「………その前に、釘を抜かなかったらただの拷問ですよ?」
ああ、そうだったな。
「よっと」
ズポンッ!
「…グォッ!?……酷い目にあいました」
「………『治癒』」
「ありがとうございます。ジャンヌ」
「大変だったねー、旦那ぁ」
龍之介。
お前が生身の人間だったからやらなかったが、本来ならばお前にもやったんだぞ?
口には出さないが。
まあ、そんなことはどうでもいい。
「とりあえず、ここから拠点を変えるぞ」
「「えっ?!」」
「………えーと、着替えと歯ブラシは持ったし、お財布に保険証(龍之介のもの)、後持って行った方がいいものは」
うん、その驚きは俺も当然だと思う。
しかし、さすがジャンヌ。
俺と旅をしていただけ、何をすれば良いのかが分かっている。
「いや、もしかしたらどっかの使い魔かアサシンかに着けられてたかもしれないし。ヤサを変えないとガチでヤバイ予感がする」
「えーと、証拠を残さないように、っと」
「私は海魔を喚び出して、相手の目をごまかします」
よーし、良い連携だ。
「坊主は、俺が抱っこしていく」
「それは良いのですが、新しい拠点の目星はついているのですか?」
ジルが訊いてくる。
うん。
その疑問は最もだ。
だが、
「心配無用。ここを拠点にする時に、コンビニの住宅情報誌を読んで、よさげな物件を見繕っておいた」
「…用意がいいですね」
当たり前だ。
そもそも、こんな犯罪者の隠れ家っぽいところに、何時までもジャンヌを置いておくわけがないだろう。
ちなみにだが、その物件はなかなかの広さの一軒家。
商店街や教会も近く、住む場所としては結構良いとこをチョイスしておいた。
昨日のうちに、龍之介の名義で買っておいて良かった良かった。
金?
銀行振り込みって、ハッキングすればいくらでも金の流れを操作できるから便利だよね。
はい、じゃあ準備もできたから移動するぞー。
金を払わないで家を手に入れる方法の手順。
1,コンビニの情報誌で物件を見繕う。
2,住む場所を決めたら、不動産屋に行く。
3,普通に契約。
4,その後銀行にハッキング。振り込んだことに。
5,これでOK!
※犯罪だから、絶対にやらないように!