タイトルのまんまです 笑

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一期一振×鶴丸国永 病院パロ

 

 1──三日月宗近病院 中庭

 

 

 「おーい!探したぞ一期一振」

 

 「今の私が遠くに行けないこと……先生ならよく知っているじゃないですか」

 

 「そんなため息をつくなよ。もう少しで退院出来るんだからよっ!」

 

 身にまとう白衣よりも白い鶴丸が車椅子に座る一期一振の背を叩く。

 入院患者を叩くにはやや強く叩いたように見えた。けれど彼の表情はそれによって少し明るくなった。

 だが、隣に来た鶴丸を見るとまた彼は暗い表情に戻ってしまった。

 

 「退院ですか……」

 

 「弟たちも喜んでいたぞ。お前も家に帰れるのが嬉しいだろう?」

 

 「弟たち全員に会えるのは嬉しいです。ですが……」

 

 「骨折は良くなっているのに最近のお前は元気がないな」

 

 鶴丸はそう言いながら車椅子を引いて庭園の出口へと向かって行く。

 

 「どこへ?」

 

 「元気がない時は飯だ飯!飯を食え!」

 

 「私はまだ空腹ではありません」

 

 そう言う一期一振を無視して車椅子はどんどん加速して行く。

 少々危険な運転だが車椅子に座る青年は、まるで少年になったかのように笑っていた。

 

 「こら〜!!鶴丸国永!!廊下を──」

 

 「長谷部くん。うるさい」

 

 

 2──三日月宗近病院 食堂

 

 

 「ごっそうさん!」

 

 後は洗うだけとなった鶴丸のお皿とは対照的に、一期一振のお皿はまだ、運ばれて来た状態に近かった。

 

 「先生。早食いは体に良くないですよ」

 

 「腹が減っているんだから早く食べたくなるだろう?」

 

 「鶴丸先生ってよく医者になれましたね」

 

 「はっはは!俺をおちょくるくらいには元気になったか!」

 

 「先生と2人きりだったら別にお腹が空いていても、私は元気ですよ」

 

 「それは良かった。やっぱり俺はこの仕事が向いているな!」

 

 はぁ──と呆れつつ青年は目の前の大人に尋ねる。

 

 「先生って……今いくつなんですか」

 

 「俺は永遠の18歳だ!」

 

 ノリノリで目の前の大人がそう答えたので青年は先ほどよりも長めに呆れていた。

 

 「先生は私の弟たちよりも子供っぽい(若い)ですよ」

 

 「若い?……ん?つまりそれは──」

 

 「──鶴丸国永先生。この後のお昼休みも俺といてくれませんか?」

 

 「あ、ああ……元々そのつもりだぞ?」

 

 青年の目つきと声のトーンが急変した。

 別に言葉のやり取り自体は普通だった。しかしまるで鶴丸国永が脅迫されて、そう答えさせられたようだった。

 

 「急にすいません。その、ワガママ言って」

 

 「別に問題ないぜ。それより早く食っちまいな」

 

 「私はゆっくり味わいたいんです」

 

 「そうだ!あーんしてやろうか?」

 

 退屈に耐えきれない鶴丸が自分の箸を手に持った。

 彼は青年の皿の魚を箸でつまむ気でいたが、青年はそれに対して〝NO〟と左手を突き出した。

 

 「どうせそう言って私の魚を食べる気でしょう?」

 

 「食わねえよ!全く俺に対してどんなイメージ持ってんだ」

 

 「いたずら好きの子供です」

 

 一期一振はクスクス笑う表情を手で隠していた。

 そして2人で過ごすその1秒1秒を味わうように、一口一口を箸で運んだ。

 

 「なあ、やっぱりあーんして──」

 

 「結構です!」

 

 「その方が早く──」

 

 「大丈夫です!」

 

 

 3──三日月宗近病院 1号棟 8階 63号室

 

 物静かな廊下を通って1つのベッドしかない部屋に、1人と車椅子が入っていく。 

 

 「お前をこの部屋に運べるのも後、数回か」

 

 「寂しいんですか?」

 

 「そりゃお前みたいに可愛いやつがいなくなるのはな」

 

 「私のどこが可愛いんですか。先生の方が可愛いですよ」

 

 「童顔ってか?バカにすんなよ〜」

 

 車椅子をベッドの横に止め、ベッドを起こす。

 彼を横にするためのそれらの準備を、白衣の大人は話しながら容易く終えた。

 

 「先生。最初の時よりスムーズに出来るようになりましたね」

 

 「そりゃあ練習したからな!」

 

 「……医療関係者なら出来て当然だと思います」

 

 「もう、自分でベッドにいけるか?」

 

 一期一振は首を横に振って、運んで欲しいと目で訴えた。

 それを了解した鶴丸は彼の両脇に両腕を通し、手の平で彼を支え、立ち上がろうとしたその時──鶴丸は立ち上がった一期一振に抱かれていた。

 

 「こりゃ驚いた……お前、立てたのか?」

 

 車椅子が不要になった青年はそれに答えることなく、そのまま白衣の大人をベッドに押し倒す。

 倒された鶴丸はまだ驚きに飲まれていた。

 そんな彼の上に馬乗りになった青年は興奮する息と、満足気な表情を隠せていない。

 

 「ずっと……ずっと…この時を狙っていました」

 

 「一期お前……」

 

 「俺とっくに治っているんですよ。先生と一緒に居たかったからすいません、嘘言いました」

 

 一期一振はゆっくりと顔を鶴丸へと落としていく。2人は互いの目を見たまま何もしなかった。

 

 「先生。抵抗しないんですか?逃げなくていいんですか?俺キスしますよ?」

 

 「病院の最新機器がそんな嘘を見抜けないと思うなよ?」

 

 「じゃあなんで私の退院日は延びたんですか」

 

 「そりゃお前が、俺と居たいと知っているからだよ」

 

 「鶴丸先生は嘘をつくいけない先生ですね」

 

 「ばーか。患者思いの良い先生だよ」

 

 「そうですね」

 

 徐々に近づいていた2人の唇はここで合わさった。

 夢が叶った。我慢が解き放たれた。そんな感じに一期一振は鶴丸の唇を貪る。

 互いに腕を背に回し、これ以上縮まらない2人の距離を更に縮めようと、肉体が密着する。

 

 「先生……意外とこういうの慣れていないんですね」

 

 「……黙れよ」

 

 「いえ、先生はそこが可愛いですよ」

 

 「おいっ//」

 

 「乳首触っちゃダメでしたか?」

 

 「…急に触んな!びっくりするだろ!」

 

 「驚きは大切だ──って、先生よく言っているじゃないですか」

 

 「そういう意味じゃねえよ!」

 

 「じゃあどういう意味なんですか」

 

 鶴丸は再びその唇を食べられる。舌と舌、唾液と唾液が混ざって無音の部屋にぴちゃぴちゃと音が鳴る。

 鶴丸の声を奪ったも同然の一期一振は白い衣を剥がして、白い肌に触れていく。

 その雪原のような体にある淡い赤色の2つの木の実はすぐに見つかって、細く長い指に収穫されてしまう。

 

 「ばっか// 乳首(そこ)ばかりさわんなっ//」

 

 「うるさいですよ。ここ、病院ですからね」

 

 そう言って舌を鶴丸の口の中へねじ込む。鶴丸が発せられたのは悶えて激しくなった息のみ。

 彼の乳首をコリコリ、カリカリと指の平、爪先でいじるたびに熱い息が漏れる。

 そんな吐息を一期一振は心地よさそうに聞いて、顔に浴びている。

 

 「先生。ここ、限界ですか?」

 

 「だ、誰かさんのせい……でな」

 

 「呼吸くらい整えてくださいよ。ほんとかわいいですね」

 

 「ばかっ// 休ませろっ!」

 

 白衣を剥がされた鶴丸はズボンまでも一期一振に剥がされかけていた。

 

 「休んだら良いんですか?」

 

 「そういう意味じゃ──」

 

 「──先生。俺は鶴丸さんのことが好きなんです」

 

 我慢できない気持ちが青年の口から飛び出る。そしてそのまま欲求のまま白い体を抱きしめた。

 自分はもう限界なんだと鶴丸に分からせるように、自分の腰付近を彼のお腹に押し当てて、足を絡ませる。 

 

 「一期……俺も好きだよ。お前のこと」

 

 空色の髪の毛に隠れた耳元に鶴丸は伝えた。

 

 「鶴丸さん……俺の舐めてください」

 

 すでに脱いでいた彼は自分の赤く太いそれを白い顔に近づける。

 それを受け取ると待ち望んでいたように、根元から先端までを鶴丸は舌で撫でる。 

 口に咥えて出して、舌を絡めて、先端部分を舌先でつついていた。

 

 「っ……亀頭(そこ)ばかり舐めないでください」

 

 「さっきの仕返しだ」

 

 「それなら俺も考えがあります」

 

 両手で頭を掴まれた鶴丸は一期一振の物になった。強制的に口の中にペニス(熱の棒)を入れられて、喉の奥を突かれる。

 鶴丸が苦しくなっても彼は腰を振り続け、鶴丸の頭を動かすのをやめない。

 口の中をじゅぽじゅぽと出入りする度に一期一振のモノは膨らみ、熱を溜めていた。

 

 「鶴丸さん足、開いてください」

 

 口から唾液と我慢汁が混ざったものを垂らしながら、鶴丸は言われた通りにした。

 その頬は赤く火照っていた。

 

 「鶴丸さん。アナ(ここ)濡れてます。変態ですね」

 

 鶴丸は悔しさを目で訴えることしか出来なかった。

 乳首を責められ口の中をぐちゃぐちゃにされた彼はもう出来上がっていた。

 

 「声は俺も我慢しますから。鶴丸さんもこれ噛んで我慢してください」

 

 一期一振は自分が着ていた上着の袖を鶴丸に渡す。

 彼がそれを噛んだのを確認するとゆっくりと彼の中へ、自分のモノを挿れていく。

 中に入っていけば入っていくほど2人は熱い息を吐いて、今にも漏れそうな声を我慢した。

 

 「いたくないですか」

 

 鶴丸はなんとか頷く。しかしそれを確認する余裕は一期一振にはなかった。

 

 しめつけられる自分のモノを奥へ奥へ挿れたくて仕方なくて、無意識に腰を振る。

 根元まで挿れると快感を欲してそれを出し挿れさせる。

 一期一振も鶴丸もその瞬間が共に快感であった。

 だから腰を振るのが止まらない。腰を振るのを止めらない。 

 鶴丸が噛む服の袖はすでに(よだれ)で浸されていた。

 

 「はぁはぁはぁ──鶴丸さんっ鶴丸さんっ」

 

 彼の名を呼ぶ度に腰を振る速度が加速していく。

 それを受ける鶴丸にはもう袖を噛む力がなく、似合わぬ高い声で鳴いていた。

 白い髪が乱れ、赤い頬になり、若干泣きそうな鶴丸に一期一振は更に興奮した。

 

 「いきそうです・・・」

 

 なんとかそう言って、引こうとした青年の腰を白い足が引き留めた。

 

 「だせよ……このままだせ」

 

 そう言われた腰は止まらない。もうこれ以上奥には進めないのに更に奥を突こうと鶴丸に迫る。

 

 「あっイクっ。イクっ……………」

 

 「んあっ//あっ//」

 

 脈打つそれから溜まりに溜まった熱が放出されて、鶴丸の中を漂う。

 ずっと喘いでいた鶴丸も自分の肌に自分が出した液体をかけていた。

 しかしそれらを気にせず両者は暫く固ってそのまま抱き合った。

 

 「腰痛めました。足もまた痛めたかもしれません」

 

 「ははっ。それじゃあまた入院だな」

 

 「ずっと入院します」

 

 「それはダメだな〜」

 

 「ダメじゃありません」

 

 そう言ってキスをしようとする一期一振の顔を鶴丸は手で止めた。そして──

 

 「今度は俺からだ」

 

 空色の髪を抱き寄せてキスをした。

 

 

 ー終わりー

 

 

 ──おまけ

 

 

 「聞いてください三日月院長。鶴丸のやつがまた廊下を」

 

 「うんうん。元気が一番だな」

 

 「そうですね──じゃなくて!彼には医師の自覚が足りない!」

 

 「あの子の足の具合も良くなっているようで何よりだ」

 

 「ああ、一期一振くんですか。確か検査では異常がなかったはずです。もう退院しても問題ないかと」

 

 「うん。それがな、まだ観察が必要と鶴丸(あいつ)の報告書に書いてあってな」

 

 「何か別のところが悪いんですか?」

 

 「いや、問題はない。ただ何だったかな。あっはは。理由を忘れてしまったな」

 

 「はぁ……しっかりしてくださいよ院長」

 

 「まあ、良いではないか」

 

 

 完結


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