燕編スタートです☆
いざ! 京の都!!
やってきました京都! 歴史的建造物が建ち並ぶ古き時代を今に残す街。ここに来るのは他流試合で以前来た時以来だ~あの時の彼は元気にしているだろうか? 武術……続けてくれてると良いなぁ~
「さて、駅前のモニュメントで合流って話しだったけど」
気を探ってみたもののそれらしき人は居ないようだ……携帯を取り出しミサゴさんに掛けてみる。数回のコールの後に繋がると……
「ごめんなさい! 仕事が長引いちゃって、私が間に合いそうにないの! 代わりに燕ちゃんに行ってもらったからそっちと合流してもらえる!?」
「お疲れ様です。分かりました! それで燕さんの連ら――『ごめんね!じゃあまた後で!』あっ……」
燕さんの連絡先を聞く前に電話を切られてしまった……さて、ドタバタしてたし掛け直すのも悪い気がするが。
「あの~布仏海人さんですか?」
「ん?」
振り返ると中学の制服を身に纏ったかわいい女の子が首を傾げて立っていた。
「もしかして、松永燕さん?」
「うん! 良かった~人違いだったらどうしようかと思ったよ~」
「こちらも直ぐ合流できて助かりました。ミサゴさんに燕さんの連絡先を聞きそびれたところだったので」
「おかんったら――あっ、海人君って同い年なんだよね? だったら別に敬語とか気にしなくて良いから!」
「そうで――そう? じゃあ普通に話させてもらうよ」
「うんうん。こっちの方が話しやすくていいよ! さて~どうする? 直ぐに向かう? おかん暫く時間かかりそうだから、少し観光でもしてく? 私で良かったら案内するけど~」
「なら……案内お願いしようかな? 京都は二回目だけど、前回は観光する時間も無かったからなぁ~」
所用で学校に行った帰り、いきなりおかんから代走を頼まれた……お客さんというか、今度の私の対戦相手らしい。同い年の男の子と聞いて、最初ガッカリしたのは秘密だ……だって同年代の子じゃ、相手になる子が全然いなかったからだ。
だけど彼は違った……上手く隠してはいるけど、その気の流れはとてもキレイで力強く、何か惹きつけられるものを感じた。。
てか!! 何しれっと誘ってるのよ私! 今まで男の子に誘われる事はあったけど、私から誘った事なんて一度もなかったし……海人君ものっかってきちゃったし! これってデーt――いや!お客様を時間つぶしで案内するだけだから違うよね! そうよ、そう!!
「さて、見てまわるにしても……そんなに時間はないだろうし、駅周辺だと【伏見稲荷大社】とか【東寺の五重塔】……それと【本願寺】辺りかな?」
「その辺は燕さんに任せるよ~」
「OK! じゃっ、海人君行こうか」
そうして燕さんとの京都散策が始まった~ふと気づいたけど、お互いに自然と名前で呼び合ってたな。まぁ松永さんだとミサゴさんとも被るから丁度良かったかな~
大和「この頃の燕さんはまだピュアで初々しーですね~」
百代「だな~」
燕「それってどういう意味かなぁ~大和君? それじゃあ今の私はピュアじゃないと……?」
ジリジリと大和へにじり寄る燕……危険を察した大和は急いで百代の背中へと隠れる。
百代「こらこら燕~大和をイジっていいのは私だけだぞ~(まぁ、初々しい燕がかわいかったのは間違いないが★)」
燕「もぅ! そう言って百ちゃんは大和君も独占するんだから~!!」
こうしていつもの2人のやりとりが始まる。
仏「今日も災難でしたね。どうぞ」
コトッと目の前に置かれたオレンジジュースを飲み干し、溜め息をつく大和君。
大和「正直あの2人を制御しきってる海人さんが凄いと思うよ……(オレには無理だ……)」
仏「まぁ~そこは人それぞれですから。」
百代・燕「大和(君)!!!」
大和「はぁ~~」
ガタッと音をたて立ち上がり、2人の姉貴分の下へ向かう大和。
仏「頑張れ、若人……いつかこれも良き経験だったと思う日が来るさ★」
では、次話も!
「「「「気長に待っててね~」」」」