ミサゴさんと別れ、次の椎名さんのところへ向かう新幹線を待つ間に、中間報告をしようと父さんに電話を掛ける…………数コールしたところで電話が繋がる。
「あっ、海人君? 調子はどう!?」
「えっ? 刀奈??」
慌てて画面を確認するが、番号は父さんので間違いない。
「何故に刀奈が?」
「ん? た・ま・た・ま・おじさまに海人君の武者修行について殴り込……みんなで話し合ってたところだったのよ」
「いや、殴り込みって何してるのさ!!」
何やら不穏な感じを受話口から感じていると、簪や本音の俺を呼ぶ声も聞こえてくる。みんないるみたいだな
「それで? 今どこにいるの?」
普通に流されたが……まぁいいか。
「今は京都駅だね。今から次の目的地付近のホテルに移動して、明日の朝一で椎名流弓術道場にアポとってる」
「そう……じゃあ、明日はその後、そのまま川神院に向かいなさい。連絡はこちらからしておいてあげるから」
「え? その後、神奈川付近には戻るけど、地元の有力者のところを回る予定じゃ……」
聞いていた話しと違う。話しでは現武道四天王の鉄乙女さんや九鬼揚羽さんなど数ヶ所回って、最後に川神院だったはず。
「……とりあえず父さんに変わってもらえる?」
「…………分かったわ」
長い沈黙の後、やっと父さんに代わって貰えた。
「海人か? 俺だ」
「父さん、刀奈の話しだけど……良いの? 元々西日本の有力者(原作でいう西方十勇士の皆さん)も予定してたのキャンセルしたのに更に――『海人!』――えっ、何!?」
「……察しろ」
「あっ……はい」
また、刀奈達が父さんのところにクレームで押し掛けた……というか現在進行形なのだろう。
「それで、もちろん勝ってるのだろうな?」
「一応、負けはないよ。だけど剣聖さんには、ほぼ負けに近い引き分けだったけどね……」
「そうか――って、本音!? 勝手に携帯を奪おうとするな!!」
「わたしもおにいちゃんとお話しし~た~~いぃ~~~~!!」
「はぁ……とりあえず代わるな」
今度は本音が暴れているようだ。ストップがかからなかったところをみると虚姉さんはいないようだ。生徒会かな?
「やっほ~い☆おにいちゃん! そういうわけだから早く帰ってきてね~~みんな待ってるから!!――あっ、刀奈様から伝言。川神院に移動する前にまた連絡してだって~☆」
「了解だよ。あぁ、新幹線来たみたいだから切るな。簪にもよろしく言っといてくれ」
「了解☆じゃあね~~『ちょ!! 私まだ海兄と話し――』…………」
無常にも通話は途切れ、海人は次なる目的地へ……頑張れ簪! ドンマイ簪!
次話で本編完結予定です! というか……
長くなりそうなら二つに分けるやもですが^_^;)