もし海人君が川神学園に転校してきたら!? 百夜エンドとエピローグの間の話で、武士道プランでクローンメンバーや九鬼関係者が入学してきたところからのスタートになります。
続きが書かれるかは…………皆様の応援と作者のモチベ次第で御座います(笑)
「これにて武士道プランの転校生紹介は終わりとなるが、今回儂の特別推薦であと一人転校してくることになった」
鉄心学園長の言葉に合わせ、一人の青年が壇上にあがる。一部の彼を知る者たちが驚きの顔でマイクを手にした彼を見ている。
鉄心との話で彼が転入してくることは一部の教師のみしか知らされていなかったからである。無論、大多数の人間は彼の事を知らない為「エッ、誰?」状態なのであるが…………
彼がマイクで自己紹介を始めようとしたところで、それを遮るように一人の少女が叫び声をあげる。
「か、海人!? ナンデ!?」
叫び声をあげたのは学園長の孫にして、武神川神百代である。そんな彼女をチラリと見た海人は百代に軽く手を振った後、そのまま自己紹介を始めた。
「この度、鉄心学園長の推薦もあり、三学年の残り少ない期間ですが、この川神学園で共に学ばせて頂く事になりました布仏海人です! 宜しくお願いします!」
「知らぬ者が多いと思うから言っておくと、一時期噂になったモモ……武神に勝った奴がいるというアレの当事者じゃ」
ニヤリと笑う鉄心の言葉に、海人を知らない生徒達が驚愕の目で彼を見る。そして様々な感情が飛び交う中、鉄心の次の言葉で更に場はヒートアップすることになる。
「彼の実力を懐疑的に思う者も多かろうから今から軽い模擬戦をしたいと思うのだが、我こそは! という生徒は居らぬか?」
鉄心の発言に合わせ数人の手が挙がる。
「モモ、お前は駄目じゃ!」
「何でだよ!」
「絶対軽い模擬戦にならんじゃろうが! 結界を張るこっちの身にならんか……って、何故にヒュームまで挙手しとるんじゃ!?」
「俺も1-Sの生徒なのだから参加資格はあるだろう?」
「流石にヒュームさんは勘弁してほしいかなぁ……(転校初日に保健室行きは流石に嫌だよ)」
「同理由で却下じゃ! あと挙手しとるのは松永燕と……ほう、黛由紀江か」
本当ならば他にも挙手しそうな生徒は多数いたのだが、百代とヒュームの圧力に抵抗して挙げれたのが二人しかいないのだった。
冷や汗を垂らしながらもしっかり挙手している燕に、二人の圧力にビクビクしながらもかろうじて手を挙げている由紀江である。
「二人なら大丈夫と思うが、どちらにするかな?」
「二人共で良いですよ。その代わり模擬戦内容は俺が決めていいですか?」
「内容にもよるが、二人は構わんか?」
燕と由紀江の二人が頷く。
海人の説明によると模擬戦時間は五分。その間海人は回避と防御のみを行い、決定打を一撃も食らわなければ海人の勝ちというものであった。
「なぜ反撃しない?」という百代の質問に海人は少し考え込む仕草をしたあと…………
「なるべく女性に怪我をさせるような行為はしたくないから」と爽やかな笑顔で述べたのだった。
その発言に一部の女性陣(誰とは言わないが笑)の胸が一瞬キュンと鳴ったのは気のせいとしておこう。
「そういう発言を素で言っちゃうのは変わってないのねっ」
「まぁそれも海人さんの良いところですし」
「「……んっ?」」
燕と由紀江がお互いの顔を見ながら、納得したような表情になる。
「そういえば由紀江ちゃんも…………」
「そういえば松永先輩も…………」
二人は相手が以前海人が武者修行の時に訪ねた相手であったことを思い出し、何か共感したものを得たのだった。
「それじゃ由紀江ちゃんは思うままに攻めて構わないから。私はスキを突いての一撃を狙うわ」
「分かりました。先陣、黛由紀江行かせて頂きます!」
海人の実力を知る二人だからこそ、二対一の模擬戦でも文句は言わないのであった。
双方に準備が完了したのを見て、鉄心が開始の合図を出したのだった。
「試合開始じゃ!」
こうして始まった海人君の川神学園での生活……IS? ここの海人君はそんな適正なく普通に藍越学園からの転校生です。
続くなら妹ののほほんさんくらいは出したいかなぁ〜と思います(笑)
この段階ではまだ海人と百代はお友達からの関係で、友達以上恋人未満な関係です。つまりは……( ̄ー ̄)ニヤリ