まゆっちは書けそうなストーリーが現状浮かんでない為、どうするかまだ未定です。
「あれ? 海人さん一人ですか?」
「ん? あぁ〜大和君丁度良いところに」
弓道部の案件だが、大和君にも相談しようと思っていたから丁度良い。京ちゃんの事なら大和君が一番詳しいだろうしね。
「実は……カクカクシカジカモンモンモン(事情説明中)」
「無理でしょうね」
即決で答える大和君にやはり一筋縄ではいかないかと考える。
「そこでだ。軍師大和……弓道部マネージャーにならない? 勿論京ちゃん優先で良いから」
「…………はい?……俺がですか!?――いや、それなら確かに可能性はあり……というか来るでしょうね」
流石軍師……直ぐに理解したようだけど、今回はそれだけではない。
「あとね。これは百代から聞いたのと、京ちゃんと大和君を見てて気づいたんだけど、そろそろ京ちゃんはもう少し周りとの接触を持たせたほうが良いと思うんだ」
「……それも分かってます。京が俺やファミリー以外の人と交流してない事も。俺に依存してる事も」
これがキッカケになればと思ったが、大和君が言った依存という言葉が気になった。
「依存と言ったけど、それは大和君が京ちゃんを受け入れない理由に関係してるのかな? 応援してる立場としては、なんであんな可愛い良い子の求愛を断り続けるのか分からない」
「それは……って応援してるんですか!?」
ニッコリ笑顔で肯定。
「大和君は京ちゃんは恋愛対象として不満なわけ?」
「そういうわけじゃ……ただ京は過去の事を理由にずっと俺とファミリーだけしか見てないんです。それで俺がOK出したら更に俺に依存して駄目になってしまうんじゃと思ったら……」
「大和君は京ちゃんが【今でも】過去の事だけで自分を好きで依存してると思ってるのかい?」
「…………」
沈黙は肯定と……なるほど、これじゃ京ちゃんがいくらアピールしても駄目なわけだ。
「大和君……君は馬鹿か? 確かにキッカケはそうだったかもしれない。小学生の頃、自分をイジメから救ってくれた王子様……好きになるのも分かる。だがもう何年経ったと思ってるんだ! 小学生時代の一、二年間ならまだしも俺たちもう高校生だぞ?
それに中学時代は親父さんの所に居て、ずっと一緒じゃなかったろ。今は確かにベッタリである意味依存してる風に見えなくもないけど、それは大和君攻略を何よりも第一に考えてるからで、依存とはチョット違う。
それに何年も何年も最前線で大和君の良い所も悪い所も見てきて、それでも大和君が好きで、彼女の想いはそんな軽いもんじゃないんだよ! OKしたら駄目になる? そんな事はない。むしろそれから彼女はやっと羽ばたける」
「えらく自信有りげにそう言いきれますね?」
反発するように大和君が言ってくるが……自信?……あるに決まってるだろう! 俺は散々京ちゃんの惚気話という名の大和君攻略作戦を聞かされて、相談にのってきていたのだから!
「大和君は京ちゃんが自身とファミリー以外に交流してないって言ったね?」
「はい……実際寮に入ってからもファミリー以外のメンツと遊びに行ってるとこ見ないし、大抵俺の近くに居ますし」
……確かに。ちょっとやりすぎなのは間違いない。だからこそ今回がチャンスなのだと俺は息を吸い、再び大和君へ話し出す。
「ありゃ、じゃあ私裏ヒロイン降格かぁ……」
大和×燕は無くなったけど、葵×燕の可能性は……「無いかな#」……あっ、はい。
葵君……君はやっぱり舞ちゃんと幸せになってくれ!
4月後半多忙の為更新遅れます……ゴールデンウィーク休みになれば……