真剣で布仏家長男に恋しなさい!   作:仏のマスター

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 まさにマジ恋の大和撫子由紀江ちゃんからです!
 不定期更新は相変わらずですが、命ある限り私は書き続けます!!


四話 海人vs由紀江

 開始と同時に叩きつけられたら剣気に一瞬だが油断してしまった……とっさに後退しながら斬撃を受け流し、何とか直撃は避ける。

 さっきまでのアタフタとした雰囲気が嘘のように、鋭く研ぎ澄まされた美しい剣気だ。まさかここまでとは……こちらも気を抜くわけにはいかない!

 

「先ほどのを全て受け流しますか……」

 

「正直危なかったよ」

 

 お互いの口元がフッと笑いあった気がする。

 

「次は俺からいくよっ!」

 

「クッ……(速い!? 剣速も相手の方が上――乱打戦になるとまずい!)」

 

 相手の上段切りを流し受けながら、そのまま巻き付けるように上段切りで返す。とっさのバックステップで肩にかするだけに終わるが、逃がさない。

 

「我流突閃・星突!※」

 

「ッグ――アッ!!」

 

 5連続の突きの内、当たったのは左肩と右腰の二つか……三つも防がれるとは思わなかった。

 この子は間違いなく原石だろう。間違いなく数年後壁を越えてくる素質を持ってる。だけど今はまだ負ける訳にはいかない! 本命はまだ次に居るからね!!

 

「まだ……いけます!」

 

 更に構えを下げてきた……狙いは何だろうか? 木刀を中段に構え迎え撃つ。

 

「いきます――黛流・紫電三突!!」

 

 正中線を狙った高速の三連突きがくる。一突き目を見切り首だけをズラして避け、二突き目は木刀で横に弾き、三突き目をいなしながら…

 

「我流一閃・龍牙!!※」

 

 カウンターで木刀を顎に当たる直前で寸止めし、相手を見る――一呼吸付くとともに相手の「参りました」の一声で決着。

 

「両者開始位置へ……勝者、布仏海人!!」

 

「「ありがとうございました!」」

 

 

 

 負けた……お姉ちゃんが……正直最初はお姉ちゃんの圧勝だと思っていたけれど、終わってみれば……私の読みは大きく外れてしまってた。

 試合中の布仏さんは全くの別人に見えた。お姉ちゃんもだけど、戦ってる2人はとても眩しく見えて、私も混ざりたいと願ってしまった。

 

 だけど、たしなむ程度の私の実力じゃ二人の間に入る余地はなく、自信もない。こうして眺めているしか出来ない私に――少し苛立ちを覚えた。

 

 

 

 出しきった……今の私に持てるモノを……それでも、あの方は私の更に上をいかれていました。

 木刀を握ったその瞬間から一瞬にして変わった……まるで父上と対峙しているかと勘違いしてしまった程でした。

 私は全力でしたが、彼はまだ余力を残していた様に感じました。もしかしたら父上も――いえ、それはさすがに無いでしょう。

 生まれて二年の差……二年後、私は今の彼と同じ高さへいけるのでしょうか?

 

 

 

「…………(なるほどね。剣術に関しては既に壁を越えて、達人の域にいるか……私もうかうかしていたら、負けてしまいそうだよ)」

 

「黛先生! 次お相手お願い致します!!」

 

「む? もうかい? 少し休憩を挟もう。お互いベストの状態でやりたいからね」

 

「――分かりました」

 

「沙也佳、お茶の準備をしてくれるかい?」

 

「えっ? あ、はい。分かりました!」

 

 小休止をはさみ、次は海人君本命の黛十一段との一戦です。はたして結果は……如何に!!

 

 

 

 技についてのオマケ

 

※我流突閃・星突

 一本書きで星を描く五点(額・左肩・右肩・左腰・右腰)を連続で突く技……元ネタは某るろうにのあの技――九○龍○の5連突きバージョン。原作突入時は何連突きになっているでしょうか? 元ネタ原作は突きでなく斬撃でしたがね。

 

※我流一閃・龍牙

 相手の顎目掛けて下から峰を支え切り上げる技…元ネタは上に同じく――龍○閃

 

 因みに最初の方に出てくる我流一閃・刀牙も……分かる人は分かりますよね~アハハ……元のISの方に出てくる我流二閃・双牙も所謂――○龍閃……アハハ~

 

 因みに星突の手前の攻防も、同作品の某活心流の技からイメージしてます。

 




仏「次は誰のところにいきましょうか~」

海人「一気に逆の遠いところ行くか――随所南下して行くか――のどっちかですよね~地図見た感じだと、黛先生と松永さんところ以外は大体固まってるから……」

仏「でも川神院は最後なんでしょう?」

海人「うん。そのつもりではあるんですけど……いっそのこと、松永さんのところはタイムオーバーで行かないで南下していけるだけ行くのも――実際夏休み期間って考えると時間的に余裕無いからな~」

仏「そうだね。全員回ると、あまり日数残らなくて、最後ドタバタになりそうだし……特にあの三人が怖いでしょう?」

海人「アハハ……」

 ドガン!!

 突然――扉を蹴破るが如く現れた二人……

海人・仏「「ビクッ!?」」

???「何勝手に私たちを外そうとしてるのかしら?」

???「おかん! さすがに扉壊しちゃダメだって!」

海人・仏「「――あわわ――ヤバし!!」」

???「こら! そこのマスター逃げるな!!」

???「逃げたら背中に納豆流し込むよ~」

???×2「「うふふふふ…………」」

海人・仏「「マイ……ガット……」」

???「ちゃんと待ってますからね?」

???「こないと許さないからぁ!」

海人「マスター……」

仏「分かってる海人君……何も言うな」


???「あ、ここってスイーツが美味しいって有名なのよね? マスター! ブレンドとオススメよろしく~」

???「私はカフェラテにオススメにしておこうかしら」

???×2「「お会計は海人君ヅケで☆」」

海人「ちょ! お2人さん!?」

仏「かしこまりました」

海人「マスタァァァァァ~!!!!」

 さてはて、海人君の選択や如何に!? の前にまずは黛先生ですね。
 ではでは~また次回まで気長にお待ちくださーい☆
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