仮面ライダー ダイナ   作:四季咲暦

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9、エマージェンシー!進化態のチカラ!

健太君のアンモナイトを発見してから2日経過した。アンモナイトがあった崖にはテントや機材などが大量にあり、古代や里見といった古代生物研究部の面々がいた。

 

「こんな立派な化石が身近にあったなんて…以外です」

「そうですね、Mr.健太のファザーの一人で発掘したいという気持ち、わからなくないですね。」

 

その健太は白亜と一緒になり発掘作業を行なっていた。まあ、健太は小学生のため機械などは使わず発掘作業で出た砂利や岩などを片付けている。

 

「さて、我々も始めましょうか」

「はい」

 

そんな中、白亜の携帯にティラノイド情報が出ていたことに誰も気づかなかった。

 

…。

 

街の一角、そこは閑静な住宅街。なのだが今では避難勧告が発令中で人っ子一人存在しない。

 

「うっわ…なんスカこれ…」

 

辺り一面にはスプレーやペンキなどで描かれたであろう落書きの数々。

 

「今までにないタイプですな」

「…新種でしょうか?」

 

落ち着いて辺りを警戒する人外対策部隊の面々。

口調が軽く体力と走力に自信がある『琴吹早田(ことぶきはやた)』

紅一点でありながら近接格闘術に優れている『渋谷理央(しぶたにりお)」

長年のキャリアと経験を持つ隊の柱的存在『日ノ本一也(ひのもとかずや)』通称『おやっさん』

これに倉木と錦の二人を加えた5名が人外対策部隊の面々である。それぞれ倉木が直接見て選び抜いた優れた兵士達である。

 

「そうだなぁ…ひとまず警戒を解くなよ。いつでも打てる準備しとけ」

『了解』

 

それぞれライフル銃を構えつつ、住宅街を進む4名。音を立てず迅速に進むと公園でだれかいる様子。そこには現代風の若者衣装に身を包むティラノイドが遊具にカラースプレーで何かを描いていた。

 

「〜♪ できたYO!これもまた自信作だYO!」

 

倉木の合図で渋谷・琴吹そして倉木が飛び出しティラノイドにライフル銃をむける。

 

「ティラノイド!貴様ここで何をしていた!」

「あん?おお⁈仮面ライダーに見つかっちまったYO!芸術に浸りすぎたYO!」

「…芸術?ひどい落書きでしょ」

「はっ!これがワカンねぇなんてセンスのないやつだYO!」

「…ちっ」

 

はぁとため息をつく倉木。いつものことだが上からの命令によりいきなり発泡は出来ず対話しろとの命令が出いる。これがなければ不意打ちや狙撃が得意なディープの独壇場なのだがといつも思う。

 

「まぁ、狩りには変わりねぇ…サポート頼むぞ」

『了解!』

 

二人は離れ倉木は変身準備に入る。

 

その時

 

「ヘッヘ〜悪いが今回は俺ちゃんが相手をするぜ!」

 

唐突に現れたのは同じく現代の若者衣装に大量のチェーンを巻きつけたティラノイドが乱入してきたのだ。

 

「おい、ペイント。お前はお前の仕事をしろよな」

「わかったYO!ファンク様!」

 

瞬時にどこかへと駆け出すティラノイド。琴吹が追いかけてようとするがファンクと呼ばれたティラノイドに阻まれてしまう。

 

「隊長、あいつもしかして…」

「おそらく幹部クラス…ちみっこからきいた三皇か」

「そのとーり!俺ちゃんファンク!よろぴく!そんじゃ、俺ちゃんとデスマッチと行こうか!」

「変身!」

 

『お待たせしました!深淵に潜みしスナイパー!』

『メガロエラス!』

 

「幹部だろうがテメェを狩り取る!」

「さぁ!遊ぼうゼェ!ヒャッハー!」

 

…。

 

所変わって裏山。発掘もひと段落し休憩を入れる頃合いになる。

 

「健太君、そろそろ休憩にしようか」

「オレこの砂利捨ててからにするよ!」

 

と砂利を入れたバケツを持ち砂利捨て場へと駆けて行った。

 

「いや〜若いっていいですねぇ〜実にブラボーです」

「教授おじさんくさいです」

「ぐは⁈」

「はは…赤羽、あんま教授いじめるなよ…俺は健太君見てきますね」

 

…。

 

健太が砂利捨て場でバケツの中身を捨てた時、中からキラリと光るなにかを見つける。

 

「ん?なんだろうこれ?」

 

光るなにかは石の中に埋もれているがキラキラと宝石のように輝いていた。

 

「へへっ…貰っちゃおうかな…」

「YO YO YO!やっと見つけたYO!」

「な、なんだ⁈か、怪物⁈」

 

そこにいたのはトカゲのような人型の怪物、ペイントノイドだった。

 

「おいガキ!その持ってる石をこっちによこせYO!」

「え、えっと…」

 

恐怖で、思うように話せない健太そこに駆けつけるひとりの人物。

 

「不意打ちライダーキック!」

「YO⁈」

「健太君こっちだ!」

 

駆けつけた白亜に連れられ皆のもとへ戻る二人、ペイントも体制をすぐさま立て直し追い掛ける。

 

「赤羽!ドライバー!バックの中にあるからパス!」

「はい?わかりました…よっ!」

 

赤羽に渡されたドライバーを装着してペイントに向き直る白亜。

 

「お兄ちゃん?」

「任せてここから離れるんだ」

「そのガキの石をよこすんだYO!」

「悪いがここで倒す!変身!」

 

『お待たせしました!鋼を砕くスーパースター!』

『アロトプス!』

 

「さあ、太鼓のロマンを…ぐぁ⁈」

「先手必勝だYO!」

 

ペイントは変身直後のダイナにペンキを用いた遠距離攻撃を仕掛け、ダイナの体はペンキでべったりだった。

 

「まだまだいくYO!」

「この…ここはスキルで…」

 

ドライバーの解析レバーをスライドさせるが一向にスキルが発動しない。

 

「ど、どうなってんだ⁈」

「俺にペイントされたものは力を失い俺のアートの一部になるんだYO!だから先手で両肩の骨を狙わせて貰ったYO !」

「な、なにー⁈」

 

即座にダイノキャノンバスターを構えるがペンキを受けてしまいキャノン砲が使えなくなる。近づいて接近戦をしようにも遠距離攻撃のペンキとペイントの身軽さでうまく近づくことができない。

 

「せ、先輩ヤバいんじゃ…」

「待っていたまえ!いま倉木君にも連絡を…」

 

しかし倉木は現在ファンクと交戦中であり連絡には当然応答しない。

 

「ば、万事休すだぞこれ…」

「お兄ちゃん…」

 

その時健太の持っていた石がキラリと輝き始めた。

 

「な、なにこれ…あ、熱い⁈」

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