仮面ライダー ダイナ   作:四季咲暦

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11、ワースト⁈三人目のライダー

「ええ⁈新しい仮面ライダー⁈」

「はい…新たな敵に対抗するべく本日付で配属される…はずなんですが…」

「…誰もこないね」

 

竜星大学の古代生物研究室、そこに白亜と有紗がいる。有紗の話ではこの時間に新しい仮面ライダーの変身者が来るはずなのだが…一向にくる気配がない。予定の時間を2時間も過ぎ、もうお昼時である。

 

「・・・どうします?」

「もうすぐお昼だからどこかでご飯でも食べ・・・」

 

PIPIPI!

 

「ここでティラノイドの通報!?」

「ごはん抜きはきついですけど行きますよ!白亜君!」

「場所は!?」

「ええっと・・・近くの病院・・・『聖オルドビス大学病院』です!!」

 

・・・。

 

「おせえぞ白亜!」

 

白亜と有紗が現場に向かうとそこには避難活動を行っていた倉木がそこにいた。

 

「敵は!?」

「あいつだ」

 

倉木が指さす先には白いナース服をまとったティラノイド、手にはフラスコ瓶のようなものを持っており一生懸命に何かを作っていた。さしずめ『メディカルノイド』といったところだろう。

 

「おし・・・早速行くぞ」

「こっちは飯抜いてるんださっさと片付ける!」

 

 

『アロサウルス!』

『トリケラトプス!』

『メガロドン!』

『エラスモサウルス!』

 

『トン!』

『テン!』

『カン!』

 

「「変身!」」

 

『お待たせしました!鋼を砕くスーパースター!』

『お待たせしました!深淵に潜みしスナイパー!』

 

『アロトプス!』『メカロエラス!』

 

「行くぞティラノイド!」

 

ダイナはダイナキャノンバスターを取り出しメディカルノイドへと接敵する。

 

「おっと!私には崇高なる目的があるのです!あなた方にかまっている暇はないのです!」

「うるせえ!だったらこんなとこで何してんだよ!!」

「それはトップシークレットです!!」

 

メディカルは手に持っているフラスコの中身を高速で混ぜ合わせ一つにまとめる。

 

「これでもくらうです!!」

 

地面にフラスコをたたきつけると緑色の煙が舞い上がる。

 

「ど、毒か!?」

「毒なわけないです!リラクゼーション効果のある香り成分です!!」

「え・・・リラクゼーション・・・?」

 

ダイナは思わずクンクンと香りをかぐ。

 

「馬鹿!?睡眠効果とかあったら・・・」

「あ~・・・癒されるわぁ・・・」

「白亜さーん!!平気ですかー!?」

 

心配そうに声をかける二人、しかしダイナは倒れるどころか、リラックスしむしろ元気になっている。本当にこの煙は全くの無害の様だ。

 

「どうですか?私の研究成果です!これはあらゆる自然に自生する薬草を掛け合わせて作った無添加・無害のアロマです!!」

「・・・」

 

唖然とする白亜と倉木。今までペイントやスラッシュ、クラッシュといった暴力的なティラノイドばかりを相手にしていた二人にはどうすればいいか分からず立ち尽くしていた。

 

「えっと・・・君は、人を襲うつもりは・・・ないのかな?」

「もちろんです!私はここのドクターに私の研究成果を見せに来ただけなのです」

 

こんなティラノイドは初めてだ。白亜は変身を解除しメディカルへと近づく。

 

「いきなり攻撃してごめんなさい!俺、石上白亜!よかったら君の研究成果、もっと見せてくれないかな!?」

「お!?仮面ライダーにも話せる方がいるのですか!?」

「僕は古代生物専門だから詳しいことはわからないけど・・・けど君の研究成果、すごく興味があるんだ!!」

「いいでしょう!ではこちらの体に良い甘味料など・・・」

 

いきなりその場に二人は座り込みメディカルは持っていたカバンからいろいろな色の薬品を取り出し、白亜は目を輝かせながら話を聞いている。

 

「・・・こいつは・・・ちみっ子以来の友好的なティラノイドだな」

「そうですね、彼女に協力を取り付けることができれば我々の理になります」

 

倉木も変身を解除しメディカルの元へと歩く。

 

「あんた、どうやら戦う気はなさそうだな、すまないが少し同行してもらえるか?」

「それはできません!私にはやらなくてはならないことがあるんです!!」

「やること?」

 

『おいおい!なんだよティラノイドと何話してんだよ!』

 

大声の先には髪を金髪に染め、耳にピアスを通したチャラチャラした服装の男性がトランクを持って立っていた。

 

「そいつら敵なんだろ?人類の?そいつらと仲良さそ~にしてるなんて裏切りもんじゃね?」

「てめえ・・・」

「え・・・?誰です?」

「染谷浩二(そめやこうじ)3人目の仮面ライダーだ・・・」

「そーそー、ティラノイドを駆除するセーギのヒーローてわけ」

 

そういうとトランクから二人と同じフォッシルドライバーを取り出し装着する。手に持つは緑色のコアが二つをドライバーに装てんする。

 

『パキケロサウルス!』

『アンキロザイルス!』

 

『解析中・・・解析中・・・』

 

『ニューレコード!』

 

笑みをうかべた浩二は無駄にポーズを構え、レバーをはじく。

 

『トン!』

『テン!』

『カン!』

 

「へんし~ん!」

 

『お待たせしました!光を超える高速ウォリアー!!』

 

『パケアンキロ!』

 

「さーてヒーローのお仕事始めますよ~」

 

緑色の体にそれぞれの恐竜をモチーフとしたショルダーアーマーを付けた戦士。仮面ライダー『グラン』へと変身した浩二は拳を振りかざしメディカルへと攻撃を仕掛ける。

 

「何するんだ!変身!」

 

とっさにアロトプスへと変身し、浩二の攻撃を受け止める白亜。

 

「彼女には戦う意思はない!ようやくコンタクトがとれるティラノイドなんだぞ!」

「そんなのかんけ~ないじゃん!俺らの仕事はティラノイドをぜ~んぶぶっ潰す事だろ?そいつも同じじゃん!!」

 

 

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