仮面ライダー ダイナ   作:四季咲暦

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2、ファイト!太古の戦士

「…うえ⁈マジで変身した⁈」

 

赤色の化石を纏ったような風貌の戦士は自分の体をペタペタ触ったりガラスに写っている自分を見て驚いていた。

 

「まさか…そいつを使えた奴がこの時代にいたとはな…仮面ライダー!」

「仮面…ライダー?」

「まあいい、あんなガキに使いこなせるはずがねぇ!やっちまえ!」

「グガガー!」

「うわぁ⁈マジで来た⁈」

 

白亜はその場から逃げ出し博物館から飛び出した。

 

「はっはー!どうした仮面ライダー!逃げてばかりなんて情けなぇぞ!」

「グガガー!」

 

取り巻きの怪人か逃げる白亜を後ろから飛びかかる。しかし一撃を受けず逆に取り巻きは白亜の反撃を受けた!

 

「グガガー⁈」

「よっしゃ!ここなら思いっきりやれるな!暴れて貴重な化石に傷が付いたら大変だからな!」

 

スラッシュがあたりを見渡すと人影が全くない駐車場だった。

 

「まさかお前…俺たちを誘い込んだつもりか?この俺に勝てると思っているのか?」

「勝つ!勝ってやるさ!」

 

『さあ、太古のロマンを追い求めようじゃないか!』

 

白亜は飛び上がり一番近い取り巻きを殴り飛ばすと思い切り吹き飛びボーリングの様に吹き飛び爆発四散する。白亜は敵に与えたダメージが大きかった為驚き自分の手と敵を何度も見比べた。

 

「すげぇパワー…や、やりすぎてないよな?」

「貴様!完全に俺を怒らせたな!ぶった斬る!」

 

スラッシュが思い切り腕の剣を思い切り

振りかぶる。白亜は直感的にその場を離れ回避する。元いた場所が切り裂かれていた。

 

「うわぁ…これやべぇな。食らったらひとたまりもないぞ⁈」

「おら!もう一度喰らえ!」

 

スラッシュは何度も剣を振り回して斬撃を飛ばす。白亜もなんとかその攻撃をかわし続ける。

 

「反撃…反撃しないと!」

「無駄だ!喰らえ!」

 

回避した先に斬撃を飛ばし回避不能の一撃を放つスラッシュ。とっさに浮かんだイメージ通りに白亜は操作する。解析した時のレバーを動かす。

 

『ダイノスキル!トリケラ!』

 

左肩のトリケラトプスが動いたと思うと巨大化しスラッシュを威嚇し始めた。

 

「な、なんだ⁈う、動けない⁈」

「そっか!トリケラトプスの大きな頭部は威嚇のためのものだから敵を拘束できるのか!ならこっちはどうだ!」

 

もう一度レバーを動かす。

 

『ダイノスキル!アロ!』

 

右肩のアロサウルスが動き出すと巨大化し大きな肉食恐竜の頭部がスラッシュに噛み付いた!

 

「くそ!離せ!」

「なら望み通りにしてやる!おら!」

 

アロサウルスの顎でスラッシュを、思い切り空中へと放り投げた!

 

「なんだと⁈」

「こいつも持っていけ!」

 

臀部のあたりから生えた長い尻尾を使い、鞭のようにしならせスラッシュに打ち付ける。スラッシュは吹き飛び地面に叩きつけられた。

 

「こ、こんなガキに翻弄されているだと⁈」

「これでトドメだ!」

 

ベルトのピッケルレバーを3回弾く!

 

『トン!』

『テン!』

『カン!』

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

右足に力が溜まるのを感じる。その足は巨大なオーラを纏い恐竜の足を連想する三本爪の形へと変化する。

 

「これで決める!でぇあ!」

 

白亜は思い切り地面にを蹴りつけジャンプする!

 

『ヒッサツ!アロトプス!』

『エンシェントエンド!』

 

飛び上がった白亜は空中で体制を整え、渾身の飛び蹴りを放つ!太古から蘇った戦士『仮面ライダー』が放つトドメの一撃がスラッシュに放たれる!

 

「ゼェアァァァァァァァァァ!」

「グオァァァァァ⁈」

 

スラッシュが爆発四散し、取り巻きは全ていなくなっていた。

 

「終わったのか…?ふう…」

 

ドライバーから二つの琥珀を外すと変身が解除され、元の姿へと戻る。手にある琥珀を見てみると中にはそれぞれに小さいトリケラトプスとアロサウルスが入っていた。

 

「確か…ダイノコア…とか言ってたな。ひとまず京香のところに戻るか」

 

…。

 

その日、博物館は閉館となり自宅に戻った。一人暮らしの部屋の布団に白亜は寝転んでいる。ちなみにドライバーはいま白亜が持っている。博物館の職員が「こんなもの置いておきたくない」といい押しつけられたのだ。京香は危ないから捨てろと言うがどうも手放せなかった。

 

「明日…大学で調べてもらうか…」

 

白亜は考えることをやめ眠りについた。

 

…。

 

とあるビルの一室。そこに置かれているモニターには白亜が変身した姿で戦っている姿が映し出されていた。

 

「彼が新しい適合者。石上白亜です」

「ふん…」

 

荒々しい雰囲気を醸し出す男がモニターを見ながら呆れたように笑う。

 

「なんだこりゃ、まるでお遊戯じゃねぇか」

 

男の手元には白亜の持っているものと同じフォッシルドライバーと二つのオレンジ色のダイノコアが置かれていた。

 

「おれが戦いってものを教えてやるよ…ガキ」

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