「せりゃぁぁ!」
「ドリャァァ!」
互いにぶつかり合いクラッシュと白亜はグラウンドまで移動した。
「おどりゃぁぁ!喰らえ!」
クラッシュの腕部に付いていた金槌の部分が光を放つ。その腕を振りかぶり地面にめがけ叩きつけた!
「喰らえぃ!」
地面が大きく揺れ、亀裂が入った!
「うおお⁈何だこれ⁈」
『ハークアーー! 腕の金槌に気をつけてーーー!』
「うるさ⁈京香⁈」
遠くから京香の声が響いてくる。どうやら拡声器を使って呼びかけてくれている様だ、
『いま計測したらーー!その腕、熱量を貯めて相手にぶつける事ができる見たいーー!』
「はぁ?なにそれ⁈」
「ドリャァァ!」
「危な⁈」
クラッシュは再び腕部の金槌に力を貯め始めた。
「だったらあの金槌を壊せば!」
『ダイナスキル!トリケラ!』
肩のトリケラトプスを強化し、クラッシュの金槌へショルダータックルを繰り出す!
『いけーー!白亜!』
ズバババ!
「うわぁ⁈」
「どぐぁ⁈」
どこからともなく放たれた銃弾は白亜ごとクラッシュを撃ち抜いたのだ。その2人の前に現れたのは迷彩柄のズボン、黒のタンクトップを纏った男が恐竜の意匠を象ったライフル銃とトランクを持ち現れた。
「はぁ…ガキのお遊びはその辺にしろ…」
「だ、誰だ…あんた…」
「倉木…倉木三畳(くらきさんじょう)。二等陸佐だ…そして…」
トランクから白亜持つフォッシルドライバーとまったく同じものと青色の二つのダイノコアを取り出す。
「テメェら全員オレが狩ってやる…」
腰にドライバーを装着し二つのダイノコア、サメと首長竜のコアをスロットに装填する。
『メガロドン!』
『エラスモサウルス!』
そして、解析レバーをスライドする!
『解析中…解析中…』
『ニューレコード!』
『トン!』
『テン!』
『カン!』
「ハァ…変身…」
白亜と同じように全身が岩石に覆われ、岩石が弾丸に撃ち抜かれ崩れ去るとそこに右にサメの背びれの様な刃、左には首長竜の首が巻きついており、そして腰からはヒレの様なマントが伸びた青色の戦士が立っていたのだ。
『お待たせしました!深淵に潜みしスナイパー!』
『メガロエラス!』
「改めて名乗らせて貰う。オレは倉木三畳、そして仮面ライダー『ディープ』。よろしくな『ダイナ』」
「だ、ダイナ?」
「お前の名称だよ、察しが悪りぃな…」
「ば、バァカな…もう1人の仮面ライダーだとぉ⁈」
「お前もウルセェ…、こっちも任務なんでな…さっくりと狩らせて貰う…」
ディープの持つライフルから発射される弾丸は正確に弱点を打ち抜く。
「どぐぁ⁈い、いてぇ⁈」
「ダイノエナジーを用いたエネルギー弾だ、効くだろう?ほら」
次に放たれたエネルギー弾は腕部の金槌にヒビを入れた。
「お、おれの腕がぁぁ⁈」
「これでお得意のハンマー攻撃もできまい。こいつで最後だ」
ディープはドライバーからコアを外しライフルに付いているサメの口の部分のスロットに装填する。
『バイト!メガロ!』
ライフルの先端にエネルギーが溜まり巨大なサメの顔のエネルギー弾へと変化する。
「こいつを喰らいな!」
『エンシェントショット!』
放たれたエネルギー弾はクラッシュに食らいつき大きな爆発を起こす!
「グォア⁈これで終わるだとぉ⁈」
ドガーーーーン!
「さよならさん…さて…」
ディープはすぐさま白亜へ銃口を向け引き金を引いた!
スダダダダ!
「ぐぁ⁈」
「次はお前の戦闘レベルを計らせて貰う…」
「なんだと⁈」
「規定以下ならそのドライバーは回収させて貰うぞ…」
「ま、待ってくれ!俺はあんたと戦うつもりは…」
「任務だって言ってんだろ!」
スダダダダ!
次々に放たれるエネルギー弾に為すすべもなく撃たれ続ける白亜は咄嗟に解析レバーをスライドさせた。
『ダイノスキル!アロ!』
肩のアロザウルスを巨大化させ、エネルギー弾を防ぐ形になった。
「やれやれ…」
ディープもドライバーの解析レバーをスライドさせ、スキルを発動させる。
『ダイノスキル!メガロ!』
ディープの肩のサメが巨大化しアロザウルスを一瞬で捕食されてしまった!
「そんな⁈」
「こいつはただのサメじゃねぇ、太古に存在した世界最大のサメだ。あらゆる獲物を一撃で捕食する。スケールが違うんだよ」
つまらないとばかりに深いため息をつき、ディープはピッケルレバーを弾く。
『トン!』
『テン!』
『カン!』
『ヒッサツ!メガロエラス!』
『エンシェントバイト!』
地面から泥の様な水が右足に集まり力を貯め始め、回し蹴りを白亜に放つ。足から放たれるオーラは捕食寸前のサメの様だった。
「クァァァォァァァァァ⁈」
白亜の体が吹き飛び地面に叩くつけられるのと同時に変身が解除された。
「はぁ…赤点だお前」