そんな私の願いを叶えてくれるようです

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お久しぶりです。ゆーろです。
この前学校でふたご座流星群を見たのでそれをモチーフにしました。
作中での指揮官の行動は実際私がとった行動とほとんど同じです。
思いつきで書き始めたのでとても短いですがどうぞお楽しみください。


「如月ちゃんと流星群を見たい」

「今夜21時から全国で流星群が観測できるでしょう。

翌日3時頃に流星群はピークを迎える予定です。」

 

「流星群ねぇ…最近空を眺めることも少なくなってきたな」

 

「しきかん…りゅうせいぐんってなに?」

 

「流れ星が一晩でたくさん降るんだ。すごくきれいだぞ…楽しみだなあ」

 

「しきかん、如月も流れ星見たいな…」

 

「たくさん見えるのは夜遅くだぞ。大丈夫か?」

 

「大丈夫です!……たぶん」

 

「ん〜まぁ大丈夫ならいいかな。みんなには内緒だぞ」

 

「やった!ありがとうございます!」

 

「その代わり夜眠くならないように今のうちにちゃんと寝とけよ?」

 

「わかりました!」

 

午後の麗らかな日が差し込む執務室。

ソファで寝息を立てる彼女を起さないように指揮官は静かに書類を片付けた。

 

 

 

21時。戦術教室のある学術棟の屋上にて。

 

「寒さを舐めてたな」ブルブル

 

そう。彼は冬の夜、それも外で過ごすには寒い格好をしていた。

ヒートテックのインナーに部屋着を着てパーカーをはおり、コートまで出してきた。

手ぶくろとマフラー ー今シーズン初めて使ったー もひっぱり出し寒さ対策は充分だと思っていた。

しかし冬の夜はそれ以上に寒かった。

一方の如月だが、

 

「おふとん持ってきててよかったです…」プルプル

 

冬山に登るときのようなモコモコふわふわした格好をしていた。それでも寒いようだ。

 

「しきかん、もうおふとんひいちゃいましょうか?」

 

「そうだな、もう少しこっちにしよう」

 

断熱材代わりの敷布団を敷き、布団に寝転んだ。空を見上げると満天の星空に流れる光があった。

流星は眩い光を放ち空の向こうへと消えてゆく。

 

「……」

 

一面の瞬く星に圧倒されお互いに声が出なくなった。

訪れた静寂はこの世界に二人しかいないかのように錯覚させた。

 

「きれい…ですね…しきかん、ありがとうございます」

 

静寂を破った如月のその言葉は……指揮官には届かなかった。

指揮官は寝ていた。彼は普段から仕事を早く済ませる上、酒を飲まないので夜寝るのが早いのだ。

 

「しきかん、こんなところで寝たらかぜひきますよ……」

 

「んぁ、ごめん。そろそろ戻ろうか?」

 

「もうすこし見ていたいです…」

 

「そっか、わかった。もうちょっとこのままでいようか」

 

それからふたりは星をみながらいろいろな話をした。

重桜の仲間たちのこと、海外艦のおねえちゃんの話、戦術教室でのできごと。

指揮官が留守の間の執務室など指揮官の知らないことが多かった。

如月はとても嬉しそうに話していた。

 

(ずっと如月と一緒にいるけど俺は如月のことをよく知らないのかもしれないな)

 

しばらくしてふたりは荷物を片付け執務室に戻った。

 

「おやすみ、如月」

「おやすみなさい、しきかん」

 

ふたりはそれぞれの部屋に戻り、指揮官はベッドに入った。

しかし、すぐに寝付くことはできなかった。

 

(今日は如月の新しい一面をしれた気がする…もっと如月のことを知りたいな)

 

窓から差す月明かりが彼の指にはめられた指輪を照らした。

 

 

 

 




前書きで「指揮官の行動と私の実際の行動はほとんど同じです」って書いたけど実際は布団持って行かなかったな。マフラーも手袋もしてなかったし、ブルーシートに直接寝袋で寝転んでた。まあ案の定風邪引きました。くっそ寒かったわ。あとは観測記録取るのに手一杯であんまりじっくり星を眺められなかったのがすこし心残りかな。以上謎の状況説明でした。次作も楽しみに待っててくれると嬉しいです!

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