美少女たちと飛蝗~バッタ人間でなにが悪い!~   作:たまごサンドDX

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戦闘BGM DEEP BREATH

今回戦闘だけなので短いです。




第14話 紫炎は全てを焼き尽くし、愛する者を守らん……

 諏訪子は目の前の光景に絶望していた。

 自分よりも強いはずの飛鳥が地に這いつくばっているのだ。

 

「う、噓でしょ……」

 

 エルロードと呼ばれた奴らは三対一とはいえ、いとも簡単に飛鳥を倒してしまった。

 神奈子も先の戦闘を見て、自分では奴らには敵わない、無理だと感じたのだろう。現に神奈子の膝は、今の神奈子の状態を嘲笑うかのように震えていた。

 そこには諏訪子と激闘を繰り広げていた神の姿はなかった。

 

「クソッ!」

 

「飛鳥…………」

 

 そして風のエルが憐憫のカマサで攻撃をしようとした時であった。

 

 

 

 

 

 水のエルの足元から紫の火柱が立った。

 

 

 

 

 

「クッ、何が起きている!?」

 

 紫の火柱は高く燃え上がり、空にあった雲を貫いた。

 水のエルはすぐに飛鳥から足を退かそうとしたが、その足を何者かに掴まれる。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」

 

 負の塊と言っていいだろう。それは神の使いを滅ぼすべく覚醒した。

 紫の炎を纏ったそれは水のエルの足を掴みながら立ち上がると、風のエルへと水のエルを投げつけた。

 

「グッ……!」

 

 投げつけられた水のエルを受け止めるために、風のエルは構えを解くがそれが間違いだった。

 炎を纏った何かは構えを解いた風のエルの背後に回り込むと、風のエルの頭部にラリアットを放ち、バランスを崩したところで腹部に横蹴りをし吹き飛ばす。そして投げた水のエルには踵落としをし地面へと叩きつけた。

 

「ガハァッ!」

 

 地面に叩きつけられ仰向けになった水のエルのマウントを取ると、顔面を何度も殴り続けた。

 

「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛‼」

 

 狂戦士は殴るのをやめると。ボロボロになった水のエルの頭部を鷲掴みし、荒々しく何度も地面に叩きつけた。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ‼」

 

 一方的に攻撃されている水のエルは抵抗することさえできなくなっていた。

 炎を纏った何かは急に立ち上がり水のエルの顔の上に足を上げた。その瞬間、足に紫の炎が纏われた。

 

「アァァァギィィィトォォォォォォォォォ!!!!」

 

 叫ぶ水のエルを無視し頭部を踏み抜くと爆発した。

 そして紫の炎の中からそれは姿を現した。

 黄金の複眼に全身は基本的に紫に変わっており、胴体部分や肩などはシルバーでヒビ割れのようになっている。

 

「飛鳥、なの……?」

 

 諏訪子の声に反応するかのように顔をあげる狂戦士。そして獲物を狙うように風のエルを見ると

 

「お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛‼」

 

 雄叫びをあげながら風のエル目掛けて走り出した。

 風のエルが憐憫のカマサで攻撃するが、狂戦士はまるで痛みを感じていないかのように、攻撃をもろともせず突っ込んでいった。

 それに驚いた風のエルは突風を起こし近づけないようにしようとしたが、その前に狂戦士が風のエルの首を右手で掴み宙へと持ち上げる。

 

「う゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛…………」

 

「き、さまッ!」

 

 首を掴まれ宙へと持ち上げられた風のエルは狂戦士に攻撃をするがびくともしない。

 狂戦士はソッと空いていた左手で首を掴むと

 

「ぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛‼」

 

 首を掴んでいる両手に思いっきり力を込め始めた。

 

「ぐぅ、あが、がぁぁ……!」

 

 風のエルは何とか抜け出そうとするも

 

「……フンッ!」

 

 首を折られた。

 骨の砕ける音が辺りに響く。

 恐らく死んでいるであろう風のエルの頭部と足を掴み、左右に引っ張る狂戦士。

 そして風のエルの肉体が耐えられるダメージの臨界に達した時、風のエルの肉体は左右に裂け、爆発した。

 

「ハァァッ!」

 

 地のエルが敬虔のカンダを狂戦士の腹部に突き刺し、至近距離で灼熱の熱砂を浴びせた、が熱砂の中から腕が出てきて敬虔のカンダを持っている地のエルの腕を掴んできた

 

「―――なっ!?」

 

 地のエルが熱砂を浴びせるのをやめると、顔に目掛け拳が飛んできた。

 

「がぁッ!」

 

 地のエルは拳の威力で吹き飛ばされそうになるも、腕を掴まれているため吹き飛ばされない。どう足掻いても逃げられない状況だった。

 そうこうしているうちに次の拳が飛んでくる。

 地のエルは空いていた左手で拳を受け止め、狂戦士の腹部に蹴りを放つ。蹴りの反動をうまく使い、掴んでいた腕を払い敬虔のカンダを引き抜くといったん距離を取った。

 

「貴様は…いったい何者だ……?その力は確かにアギトのモノだ。だが、なんだ!いったい何なのだ!?貴様は!!?」

 

「…………」

 

 狂戦士は沈黙を守りながら、一歩ずつゆっくり地のエルに近づいていく。狂戦士の体表ではプロミネンスが起きていたが、本来では紅炎のはずが紫炎に変わっていた。

 地のエルは狂戦士に勝てる気がしなかった。目の前にいる存在はアギトのはずなのに月や太陽、風、大地、世界そのものが狂戦士に力を貸しているようにしか思えないのだ。

 

「認めん……認めんぞ!アギトごときがあの方と同等など!」

 

 冷静さを失った地のエルは狂戦士目掛け走り出し敬虔のカンダを振りかざしたが、狂戦士はいとも簡単に受け止め、掴んだ敬虔のカンダを破壊し

 

「ハァァァァ……」

 

 握り拳を作り力を込める。すると拳が紫炎が纏う。そしてそれを

 

「ハァッ!」

 

 地のエルの腹部に放った。拳は地のエルの腹部を貫き、紫炎が地のエルの体を突き抜ける。

 

「ゴフッ……!」

 

 狂戦士は地のエルから腕を引き抜くと突き飛ばした。

 地のエルはふらつきながらも立っていた。

 

「ア、 ア……アギ、アギト…………」

 

 地のエルが伸ばした腕の先では狂戦士が構えを取り、地面にアギトの紋章を発生させ紋章の周りからは紫炎が噴き出していた。

 狂戦士は高く跳ぶと地のエルに目掛け紫炎を纏ったアサルトキックを放った。

 キックが直撃した地のエルは頭上に光輪を発生させ、倒れると爆散した。

 

「やった……やったよ!飛鳥が勝った‼」

 

「あ、ああ……」

 

 諏訪子は喜びながら狂戦士に近づいた。

 

「飛鳥!」

 

 愛しき人の名前を呼び、抱き着こうとすると

 

「う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!」

 

 狂戦士は諏訪子に拳を放った。

 

「危ない!」

 

 神奈子が諏訪子を抱え避けたこと直撃は避けたが、拳は地面にめり込み、地面にヒビが入った。

 

「アンタ、コイツの仲間だろ!」

 

 神奈子の言葉を無視し攻撃する狂戦士。

 

「やめてよ……もうやめてよ!」

 

 諏訪子が叫びながら狂戦士の足にしがみつくが、首を掴まれ持ち上げられてしまう。

 

「う、あが、あ、飛鳥……」

 

「この、バカ野郎が‼」

 

 諏訪子を助けようとするも、エルロードたちをいとも簡単に倒したのだ。神奈子の攻撃ではダメージを与えることもできない。

 狂戦士が諏訪子の首を掴んでいる手に力を込めようとすると

 

「飛鳥……私、飛鳥のこと信じてるよ……?だから帰ろうよ。ね?詩織がいて飛鳥がいて、みんながいるいつもの日常に…………」

 

 諏訪子の瞳から頬を伝って落ちた涙が狂戦士の手に当たると

 

「す…わ…こ……?」

 

 狂戦士は諏訪子の名を呼んだ。そして諏訪子の首を掴んでいた手を離すと、頭を抱え苦しみだした。

 

「俺、は……!」

 

 苦しむ狂戦士に近づき手を取る諏訪子。

 

「もう、いいんだよ……」

 

 その言葉を聞くと狂戦士の変身は解け、皇神飛鳥に戻った。

 

「諏訪子、ありがとう……」

 

 そう言うと飛鳥は倒れ気を失った。

 

 

 

 




ということで登場したのは、アナザーアギト バーニングフォームでした。

作者はHERO SAGAやS.I.Cとか大好きでして、でも話の内容は分かってないんですけど……ちゃんと本買おうかな……
S.I.Cで持ってるのはウィザード フレイムスタイルとリュウガ サバイブだけでS.Hはシンさん一人だけですね。

実はミラージュアギトとかも出そうかなと思っています。

ショッカーオーズとか商品化しないかなぁ……

知らない人や見たことない人は検索してみるといいです。メチャクチャカッコいいですから(≧▽≦)

最後の攻撃のパンチはバーニングライダーパンチをイメージしてください。
キックのほうは完全オリジナルです。

あと今年は投稿?更新?まぁ、どっちでもいいですが。あまりできません。
理由は作者が今年忙しいからです。でもたまに投稿します。

こんな感じですがよかったらこれから読んでください。

誤字脱字やおかしな日本語がありましたら感想か誤字報告にてお願いします。

次回!「訪れる平和な日常、バレる詩織との夜の営み!?」

で会いましょう

次回もよろしくお願いします。

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