美少女たちと飛蝗~バッタ人間でなにが悪い!~ 作:たまごサンドDX
色々と忙しかったため遅くなってしまいました。申し訳ありません<(_ _)>
タイトルを少し変更しました。内容的に物量という程の多さではなかったので(;・∀・)
では今回も彼、いや今回は『彼ら』の活躍をご覧ください……
※今回の話はグロ表現があるので注意してください
「…………チッ‼」
これで何回目の舌打ちだろうか。
机を人差し指で何回も叩いていて落ち着きがないし、イライラしているのが見ただけでわかる。
「永琳、少しは落ち着いたら?」
「落ち着いたら……ですって?落ち着けるわけないでしょ!?なんで飛鳥が私専属の護衛じゃダメなのよ!!!!」
そう、俺は無事に軍へと入隊できたのだがご覧のとおり、永琳が軍の上層部に俺を護衛にしたいというと拒否されたのだ。永琳それなりの権力持っているはずなのだがな?
だが軍の気持ちもわからなくもない。
「しょうがないだろ。永琳の紹介とはいえ、急に現れてさらには正体不明の力を使うときたもんだ。そんな奴、この都市の頭脳とも言える永琳のそばに置いとくわけにはいかないだろ。殺されたらとんでもないからな……」
「飛鳥はそんなことしないわよ!」
「俺は永琳がわかってくれていればそれでいいよ」
永琳だけでも俺のことをわかってくれていれば、それでいいんだ。どうせ他の奴らには到底理解できないことなんだから。
「飛鳥………チッ‼私がいなければ何も出来なかった低能なクソどもが………」
ちょ、ちょっと!?口悪くなりすぎじゃないか!!?
「別に悪くなんかなってないわよ♪」
え、俺の考えてることなんでわかるの!?怖いよ!
「あら、飛鳥の考えてることぐらいわかって当然じゃない。だって飛鳥のことを一番理解しているのは私なんだから……」
「そ、そっすか……」
いや、それだと俺がものすごく困るんだけど!
「とりあえず、俺は初任務に逝ってくるから」
「飛鳥、逝ってくるじゃないでしょ……それに飛鳥は簡単に逝けないわよ。変身しなくても身体能力も再生能力も高いんだから」
「そうでしたー」
色々と人間やめてるせいで簡単には死ねないのよね。まぁ、改造人間でなくても不老不死なんで死ぬことはないでしょう。
「んじゃ、ホントに行ってくるから」
「…………無事に帰ってきて」
「わかってるよ」
――――――――――――
「これより都市周辺のパトロールを開始する」
そんなん都市の技術力があれば、ドローンや監視カメラぐらい作れるだろうに。なんで人が足を使って見回らなければならないんですかねぇ。
「おい、新人!」
ん?俺の方を見てるってこと俺のこと?
「お前だ、お前。もし妙な行動をとってみろ。その場で殺すからな」
「はーい、わっかりました~」
「き、貴様ぁ‼」
ちなみに俺にキレそうになっているのは部隊長様だと、いやあれはキレているのか……名前?知らんがな。見た目は人間というよりゴリラだな。いや、ゴリラに申し訳ないか。
「隊長!あのような者に時間を使う必要はありません!」
「……うむ、そうだな」
おうおう、部下になだめられるとは頭の中で筋肉でできてんのかなぁ~ハハハッ!
「では二人一組になれ!」
はぁ?テメェは俺にボッチになれと言ってやがるのか?あのテストのせいで第一印象が最悪なんだぞ。そんな俺に近づくようなもの好きは―――
「あ、あのッ!!!!」
………い、いたぁッ!?
それも女の子ときたもんだ。いやぁ、お兄さん驚きだよ……お兄さんという程の歳でもないか。
「……なに?」
やべえ、女の子と話すことなんて滅多になかったから、どう反応すればいいかわからん。え、永琳?永琳は、なんというか特別だからさ……
――――――――――――
その頃、永琳はというと……
「ムッ!今、飛鳥が私のことを考えた‼ウフフッ♪仕事中でも私のことを考えてるなんて……もうッ!飛鳥ったら~♪」
手元を見ず、妄想に耽りながらものすごいスピードで資料を処理していた。
それを見た者たちは
「なっ!いつもの倍のスピードだと!?や、八意様はどうしたのだろう……」
驚愕していたらしい。
――――――――――――
「えーっと、どうかされましたか?」
「……なんでもない」
今、ものすごい悪寒がした。永琳のせいか?
「で、なんのようだ?」
少女は頬を赤らめもじもじしている。
恥ずかしいのか?それなら俺なんかより知り合いとかのほうが
「もしかして、一人ですか!」
うっ!痛いところをついてきやがった。傷口に塩を塗ったうえに、その傷口を抉ってきた……もうヤダ………
「そうだが、それがどうかしたのか?」
「私とペアを組んでくれませんか!」
やっ、やった!これでボッチ卒業だ‼さらに可愛い女の子ときたもんだ。喜ばずにはいられないのだが、気になることが
「知り合いはいないのか?」
俺がそう聞くと少女は暗い顔をし俯いた。
あれ?もしかして地雷踏んだ?ねぇ、踏んじゃったの??誰か答えてよ‼
「あの私、知り合いがいなくて、それであなたを見つけたから……ご迷惑でしたか?そうでしたらごめんなさい……」
あ~あ、やっちゃったよ。見事に踏み抜いちゃったよ。どうすんだよこの空気、周りが結構わいわいやってんのに、ここだけお通夜見みたいになってるよ。
「いや、迷惑じゃない。君みたいな可愛い子に声を掛けられてうれしいよ。俺なんかでよければ」
あれ?何とかこの空気を終わらせたくて夢中になってたけど、俺なんか声に出しちゃいけないようなことを言ってたような。
「そ、そんな!?わ、わわ!私が可愛いだなんて‼」
やっぱりだよ‼俺なんてことを口走ってんだよ!?たとえ心の中で思ってたとしても、本人を目の前にして言うことではないだろ!とりあえず、またどうにかしないと
「い、いやさっきのは言葉のあやというか―――ッ!!?」
ええぇぇぇぇっ!?まじかよ!
「うぅっ、ぐずっ……ひっく、そうですよね。私なんか可愛くないですよね………」
またやっちまったよ!この子、感情表現豊かだけど、メンタル豆腐だし情緒不安定すぎますよ‼
「う~、ぐずっ……ずずぅッ!」
鼻水まで垂らしちゃってる!?ちょっと待って!女の子の泣く顔は可愛いけど、流石にそこまで泣かれると……ていうかこのこと周りにばれたらまずいんじゃ…………は、早く泣き止ませないと‼
「悪い、つい恥ずかしくて嘘を言ってしまった」
「噓、ですか……?」
「ああ、噓だ。君はとても可愛いよ」
「で、でも……」
俺は少女の手を取り、瞳を見つめる。
「大丈夫、誰が何と言おうと君は可愛い。俺が保証する」
俺が保証したからなんだって話だが、それにさっきからなんで俺はカッコつけた喋り方してるんだろう?
「ありがとうございます!」
「ああ」
とりあえず泣き止んでくれたからいいか。
「私、月野雫です!よろしくお願いします!」
そろそろ喋り方を元に戻すかな。
「俺は皇神飛鳥。よろしく、月野さん」
「雫でいいです!」
「じゃあ、俺も飛鳥でいいし敬語じゃなくてもいいぞ」
「えっと、じゃあ……飛鳥君って呼んでもいい?」
「いいよ、雫」
「ありがとう、飛鳥君!あと私も敬語じゃなくていいよ」
自己紹介をしてみてわかった。この子、めっちゃいい子!
「飛鳥君」
「なんだ、雫?」
「なんでさっきと喋り方違うのかな?」
また痛いところをダイレクトアタックされています。ダレカタスケテー!
「…………」
「もしかして、聞いたら不味かったかな?」
「いや、そんなことない……俺さ、テストのせいで印象最悪だろ。だからそんな俺に近づいてきた雫がちょっと怪しかったっていうか……」
はい、違います。女の子との話し方がわからないうえにコミュ障なのでおかしくなっていただけです。嘘をついてごめんなさい。
「そっか……私が飛鳥君とペアになろうと思ったのは、飛鳥君が一人だったからじゃないよ」
「えっ!?」
初耳なんですが。
「あっ、もちろんペア組んでなければいいなぁとは思っていたけど。私も一人だったから……初めて飛鳥君を見たとき、カッコいいと思ったんだ」
「なんで?」
だってまるで、『ヒーロー』みたいだったから……
雫のその言葉を聞いた瞬間、俺はとてつもない吐き気と嫌悪感を感じた。
「俺が……ヒーロー?」
「うん!だってあんな大人数を相手に圧勝したうえに、誰かを守ることだなんてヒーローとしか言いようがないよ」
違う、違うんだ。俺はそんな立派な人間なんかじゃない。ただの自己満足、そしてこのライダーの力を使うための言い訳をしているに過ぎないんだ。
「俺は、ヒーローなんかじゃない……」
「え、そんなことないよ。だって「もうやめてくれ!!!!」あ、飛鳥君?」
俺は思わず叫んでしまった。耐えられなかった、あの人たちと比べられているようで……悪と戦うために己を犠牲にしながら戦う、本当の仮面ライダーたちと……覚悟は決めたはずだった。だけどやっぱり俺なんかじゃあの人たちには届かないんだ。絶対、永遠に………
「叫んで悪い。だけど俺は、少なくとも俺自身は自分のことをただの人だと思ってるから……」
また嘘をついた。
自分が化け物だとわかっていながら、ただの人だと?フフッ、おかしすぎるだろ。
「わかった。ゴメンね、余計なこと言って」
「いや、俺の方こそ悪かった」
――――――――――――
その後、パトロール範囲を伝えられた俺たちはパトロールを開始していた。
パトロール区域には穢れというものがないらしいが、極稀に妖怪などが都市に近づくんだと。でも極稀ってことはこんなパトロールでもしないと、住民に仕事をしないただの役立たずの集団だと思われるからだろう。
「ホント、平和だな」
「まぁ、妖怪が都市周辺に出ることなんてめったにないから」
他愛ない会話をしながら、パトロールをしていると
「おい、楽しそうだな。俺たちも混ぜてくれよ、新人」
部隊の中にいたであるやつらが6人現れた。
「なんのようだよ?ここはあんたたちのパトロール範囲ではないだろ」
「そうです、なぜここにこんな大人数でいられるのですか?」
雫、相手が先輩から敬語使ってるんだな。いや、当たり前か。
「なに、そこの新人に用があるだけだ」
一人が俺に向かって指をさす。
そして3人ほどが近づいてくるが
「なにをしている?」
雫が俺の前に出て、手を広げ近づくのを邪魔していた。
「今はパトロールという任務を遂行するのが優先ではないでしょうか?それなのにこんなことを」
「チッ、新人の分際でごちゃごちゃうるさいんだよ!」
男は拳を振り上げ、雫の頬を殴った。
「雫ッ‼」
倒れた雫は俺を見て微笑む。
「私は大丈夫、だから……」
口の中が切れたのか、血が口の端から出ていた。
俺は雫に近づこうとしたが、それよりも先に男たちは不気味な笑みを浮かべ雫に近づいていた。
「へぇ、結構可愛いじゃねえか」
「どうする、ここでヤっちまうか?」
「お、いいな!見た感じ初めてそうだし」
男たちの話を聞き、雫は顔を蒼白にした。
「んじゃ、さっそく……」
男が雫に手を伸ばそうとしたがそれを
「汚ねえ手で触ろうとしてんじゃねえよ……」
俺は掴んでいた。
徐々に掴んでいる手の力が強くなっていき、そして嫌な音がした。
「?折れ、折れた!?あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛‼」
男の断末魔が響くのと同時に手を離す。
「テメェ、よくも「……黙れ」あぁ!?」
「その汚い口で汚い声で話すんじゃねえよ」
痛みが多少引いたのか男は俺を睨んでいた
「そうだ、俺たちの目的はお前だ。まずはお前を殺して、そこの女をお楽しみといかせてもらおうか」
「もういい。跡形もなく殺してやる」
女の子に守られて、さらにその子を守れないだと?ふざけるな。俺の力は何のためにある。俺に寄り添ってくれた女の子一人守れずに、なにが仮面ライダーだ。
「俺たちに殺されるがいいさ」
「俺たち、だと?」
俺の発言に疑問を持つのも当たり前だろう。俺の周りの味方は雫だけなんだから……だけど、俺がこれからなる姿は、『俺』ではなく『俺たち』だ。
俺の周囲に突風が起こり、俺の身を包むと姿が変わった。
見た目はほぼ1号、2号と同じだが性能は劣化しており、単体ではそこまでの戦闘能力はない……単体ではな……
「あの時と同じ姿」
「同じ?全然違うぞ。性能は低いが、俺たちはこれからお前たちに本当の暴力を教えてやるよ」
俺の言葉を聞いたかのように、茂みの奥から残り5人が姿を現す。ちなみに俺は黄色のマフラーで手袋とブーツも黄色だ。
「ど、どういうことだ。アイツは一人じゃなかったのか!?」
「安心しろ。今だけは俺たちだ」
本来のショッカーライダーは連携が下手だが、俺たちは違う。全員が考えてることがわかるため、連携は完璧だ。
「いくぞ……ッ!」
俺は指先からロケット弾を発射すると、男たちはバラバラになり仲間との距離が遠くなる。
そこに№2が雫に当たらない風向きに毒煙を発生させる。
「オエッ、なんだこの煙は!?」
「うっ!く、苦しい……」
5人は煙から離れたが一人は大量に煙を吸ってしまい、口から泡を吹き目や耳から血を出しながら死んだ。
「う、嘘だろ?い、嫌だ。俺は死にたくないッ‼」
逃げようとした男の行く先に№4が地割れを起こし、地面にはめる。
「な、なんだよこれは!?出せ!出せよ‼」
身動きの取れない男に№6が口から溶解液を噴射しドロドロに溶かす。
残りを№5が放電で感電死させ、№3が爆雷で男二人を木っ端微塵にし肉片にした。
「き、聞いてねぇ……こんなの聞いてねぇよ‼と、とりあえずここから離れ―――ガッ!」
俺は逃げようとした男の首を掴み、持ち上げる。
「どこに行く?」
男の顔はすでに涙や鼻水でぐちゃぐちゃだった。
「た、頼む!見逃してくれ!」
「……お前の知っていることをすべて言え」
俺が今知りたいのはこいつらに誰が命令したのか。まぁ、予想はできているが。
「わ、わかった。俺たちに今回のことを頼んできたのは、部隊長なんだ!」
やっぱりそうだったか。
「ほかには……」
「し、知らねぇ……ホントだ、ホントなんだって!」
「そうか……」
「じゃ、じゃあ!」
男は助かると思ったのか、顔を明るくした。だが……
「お前は用済みだ……死ね」
「………えっ?」
俺は掴んでいる手と逆の手で男を殴り飛ばした。
「グボォッ!な、なんで!!?」
なにが起きたか理解できていないようだ。だが俺はお前に約束したか?
「なぁ、俺がいつお前を逃がすって言ったよ」
「だって知ってることを話せば―――」
「俺は知ってることをすべて言えとは言ったが、逃がすなんて一言も言ってない。お前が勝手にベラベラと喋っただけだろ?」
俺の言葉を聞いた男は逃げようとしたが
「№6、やれ」
俺の言葉を聞いた№6は男の両足に向かって、溶解液を噴射した。
男の足は骨も残さず溶けた。
「―――――――ッッ!!!!」
あまりの激痛に声が出ないようだがこれで終わりのはずがない。
俺は男の溶けた足に火炎放射を吐き、無理やり傷口をふさぐ。さらにそこに№5が放電をする。
「…………」
男の心臓は活動を停止するが、№5が男の心臓辺りに放電し無理やり蘇生する。
「――――――――ッハ‼」
起きたところすまないが、№4が地割れを起こし男の下半身だけを埋める。
「嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!もうやめてくれ‼」
泣き叫ぶが関係ない。
俺は左足に仕込まれたとげを抜き、小型の槍にする。
「まずは左目」
俺は容赦なく、男の左目に突き刺し目玉を抉り出す。
「い゛だい゛!痛い痛い痛い!!!!」
抉り出した目玉を踏み潰し、右目も左目同様に目玉を抉り出し踏み潰す。
「…………」
再び生命活動を停止するが、№5に放電してもらい無理やり生き返させる。
「…………」
男は生き返ったが、もう死んでいるも同然だった。
「……終わりだ」
俺は男を火炎放射で燃やし完全に殺した。
俺は雫を見る。
見た感じケガは平気そうだが、さっきの戦闘を見た雫は俺をどう思っているだろうか?
俺は顔を上に向け、空を見て一言
「あーあ、また永琳に迷惑かけちゃうな。どうしよ……」
そう言い、今後について考えた。
はい、ということで今回はショッカーライダーでした。
ちゃんと戦闘シーンを書けているか心配です。できるだけ未使用の能力を出せるように頑張りましたが……
それとオリキャラの月野雫(つきのしずく)の登場です。彼女は飛鳥のガールフレンド兼同僚といった感じです。永琳とよりイチャイチャしているところを見ると、彼女がメインヒロインみたいに見えてしまいますが(^_^;)
そしてついに、永琳が完全にキャラ崩壊しました。永琳推しの方、(こんなの永琳じゃない!!!!)と思うでしょうが許してください。この小説の永琳はこの先ずっとこんな感じです。
飛鳥の口調が安定しないなーとこの頃思います。
いつも通り、誤字脱字やおかしな日本語がありましたら感想か誤字報告にてお願いします。
次回!バッタ人間の日常!密着24時‼
次回もよろしくお願いします。