問題児達は異世界から来るそうですよ?~ショタは問題児に入りますか?~    作:+無音+

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ルイオスのギフトゲーム、ついに開幕!
さてさて、七はいったいどうなるのか!?

では、どうぞ!!


第十三話

 

 

 

 

ギフトゲーム名“FAIRYTALE in PERSEUS”

 

 ・プレイヤー一覧 逆廻十六夜

          久遠 飛鳥

          春日部 耀

          七  

          

 ・“ノーネーム”ゲームマスター ジン=ラッセル

 ・“ペルセウス”ゲームマスター ルイオス=ペルセウス

 

 ・クリア条件 ホスト側のゲームマスターを打倒

 ・敗北条件 プレイヤー側のゲームマスターによる降伏

       プレイヤー側のゲームマスターの失格

       プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなった場合

 

 ・舞台詳細・ルール

  *ホスト側のゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない

  *ホスト側の参加者は最奥に入ってはいけない

  *プレイヤー達はホスト側の(ゲームマスターを除く)人間に姿を見られてはいけない

  *姿を見られたプレイヤー達は失格となり、ゲームマスターへの挑戦資格を失う

  *失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行する事ができる

 

 宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します

     “ペルセウス”印

 

 

 

 

「姿を見られれば失格、か。つまりペルセウスを暗殺しろってことか?」

 

契約書類に書かれた内容を読んだ十六夜は頷きながらそう呟く。

 

 

 

現在、ルイオスに十六夜と七が持ってきた挑戦権であるギフトを文字通り、叩き付けギフトゲームを開始した所だった。

昨夜、十六夜と七が挑戦権のギフトを持って帰ったのが夜中だった。夜中にもかかわらず、飛鳥、春日部、黒ウサギ共々心配して待っていてくれていた。

なんでも七が心配だったそうだ。聞き捨てならないといった感じの十六夜は俺の心配はどうしたというが、

 

――別に大丈夫でしょ?

 

それを聞いた十六夜は、苦笑いしか出なかったという。

しばらく帰ってこなかった二人を説教をした後に七に何かいった黒ウサギだが周りには聞こえず内容はわからない。

だが、七が笑顔だったことから七にとっては嬉しいことだったことは誰もが理解できた。

会話が終わったと同時に、黒ウサギの前に黒い影が通り過ぎたのが見えた。

一体何なのだろうか、と考える前に目の前にいたはずの七が消えたことに気が付くと同時に七の困った声が聞こえてきた。

 

「七?私、とっても心配してたんだよ?行くなら私に一言言ってくれればついていったのに」

 

「く、くるしぃ」

 

「今度はちゃんと言ってね、そうじゃないと七ニウムがげふんげふんっ、じゃなくて心配するからね」

 

その光景を見た黒ウサギは、乾いた笑いしかでなかった。

心配していたのは黒ウサギだけではなく飛鳥も、耀も同じだった。止めることなんてできないだろう。

だが、それ行動が普通......ならの話。

 

「だから、罰として今日は私と一緒にベットでがっt」

 

「何言っておりますか!?この御馬鹿様!!」

 

スパァアアンッとハリセンが耀の頭に炸裂した。

危うく、一人の幼い少年の純潔が失われそうになったのを防いだ黒ウサギはすぐさま七を耀の手から取り戻す。

 

「馬鹿なのですか!?馬鹿ですか!?馬鹿でしょう!!?一体に何を言って」

 

「何って、ナニだよ黒ウサギ」

 

「だまらっしゃい!!」

 

もう一度、ハリセンが耀の頭に炸裂したのは言うまでも無い。

そんな、出来事があったが七は元気にしています丸

そして、今にいたる。勿論、七は一人で寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、十六夜の呟きにジンが答える。

 

「それならルイオスは伝説に倣って睡眠中だということになりますよ。流石にそこまでは甘くはないと思いますが」

 

今回のギフトゲームは、ギリシャ神話に出てくるペルセウスの伝説を一部倣ったものだ。

宮殿の最奥まで主催者側に気づかれず到達しなければ、戦うまでも無く失格となりこのゲームはノーネームの敗北となる。

そこで十六夜の提案で、四つの役割に分担することになった。

リーダーであるジンと一緒にゲームマスターを倒す役。

見えない敵を感知して撃退する役。

失格承知で囮と露払いをする役。

この三つの役割を決め、さっそく宮殿の中へ入ろうとした。

 

「さて、さっそく始めるとしようけどこの門ってどう開けるのかしら」

 

「押して開けるのではないでしょうか?」

 

飛鳥と黒ウサギがそう言う。

それを聞いた十六夜はヤハハと笑いながら話題となっている門の前へと進んでいく。

 

「お嬢様、黒ウサギ。こう言うのはな―――こうやって開けるんだよッ!!」

 

轟音と共に白亜の宮殿を蹴り破っていく十六夜であった。

 

「ちょっ!行き成り門を蹴り破るのはどうかと」

 

「反省も後悔もしていない、最初は思いっきりがいいっしょ♪」

 

「この御馬鹿様が!!!」

 

スパァアンッとハリセンが一閃。昨夜に続き黒ウサギのハリセンは今日も良い音がなる。

 

 

 

 

 

□□□

 

 

 

 

 

十六夜によって蹴り破られた白亜の宮殿の門の更に奥。

七は十六夜とジン、春日部と共にルイオスが待つ宮殿の最奥へと向かっている。

ジンと行動するのが、主力である十六夜と見えない敵を感知し撃退する春日部。

飛鳥は囮として行動、門の近くでペルセウス兵をギフトを使い、水樹の苗を使って足止めをすることに。

黒ウサギは審判として参加するため今回は加入できない。

そして、七はもしもの時、敵から身を隠す役としてジンたちと行動している。あのギフトを使えば相手に居場所を突き止められづらいと思ったからだそうだ。

 

今回のギフトゲームで厄介で脅威になるのが、ルイオスが所持している隷属にした元魔王。

箱庭の星々、ペルセウス、そしてルイオスの首に付いているチョーカー。

この三つでルイオスが隷属させた元魔王を所持していることを確信した十六夜。

それを聞いた黒ウサギは素直に驚いていた。十六夜は意外に知能派なのだそうだ。

だが、宮殿の最奥に辿り着かなければ話にならない。

 

そんな全神経を張り巡らせて警戒するほどの状況で、春日部は七を抱っこしていたのだ。

それを見た十六夜は、流石にこの状況なのでやめさせ周りを警戒させた。

その時の春日部の顔はこの世の終わりだというかのような絶望した顔だった。

 

「人が来る。皆隠れて」

 

そんな顔から打って変わり、緊張した声音で警告する春日部耀。

姿が見えないといえども、物音や匂いまでは消せない。

そのため、

 

「な、がっ!?」

 

このように見えない敵に奇襲を仕掛けることができる。

耀の高性能の五感は今回のギフトゲームには有利だ。

奇襲を食らった騎士は一撃で失神した。前のめりに倒れこんだ騎士から兜が落ちる。すると虚空から騎士の姿が現れた。その様子を見て耀は察する。

 

「この兜が不可視のギフトで間違いなさそう」

 

「ホレ、御チビ。お前が被っとけ」

 

「わっ」

 

十六夜が兜を拾い上げてジンの頭にのせる。ジンの姿は瞬く間に色を無くして姿を隠す。

ノーネーム側のゲームマスターであるジンが見つかれば、その場で敗北が決定する。ますは彼の安全を確保するのが最優先だ。

春日部は姿の消えたジンを確認して二度三度と頷く。

 

「やっぱり不可視のギフトがゲーム攻略の鍵となってる。どんなに気を付けたところで姿を見られる可能性は排除できないもの。最奥に続く階段に数人も護衛をつければ、どうやってもクリアは出来ない」

 

「連中が不可視のギフトを使っているのを限定しているのは、安易に奪われないためだろうな。......なら最低でもあと一つ、贅沢を言えば二つ欲しいところだが......」

 

珍しく言い淀む十六夜。確実に最奥に進む必要があるのはジン・十六夜の二人。

耀と七を入れて三つ、四つあれば文句ないが、欲をかいて仕損じることもある。

 

「おい、御チビ。作戦変更だ。俺と春日部、七で透明になっている奴を叩く。ギフトを渡せ」

 

「は、はい」

 

ジンが十六夜に手渡す。兜を着ける前にあることに気が付く。

 

「......おい、七はどうした」

 

「「え」」

 

七がいないことに気が付き二人同時に声をあげる。

周りを見てもどこにも見当たらない。柱の陰や、空き箱の中にも居ない。つまり......

 

「あの白チビ......迷子かよ」

 

呻くように言う十六夜。こんなことならあのままにさせておけばよかったと後悔したのであった。

 

どうやら、七は迷子になったそうです。

 

 

 

 

 

 

□□□

 

 

 

 

 

 

「十六夜、ジン、耀......何処いったのぉ」

 

白夜叉から貰った服のの端を握りしめ、瞳に涙を溜めてとてとてと歩いていく七は十六夜たちを探し最奥とは別方向へ向かっている

途中まで春日部によって無理やり抱っこされていた七だが下ろされた後、いつの間にか前にいたはずの三人の姿はなく、宮殿の中を彷徨っていた。

このままでは騎士たちに見つかってしまう恐れがあるが十六夜たちのほうへ向かっているためにこちら側には誰も居ないためまだ見つかっていなかった。

 

「...こっちかな?」

 

遠くから大きな音が聞こえ、その音の場所へと向かう七。

その場所は、確かに十六夜たちがいる場所だが既に最奥まで辿りつき、戦っている音であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




春日部(変態)と一緒に組ませましたが何か?
どれくらいかは聞いてないから嘘はいってないよ!

まあ、その代わりに迷子になり、完全にルイオス本人との戦いは出遅れましたが......


さてさて、次回はついにルイオス本人と対決か!?
こちらが次回予告!



見下した表情をするルイオス。その首に付いている装飾を掲げ、叫ぶ。

「目覚めろ――――“アルゴールの魔王”!!」


アルゴールの両腕を受け止める十六夜。その顔に獰猛な笑みを浮かべる。

「ハッ、いいぜいいぜいいなオイ!!いい感じに盛り上がってきたぞ!」


追い付いた七は静かに空を飛ぶルイオスを見つめる。

「翼がもげればただのゴミなのかな?次はどこがいい?」


地へ引きづり落とされたルイオス。その顔は涙と血で汚しながら泣き叫ぶ。

「やめろっやめてくれ!!俺が悪かった、許してくれ......!」


一体七に何が?!

十四話 堕ちた英雄


「また、予告?」
「ええやろ?」
「はいはい、予告詐欺ですねわかりますっ」
「何を言ってるの?ルイルイは堕とすよ?」
「......え?」

さてさて、次回もお楽しみ!!


※一部修正2015/02/22
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