問題児達は異世界から来るそうですよ?~ショタは問題児に入りますか?~    作:+無音+

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とりあえず、番外編を書いてみましたので投稿。


番外編 七の日常 《白夜叉編》

 

 

 

七は暇があればあっちこっちへ遊びに行っているが今日はサウザンドアイズへ遊びに来ている。

店の前にいる店員は、少し顔を顰めるが他に誰もいないことがわかり中へ通す。案内されて中に入る前に、持っていた箱を店員に渡すと無表情だった顔が少し笑みをみせるが直ぐに元の表情へ戻る。

案内してもらっている店員に白夜叉は何をしているかを聞くと、今日の仕事が終わり休んでいるそうだ。

 

「白夜叉~」

 

白夜叉の私室までつくとガラッと開ける。部屋にはお茶を飲んで煎餅を食べて寛いでいる白夜叉がいた。

 

「おぉ、良く来たの」

 

「遊びに来たよっ」

 

「ふふっ、まあ好きなところに座れ」

 

そう言われ白夜叉の前にちょこんと座り、ニコニコと笑顔を振りまく。

白夜叉は、それに笑みを浮べてお茶を啜る。

 

「あと、これ」

 

ギフトカードからある箱を出して、それを白夜叉に渡す。

それを見た白夜叉は呆れたような嬉しそうな顔をする。

 

「相変わらず、期間限定で朝から並んでも手に入らないものをどうやって手に入れてくるのかの?」

 

その箱に入っているのはケーキ。普通のショートケーキだが材料が貴重なものが多いため期間限定で販売している。

七は朝から並んでいるわけでもなく、ギフトゲームで貰ったものだ。

内容は、ケーキの材料を集めるもので殆どが世界の果て近くで取れるものだった。

材料は直ぐに集まり、ギフトゲームをクリアでその報酬としてケーキを貰ったわけだ。

持ってきたケーキを食べながら、七は聞く

 

「今日は何して遊ぶ?」

 

「そうじゃのう......今日はギフトゲームでもするとしよう」

 

そういい、パンパンッと手を叩くと目の前に契約書類が現れ、内容を確認する。

 

『ギフトゲーム “白夜との遊戯”

 

 ・ルール説明

 

  ゲーム開始は一分経過後

 

  参加者がもう一人の参加者に捕まえること

 

  勝者は敗者に一つだけ命令を下すことができる

 

 宣誓 上記のルールに則り“白夜叉”“七”の両名はギフトゲームを行います』

 

 

「まずは場所を変えよう」

 

自分のギフトカードを取り出すと前に一度訪れたゲーム盤の世界に立っていた。

白夜叉と七の間に、60と数字が書かれた文字が浮んでいた。

 

「さて、ゲームに対して何か質問はあるかの?」

 

「命令って何でも?」

 

「もちろん、何でも良いぞ?食べ物でも、ギフトでも」

 

ニヤッと笑う白夜叉に、七は気合を入れ構える。

そして、秒数がゼロとなりゲームが開始される。

七は一気に白夜叉を捕まえようと前へ飛び出すが後ろへ跳びかわされる。

自身の身体能力では歯が立たないとわかり、ギフトを使い捕まえにかかる。

 

「早速使うか」

 

周りに漂う黒い霧を凝縮させ形を作る。形は鎖。何十の束となった鎖を白夜叉に向けて放つ。

 

「ちょっ!?おんし!先を刃物にするとは、っく!」

 

鎖の先には鋭くなったナイフとなってそれが右や左、空から、地面から360度狙って飛んでくる。

 

「殺傷に関しては書いてなかったけど」

 

「少しは空気を読め!...だが、甘いの」

 

その言葉に疑問符を出すが、構わず鎖を飛ばす。

何を思ったのか白夜叉は止まり、鎖の矛先が当たる瞬間――

 

ガシャンッ!!

 

寸での所で鎖は止まった。何が起きたの、七は驚くが直ぐに分かった。

鎖が互いに絡まってその動きを止めたのだ。

白夜叉は七が驚いているのを見て笑っているところをみると狙ってやったようだ。

何十という鎖が白夜叉の周りにあるがそれ全てが動かない。

 

「考えなしで動かすからこうなるのじゃ。さて、今度は私の番じゃ」

 

一気に鎖を飛び越え、七に向かって飛んでくる白夜叉。

直ぐに霧を出して盾にするが、ギフトカードから出した槍で切り裂かれ七は無防備となる。

 

「これで終わりじゃ」

 

白夜叉は七を掴もうと右手を伸ばしてくる。七は悔しそうな顔で白夜叉の顔を睨みつける。

だが、その口元は笑っていた。

 

「......?」

 

疑問するがそれはすぐにわかった。いつの間にか黒い霧が自分の身体に纏わりついていのだ。

白夜叉の驚愕に合わせて黒い霧はその姿を鎖へと変えて白夜叉を捕まえる。

 

「捕まえた」

 

笑顔を白夜叉に向け、そう宣言した。

 

そして、ゲームの勝敗が決まった。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

「しかし、いったいどうやってギフトを出したのじゃ?盾に使ったのは切り捨てたはず。直ぐに出しても時間が掛かる」

 

「ん~?」

 

勝った七は、その場に寝っころがりゴロゴロとして白夜叉の疑問を聞いていた。

 

「最初から出してたよ?」

 

「はぁ?」

 

「ゲーム開始から空中に」

 

「いや、おんしの霧は鎖と盾だけで」

 

「見えないように薄くしてあったからねー」

 

それを聞いてやっと理解した。七自身の身体能力では捕まえられずギフトで捕まえようとしたときではなくその時から空中に霧を撒いていた。

白夜叉の目には見えないように、ほんの少しの量で視界の端でゆっくりと。

白夜叉はこのとき思った。意外に頭を使う、と。

 

「白夜叉、今失礼なこと考えた?」

 

「さて、なんのことじゃ?」

 

その上勘もいい。

 

「まあ、いいけど。さっそくだけど命令いい?」

 

「もう使うのか?もっと躊躇うかと思ったが」

 

「命令するの決まってるから」

 

一体何を命令してくるのか白夜叉は考える。七のことを考えるとお菓子か、もしくはギフトあたり。

有り得ないと思うが、無理難題を言ってくるか?そう思うが、七の言葉でそんな考えが馬鹿らしいものとなった。

 

「友達になって」

 

「......ん?」

 

「だから友達になってって言ったの」

 

思わぬ言葉に固まったが、白夜叉はそれにカカッと笑う。

 

「まさか、この白夜叉に友達になれと。もっとマシなモノがあっただろうに」

 

バッと扇子を広げ、七に宣言するように言った。

 

「良かろう、今日からこの白夜叉、おんしの友達になってやろう!」

 

「うん!よろしくね、白夜叉!」

 

七はそれを聞いて、嬉しそうに笑顔で言った。

 

 

 

 




ついにロリとお友達になった七。
このまま全てのロリとお友達になっていくのかー

ついでにヒロインに?
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