問題児達は異世界から来るそうですよ?~ショタは問題児に入りますか?~    作:+無音+

20 / 31
ついに、火龍誕生祭まできた....!
長かった、ここまで長かった!
ついにあの斑ロリを出せるよみんな!


あら、魔王襲来のお知らせ?
第十七話


相変わらずぐっすりと寝ている七の部屋に二人の襲撃者が現れた。

扉を壊れる勢いで開かれ、現れたのは久遠 飛鳥とへ......春日部 耀だった。

二人に気づかず寝ている七の傍によると襟首を掴んでずるずると引きずりながら連れて行った。

途中、自分が七を運ぶと言って耀が代わりに運ぶことになったが、なにやら魘されているようで苦しそうだ。

七をおぶった二人は十六夜がいるであろう図書館へ行き、寝ている十六夜を起こそうとしているリリを見た飛鳥は十六夜に向かって跳び膝蹴り、別名・シャイニングウィザードを放つ。

だが、すぐに起きた十六夜は隣にいたジンを盾に防ぐ。

そして、その後に白夜叉から届いた封筒を十六夜に見せ、火龍誕生祭が北であることを知った十六夜は颯爽と制服を着込み行く気満々だ。

それに肝を冷やしながら見ていたリリは、血相を変えて呼び止める。

黒ウサギに相談をしてからと言いながらジンを起こす。起きたジンは問題児が北側に行くとわかると焦って止めようとする。

 

「何処にそんな蓄えがあると思ってるんですか!?此処から境界壁までどれだけあると思っているんです!?リリも、大祭の事は皆さんには秘密にと――――」

 

「「「秘密?」」」

 

重なる三人の疑問符にジンは自らの失言に気づき青ざめる。だが、既に手遅れ。振り返れば邪悪な笑みと怒りのオーラを放つ耀・飛鳥・十六夜の問題児

 

「......そっか。こんな面白そうなお祭りを秘密にされてたんだ、私達。ぐすん」

 

「コミュニティを盛り上げようと毎日毎日頑張ってるのに、とっても残念だわ。ぐすん」

 

「ここらで一つ、黒ウサギ達に痛い目を見てもらうのも大事かもしれないな。ぐすん」

 

泣き真似をしながらニコォリと笑う問題児達。

三人の悪意を前にして、ダラダラと冷や汗を流すジンとリリ。

そんな中、すやすやと眠っている七を羨ましく思う二人だった。

 

「っと、その前に......」

 

十六夜は、チラリと悪戯でも思いついたような笑みを浮べ寝ている七を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

起こされた七はその手に一枚の手紙を持ってトテトテと黒ウサギを探していた。

屋敷の中にいる子供達に聞きながら探していると、農園跡地で黒ウサギを見つける。

やっと見つけた七は笑顔で黒ウサギの元へ走っていった。

 

「黒ウサギのお姉ちゃんー!」

 

「どうかしましたか?七さん」

 

まだ寝ているはずである七がいることに不思議に思っている黒ウサギにさきの出来事を話す。問題児達が北側へ行くと。

それを聞いた黒ウサギは思考停止して固まるが、七から渡された手紙を見てさらに固まる。

 

『黒ウサギへ。

北側の四〇〇〇〇〇〇外門と東側の三九九九九九九外門で開催する祭典に参加してきます。

貴女も後から必ず来ること。あ、あとレティシアと、伝言を頼んだ七もね。

私達に祭りの事を意図的に黙っていた罰として、今日中に私達を捕まえられなかった場合【三人ともコミュニティを脱退します。】死ぬ気で探してね。応援しているわ。

P.S.ジン君は案内役に連れて行きます』

 

「な、―――――…何をいっちゃってんですかあの問題児様方ああああ―――――!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「食堂にはいなかったよ!」

 

「大広間、個室、貴賓室、全部見てきた!」

 

「貯水池付近もいないっ!」

 

「お腹すいた.....」

 

「それはまた後で、って七か。......金庫の方は?」

 

「コミュニティのお金に手を付けた形跡はありません。しかし皆さんの自腹で境界壁まで向かえるはずがございません!うまくすれば外門付近で捕まえることが可能です!」

 

「なら、黒ウサギは外門へ急げ。万が一捕まえられずとも“箱庭の貴族”であるお前なら境界門の起動に金はかからない。私達は“サウザンドアイズ”の支店に向かう。

招待状の贈り主が白夜叉なら無償で北の境界壁まで送り届ける可能性があるからな」

 

黒ウサギとレティシアは行動を確認し合い、うなづく。

特に黒ウサギの瞳には、かつて無い程の怒りの火花が散っていた。

 

「あの問題児様方......!今度という今度は絶対に!絶対に許さないのですよ!」

 

怒りのオーラで神を淡い緋色に染め、土埃を巻き上げながら黒ウサギは爆走していった。

残ったレティシアは子供たちに行ってくるといってから七と一緒にサウザンドアイズへと向かう。

 

「だが、何故七は十六夜たちと一緒に行かなかったのだ?」

 

「えーと...秘密~」

 

にこにことレティシアに笑いかける七。それに首をかしげるレティシア。

気にせず、サウザンドアイズへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おお、よくたのう。さっき小僧たちも来ておったぞ」

 

「やはり、こっちに来ていたか」

 

サウザンドアイズの支店で白夜叉の言葉に納得する。

レティシアは事情を話し、直ぐに北側へ向かいたいと頼むとそれを承諾した白夜叉はパンッと手を合わせてるように、叩いた。

 

「着いたぞ」

 

「え?」

 

それに反応したのは七。レティシアも状況を把握できいないようだ。

 

 

白夜叉に連れられ外へ出てみるといつの間にか高台に移動した場所にいた。

そこからは街の一帯が展望できる。

東と北を区切る、天を突くかというほど巨大な境界壁。

彫像されたモニュメントに境界壁を削り出すように建築されたゴシック調のアーチと、外壁にそびえる二つの外門が一体となった巨大な凱旋門。

色彩鮮やかなカットガラスで飾られた歩廊。

 

その光景を見た七は思わず見入ってしまうほどだった。

 

「私は、既に来ている黒ウサギと合流するが七はどうする?このまま白夜叉の元に残るか?」

 

「僕もレティシアと一緒に行くよ」

 

少し考えた素振りを見せると徐に七を抱えるようにする。お姫様抱っこだ。

そのまま黒い翼を出し、その場から飛び立つ。

急な浮遊感に驚くが、空から見える光景でさらに驚く。

 

「さて、黒ウサギは......あそこか」

 

レティシアの視線の先には、淡い緋色の髪を戦慄かせ、怒りのオーラを振りまきながら血眼で捜している黒ウサギがいた。

黒ウサギのそばに降り立つと、それに気づいた黒ウサギ。

 

「十六夜たちは見つけたか?」

 

「いえ、残念ながら逃がしました。ですが、次はニガシマセンヨ」

 

フフフッと笑う黒ウサギの豹変ぷりに震える七。すると黒ウサギは何かを見つけたのか首をギギギと動かしながら走っていった。

どうやら十六夜たちを見つけたようだ。

十六夜を真ん中に三人仲良くしていた。俗に言う両手に花。

 

「それでは御三人様!おとなしく黒ウサギにツカマッテクレマスカ?」

 

「「「断る!」」」

 

別々の方向へ逃げていくが、耀は黒ウサギに飛鳥は空から飛びついたレティシアに捕まってしまう。

捕まえた耀をレティシアに任せ、今度は逃げた十六夜を捕まえに行こうとするが、

 

「七っ!今だ!!」

 

十六夜の声と共に七は走り出そうとする黒ウサギに飛びつく。

 

「ちょ!?七さん何をしているのですか!?」

 

十六夜はそれを見てうまくいったとニヤっと笑う。

実は黒ウサギに手紙を渡す前に、七にこう言ってある。

 

『俺が合図したら黒ウサギを止めろ』と。報酬はシュークリーム。食べ物に釣られたのだ。

 

だが、身長差に力の差で直ぐに黒ウサギに振りはらわれてしまうだろう。

それが七自身だけなら。

七はギフトを使い、自分と黒ウサギの身体に凝縮して作った鎖を巻きつけその先を釘へと変え地面へと打ちつけた。

これでしばらくは動けない。

 

「よくやった七!そのまま足止め頼むぜ、あとでシュークリーム奢ってやるよ!」

 

「三つ?」

 

「はっ....四つだ」

 

「わかった!」

 

それを見た黒ウサギは七が買収されていることに気づき唖然とする。

十六夜はしてやったりな顔してその場を去った。

七を見ると笑顔で「シュークリーム♪四つもぉ♪」とウキウキとしてしっかり張り付いていた。

 

「あ、あの問題児様はぁあああああぁぁぁぁ!!!」

 

 

黒ウサギの怒りの叫びが響き渡った。

 




最後に七の裏切り、シュークリームに釣られる七たんかわいー
シュークリームを頬張って口の周りに白いクリームをつけまくる姿は...

さて、次回は七に買い物でもさせましょうかね。


感想などなどまってまーす!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。