問題児達は異世界から来るそうですよ?~ショタは問題児に入りますか?~    作:+無音+

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第十九話

 

ペストと別れた七は、既に日は暮れかけそこで黒ウサギに白夜叉の元へ戻るように言われていることを思い出しサウザンドアイズの旧支店へと戻ることにした。

そして、境界壁の展望台あるサウザンドアイズ旧支店にて。

出迎えに女性定員が、他の皆は風呂に入っているのでついでに入って来いと言われ、お風呂へ。

 

「うへぇ」

 

親父臭い声を出しながら湯船につかる七。

熱くも温くない風呂は、体の疲れを癒すようだ。実際、この風呂の効能は傷を癒すものだそうで擦り傷程度は直るそうだ。

空が見える広い露天風呂には、誰もおらず十六夜たちは既に上がっていた。

つまりお風呂を独り占めできる。

誰もいない風呂に浮びながら流れに身を任せる。七はこのゆっくりと先に向かって浮んで進む感覚が堪らなく好きだ。

それを堪能していると何かが頭にぶつかるのを感じた。

もう端についた?そう思い視線を上げてみると......

 

「あら、こんばんわ」

 

当たった何かに挨拶をされた。一体誰だろう?そう疑問に思う。

声からして女性。それも若い、少女といえる。だが、それよりもその声に聞き覚えがあった。

 

「...ペストちゃん?」

 

「覚えてくれたのね、嬉しいわ。でも、ちゃん付けはやめて」

 

身体を上げ、その顔が見えた。笑みをこちらに向けている少女。数時間前にあったペストがいた。

リボンで結んであった髪は下ろされ、ゴズロリ服の変わりにタオルを身に付けていた。

風呂で血行がよくなったのかそれとも別の意味か、顔をほんのりと赤く染めていた。

 

「ペストちゃんもお風呂ぉ?」

 

「ちゃん付けは...もういいわ。邪魔したかしら?」

 

「別にいいけどぉ、ここ男湯だよぉ?」

 

完全にリラックスしている七はのんびりとした言葉になりながら話す。

そんな七にクスッと笑いながら答えるペスト。

 

「もちろん知ってるわ。でも今は貴方しかいない。だからいいじゃない」

 

「んー、それもそうだねぇ」

 

そもそも彼女がサウザンドアイズの風呂にいるのは可笑しいと誰もが思うが、気にしてないのか七は再び湯船に浮ぶ。

しばらく、沈黙が流れる。プカプカと浮ぶ七。それを見ているペスト。

それに耐え切れなくなったのかペストは、七に話しかける。

 

「ねえ、七。貴方はどこのコミュニティに所属しているの?」

 

「えーとね、ノーネームだよぉ」

 

「ノーネーム?何故、名無しのコミュニティに入っているの?他にもっといいところもあるはずなのに」

 

ペストの問いに悩むようにいう。

 

「僕は召喚されてこの箱庭に来たんだよねぇ。その召喚した人がいるからノーネームにいるから、かなぁ」

 

「......その人が私のコミュニティに来るといったら貴方のは来るのかしら?」

 

「うーん、どうだろぉ。他にも十六夜とか耀お姉ちゃんもいるからなぁ」

 

「......そう」

 

それを聞くとペストは立ち上がり、湯船から上がる。

それと同時に黒い風がペストを覆うように吹くと、バスタオル姿から斑ゴスロリ服へと変わっていた。

 

「七、いつまでここにいるのかしら」

 

「んーこの祭りが終わるまでだよぉ」

 

「そう、なら丁度いいわ。明日、私達はギフトゲームを行うわ。貴方にも参加して貰うわ」

 

そう宣言すると、黒い風にと共にペストの姿は消えていった。

残った七は首を傾げ、気にせず身体を浮かしていた。

 

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

 

 

数十分、あまりに遅い七を連れ出しにきた十六夜は浮んでいる七を見てアヒル隊長を思い出しながら湯船から上がらせる。

しぶしぶと上がった七は身体を拭きながら着替えである浴衣を着ていく。

 

「あれだけの時間入ってのぼせないのか?」

 

「?別にどうもないけど」

 

会話をしながら、他の皆が待っている部屋へと向かう。

来賓室には、ノーネームの皆と白夜叉が既に座っていた。

 

「さて、七もきたことだし。第一回黒ウサギの審判衣装をエロ可愛くする会議の続きを」

 

「続いてません」

 

「続きます」

 

「断固続きません!!ってさっきやりませんでしたか!?」

 

黒ウサギはほっておき、サラマンドラ本拠地での出来事などを七に話す。

この祭りに魔王が現れること、明日に耀がギフトゲーム出ること、その対戦相手の中に魔王のコミュニティの仲間がいたこと、そしてギフトゲームで敗北してこの世を去ったこと。

 

「まあ、そんな所じゃ。おんしも魔王にあったら倒してもよいぞ」

 

「し、白夜叉様?そんな簡単に言わないでください」

 

「七なら、いけるだろ。てか、一度戦ってみたいな」

 

物騒なことを言っている十六夜は無視して、七の横に居た耀が話しかけてくる。

 

「七、少しいい?」

 

「何かな、耀お姉ちゃん?」

 

こくこくとフルーツ牛乳を飲んでいる七を見てその光景を残したいと思うが手元にカメラがないことを悔やみながら話を続ける。

 

「明日のギフトゲーム、一緒に参加して欲しい」

 

「確か、一人サポートをつけても良かったんだよね」

 

「そう、だめ?」

 

「大丈夫だよ」

 

にへらと笑って答える七に鼻を押さえる耀。

 

「明日、頑張ろうね!」

 

「うん、頑張る」

 

 

 

 

 

 

 

 




宣言どおり今回お風呂パート。
なんとペストとのお風呂!
だが、ペストの様子が(オヤ? ペストノヨウスガ... デンデン

まあわかってると思いますがね
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