問題児達は異世界から来るそうですよ?~ショタは問題児に入りますか?~    作:+無音+

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第二十話

ペストの風呂侵入事件から翌日。

耀とギフトゲームに誘われた七は、舞台裏で待機して待っていた。

 

 

『長らくお待たせいたしました!火龍誕生祭のメインギフトゲーム・“造物主達の決闘”の決勝を始めたいと思います!

進行及び審判は“サウザンドアイズ”の専属ジャッジでお馴染み、黒ウサギがお勤めさせていただきます♪』

 

 

「うおおおおおおおお月の兎が本当にきたああああああぁぁぁぁああああああ!!」

 

「黒ウサギいいいいいいい!お前に会うために此処まできたぞおおおおおおおおおおお!!」

 

「今日こそスカートの中を見てみせるぞおおおおおおおおおおおぉぉぉおお!!」

 

 

割れんばかりの熱い情熱が迸らせる観客に五月蝿そうに顔を顰めている七を見て耀は頭を撫でてあげている。

傍からみれば不機嫌な弟を姉が宥めているように見えるはずが、鼻息を荒くして撫でている耀は不審者にしか見えない。

実際、腕の中にいる三毛猫にはそう見えていた。若干ひいているようで逃げ出したそうに腕の中でもがいてる。

 

「あ、ははは。一応、今のが゙ウィル・オ・ウィスプ゙に関して、僕が知っている事です」

 

対戦相手ことをジンに教えてもらっているが肝心の二人はこの有様。苦笑いしか出ないジン。

 

「まあ、二人なら大丈夫だろう。たとえ魔王が来たとしても二人でなら乗り切れるはずだ」

 

ジンと一緒にいたレティシアが言う。その言葉からは二人に対しての信頼が現われているようだ。

鼻息を荒くしていた耀が急に真剣な顔をして七に向き合う。

 

「絶対、七に傷一つ負わせないから」

 

キリッとした顔をして宣言する耀。それを嬉しそうにしながら顔を赤に染める七。

 

「うん、僕も耀お姉ちゃんと守るからね」

 

精一杯、格好を付けた台詞らしく自分でいったことに照れている。この頃の子供は何かと格好を付けたがるのだろう。

言われた耀は、ハートと脳にダイレクトアタックが決まったようで膝をついて鼻を押さえている。きっと溢れる愛が漏れてきているから。

三毛猫はその間にジンの元へと逃げていった。

 

『それでは入場していただきましょう!第一ゲームのプレイヤー・゙ノーネーム゙の春日部耀と、

゙ウィル・オ・ウィスプ゙のアーシャ=イグニファトゥスです!』

 

七は自分達が呼ばれたことに気づき、膝を突いている耀を立たせて舞台へと向かった。

その様子を見ていた二人は、急に不安になってきたそうな。

 

 

 

 

 

舞台へ向かった七と耀の前を高速で駆ける火の玉が横切った。

 

「YAッFUFUUUUUuuuuu!!」

 

「わっ!」

 

それに驚いた七は思わず後ろに倒れ、そのまま尻餅を―――

 

「うわー」

 

付きそうになる前に、耀は棒読みの驚きをしながら横に滑り込むように倒れこむ。倒れる先は七の真下。

明らかに自然に倒れるような動きではなく、狙ってやったかのような倒れ込みだった。

そして、耀は倒れてきた七の下敷きになった。

 

「ぐふっ」

 

「あ、大丈夫耀お姉ちゃん!?」

 

すぐに立ち上がり耀を心配する七。倒れている耀は、既に―――手遅れだった。

顔を地面に向けているためかそこから赤い液体がゆっくりとだが出血死近い量が広がっていた。

そして、その場に血文字で書かれている文字。

 

『我が人生に、悔いなし』

 

「耀お姉ちゃあぁぁん!??」

 

 

 

「あー、素敵に不適にオモシロオカシクノーネームを笑ってやろうとしたのに.....ナンダコレ?」

 

「YAFU....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『えー、改めまして。“造物主達の決闘”の決勝を始めていきたいと思います!』

 

 

ギフトゲーム名:“アンダーウッドの迷路”

 

 

勝利条件

一、プレイヤーが大樹の根の迷路より野外に出る。

二、対戦プレイヤーのギフトを破壊する。

三、対戦プレイヤーが勝利条件が満たせなくなった場合(降参含む)

 

 

敗北条件

一、対戦プレイヤーが勝利条件を一つ満たした場合。

二、上記の勝利条件を満たせなくなった場合。

 

 

 

『【審判権限】の名において、以下の内容に両者不可侵であることを、御旗の下に契ります。御二人とも、どうか誇りのある戦いを。此処に、ゲーム開始を宣言します!』

 

黒ウサギの声でゲームが始まった。

上下左右、巨大な樹の根に囲まれている大空洞がこのゲーム盤。ここから先に抜け出せば勝ちとなる。

前には対戦相手であるアーシャとジャック・オー・ランタン。

ジンの話では、あの二人が所属しているコミュニティは六桁の外門に構えており通常は下位の外門のゲームに参加しないらしい。

つまり、相手は格上。

 

「耀お姉ちゃん、先に行ってくれないかな」

 

「え?どうして」

 

あれから復活した耀は急な提案に戸惑う。話を聞くと、七はあのジャック・オー・ランタンを足止め。その間にアーシャという少女を撒いて先に出るという。

たしかにその作戦が妥当だと思うが、それでは自分のやぼ....作戦が変わってしまうと焦る耀。

 

あのカボチャが少女より強いのは私自身もなんとなくだが感じ取っていた。きっと、激しい攻撃が襲ってくるだろう。

その中を、二人密着して避けて時には七を抱きかかえたりとしてそれからつい手が滑ってしまい七のデリケートゾーンに触ってしまう事故が発生してしまうかもしれないが事故だから仕方ない。

しかも、今日の七の服装は白夜叉とお揃いの服を改造して作った服を着ている。正直裏山、ではなく羨ましい。

つまり、つまりだ。七は今、スカートを履いているということだ!フリルが付いたスカートからチラチラと顔を覗せる真っ白な肌をした足。

白夜叉は見えなければ芸術と言っていたけど(耀の耳には聞こえていた)、確かにそう思った。

けど、けれどっ!私はその先が見たい!!スカートの中、それは誰もが触れられない絶対領域。

私は、そこを、目指したい!!

 

「それじゃあ、お願いね」

 

「任せてっ!七の絶対領域は私が.....って、え?」

 

横にいたはずの七は既にカボチャの方へと走っていき、七の姿は背中でしか見れない。

耀は理解した。自分の作戦は敗れた、と。

 

「分断させるなんてノーネームの癖に生意気だな」

 

「......」

 

「ん?おい、聴いてるのか」

 

「....は」

 

「は?」

 

「あははははははははは!」

 

瞳から光が消え、狂ったような笑いを上げる耀。その姿は見るものを恐怖に導くものだった。

 

「な、なんだよ急に笑って。気持ち悪いな...」

 

「まだ、まだ終わった訳じゃないこのゲームに勝って七にお願いすればいやそれだけじゃ満足できないからまずは私のコレクションの中のいくつかを着せてからその体を堪能してからでも遅くはないうんそれからはベットにでも押し倒してああ怯えさせちゃだめだでもそんな顔も見てみたいと思っちゃうのが七の罪なところだと私は思うこの際だから手足縛って薬でも飲ませて監禁すれば大丈夫薬に関しては既にいくつかマークしてあるし監禁先は世界の果てにでもすればいいあそこは広いし十六夜でも見つけにくいその既成事実でもつくれば」

 

 

「うわああああああ!!」

 

 

あまりの耀の気持ち悪さにアーシャは容赦なく火の玉を耀に向けて放つ。

爆音と共に炎が広がり目の前は赤色。確かな手ごたえを感じたアーシャはこう言い放つ。

 

「やったか」

 

その言葉は言ってはならないということを知らずに―――

炎の中、一つの影が揺ら揺らと現われる。その影から突風が吹き荒れ、炎が吹き飛ばされた。そして、中から無傷の耀が現われた。

 

「なっ?!そんな、確かに当たったはずだろ!」

 

「今の私には、この程度の炎など温かい」

 

一歩、アーシャに向かって歩みを進ませる。

 

「私は勝たないといけない。私の夢の為に野望の為に」

 

「今のあなたは目障りな障害でしかない」

 

「私の邪魔をするものは」

 

「倒すのみ!」

 

耀VSアーシャの戦いが....始まる!

 

 




最初に言わせて貰いたい。
どうしてこうなった.......
おっかしいなぁ?どこで耀は道を間違ったんだろう。軽くヤンデレっぽくなってるよ?
今回は耀の変態度マックスです。気分を悪くした方はどうぞその場にリバースをきっと気分が良くなるでしょう。さて、次回はジャックと七のバトルをやっていこうと思います。

では、次回をお楽しみに!
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