問題児達は異世界から来るそうですよ?~ショタは問題児に入りますか?~    作:+無音+

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ついに魔王襲来編!
ここまできたかぁ。

長かった、ほんと

それを祝って新キャラ出します!

七「いきなり過ぎ」

安心して欲しい。ただ、変態が増えるだけだ

七「止めてくれないかな!?」

だが、断る

七「もうやだこの作者」


第二十二話

 

 

「なかなかやるわね」

 

境界壁の上からギフトゲームを見ていた斑模様の少女が呟く。横には巨大な笛を持った男と、露出が激しい女、そして陶器の巨兵。

少女は、ギフトゲームに参加している白い少年、七を見て頬を赤らめて見つめている。

 

「あれがマスターが気になっている子ね。なかなか可愛いじゃない、しかも強いし」

 

「いや、最後はあのガキが出した霧で見えなかったが」

 

「なんだっていいわ」

 

斑模様の少女は、立ち上がりギフトゲームが終わった会場をもう一度見る。

そこには見知らぬ女に抱かれた七の姿があった。

その姿を見た少女はギリッと歯を食いしばる音を鳴らす。

しかも抱かれている七は、少し抱かれているのが恥ずかしそうにしているが満更でもない顔をしているのを見て更に歯を鳴らし手を白くなるほど握り締める。

 

「.....ねえ、ヴェーザー。なんかマスターの様子がおかしいのだけど」

 

「......そりゃぁ、好きな男が他の女に抱きつかれてるのが気に食わ―――ぐあっ?!」

 

ヴェーザーと呼ばれた男は少女に殴られる。少女はその頬を赤く染めて誤魔化す様に言う。

 

「無駄口はそれまでよ.......貴方も準備しなさい、黒」

 

そう呼ぶと、何もない空間に突如現れる黒い少女。年はペストと同年代くらい。

漆黒の長い髪に、吊り気味の、悪戯っぽい真紅の瞳。黒いドレスにこれまた黒いフリルを付けた服から見える真っ白な肌。

笑みを浮けべているその姿は、御伽噺から出てくるような少女。

だが、それは悪い魔女のような妖艶のような笑み。

それを見たペストは嫌なものでも見るように顔を顰める。

 

「分かってるよ。私は泥棒兎さんを邪魔すればいいでしょ?」

 

「そうよ、その間に私は―――」

 

「彼の場所へ?分かってる、でもね....」

 

黒と呼ばれた少女はペストに向かい殺気を放つ。神霊であるペストが冷や汗を出させる殺気。彼女が只者ではないとわかる。

 

「彼を傷つけたりでもしたら、生きて帰れると思うな?」

 

「......」

 

「ま、彼ならその前に貴女を倒していそうだけど。とっとと始めない?」

 

殺気を収めてもなお冷や汗が止まらないペストは自分が持っている“主催者権限”を発動させ、ゲームを開始する。

 

「分かっているわ。さあ、始めましょう。私達のゲームを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲームが終わった会場のバルコニーから見ていた十六夜と白夜叉に飛鳥はゲームについて話し合っていた。

 

「ゲームに勝ったのはいいけど、あの白チビの戦いが見られないのがつまらねぇな」

 

「確かに、七のギフトで見えないからのぉ」

 

不満そうな十六夜、興味深そうに七を見る白夜叉。二人だけではなく観客にも同じ思いがあるようで不満を漏らす者もいた。

 

「でも、勝ったからいいじゃないかしら」

 

「私としては、七のギフトのことがわかると思って期待してたんじゃがあれではわからぬからの」

 

「本当に七のギフトは何なのかしら」

 

不思議そうにしている和装ロリとお嬢様。その隣の十六夜の様子がおかしいことに二人は気づく。

 

「どうかしたのかしら十六夜くん?」

 

「一体どうしたのだ」

 

十六夜の視線は会場ではなく、その上。空を見て黙っている。

 

「......白夜叉。アレはなんだ?」

 

「なんじゃ?一体空に何が.....」

 

白夜叉も上空を同じように見る。

空には何か黒い点が見える。

だんだんと近づき、それが見える高さまで落ちてくるとその正体が明らかになる。。

 

「黒い、封書?」

 

「そんな、まさか!」

 

黒ウサギは目の前に落ちてきた封書を手に取り開ける。

 

「黒く輝く“契約書類”......」

 

「どうやら、お出ましの様だな」

 

 

 

 

 

ギフトゲーム名:“The PIDE PIPER of HAMELIN”

 

 

・プレイヤー一覧

現時点で三九九九九九九外門・四〇〇〇〇〇〇外門・境界壁の舞台区画に存在する参加者・主催者の全コミュニティ。

 

・プレイヤー側・ホスト側指定ゲームマスター

太陽の運行者・精霊 白夜叉

 

・ホストマスター側の勝利条件

全プレイヤーの屈服、及び殺害

 

・プレイヤー側勝利条件

一、ゲームマスターを打倒

二、偽りの伝承を砕き、真実の伝承を掲げよ

 

 

宣誓

上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します

 

 

 

【グリムグリモワール・ハーメルン】印

 

 

 

 

 

 

誰一人として言葉を発さない静まり返る会場。だが、その沈黙は一人の観客で破られる。

 

「ま、魔王が......魔王が現れたぞぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルコニーにいるノーネームも動き出そうと行動するが、白夜叉の変化で止められる。

 

「なっ!」

 

突然現れた黒い風が白夜叉を包み込み、球体のように彼女を封じ込んだ。

皆が助け出そうとするが黒い風が吹き荒れ、白夜叉を除くすべての人が弾き飛ばされた。

十六夜は飛ばされた飛鳥を抱き抱え、着地する。

 

ノーネーム一行は舞台側へ、サラマンドラ一同は観客席へと飛ばされていった。

 

 

「十六夜さん!」

 

駆けつけた黒ウサギが舞台へと降り立つ。

 

「黒ウサギ。白夜叉の“主催者権限”は破られた様子はどうだ?」

 

「その様子はありません。黒ウサギがジャッジマスターを務めている以上、誤魔化しは利きません。彼らはルールに則った上でゲーム版に現れています。」

 

「そうかい....流石は本物の魔王様。期待を裏切らねえぜ」

 

「十六夜!」

 

舞台裏から来たジン達の中の七が十六夜の元へと走ってくる。

 

「魔王が現れたってほんとなの?」

 

「ああ、ほれ。これが契約書類だ」

 

十六夜から渡された契約書類に目を通す。

 

「黒ウサギは“サラマンドラ”の連中を。御チビたちは白夜叉を頼む!奴らのルールには『白夜叉がゲームマスター』だと記述されていた。それが、このゲームで何を意味するのか確かめてくれ!」

 

「わかりました!」

 

「十六夜君はどうするの?」

 

「俺とレティシア、あと七の三人で魔王様のお出迎えに行く」

 

「な、七さんもですか?!」

 

十六夜の言葉に驚く黒ウサギ。

 

「七の変幻自在なギフトが必要そうだからな。ほらいくぞ」

 

十六夜に首根っこを掴まれた七は嫌な予感を感じ十六夜に問う。

 

「もしかして、このまま?」

 

「もちろん♪」

 

「あ、あはは....」

 

そのまま、十六夜は走り出し降りてくる魔王達に向かって飛びあがる。

二度目の十六夜コースターに耐えながら、必死に十六夜に捕まる。

 

「おらぁ!行って来い七!!」

 

「え、ええええええ!?」

 

何を思ったのか十六夜は、空中で降りてきている魔王に向かって投げられる。

移動の時以上のスピードが出ている七はそのまま魔王の中の一人へと突き刺さり、壁まで吹き飛んでいった。

 

「流石、魔王様。ナイスキャッチだぜ!」

 

そういいながら男のほうへと殴り付け、同じように壁まで吹っ飛ばしていた。

 

「何してくれてるの!?僕、死んじゃうよ!?」

 

「ヤハハ、死んでないからいいじゃないか」

 

落下中に、十六夜に文句を言うが効果はないようだ。

ため息をつきながら、本日二回目のギフトを使い衝撃を殺し地面へと着地する。

 

「ほんと、便利だなそのギフト」

 

地面に派手に着地する十六夜は、少し羨ましそうに七のギフトをみる。

 

「それよりも、魔王の相手しなくてもいいの?」

 

「ん?ああ、お前の後ろにいる奴のことか?」

 

何を言っているのか一瞬分からないかったが後ろから気配を感じ、振り返りながらギフトを使う。

が、その前に抱き付かれ思わずギフトの使用を中断してしまう。

 

「え、えと」

 

急に抱きつかれた七は目を白黒してどう対処すればいいのか困っていた。

抱きついてきた相手は、何やら言っているようで耳を傾けてみる。

 

「生七たんハァハァっ」

 

「ひっ!」

 

その呟きに背筋がゾワリッと鳥肌が立ち、思わずギフトを使い吹き飛ばす。かなりいい所に入ったのか勢いよく吹き飛んでいき、建物の壁へとぶつかってようやく止まった。

 

「おうおう、その様子だと大丈夫だな。んじゃ、俺はあっちの魔王様と戦ってくるから。そっちは頼んだ」

 

「いや、その前に助けてくれても良かったじゃないかな!?」

 

十六夜はサムズアップしてその場を去っていった。これは後で文句を言わないとと心で決意する七であった。

 

「頼まれたのはいいけど......」

 

吹き飛ばした相手は未だに起き上がらず、その姿は砂煙で目視できない。

 

「倒しちゃった?」

 

「残念、倒せてないんだなぁこれが」

 

「っ!?」

 

跳んで下がり、声のする方へ警戒する。ユラリっと立ち上がる影が見えそれが周りの砂を吹き飛ばす。

 

「ふふっ、久しぶりね。でもこの姿で会うのは初めてだったかな?」

 

「......?」

 

それは全てが黒で統一されたような姿で、唯一瞳が自分と同じ真紅。その姿は自分とは正反対な姿だ。

その少女はまるで自分のことを知っているような口ぶりに興味を引かれた。

 

「夢はどうしても忘れてしまうモノ。それは仕方ないもの。そうでしょ?真っ白な小人さん」

 

その言い回しに聞き覚えがある。よく、聞き慣れたもの。

 

「ああ、でも今は七って名前なんだよね。次からはそう呼ぶね、七」

 

黒い少女は、頬を赤らめて妖艶のような笑みを七へと向けた。

その笑みを見た七は、何故か嫌な寒気を背中に感じた。

 

 

 

 

 

 




さて、どうでしょう。

七「もう、大変な変態でしたどうもありがとうございます」

とりあえず、出したかったキャラをようやく出すことができた。

七「なんか僕のこと知っているみたいだけど」

今回の変態はストーカーだからなぁ。君がいた白い所にいた時から見てるって設定だからな。

七「うわぁ....」

だから七のことは何でも知っているんじゃないかな?寝る時間とか寝顔とか癖とか

七「」


七がフリーズしたのでここまで。
次回、七VS黒!

お楽しみに!!





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