問題児達は異世界から来るそうですよ?~ショタは問題児に入りますか?~ 作:+無音+
七(……なんかいる)
|・ω・`)⌒(25話)コトッ
七(あ、置いてった)
|))ササッ
七「……」
「...う、ん?」
気持ちよく眠っていた七は寝苦しさで目を覚ました。
まだ光に慣れない目を擦りながら半身を起こそうとする。だが、何故か身体は動かない。
まるで金縛りにでもあっているかのようにビクともしない。目を細めながら自分の状況を確認する。
「すぅ....すぅ.....」
「ぅうん...七たんはすはす...ぐへへ」
七の腕を抱き枕にして寝ている二人の少女が七をベットに縫いとめていた。この二人には見覚えがある。
一人は、ペスト。もう一人は、たしか黒と名乗っていた。片方気持ち悪い笑みを浮かべて気持ちよさそうに寝ている。また片方は、自分の頬を七の腕に擦り付けながら寝ている。
何故、彼女たちが自分の別ベットに寝ているのか疑問に思う。周りも見れば今まで寝ていた場所は自分の寝室ではないことに気がつく。
広い空間に、様々な展示物が設置されている。
確かここは......展示会場だったかな?
ここが展示会場だということがわかった七は、これからどうするか考える。
いったい自分に何があったか、思い出せない。
まずはこの二人を起こそう。それから聞けばいい、そう思い二人に声を掛ける。
「ペストちゃん、起きて」
まずはペストに声をかけて起こそうとする。
だが、小さな寝息を立てて眠り続けている。相変わらず頬ずりをしている。
次は黒を起こそうとするが正直寝言が気持ち悪い。
でも、起こすしかないだろう。
「く、黒ちゃん?」
名前を呼んでみる。返事はない。返事の代わりにその体を密着させてくる。
黒の服装は最初にあった時のドレスのようなものではなく、きぐるみのようなパジャマを着て寝ている。黒猫のきぐるみだ。
どちらにも声を掛けてみたが起きそうにない。二人の目が覚めるまでどうやらこのままのようだ。
暇だなぁ、と天井を見ていると誰かがこちらに来るのがわかった。
「マスター?これから一週間何して過ごすか聞き忘れたんですが.....」
やって来たのは白装束を纏った露出度が高い痴女が現れた。
「あらら、寝ているわ。それに黒もいるわね。それで、ふぅーん?貴方がマスターのお気に入りね」
痴女は七の顔をじろじろと見回す。
「真っ白で本当にウサギみたいな子ね。マスターが気に入るのもわかるわ」
「えっと、お姉さんは誰?」
じろじろと見られているのが居心地悪く、そう聞いた。
「私はラッテン。マスターと同じコミュニティに入っているわ。あともう一人いるけど、今はちょっとはずしていてね」
「えっと、ラッテンさん?」
「さん付けはいらないわよ。そういえば、あなたに聞きたいことがあるのだけど」
ずいっと顔を近づけて七に迫る。
「えっと、何を?」
戸惑いながらも用件を聞く。
「マスターとは何処までいったのかに決まってるわよ!」
鼻息荒く、興奮気味にそう言うラッテン。
「え?」
「マスターがベットに居るってことはヤっちゃったのかしら?でも、黒がいるし…はっ!まさかのさん【ピー】なの?そうなの!?しかも服を来たままなんて着衣ぷr、ぶふっ!」
七には、よくわからない単語を言うラッテンに隣で寝ていたはずのペストが枕を投げつけ、見事ラッテンの顔にヒットした。
「ラッテン、ふざけたこと言ってないで頂戴」
「ま、マスター?起きていたのですか」
「貴女が変なこと言う前にね」
ペストは、身体を解しながらベットから起き上がる。
「おはよう、七」
「う、うん。おはようペストちゃん」
軽く欠伸をするペストは七に挨拶をする。
七もそれに返す。
「ペストちゃん、何で僕はここにいるの?」
疑問に思っていたことを七はペストに聞く。
ペストはその言葉に見る人を惚けさせるような微笑みを浮かべて答える。
「それは、貴方がゲームに負けたからよ」
「まけ、た?」
「そう。貴方が敗けて私が勝った。そして、あなたは私の所にいるの」
「あ…」
その言葉で、何があったかを思い出した。
確か、ペストにゲームを仕掛けられ…
■ ■ ■
「ゲーム内容は……こんな感じかしら」
その声と共に二人の間に現れる契約書類。
黒い契約書類ではなく通常。
内容は、相手を降伏か気絶をさせるものだ。
現れた契約書類を見た七に対し、ペストは一つの提案を持ちかけた。
「ねえ、このゲームに賞品を付けないかしら?」
七はそれに首をかしげて困惑するが、次の言葉でそれは消し飛ぶ。
ペストが賭けるのは、今主権者権限で行われているゲームの終了。つまり、ペストは七がこのゲームに勝てばゲームの降伏をすると言っている。
七は、その提案に惹かれるが何故このような提案をするペストを不思議に思う。
「何故、って思っている顔ね。勿論、貴方にも其なりの物を賭けて貰うわ」
七が持っていた契約書類を奪い、新たに追記しそれを渡す。
『ギフトゲーム名"死の風と黒き霧"
・勝利条件:対戦プレイヤーの降伏、気絶。
・敗北条件:対戦プレイヤーが勝利条件を満たした場合。
上記の勝利条件を満たせなくなった場合。
・景品:ペスト側 “The PIDE PIPER of HAMELIN”への降伏。
七側 自身の隷属権限。
宣誓 上記のルールに則り“ペスト”“七”の両名はギフトゲームを行います』
「ふふっ、これでどうかしら?」
ペストは、新たに追記された契約書類に眼を向けている七がどんな反応をするのかを見る。
驚いている?それとも、しかめている?
「………れい、ぞく?」
答えは、景品の内容がイマイチ理解できず頭にハテナを浮かべている。
思わず、気が抜けそうになる身体に力を込めてそれが何なのかを教える。
「つまり、ペストちゃんと一緒にいるってこと?」
「まぁ……それで、間違っていないわ」
説明するのも面倒になったペストは、投げ槍な返事を返す。
そして、後ろへと飛び七と距離を取るペスト。
説明は終わった。なら後は、ゲームを始めるだけだ。
それを見た七も、真剣な顔つきで構える。
「さあ、ゲームを始めましょう」
その言葉で、ゲームが始まった。
■ ■ ■
「結果は貴方が気絶して敗北。まあ、仕方ないわね。幾ら強いギフトを持っていてもそれを使いこなす技量や経験が不足しているもの。」
ゲームは、ギフトのぶつかり合いから始まった。
自分の風では突破できないと判断したペストは、その風の量を増やし七の視界を一時的に封じた。
その隙を付き、横に回り込み脇に一撃をぶつける、
咄嗟の判断で霧での防御は間に合うがダメージを防ぎきれず、そのまま吹き飛ぶ。
痛みで視界を歪まし、思考が乱れる。
いままで、全ての攻撃を霧で防いできた七は痛みに対しての耐性が全くといってない。
ペストは、横へと飛んだ七を追いかけ、追撃で地面へと叩きつける。
それに気づき、霧を操作するが乱れた思考では制御が聞かず攻撃を許してしまう。
腹部に叩き付けられる衝撃、痛みは七の意識を一瞬で飛ばすのはそう難しくなかった。
こうして、七の敗北は決まった。
あっけないが、それも仕方ない。
新興のコミュニティのリーダーだが、それでも魔王を名乗っているペスト。
箱庭に来てそう時間が立っておらず、今までのギフト頼りだった七。
それに、ペストは黒死病の8000万人の死者の霊群であり、神霊である。
彼女が言ったように、幾ら強いギフトを持っていたとしても使いこなせなければ意味がない。
ペストが負ける要素がない。
「……そっか」
ペストの言葉に落ち込む七。今までのゲームに勝利してきた七はやはり、何処か受かれていたのが自分でも分かっていた。
何度か白夜叉のところでゲームをしていたが、皆腕試しのようなもの。孫と遊ぶ老人のような感じだ。
「でも、ギフトは強いから此れから増やせばいいんじゃないかしら」
落ち込む七に、ペストは励ますようにそう言う。
余り馴れていないのか、そっぽ向くその頬は少し赤く染まっている。
「うん、ありがとペストちゃん」
励まされているのに気づいた七は礼を言うと更に赤くしちゃん付けを止めてとつぶやくペストを見て思わず笑いが漏れる。
「あー、なんですかなんですかぁこの空気。甘々で見てるこっちは羨ましくて妬ましいんですけど」
そんな声が隣から聞こえると同時に、何かが七にのし掛かる。
驚いて振り替えると、先程まで寝ていたはずの黒が七に抱きつくように寄り掛かっていた。
「えっと、おはよう。黒ちゃん、だっけ?」
「うんうん、そうだよ。でもちゃん付けじゃなくていいよ?普通に黒って呼んでよ。別に私達、知らない仲じゃないでしょ?」
そう言いながら、スリスリと頬を七の身体に擦り付けている。まるで臭いを付けているように。
「……黒。七が困っているわ、離れたらどうかしら?」
「あははっ、こんなかわいい美少女に抱きつかれて困るわけないよねー」
「訂正、嫌がってるから離しなさい」
「いーや♪」
睨み付けるペストに、ドヤ顔で七に抱きつき続ける黒。
二人の間に火花が飛んでいるような錯覚を覚える七。
七本人としては、二人の仲が悪いことに困っている。
「ねえ、七はどうなの?こんな変態、嫌よね」
「逆に嬉しいでしょ。そうよね七?」
間に飛んでいたのが此方に飛び火してきた。
二人に問われる七は、少し考える。
擦りつく黒は七にとって猫みたいだなと、少し……いやかなり春日部耀に似ているの。
まあ、そうやっている内に自分の何かが押さえきれずに暴走が始まるのだが。
まだ、まだこちらの方がかわいい方だろう。
「特に、嫌じゃないかな?」
その答えに黒はよしっ!とガッツポーズを取り更に密着し、ペストに勝ち誇った顔を向ける。
反対にペストはと言うと……
「……」
眼を細目ながら七をじっと、不機嫌と言う視線をぶつけている。
七は、あれ?変なこといったかな。と不思議そうに首をかしげている。
首を傾げている姿は可愛いが、今は腹立たしい。
「そう、嫌じゃないのね。ならいいわ」
ペストが納得してくれたと思った七はホッとするが、何を思ったのか七に近寄り、そのまま横になる。
「えっ」
ただ横になるだけではなく七の膝を枕として。
そう、膝枕である。
ペストは自分のもっとも良いポジションを探すようにモゾモゾと膝のうえで動く。
それにくすぐったように震えるが、ペストが膝の上にいるのほかに抱きついている黒がいるため動けない。
心なしか、抱きつく腕に力が籠っているような気がする。
ショタに群れるロリ二人。そんな光景を見ている痴女……ラッテンはあまり見ない自分のマスターの姿に萌えている。
膝枕されている(自分で)ペストは、自分がやった行動に顔を真っ赤にして後悔していた。
初めに、七の今の服装は白夜叉と同じような着物のような服装だ。ただ、下が数センチ短くなっているが……
少し整えれば、少女にも見えなくもないが今は関係はない。
まぁ、何が言いたいかというと短いスカートからはみ出た七の生足がペストの顔にモロに当たっているということだ。
七の足は細く、子供独特の柔らかさと肌のスベスベ感が頬を通して伝わってくる。
そして、何よりペストの鼻腔を刺激する香りは唯でさえグルグルと回る頭をグチャグチャに掻き回していく。
(や、やらなければよかった……)
そう思うが、心の中にはこれを悦んでいる自分がいることに気付き更に赤くする。
そんな七は不思議そうに首を傾げてみる。
ペストが向こうに顔を向けて横になっているため、七はペストの顔は見れないが何故か様子が可笑しいと言うことぐらいは眼に見えてわかる。
何故だろうと考え、有ることを思い出す。
前に黒ウサギの膝に寝ていたときに頭を撫でられていたことを。
よく、ベッドでレティシア等を引き込んで寝ている七だが撫でられる行為はあまりない。
撫でられることに不思議に思うが、黒ウサギの優しさ溢れる撫で方にすっかり気に入ってしまった。
七は膝枕をしているペストにもしてあげようと思い立った。
七は良かれと思った行動だったが、ペストにとっては満身創痍に更に追撃される気分だろう。
七は早速ペストの頭に手を置き、よしよしと言いながら撫で始める。
ペストの髪は手入れされているのか、触り心地がよく何時までも触っていたいようなそんな気がしてくる程だ。
余談で、このゲームが始まる前にかなり高いシャンプーやらを使っているが今は関係ない。
さて、撫でられているペストはと言うと。
最初何かが頭に乗せられたことに疑問に思うが、それが自身の頭を撫で、しかもよしよしと言われて……
其処で、自分が撫でられていることに気づくペスト。
「ーーーーーーーーっ!!?」
悲鳴を上げるが、それは声にならず七に伝わらずされるがままとなる。
グチャグチャだった思考に、核爆弾を投入された気分だ。
少しぎこちないが、撫でているその手から優しさが感じられ次第に心地よく感じられる。
緊張して強ばっていた身体は緩み、だらしなく顔も緩みきってしまう。
そんな様子を七後ろから見ていた黒は自分もやれとせがみ。
七は仕方なく空いている片方の手で撫でてあげることにした。
黒の髪はペストとは違いサラサラで指の間をするりと通るほど。
黒は、にこにこと嬉しそうに笑って猫のようにさらにすり寄る
そんな状況が、ヴェーザーが帰ってくるまで続いた。
七「なにか言いたいことは?」
いぃぃぃぃや、ちょっと忙しかった訳で書くのがかなり遅れてしまいまして
七「の、割にはなんか別の作品を書いてたよね?」
は、はてなんのことかな?
七「書いてたよね?」
は、はい…
七「お仕置き確定で♪」
へ?い、いやぁああああぎゃああああぁぁぁぁ……
七「ダメ作者の代わりに、待っていた方々更新がかなり遅れてしまってごめんなさい。次回は早めに出させるよう作者を調きょ…説得しますので」
今、調教って…
七「駄作者は黙って」
(´・ω・`)
七「次回は、えっとノーネーム。お姉ちゃんたちの話になるのかな。あと少し僕がハーメルンに行く前の回想とかも」
それが終わったらドキドキ☆グリモアハーメルンでの一週間! ~ポロリもあるよっ~ がはじま、
七「りません。」
(´・ω・`)ショボーン
七「では、次回もお楽しみに!」