問題児達は異世界から来るそうですよ?~ショタは問題児に入りますか?~    作:+無音+

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あらすじ

主人公死亡――「勝手に殺さないでください!!」

ツッコミどうも。

いやいや、投稿が遅れてしまった事を楽しみにしていた読者の皆様にお詫びいたします。七が...

「なんで僕なんですか!!?」



まあまあ、ではでは、どうぞ!



第五話

 

 

 

「七さん!七さん、起きてください!!」

 

黒ウサギは倒れている七に必死に声をかける。

地形を変えるほどの水流の竜巻をモロに受け、生きているはずはない。

だが、七の身体は傷一つついておらず、服も何処も破れておらずびしょ濡れになっているだけだった。

怪我一つついていない七だが、声をかけても揺すっても起きる気配はない。

黒ウサギの不安はどんどん膨れていき、次第に声はあげるようになってきた。

 

「....ん...?」

 

「七さん!?」

 

ようやく目を覚ました七、どうやら状況をわかっていない様子。

記憶が少し飛んでいるようだ。

七が起きたことで心に余裕ができ黒ウサギは涙をポロポロと流し、抱きつく。

 

「本当によかった...死んじゃったかと思いましたよ!」

 

「ふぇっ?」

 

急に抱きついてきた黒ウサギに戸惑いながら何が起こったかを思い出す。

確か、蛇神の竜巻に飲み込まれて....洗濯されたっけ?

服を見ると寝そべっていたときについた土や泥が綺麗に落ちていた。

驚きの白さ。今度、蛇神に洗濯をお願いしたいものだ。そう暢気に考えていた。

 

「あー、白チビ。その、済まなかった」

 

十六夜が声をかけ、気まずそうな顔をして謝ってきた。

 

「え...ううん。あそこに立ってた僕が悪いから十六夜さんが謝らなくていいよ」

 

「いや、それでも間接的に俺がやったものだ」

 

考えを変えない十六夜に七は戸惑い、あることを思いつく。

 

「......じゃあ、おんぶ」

 

「....ん?」

 

「おんぶしてくれたら許す、黒ウサギのお姉ちゃんのコミュニティに着くまでおんぶ」

 

手を前に出し、構える。

 

 

それを十六夜は苦笑いで承諾する。

ここまで連れてこられたときは脇に抱えられていた。

おんぶならあのスピードを出されても怖くはない.....はず。

軽々と七をおんぶし、歩いていく。

 

「お前、見た目より相当軽いぞ?ちゃんと食っていたのか」

 

「...一応?」

 

「お前なぁ....まあ、黒ウサギのコミュニティで腹いっぱい食わせればいいか」

 

「ほ、程ほどにね?」

 

「断る。おい!黒ウサギ、なにボケっとしてるんだ。蛇神からギフトもらったことだし、さっさと世界の果てを見に行くぞ?」

 

「へ?....もう!心配して損しましたよ七さん!!っていつの間にギフトを貰ったんですか十六夜さん!?」

 

呆けていた黒ウサギに声をかけ世界の果て、トリトニスの滝へと向かった。

慌てて追いかけるものだから派手に転び川にダイブしたのは余談だ。

 

 

なんだかんだで、十六夜が黒ウサギから自分のコミュニティの現状を聞き出し、ロマンを感じるだの魔王から仲間と埃、ではなく誇りを取り戻すなどで協力することになったそうだ。

なぜ過去形なのかは、ぶっちゃけ七は寝ていたからだ。

それもぐっすりと、十六夜の背中に涎を垂らしながら。あとあと文句を言われたことは目に見えた。

 

 

 

揺すられ眼を覚ました七は目の前に広がる光景に唖然とする。

文字通り、世界の果て。

トリトニスの滝は夕焼けの光を浴びて朱色に染まり、跳ね返る激しい水飛沫が数多の虹を創りだしていた。

白の景色知らない七だが、この光景には感動を心に感じた。

 

「どうだ、白チビ」

 

「すごい、こんなの見たこと無い」

 

素直な感想、無意識に出た言葉。下に視線を向ける。断崖絶壁、落ちてしまったらと思うと震え上がるが十六夜の肩から下を覗く。

そこには夕焼けに染まった空、何処までも続いている空が広がっていた。

 

「おぉ...」

 

「おいおい、あんまり乗り出すと落ちるぞ」

 

脅すようなことを言う十六夜の言葉にびびり素直に背中で丸まる。力限り十六夜の服を握り落ちないようにする姿に黒ウサギは思わず笑いが出た。

 

「さて、帰るとするか」

 

「そうですね、飛鳥さん達が待ってますからね」

 

ヤハハと笑う十六夜。

 

未だにしがみ付いている七。

 

そんな光景に微笑む黒ウサギ。

 

はたから見ればそれはまるで家族のように見えただろう。

七がそれを知ればどんな顔をするだろうか。

今まで一人白き牢獄で丸くなっていた七はどんな顔をするだろうか。

 

 

 




今回は短いです、いや忙しかったからです決して面倒だからじゃないですよ?ええ。

「絶対面倒だった、絶対そうだ」

はいはいそうですねぇー、よーしよし

「頭をなでるなぁ!!」

ツンデレ乙っと、さてさて次回はサウザンドアイズ支店に行きます。
白夜叉の絡みをどうするかこれを描きながら考え中。

「適当でいいんじゃないかな?(面倒事は勘弁して欲しいよ)」

ふむ、十六夜達に進められて白夜叉をおねぇちゃんと呼ぶとか....いやいや逆もありだな。

「めっちゃ面倒な展開きたよ!!?」

あ、ちなみにあとがきなどの七はかなり性格が崩壊してますので注意。

「今更言うのかな?最初に言わないと....!」

そろそろ七が騒がしくなってきたのでここまでとしますか。

「誰の所為だと....」

では、皆様。

次回をお楽しみに。

って七のギフト明かすの忘れてた。

「...おい」









※一部書き直し2015/02/21
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