問題児達は異世界から来るそうですよ?~ショタは問題児に入りますか?~    作:+無音+

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さてさて、やっとのことで投稿できた第六話。
今回は白夜叉登場。
ついに七の他に白髪キャラの登場!
どうなる七!?

「どうもしませんよ」

いやいや、もしかしたら白夜叉のキャラが濃すぎて空気になるかも....

「それは貴方の腕次第でしょ...そんな空気ばっかりになっているとまた読者の方に言われますよ」

それを言われると何も言えねぇです。

では、長々とすいません。
どうぞお楽しみくださいな。

あ、あと春日部耀が何かと大変なので注意

「何があったんだろう...」


第六話

 

「な、なんであの短時間に‘フォレス・ガロ”のリーダーと接触してしかも喧嘩を売る状況になったのですか!?」「しかもゲームの日取りは明日!?」

「それも敵のテリトリー内で戦うなんて!」「準備している時間もお金もありません!」「一体どういう心算があってのことです!」

 

「聞いているのですか三人とも!!」

 

「「「ムシャクシャしてやった。今は反省しています」」」

 

「黙らっしゃい!!!」

 

「黒ウサギのおねぇちゃん!これすっごく美味しいよ!!」

 

三人を怒っている黒ウサギに片手に持っているアイスクリームを食べながら報告する七。

口の周りにはアイス塗れで目を輝かしていた。

それを見た黒ウサギは溜息をついた後、そのクリームを拭き取りながら、

 

「七さん、もう少し綺麗に食べてください。服に付いたら大変ですヨ?」

 

軽く注意しながら口の周りのアイスを拭き取る。少し嫌がっていたが直ぐに拭き取れ我慢したことを褒めながら頭を撫でる。

少し照れながら目を細め笑顔になる七を見て、黒ウサギも嬉しくなる。

 

「親子みたい」

 

春日部耀が一言ぽつり呟く。他問題児二名もうんうん、と頷く。

 

「白髪に紅い瞳、七は兎みたいだから黒ウサギの子供でもいいんじゃないか?」

 

「それもそうね」

 

「黒ウサギ一児の母」

 

「ちょっ、何言っているんですか!?」

 

問題児三人に対して驚き怒る黒ウサギ。

貞操を二百年守っている黒ウサギにとっていきなり母親扱いは嫌だろう。

そんな光景を見ている七は少し考えた素振りを見せ、黒ウサギに近づき服を引っ張る。

そして、

 

「お母さん?」

 

と言った。黒ウサギはアルゴールの威光にでもやられたかのように固まってしまう。

そんな黒ウサギを見た問題児達は黒ウサギを囃し立てる。

 

「くくっ、ほら、お母さん。息子が呼んでるぞ...プハッ」

 

「早く返事...ふふっ、してあげなさい」

 

「嫌なら私が母親でも...」

 

「御三人様!?」

 

さり気無く爆弾発言をしている人がいるようだが、誰も気が付かなかったのか反応は無かった。

七にも母親扱いされたことに驚き、どう返事をするものか慌てる。

そんな七は自分のことを無視されたと思い、途端に涙が出そうになる。

 

「おいおい、泣いちゃってるぞ黒ウサギ」

 

「こんな子供泣かせるなんて、親として最低ね」

 

「....思わずウサ耳を着けてあげたいという衝動に駆られる可愛さ.......!」

 

黒ウサギは耳をへにょらせ諦めた目をしていた。

 

「わ、わかりました。この黒ウサギ、全力で母親を演じさせてもらい―――」

 

振り向くが七は居らず、遠くの店の方へと駆けている後ろ姿が見えた。

 

「な、七さんっ!?あんまり遠くに行っては迷子になりますヨ!!」

 

急いで七を追いかける黒ウサギ。そんな黒ウサギを見た三人はニヤニヤした表情したまま黒ウサギと共に追いかける。

 

そんなノーネームを見ていた周りの人たちはほっこりした事は言うまでもない。

 

 

 

 

○●◎●○●◎●○

 

 

 

 

七に追いついた黒ウサギ達はジンをコミュニティに帰した後、明日のギフトゲームに備え皆のギフト鑑定を『サウザンドアイズ』へお願いしに行くことになった

 

「“サウザンドアイズ”....コミュニティの名前か?」

 

「YES。特殊な“瞳”のギフトをもつ者たちの群体コミュニティで、箱庭の東西南北上層下層すべてに精通する超巨大商業コミュニティです。幸いこの近くに支店がありますし」

 

「ギフト鑑定?」

 

「ギフトの秘めた力や起源などを鑑定する事デス。自分の力の正しい形を把握していた方が、引き出せる力はより大きくなります。皆さんも自分の力の出所は気になるでしょう?」

 

同意を求める黒ウサギに七をのぞく三人は複雑な表情で返す。

七だけは不思議そうな表情を浮かべていた。

そんな七に声を掛ける黒ウサギ。

 

「どうかしましたか、七さん?」

 

「.....ギフトってなんだっけ?」

 

首をかしげてより不思議そうに問いかける。

思わずズッコケそうになる黒ウサギ。

 

「え、えーと.....最初に黒ウサギ言いましたよね?」

 

三人に顔を向けると知らぬ顔をされ、仕方なく七の問いに答えることにした。

 

「ギフトというのは様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵でございます。要するに、不思議な力っといった感じでしょうか」

 

「皆持っているの?」

 

「はい、ここにいる皆様は強力なギフトを持っておりますヨ」

 

「そうなんだ」

 

納得したのかニッコリとした笑顔をする七。そんな表情を見た黒ウサギもまた嬉しくなる。

 

「おい、春日部。大丈夫か?」

 

「大丈夫、問題ない」

 

鼻血を出している春日部を心配する十六夜。なぜ、耀は鼻血を出しているのか不思議そうにする。その上キリッとした顔で....

 

 

道中、黒ウサギを除く四人は町並みを興味深そうに眺めていた。

 

日が暮れて月と街灯ランプに照らされている並木道を、飛鳥は興味深そうに眺めて呟く。

 

「桜の木.....ではないわよね?花弁の形が違うし、真夏になっても咲き続けているはずがないもの」

 

「いや、まだ初夏になったばかりだぞ。気合の入った桜が残っていてもおかしくないだろ」

 

「......?今は秋だったと思うけど」

 

「これが桜なんだぁ」

 

ん?っと噛み合わない三人は顔を見合わせて首を傾げる中、物珍しそうに桜の木らしきモノを見る。

黒ウサギは笑って説明する。

 

「皆さんはそれぞれ違う世界から召還されているのデス。元いた時間軸以外にも歴史や文化、生態系など所々違う箇所があるはずですよ」

 

「へぇ?パラレルワールドってやつか?」

 

「近しいですね。正しくは立体交差並行世界論というものなのですけども......今からコレの説明を始めますと一日二日では説明しきれないので、またの機会ということに」

 

十六夜の疑問を黒ウサギは曖昧に濁して振り返る。どうやら着いたらしい。

商店の旗には、蒼い生地にお互いが向き合う二人の女神像が記されている。

日が暮れて看板を下げる割烹着の女性店員に、黒ウサギは滑り込みでストップを、

 

「まっ」

 

「待った無しです御客様。うちは時間外営業はやっていません」

 

......ストップをかける事も出来なかった。黒ウサギは悔しそうに店員を睨みつける。

 

「なんて商売っ気のない店なのかしら」

 

「ま、全くです!閉店時間の五分前に客を締め出すなんて!」

 

「文句があるならどうぞ他所へ。あなた方は今後一切の出入りを禁じます。出禁です」

 

「出禁!?これだけで出禁とか御客様舐めすぎでございますよ!?」

 

キャーキャーと喚く黒ウサギに、店員は冷めたような目と侮蔑を込めた声で対応する。

 

「なるほど、“箱庭の貴族”であるウサギのお客様を無下にするのは失礼ですね。中で入店許可を伺いますので、コミュニティの名前をよろしいでしょうか?」

 

「・・・・・・う」

 

一転して言葉に詰まる黒ウサギ。しかし十六夜は何の躊躇いもなく名乗る。

 

「俺たちは“ノーネーム”ってコミュニティなんだが」

 

「ほほう。ではどこの“ノーネーム”様でしょう。よかったら旗印を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」

 

その言葉で黒ウサギは黙りこんでしまう。

サウザンドアイズの商店は“ノーネーム”は入店は御断り。“名”と“旗印”がないコミュニティのリスクとはこの状況だ。

全員の視線が黒ウサギに集中する。彼女は心の底から悔しそうな顔をして、小声で呟いた。

 

「その......あの......私たちに、旗はありま」

 

「いぃぃぃやほおぉぉぉぉ!久しぶりだ黒ウサギイィィィ!」

 

その呟きは店内から爆走してくる着物風の改造服を着た真っ白い髪の少女に抱き(もしくはフライングボディーアタック)つかれ、

少女と共にクルクルクルクとと空中四回転半ひねりして街道の向こうにある浅い水路まで吹き飛んだ。

 

「きゃあああぁぁぁーーーー......!」

 

ボチャン。そして遠くなる悲鳴。

十六夜達は眼を丸くし、店員は痛そうな頭を抱えていた。

 

「・・・・・・おい店員。この店にはドッキリサービスがあるのか?なら俺も別バージョンで是非」

 

「ありません」

 

「なんなら有料でも」

 

「やりません」

 

真剣な表情の十六夜に、真剣な表情でキッパリ言い切る女性店員。二人は割とマジだった。

少し残念そうな顔して諦める十六夜。本気でやりたそうだったようだ。

 

そんな二人から黒ウサギへ視線を向けると黒ウサギの胸に頬ずりしている白い髪の幼い少女。

 

「し、白夜叉様!?どうして貴女がこんな下層に!?」

 

「そろそろ黒ウサギが来る予感がしておったからに決まっておるだろに!フフ、フホホフホホ!やっぱりウサギは触り心地が違うのう!ほれ、ここが良いかここが良いか!」

 

「し、白夜叉様!ちょ、ちょっと離れてください!」

 

白夜叉と呼ばれた少女を無理やり引き剥がし、頭を掴んで店に向かって投げつける。

くるくると縦回転した少女を、十六夜が足で受け止め、

 

「てい」

 

「ゴバァ!お、おんし、飛んできた初対面の美少女を足で受け止めるとは―――」

 

「十六夜様だぜ。以後よろしく和装ロリ。ほれ、白髪同士仲良くな」

 

ヤハハと笑いながら自己紹介し黒い笑みを浮かべ、喋っている途中の白夜叉を七の方へと蹴り投げる十六夜。

回転したまま七にぶつかる白夜叉。

 

「ぐほぉ!うぐぐ、一度ならぬ二度も美少女を足で扱うとは........ん?」

 

「あうぅ....重い」

 

今の現状を言うとするなら白夜叉が七を押し倒した状態と言っておこう。

かなり密着している中、さまざまなところが当たっているだろう。しかし、残念ながら白夜叉は胸はまな板なため当たらない。

余談はさて置き、七に対して少し不思議そうな表情を浮かべる白夜叉。

 

「ロリ×ショタ来たコレ」

 

「本当に大丈夫か?」

 

また鼻血を出す耀に心配する十六夜。

一連の流れの中で呆気に取られている唯一まともな問題児。飛鳥は、思い出したように白夜叉と呼ばれていた少女に話しかけた。

 

「貴女はこの店の人?」

 

「おお、そうだとも。この“サウザンドアイズ”の幹部様で白夜叉さまだよご令嬢。仕事の依頼ならおんしのその年齢のわりに発育がいい胸をワンタッチ生揉みで引き受けるぞ」

 

七の上からどける白夜叉。やっと退いてくれたことにホッとして起き上がり、また濡れた事にショックを受ける七。

 

「オーナー。それでは売り上げが伸びません。ボスが怒ります」

 

こんな状況でもどこまでも冷静な声で女性店員が釘を刺す。

濡れた服やミニスカートを絞りながら水路から上がってきた黒ウサギは複雑そうに呟く。

 

「うう......まさか私まで濡れる事になるなんて」

 

「因果応報......」

 

悲しげに服を絞る黒ウサギ。

反対に濡れても全く気にしない白夜叉は、店先で十六夜達を見回してニヤリと笑った。

 

「ふふん。お前達が黒ウサギの新しい同士か。異世界の人間が私の元に来たということは・・・・・・遂に黒ウサギが私のペットに」

 

「なりません!どういう起承転結があってそんなことになるんですか!」

 

ウサ耳を逆立てて黒ウサギ。何処まで本気かわからない白夜叉は笑って店へ招く。

 

「まあいい、話があるなら店内で聞こう」

 

「よろしいのですか?彼らは旗も持たない“ノーネーム”のはず。規定では」

 

「“ノーネーム”だとわかっていながら名を尋ねる、性悪店員に対する侘びだ。身元は私が保証するし、ボスに睨まれても私が責任を取る。いいから入れてやれ」

 

む、っと拗ねるような顔をする女性店員。彼女にしてみればルールを守っただけなのだから気を悪くするのは仕方がない事だろう。

女性店員に睨まれながら五人は暖簾をくぐった。

 

 

 

 




お疲れ様です。今回は耀がキャラ崩壊!

「何してんですかこのお馬鹿!」

おっと黒ウサギさんが乱入してきたようです。だが、残念。ここは七と二人の空間なのでご退場。

「気持ち悪...」

まぁ、他の人も呼びますけどね....いつか。

「そんなことより、なんで春日部さんがああなってしまったのか説明してほしい」

それは.....君の可愛さに惚れたからああすいませんそれだけは使わないでください消える、消えちゃうから!!主に今書いている小説ががががが。

「ふん!今日は許してあげるから、次はないよ」

ありがたきツンデレ乙。
まぁ、今回言うなら...ショタは絶対(キリッ

では、今日はここまで。

「こんな作者が書いた小説をご朗読ありがとうございます」

次回、『ギフトカード収得。そして....』です。

「初めてタイトル名が出たような...」

安心して欲しい。要望が無い限りタイトル名なんて書かないから。

「ああ、そう」

それにしても、ほんと綺麗に終われない....
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