やはり俺がウルトラマンジードなのはまちがっている。 作:焼き鮭
翌日の早朝、星雲荘を隠している海岸の、人気がない砂浜。ここに今はリクと八幡、雪乃、結衣の四人がいて、リクが三機のユートムに囲まれていた。
[本当によろしいのですか?]
確認してきたレムに、リクがはっきりとうなずいた。
「ああ。やってくれ」
[分かりました]
リクの言葉を合図とするように、ユートムからリクへ向けて不規則にビームが撃たれ始める。
「はッ!」
連発されるビームの間をかいくぐってかわしていくリク。しかし一発をよけ損ない、足にもらった。
「熱ッ……!」
「リク、大丈夫か!?」
顔を歪めたリクに、遠巻きに見守っていた八幡が思わず声を上げた。
「平気さ、このくらい……」
と帰しながらも歯を食いしばるリクの様子に、彼を案じた雪乃と結衣が進言する。
「やっぱりやめた方がいいんじゃないかしら、こんなこと……。今から特訓なんてしても、間に合うなんて思えないわ」
「いつまたギャラクトロンが現れるかも分からないんだし……無理して怪我なんかするより、体力を温存しといた方がいいんじゃ」
だがリクは二人の言葉に首を横に振った。
「また妨害されて変身も出来ないなんてことがあっちゃいけないんだ。無理してでも、どんな状況でもジードライザーを扱えるようにしておかなきゃ……」
「頑張るんだね」
「そりゃあみんなを守るためには、鍛えなくちゃ……」
反射的に返答したリクだが、今のひと言が八幡たちのものではないことに気づいてバッと振り返った。
「って、愛瑠さん!?」
その先に、姿が見えなくなっていた愛瑠がいつの間にか現れていた。八幡たちは面食らうが、リクはほっと胸を撫で下ろした。
「よかった、無事だったんだ……」
「……愛瑠さん、あの……」
八幡が愛瑠に呼び掛けかけたが、それより先に愛瑠がリクに問いかけた。
「リクくん、ウルトラマンジードでしょ?」
「何で知ってるの?」
再び驚くリクたちに、愛瑠がゆっくりと答える。
「あなたのこと、見てきたから。この星に来てから、戦いを終えて帰っていくまで、ずっと」
八幡たちの見守る中で、愛瑠はリクの正面まで近寄って呼び掛けた。
「大変だったでしょう。その身を挺して八幡くんの命を救ったり、何度も傷ついて苦しんだり。普通だったら、到底耐え切れないようなことばかり」
「まぁ……確かに、楽な道のりは一つもなかった。だけど、みんなを守るんだって決めたから」
「……やっぱり、リクくんは私が見込んだ通りの人だね」
リクの返事に納得した様子の愛瑠に、八幡が改めて質問した。
「愛瑠さん。あなたが宇宙人だってのは本当のことですか?」
「リクさんがジードだと知っていたのなら、何で初めからそう言わなかったんですか?」
「……リクくんが本当にギルバリスを倒せる可能性を持った人だって、この目で直接確かめたかったから」
雪乃も問いかけると、愛瑠はそのように答え、次いで述べた。
「ギルバリスにより、たくさんの命が失われた。それでも希望を捨てず、アイテムを開発した人たちがいた」
「アイテム?」
「それがリクくん、あなたの父親が持っていたギガバトルナイザー」
「ギガバトルナイザー!」
リクがギガバトルナイザーの名前に目を見張った。八幡たちも、ウルトラマンベリアルの武器だったものと聞いているが、こんなところでその名を聞くことになるとは。
愛瑠は更にペンダントから、あの石器――赤き鋼を召喚して手に持った。
「それと対になるのがこの、赤き鋼、ギガファイナライザー」
リクたちの注目が赤き鋼に集まる。
「やっぱり、それが赤き鋼だったんだ……」
「以前に、そいつを探しに宇宙人が何度も沖縄に来てたはずですが」
八幡がレイデュエスの件を持ち出すと、愛瑠が首肯しつつ返した。
「私がこれを彼らから隠してたの。もっとも、悪しき心根だったあの人たちでは、結局ギガファイナライザーを扱うことは出来なかったけれど」
「どういうことですか?」
「これは、正しい精神エネルギーを増幅させ、その人の持つ本来の力を最大限に引き出す、無敵のアイテムなの。しかし、使用できるのは、選ばれた者のみ。リクくんなら、きっと……!」
愛瑠がリクに赤き鋼を差し出しかけるが、ここで首をひねっていた結衣が、ポンと手を叩いて大声を発した。
「あー! 分かった!」
「どうしたの、結衣さん?」
皆の視線が結衣に集まると、結衣が赤き鋼を指差しながら言う。
「それ、どっかで見たことあるなーってずっと思ってたんだけど、もしかしてあれじゃない? レイデュエスを倒した時にジードんが変身した姿、あれが使ってた武器!」
そう指摘されて、八幡たちはジードの謎の最終形態が使用していた――ゼロに曰く、未来の時間から飛んできた赤い棍のような武器を思い出しながら、赤き鋼と比べた。
「確かに形は似てるが……」
「由比ヶ浜さんの言う通り。私もあの時は驚いた。未来からギガファイナライザーがやってきて、リクくんに力を与えたなんて」
「ほらやっぱり!」
唯一赤き鋼の真の形を知る愛瑠が太鼓判を押したので、結衣の推測が正しいことが証明される。
「それはつまり、未来ではギガファイナライザーが覚醒してるということ。それを成し遂げるのは……」
「ここまで来たら、ジードん以外にいないよね。なーんだ、それならギルバリスなんてもう倒したも同然だし。やっつけられるアイテムが手に入るって決まってるんだから!」
楽観視する結衣を雪乃がたしなめた。
「落ち着いて、結衣さん。まだそうと確定した訳ではないわ。赤き鋼がリクさんに反応することを確認しないことには」
「リク、やってみてくれ」
促した八幡に首肯し、リクがおもむろに赤き鋼に手の平をかざした。
「僕は、地球を守りたいんだ……! 僕に、力を貸してくれ!」
真剣な思いを込めて、赤き鋼に意識を集中させるリク。
――だが、待てど暮らせど、赤き鋼には何の変化も起こらなかった。
「そんな……!?」
これには愛瑠までも驚愕する。
「何で……どうして……!」
「どういうことだ……? あの時は間違いなく扱えたのに!」
「お、おかしいよね!? 何かの間違いだよっ!」
「分からないわ……こればかりは……」
流石の雪乃も何故なのかと戸惑う。リクはふと違和感に気づき、ハッと顔を上げた。
「愛瑠さん……」
つい先ほどまで目の前にいた愛瑠が、またもや忽然と姿を消していた。
× × ×
愛瑠と会った後、八幡たちは砂浜に食事の席を用意して、皆で朝食を取っていた。
「何だって? 朝倉さんでも赤き鋼は反応しなかったのか?」
その席で八幡が皆に説明した、先ほどの出来事を葉山が簡潔に復唱した。それから戸部が八幡を箸で指しながら指摘する。
「そりゃおかしーべ! そのギガなんちゃらって、ジードが前に使ってた奴っしょ? それが今は使えないって、理屈に合わねーって」
「箸を人に向けんな。そう言われたって、実際そうだったんだからしょうがないだろ」
「ふぅむ……あの時と今とで、何か違うものでもあるのだろうか」
腕を組む平塚だが、皆が頭を悩ませても、それが何か明確な答えは出てこなかった。
代わりにいろはが、響たち765プロ一同にやや目尻を吊り上げながら振り向いた。
「っていうか、そこの皆さんは愛瑠さんが宇宙人だって最初から知ってたってことですよね。何で初めから言ってくれなかったんですか。そしたら話は早かったのに」
「ごめんね。アイルさんから口止めされてたから……」
「それに、アイル姉ちゃんが赤き鋼を持ってたなんてことは知らなかったんだよぉ」
響と亜美が謝りながらも弁解する。一方でゼナが陽乃相手に語る。
『赤き鋼はギガバトルナイザーと同じ種族が開発したものだったか。バトルナイザーは、レイブラッドからベリアルの手に渡ったもの。レイブラッドの子であるレイデュエスが、赤き鋼のことを知っていたのもうなずける話だ』
ゼナが謎を解いていると、ジャグラーが大きく肩をすくめた。
「色々あるが、赤き鋼を誰も使えないんじゃ、結局のところはないのと同じだ。頼みの綱のジードも駄目とは、俺の見込み違いだったってことか?」
「何だって!?」
リクがいきり立って声を荒げたのに、三浦や海老名が驚いて思わず距離を取った。
「ちょっと、リク……!」
「リク、落ち着いて……」
ペガとライハがリクをなだめようとするも、ジャグラーはますますリクを煽る。
「宇宙警備隊からも認められたと聞いたんで、ちょっとは期待してたんだがな。こんなことになるとは、もっと違うウルトラマンに声を掛けとくべきだったか?」
「この、言わせておけば……! 地球は絶対に僕が守ってみせるッ!」
「リク! 私たちがここで仲違いしても仕方ないでしょ!」
「ジャグラーもよしなさい! どうしてあなたはいつも、挑発的な物言いばかり……」
ライハが語調を強め、千早もジャグラーを咎めようとした、その時、
どこかから、綺麗で落ち着いたハーモニカの音色が流れてきた。
「何? このメロディ。ハーモニカ?」
「これって、確か前に……」
その旋律を聞いたことがない三浦たちは怪訝な顔をしたが、一度耳にしている八幡らはピクリと顔を上げた。更に強く、真っ先に反応したのは千早たち765プロ組だ。
「肩に力が入り過ぎてるぜ。もっと冷静になりな、ジード」
ハーモニカを吹きながら、六人の乙女とともにこの場にやってきたのは――八幡たちが見覚えのある、風来坊。雪歩たちはわっとその男の元に駆け寄っていった。
「プロデューサー、到着してたんですね!」
「兄ちゃーん! 待ってたよー!」
「そちらの首尾は如何でしたか、あなた様」
「みんな、待たせたな。情報屋はちゃんと見つけたぞ」
陰鬱な雰囲気から一転、きゃっきゃっと楽しげにはしゃぐアイドルたちに囲まれる男のことを、結衣が葉山たちに紹介する。
「みんな、あの人は紅ガイさん。765プロのプロデューサーさんだよ!」
「相変わらず仲よさそうだなー。羨ましい限り……」
「先輩、ああいうのがお好みなんですかぁ? 不埒ですね……」
「い、いや、そういう訳じゃねぇぞ? 普通の男が持つだろう意見を……って、何でこんな弁解してんだ」
いろはにジロッとにらまれた八幡が、慌てふためいた自分にため息を吐いた。一方のガイの方にはゼナと陽乃が挨拶する。
『紅ガイ、ウルトラマンオーブ。来てくれたのか』
「ありがとうございます。私もAIBです。どうぞお見知りおきを」
「どうもご丁寧に……」
陽乃相手に帽子を脱いだガイの肩が、後ろから掴まれる。
咄嗟にその手を払ったガイが、手の主のジャグラーと一瞬にらみ合った。
「遅かったな、ガイ。遅刻がちなのはプロデューサーとして感心できないなぁ」
「そう言うお前こそ、どういう風の吹き回しだ」
「俺も宇宙の平和を守ってるんだ。なんてね」
「よく言うぜ……」
浅からぬ因縁を垣間見させるガイとジャグラーの様子に、海老名が関心深そうな目となった。
この二人の間に真と伊織が割り込んで、ジャグラーを強くにらみつける。
「ジャグラー! あんまりプロデューサーにちょっかい掛けるな!」
「相っ変わらずよねあんた! 平和を守るとか、あんたが軽々しく口にするんじゃないわよ!」
「お前らの方こそ相変わらずだろう。まぁそんなことより、情報屋とか言ったな。ギルバリスについて何か掴んだのか」
「まぁな。今から話すところだった」
ガイが適当なところで腰を落ち着かせ、リクたちに向かって情報屋から得たという内容を語り始めた。
曰く、何万年も時間をさかのぼるはるか大昔に、宇宙に他のどの種族よりも高い知能と科学技術を持った人間が住むクシアという惑星があった。クシア人は同時に非暴力的な性格で、宇宙に争いが絶えぬことを憂い、自分たちの技術力を結集して、宇宙中に永遠の平和を築き上げるための人工頭脳テラハーキスを完成させた。
しかしテラハーキスは永久平和実現のための演算の末に、知的生命体は存在自体が平和の障害という結論に至ってしまい、ギルバリスと自らの名を改めてクシア人に反乱を起こした。途轍もない武力を際限なく生み出すギルバリスによって危機に瀕したクシアの科学者は、ギルバリスを倒せる武器である赤き鋼を作り出し、一人娘にそれを託して滅亡するクシアから脱出させた。惑星を乗っ取ったギルバリスは、その行方をずっと追っていたのだ。
赤き鋼を持って地球に逃げ込んだ娘が、クシア人最後の生き残りなのだという。
「それが愛瑠さん……」
ガイから説明を聞いたリクが、ぽつりとつぶやいた。
一方で、三浦と海老名が不安げに顔を見合わせる。
「そんな昔から暴れ続けてて、誰も倒せてないなんてとんでもない奴だったなんてね……」
「やっぱり、赤き鋼がないとどうしようもないのかな……?」
不安に駆られる海老名のひと言に、リクが刺激されたかのように声を荒げた。
「大丈夫だ! 僕が絶対、地球を守ってみせる!!」
自らに言い聞かせるように宣言したリクが、速足でこの場から離れていく。
「ちょっと、リク!」
「どこ行くの……!」
その背中をペガとライハが追いかけようとしたが――ガイが腕を伸ばしてさえぎった。
「ちょいと、俺にあいつと話をさせてくれ」
× × ×
皆の元から離れたリクは一人で憮然と腰を落としていた。その心には、愛瑠の期待を背負いながら、赤き鋼に選ばれなかったことの焦りといら立ちが渦巻いていた。先ほどの態度はその裏返しだ。
「よッ」
その場にガイがひょっこりと顔を出してきて、リクの向かい側に腰掛ける。
「765プロに入るまでは、随分長い間、一人で旅をしていた」
「ガイさん……」
そう切り出して、ガイは話を始める。
「誰かと深く関わること。その誰かを失うこと。俺は恐れていた時もある。まッ、そんなの俺の思い込みだったんだけどな」
自らに対して苦笑を浮かべ、リクに真摯に説いた。
「ウルトラマンだって完璧じゃない。一人じゃ出来ないこともある。そんな時に道を示してくれるのは……お前なら分かってるだろう?」
ガイの言葉には、経験に裏打ちされた重みがあった。思わず聞き入ったリクに、ガイは破顔してこう誘った。
「この近くにいい風呂屋があるそうだ。どうだ、ひとっ風呂浴びてサッパリしてくるか」
「いえ。今は、そんなことをしてる場合じゃないので……」
「風呂上がりのラムネは格別だぞ?」
「ありがとうございます。でも、僕なら心配いりません。絶対に、みんなのことを守ってみせます」
そう言い切るリクの顔をじっと観察したガイは、何も思ったかはリクからは分からないが、やがて視線を外した。
「そうか……。んじゃ、風呂はまた今度な」
「はい……!」
二人のやり取りをながめ、そっと様子を見に来た八幡たちが微笑を浮かべた。
と、その時に、ペガが不意に空を見上げて指差した。
「あれ、何だろ!?」
突然の事態の急変が起こり、全員が空に顔を上げて驚愕した。リクとガイも異常に気づき、声を失う。
まだ正午にもなっていないのに空が不気味に赤く染まり、更に格子状に奇怪な数列がビッシリと並んでいる。自然ではありえない光景。
「何事だ!?」
「あの惑星は……!」
混乱する八幡たちの一方で、ガイたち765プロ一同は事態を理解してサッと青ざめた。
「サイバー惑星クシア……!」
そう発したのは、いつの間にかこの場に現れた愛瑠であった。
「愛瑠さん……!」
愛瑠がペンダントを握ると、現代日本の服装から、沖縄の民族衣装――その基となったクシア人の装束に変化した。
「ギルバリスが、とうとう地球に……!」
律子が絞り出すようにつぶやく。
サイバー惑星クシアが地球の目前にまで迫り、更にデジタル化して地球を覆い始めたのだ。
世界中の人々が、サイバー惑星クシアに覆い尽くされていく空を見上げ、一体何が起こっているのかと不安に駆られる。そんな地球の人間全てに対して、クシアを操る人工頭脳ギルバリスが言葉を放った。
[私はギルバリス。宇宙に永遠の平和を築くことを使命とする者]
名乗りに続けて、地球の全生命へと一方的に宣言する。
[この星の知的生命体とその文明、生態系を、害悪と判断しました。よってリセットを行います]
地球上の全人類が衝撃を受け、どういうことなのかと狼狽する。
そして沖縄には、ギャラクトロンMK2が再度出現。街を踏み潰しながら、こちらのいる方向に向かって進み出す。
「ギャラクトロンMK2!」
「今度は本気ね……!」
雪乃が叫び、千早がくっとうめいた。
この事態にウルトラ戦士は黙ってなどいない。ガイがリクに呼びかける。
「リク、行くぞ」
「はい!」
ガイの後に続いて、ジードライザーで変身をしようとするリクの側に、八幡が並んだ。
「リク、俺も行かせてくれ」
「八幡!」
「どう見ても今までになくやばい事態だからな。ジーッとしてなんか、いられねぇんだよ」
リクは一瞬逡巡したが、決心がついたか八幡の申し出を受け入れる。
「分かった。僕に力を貸してくれ」
「おう!」
後ろの方で海老名が鼻息を荒くしているのを、三浦にたしなめられていた。
「ハッチー、あたしたちも……」
結衣と雪乃も協力しようとしたが、八幡にさえぎられた。
「あれはただの使いっ走りだろ。敵はまだまだ大勢控えてるはずだ。それに……」
そこから先は声を潜めて、リクに視線を向けながら二人にのみ告げる。
「何か嫌な予感がする。もしもの時のために、お前たちは備えといてくれ」
「……分かったわ」
八幡の真剣な様子に、雪乃たちは後ろに引いた。
ギャラクトロンはどんどんと接近しつつある。その前に、リクとガイはともにウルトラ戦士への変身を行う!
「行くぞ!」
リクの身体からまばゆい光が発せられ、八幡を覆う。
その光の中で、八幡がウルトラマンカプセルを起動した。
「ユーゴーッ!」『シェアッ!』
スイッチを入れるとウルトラマンのビジョンが八幡の横に現れて腕を振り上げ、八幡はカプセルを装填ナックルに収める。
続いてホルダーからベリアルカプセルを取り出す。
「アイゴーッ!」『フエアッ!』
ベリアルカプセルからも同様にウルトラマンベリアルのビジョンが現れ、二つのカプセルをナックルに装填した。
「ヒアウィーゴーッ!!」
カプセルを装填したところでジードライザーをスキャンし、二つを順々にスキャン。
[フュージョンライズ!]
「おおおおお……!」
二重螺旋が点灯したライザーを、八幡が胸の前に掲げ、
「はッ!」
ライザーのトリガーを握り、フュージョンライズ!
「ジィィィ―――――――ドッ!」
八幡の身体が初期変身を介して、ウルトラマンジードのものへとなっていく!
[ウルトラマン! ウルトラマンベリアル!]
[ウルトラマンジード! プリミティブ!!]
「シュアッ!」
[ウルトラマンオーブ! スペシウムゼペリオン!!]
八幡とリクの力が合わさって変身したウルトラマンジードと、ウルトラマンオーブが同時に飛び出していき、ギャラクトロンの前に堂々と着地した。
『「決めるぜ! 覚悟!!」』
『俺たちはオーブ! 闇を照らして、悪を撃つ!!』
ジードとオーブ、二大戦士が地球の全生命を消し去ろうとする恐怖の人工頭脳の遣いへと立ち向かっていく!