Fate/stay another world 作:レッサーパンダ
ペリノア王は{選定者}に負けて絶命する前に走馬灯であろうか、アーサー王と出会った時のことを思い出していた。
ペリノア王はアーサー王と戦い敗れた、しかし、アーサー王に負けたペリノア王の心は今まで生きた中で一番と言っていいほど晴れやかであった。
自身を打ち負かした武に驚嘆し、その気高き心に自然とペリノア王は平服した。
「私の理想の実現に力を貸してはくれまいか? 老練なる王よ」
アーサー王はそう言うと、ペリノア王は一回り、いや二回り以上も自身より若い王の下に就くことを了承した。
ペリノア王はアーサー王が打診せずとも自ら下に就こうと考えていた、人並み外れた、いや人並みを超越した力と心を持つアーサー王の理想とやらの実現をその目で見たくなったのだ。
その後ペリノア王はアーサー王のもとで多大な戦果を上げる、ペリノア王にとって唯一の楽しみはアーサー王が描く理想を見届けることあった、がそれももう出来はしない。
(奴は何者なのだ?)
ペリノア王は心の中で疑問を投げかけた。自身が正面から戦い敗れるなどアーサー王以来のことである、そしてアーサー王と戦った時はその強さを十分に肌で感じた。
しかし{選定者}、いや……と名乗ったあの男は決して強いとペリノア王は感じなかった、それなのに自分が負けて殺されることにペリノア王は疑問を抱かずにはいられなかった。
それにあの男は気になる言葉を最後に残した。
「さようならペリノア王、何も悔やむことは無い。何故なら全ては{決まっている}ことなのだから」
あの男は危険であるとペリノア王は感じた、が余計な心配であると思い直した。アーサー王と円卓の騎士たちが負けるところなど想像出来はしない、あの男が不思議な力を有していようとアーサー王は自身の理想をきっと実現するであろう。
悔やむべきはそれを自身の目で見届けることが出来ないことだな、そう思いながらペリノア王の意識はこの世から離れて行った。二度と目覚めることの無い、深い、深い闇へと。
ペリノア王が事切れてからしばらく後にモーガンがペリノア王の死体の場所に現れた。
モーガンはペリノア王が死んでいることを確認すると、
「アルトリアに協力などするからだ」
そう言って憎きアーサー王の協力者が死んだことにモーガンは顔を歪めて愉悦(ゆえつ)した。
~~~~~此処から先は文字数が規定数に達しなかったための水増しですので読む必要は全くありません。
次回の更新では千文字以上書きますのでご勘弁を。