東方緑妖想   作:和菓子屋蜜柑

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HAPPY HALLOWEEN!
もう、今日くらいはネタに走ってもいいよねっ!?



狼と南瓜 ☆

今日はお使い(食料調達)の日

 

 

「アリスさん。すいません・・・いますか?」

 

 

「どうしたの・・・って、服ぼろぼろじゃない」

 

 

「途中でルーミアに襲われてしまって・・・・」

 

 

「いいわよ、そこに座りなさい。いつもご苦労様。あ、そうだ。これでも食べてちょっと待ってなさい」

 

 

妖夢はお使いに出た際に、ルーミアに遭遇した

ちょうど荷物を背負っているときにルーミアと遭遇してしまい、持ち物を庇った際にグレイズしまくり、服がぼろぼろになった

このまま急いで帰ってもいいのだが、流石に下着まできっちり見えてしまっているほどの服で彼に会えない。

流石に恥ずかしすぎる

 

 

「はい、服脱いで?あと寒いと思うから、これですこし待ってて」

 

 

「うう、ありがとうございます」

 

 

そこで、魔法の森にちょうどさしかかり、アリスの家に行き、服を直してもらってから、帰ろうと思ったのだ

アリスが出してくれた紅茶とクッキーという焼き菓子を食べつつ、貸してくれた毛布を使い、身体を隠す

 

 

「あちゃー。すごいグレイズしたのね。前側ぼろぼろじゃない」

 

 

「うう、不覚です」

 

 

最近、お使いに出るときは、爽歩さんの背に乗って行くのが習慣だった

だが、今日は幽々子が爽歩を供に付け、紫の所に遊びに行ってしまったのだ

 

 

「うーん。これは直すのが難しそうね。これなら一着新しいのを作った方が早いわ。明後日新しいのを仕上げておいてあげるから、今日は別の服を着て帰りなさい」

 

 

「すいません・・・ありがとうございます・・・」

 

 

「いいのよ。妖夢の体型だと・・・・あ、これなんていいわね」

 

 

アリスが手に持った物は、黒のゴスロリ

 

 

「みょん!?無理です!」

 

 

「んーそれなら・・・これはどう?」

 

 

次に出したものはミニスカートにブレザー

 

 

「うどんげさんが着てるやつですか?あ、でも私には大きすぎます・・・」

 

 

主にどこが大きく作られているなんか言わない。

言ったら寂しくなる

 

 

「そうね。それに似てるやつ。うーん。あ、それなら、こんなのどうかしら」

 

 

最後にアリスが取り出したもの

 

 

「それくらいなら・・・・マントも付いてるし」

 

 

「はい。これ付属品」

 

 

「付属品?」

 

 

「一応・・・ね?あ、そうそう。ちょうど日もいいわね。trick or treatと爽歩に会ったら言ってみなさい?」

 

 

「とりっく・おあ・とりーと?」

 

 

「魔法の言葉よ。今日はハロウィンなの。ちょうど仮装もしてるしいいでしょ。間違っても幽々子には言っちゃだめよ?」

 

 

「よくわからないけど、わかりました」

 

アリスの家を出て、白玉楼に帰ると、ちょうど爽歩と幽々子が空から降りてくるところだった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僕は珍しく幽々様と紫さんの所に行った。今日は妖夢を供に連れるのではなく、僕の気分だったらしい

紫さんは情報通だ。いろんなことを教えてくれる。たまに間違った事をわざと教えたりもする。多分、おもしろがってやってるんだろうなぁって思う。

紫さんはいつもの扇子を口元で広げ、妖艶な方だ。話は妖夢の話になると、紫さんは僕の方を見た

「似たもの同士というか、この子は鈍感そうねぇ。自分の気持ちに」

それを笑って幽々子様は

「そうよねぇ。報われるといいんだけど、この子、結構鈍感だから」

って、笑っていた。僕が鈍感?

「そういう所が鈍感なのよ。狼さん?」

紫さんはそういうと、お茶を飲んで笑った

 

帰ってくると、妖夢が魔女の格好をしていた

南瓜色の服に、黒いマント

・・・あれ?これって昔、慧音先生が言っていた外の世界のハロウィーンっていうやつかな?

 

 

「あら、妖夢。良い格好してるわね」

 

 

「よ、妖夢?」

 

 

「あ、幽々子様、お帰りなさい。今、お茶お入れるので待っていてください。あ、爽歩さん。とりっく・おあ・とりーと」

 

 

妖夢が言っている「とりっく・おあ・とりーと」は多分trick or treatの事なんだろう

紫さんが言ってた・・・。えっと、確か、お菓子くれないとイタズラするぞ?だったけな。

ちょうど、今手持ちには何もない

お土産は幽々様が我慢できなくて、その場で食べちゃったし。

 

 

「妖夢-。ちょっとこっちにきなさい?」

 

 

「は、はい」

 

 

僕がどうしようか迷っていると、幽々様が妖夢を呼んだ。何かこそこそ話をしている

 

 

「みょん!?」

 

 

「だからーーーーーーーーなのよ?」

 

 

「ええええええええええ!?」

 

 

「言っちゃったからには、きちんと行動なさい?」

 

 

「ほ、本当にしないといけないんですか?」

 

 

「ええ。ほら、私の従者でしょ?」

 

 

「うう、わかりました」

 

 

妖夢が戻ってくると、顔が赤い

 

 

「とりっく・おあ・とりーと」

 

 

やっぱり、ハロウィンか

 

 

「ごめん、妖夢。今、手持ちにお菓子ないんだ」

 

 

「えっと、それじゃ失礼します」

 

 

ゆっくりとした動作で僕の右手を取る。そのまま服をまくり上げると、そのまま妖夢の顔が近づいた

そして、腕に一瞬柔らかいものが当たった

 

 

「!?」

 

 

「それじゃ、私急いで晩ご飯作ってきます!」

 

 

頭に乗った黒い三角の魔女帽子とマントが揺れる

顔を更に真っ赤にさせ、妖夢は慌てて台所走っていった

 

 

「ふふふ。妖夢どこであんな事覚えてきたのかしら~?多分、月兎さんのとこだと思うけど。可愛いわねぇ。ね?爽歩?」

 

 

 




「妖夢-。ちょっとこっちにきなさい?」
「は、はい」
「お菓子くれないと接吻するって意味なのよ?」
「みょん!?」
「だからお菓子くれないと接吻すると言う意味なのよ?ほら、言っちゃったからには行動なさい?」


腕へのキスの意味は是非とも調べてください
妖夢は魔女コスして、顔真っ赤にしているのを想像したら書きたくなってしまったんだ!
反省はしている。後悔はしていない。

支援絵頂ました!てぃらむーすさんありがとうございます!

【挿絵表示】

「狼と月兎」の場面です
ホント、妖夢可愛いです
妖夢可愛いよ、妖夢!


追伸
次の更新が少し遅れるかもしれません。
11月に入るとリアルが忙しくなるので・・・orz
気長に更新をお待ちください
あと、評価に文字数制限を入れさせていただきました
評価を入れる際は申し訳ありませんが、コメントを頂きたいです
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