「あなた・・本気なの?」
「うん」
もう、揺らぎはしない
みんな死んでしまうよりかは、生きていて欲しい
それが、主人の命に背いてしまうことでも
「・・・そう、それなら何も言わないわ。それじゃ、急ぎましょうか」
咲夜さんは立ち上がってメイド服を軽くはたいた
僕も立ち上がろうとする
その瞬間
『ドクンッ』
心臓が大きく跳ねた。いや、正確には、心臓というよりも魂?それも、僕のじゃない
それも一瞬の事で、僕はすぐに立ち上がる
「咲夜さん、本当にありがとう。それじゃ、橙を呼びにいこう
「わかったわ」
橙がいる所まで行き、約束通りの咲夜と橙の弾幕勝負が始まる
彼女は隙のない弾幕と、どこかに隠し持っているナイフを使い、橙を追い詰めた
そして、決定打は彼女のスペルカード『幻符「殺人ドール」』
いつ、ばらまいたのかもわからない巨大なナイフが橙に向かって殺到する
最初こそ橙は避けていたが、その巨大なナイフを避けきれず、ついに落ちる
「ううー。負けちゃった」
「あなたも強かったわよ?」
「また、勝負してくれる?」
「もちろん」
「わぁ!ありがとう!それじゃ、弾幕ごっこもしたし、道、教えるね」
咲夜さんは動物や小さい者には優しいのかもしれない・・・
橙に付いていくと、マヨヒガをまっすぐに抜けれた
「この道を辿ると白玉楼だよ。・・・そーほさん。気をつけてね」
「橙、ありがとう」
「橙、この異変が解決できたら、紅魔館へいらっしゃい。お菓子程度なら振る舞わさせていただきますわ」
「本当!?行く行く!」
橙と咲夜さんとの約束もされ、橙に見送られながら、僕と咲夜さんは飛んだ
その途中でアリスさんに会った
「あら、爽歩、こんな寒い中、また、お使い?」
「・・・はい、最後のお使いってところですかね・・・」
「爽歩、あなた、もしかして妖夢の代わりにその女を・・・?」
「ちょっと待ちなさい。多分、私はあなたが思っている関係じゃないわ。あと、私の名前は十六夜咲夜。その女って呼ばないで頂戴。お嬢様から頂いた名前があるので」
「それならいいけど。申し遅れたわ。私の名前はアリス・マーガトロイド。アリスって呼んで頂戴?ってあなた達、春を集めているの?」
「春?」
「そう。春。爽歩はあの亡霊姫のために集めてるわけじゃないのね?その鈴に自然に集まってるみたいだけど、まぁ、そんなには入らないみたいだけど。」
「それで、あなたは私たちの邪魔をするの?」
咲夜さんが言う。
それに対して、アリスさんは、
「都会派は紅白を待ってるのよ。久しぶりに会いたいから、覚えてるといいんだけど」
紅白?あ、霊夢か
「へぇ。あなた、霊夢と知り合いだったの?」
「ええ。あっちは覚えてないかもしれないけど、私は覚えてるもの。久しぶりの友人に会いたいじゃない?」
「それじゃ、アリスさん。僕は白玉楼に行きます」
「そう、それじゃ、爽歩。またね。咲夜。あなたから洋菓子の香りがするわ。今度、伺ってもいいかしら?」
「お客様ならね。魔法使いなら、パチュリー様がお喜びになるわ」
こうして、僕はアリスさんと別れた。
「あの子って、人形遣いなのよね?」
「はい。魔力を糸にして、その糸で人形を操るんです。あと、裁縫とかもすごいですね」
「それは、いいことを聞いたわ。アリスが紅魔館に来た時に、お嬢様たちの服作ってくれないかしら・・・」
「・・・アリスさんに交渉ですね」
「ねぇ、ところで爽歩、なんかうるさくない?」
「そうですね。うるさいというよりか、これは・・・音楽?」
音を辿るとそこには騒霊がいた
「何?そこの騒霊。今から花見でもしようというの?」
「そうよ。宴会の演奏に呼ばれてるの」
咲夜さんが問い、その問いに対し白に近い桃色の騒霊が答えた
「宴会?呼ばれたって・・・」
「そこの先の大きな屋敷の主人だよ」
今度は黒い騒霊が答える
「幽々様・・・」
「お花見の前夜祭だよ!」
赤の騒霊が喋る
「それじゃ、僕たちは急ぐから」
僕はそのまま咲夜さんと共に白玉楼に向かおうとした。すると、
「楽しみの前には、弾幕ごっこで遊びましょ?」
と、騒霊たちは弾幕を撃ってきた
「もう。爽歩、相手するわよ」
「咲夜さん。僕が今度は行きます」
誘導弾と通常弾の間を通り、弾幕を回避。
こっちも軽く弾幕を張り、陽動をかける
レーザーが飛んできたりして、大変だが、意外とそうでもなかった
通常弾が円を描くように飛んできて、更に僕を狙った弾が飛んでくる
それを、跳躍しながら、左右に避ける
騒霊は、三人いるという数の理を生かし、三角に回りながら、数多い弾幕を形成した
(流石に、あの持っている楽器が傷付けるのはまずいよね・・・。
「電符『雷脚』」
約15秒。脚に電気を纏わせ、更に脳内にある筋肉のリミッターを無理矢理外す。15秒はこれで動いても筋肉が千切れたりはしない
このスペルはただの身体能力強化。それも、名前の通り脚専用
「いくよ」
僕は地を思いきり蹴り、その場から消える
騒霊たちは僕が消えたことも気がついていない
「まず、一人」
後ろに回り込み、鞘を鈴音の鞘の方で、首筋に向かって振り下ろす
白に近い桃色の騒霊が地に落ちる
何が起ったのか気がついていない間に身体をひねり、近くにいた黒色を蹴り飛ばす
手加減はしたので、少ししたら動けるようになるだろう
「ごめんね、急いでるんだ」
「ーーーえ」
最後の赤色の子に向かって、黄色の弾幕を当て、地に落とし、僕は咲夜さんのところに戻った
「お見事」
「もうすぐ、白玉楼です。急ぎましょう」
「わかったわ」
雷脚の持続時間が終了し、 通常に戻ったのを確認し、僕と咲夜さんは再び空を駆けた
リリーは・・・書いてたんですけど、ボツになりましたorz
次回12月になります
まだ、次をかいていないので、いつになるかわからないです
次回はようやく妖夢が出てくるので、時間がかかるかもしれないです。構想はできてるんですけど、まだ、細かいとこまで決めれていなく、次回からかなり盛り上げて行く予定なので、もう少々お待ちを
【挿絵表示】
今回もてぃらむーすさんから支援絵頂きました!
猫耳妖夢ktkr!
毎回、本当にありがとうございます!本当に毎回感謝しきれないほどです
報告
ついに、緑妖想のお気に入りが100件突破しました
皆様に支えられて、和菓子屋蜜柑はここにいます。これからも、よろしくお願いします!
それでは、次回までゆっくりしていってください
支援絵、和菓子屋のヘタクソなイメージ絵などの絵が載っている所に、タイトルの最後に☆をつけてみました